夏至2025年はいつ?日の出・日の入り時刻と南中高度、昼夜の長さ!

2021年3月23日行事・カレンダー

夏至 2025年

二十四節気の10番目で、太陽黄経90度に達する日を意味する「夏至」

季節の大きな節目とされる「二至二分」の1つで、冬至とは真逆の季節に当たります。

 

夏至は1年で最も昼の時間が長いといわれるため、2025年はいつなのか気になりますよね。

また、当日の日の出・日の入り時刻を元に、実際に昼夜の長さ(時間差)を算出してみました。

 

太陽が昇る高さを表す南中高度や、日照時間についてもチェックしておきましょう!

そこで今回は、夏至2025年はいつ?日の出・日の入り時刻と南中高度、昼夜の長さ!というテーマでご紹介しますね。

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夏至2025年はいつ?

2025年 6月 カレンダー 夏至

2025年(令和7年)の夏至は6月21日(土)となっています。

国立天文台(NAOJ)発表の暦要項によると、太陽黄経90度に達する時刻は午前11時42分です。

 

日付は太陽の周りを公転する地球の位置や速度、閏年(1日多い)の影響を受けるため、毎年固定ではありません。

ただ、夏至は2020年から35年連続で6月21日となっており、2056年には6月20日になると予想されています。(※正式決定は2月発表の暦要項にて翌年分まで)

夏至の期間はいつからいつまで?

夏至は1年間を24等分の季節に分けた二十四節気の1つなので、もともと期間を表しています。

2025年の夏至は6月21日(土)~7月6日(日)の16日間です。

 

太陽黄経が115度に達する次の節気「小暑」が7月7日(月)なので、その前日までとなります。

夏至を含む2025年の二至二分はいつ?

夏至は二十四節気の中でも季節の大きな節目とされる「二至二分(にし・にぶん)」の1つです。

真逆の季節に当たる冬至を含め、2025年はそれぞれいつなのか確認しておきましょう!

二十四節気 太陽黄経 日付 時間
春分(04) 0度 3月20日 18時01分
夏至(10) 90度 6月21日 11時42分
秋分(16) 180度 9月23日 3時19分
冬至(22) 270度 12月22日 0時03分

※二十四節気( )内の数字は立春を1とした順番です


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夏至2025年の日の出・日の入り時刻と南中高度!

日の出の写真

次に、2025年の夏至の日の日の出・日の入り時刻南中高度をご紹介します。

南中高度とは、太陽が真南に来て最も高く昇った時の地平線との間の角度です。(※仮に0度なら太陽が地平線上にあり、90度なら頭上まで昇ることになる)

 

全国各地の詳細は以下の通りとなっています。

地域 日の出 日の入り 南中時刻 南中高度
札幌 3:55 19:18 11:36 70.4度
仙台 4:13 19:03 11:38 75.2度
新潟 4:22 19:10 11:46 75.5度
東京 4:25 19:00 11:43 77.8度
小笠原 4:37 18:29 11:33 86.4度
名古屋 4:38 19:10 11:54 78.3度
大阪 4:45 19:14 12:00 78.8度
広島 4:58 19:26 12:12 79.1度
高知 4:56 19:19 12:08 79.9度
福岡 5:09 19:32 12:20 79.9度
鹿児島 5:13 19:26 12:20 81.8度
那覇 5:38 19:25 12:31 87.2度

一般的に、日の出・日の入り時刻は、経度が西に1度ズレるごとに4分遅くなるといわれています。

ただし、夏至の日は緯度が大きく影響するため、最も東に位置する小笠原より札幌の方が日の出時刻も3:55と早くなっていますね。

 

しかも、日の出が最も早いにもかかわらず、日の入りは19:18で、最も西にあり緯度も低い那覇の19:25と大差がありませんよね。

これは、地球の自転軸が公転面に対する垂線から約23.4度傾いているためですが、夏至の頃になると緯度が高いほど昼の時間が長くなる傾向にあることを示しています。

 

当然、冬至の頃になると緯度が高いほど夜が長くなるという逆の現象が起こることになります。

東京は日の出が4:25、日の入りが19:00となっており、全国的に見ると平均レベルといえそうです。

チェック!

夏至より約1週間前に日の出は最も早くなり、約1週間後に日の入りは最も遅くなります。

冬至の場合、約2週間後に日の出が最も遅くなり、約2週間前に日の入りが最も早くなります。

 

日の出・日の入り時刻のバランスが噛み合い、最も昼が長くなるのが夏至、最も夜が長くなるのが冬至です。

夏至 南中高度 イラスト

また、夏至の日は緯度の低い小笠原や那覇は南中高度が85度以上となっており、「ほぼ頭上まで太陽が昇る」という印象ですね!

高緯度の札幌でも70.4度もありますので、太陽が高いアーチを描くこともわかりますね。

チェック!

太陽が最も高く昇る夏至と、最も低い位置までしか昇らない冬至は、南中高度の求め方も簡単です。

日本を含む北半球の場合、それぞれの計算式は以下の通りです。

  • 夏至=90-(その場所の緯度)+23.4(度)
  • 冬至=90-(その場所の緯度)-23.4(度)

※23.4度=地球の「自転軸」「公転面に対する垂線」の傾き具合のことで、地球の赤道と黄道がなす角度という意味で黄道傾斜角と呼ばれています。

夏至2025年の昼夜の長さ!

夏至 昼と夜 イラスト

前述した全国各地の日の出・日の日り時刻から、2025年の夏至の日の昼夜の長さがどれくらいかチェックしてみましょう!

昼の定義は、太陽が地平線(水平線)より上に出ていることで、夜は日没から翌朝太陽が昇るまでの時間です。

地域 昼の長さ 夜の長さ  昼夜の時間差
※全て昼が長い
札幌 15時間23分 8時間37分  6時間46分
仙台 14時間50分 9時間10分  5時間40分
新潟 14時間48分 9時間12分  5時間36分
東京 14時間35分 9時間25分  5時間10分
小笠原 13時間52分 10時間08分  3時間44分
名古屋 14時間32分 9時間28分  5時間04分
大阪 14時間29分 9時間31分  4時間58分
広島 14時間28分 9時間32分  4時間56分
高知 14時間23分 9時間37分  4時間46分
福岡 14時間23分 9時間37分  4時間46分
鹿児島 14時間13分 9時間47分  4時間26分
那覇 13時間47分 10時間13分  3時間34分

夏至の日の昼夜の時間差を見ると、緯度の高い札幌では6時間46分も昼の長さが夜の長さを上回っています。

一方、緯度の低い小笠原は3時間44分、那覇でも3時間34分の差となっており、札幌に比べると昼夜の時間差は大きくありません。

 

日本だけでも緯度の差で昼夜の長さが変わってきますので、夏至の日の北極圏や南極圏ではもっと大きな差が生じています。

東京の場合は、全国平均に近い5時間10分ほど昼が長くなっているのもわかりますね!


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夏至の日の日照時間が最も長いとは限らない!

夏の太陽 写真

夏至の日は1年で昼の長さが最も長いといわれているため、「日照時間が最も長い」と思いがちですよね。

しかし、これは完全なる間違いで、多くのWEBサイトに堂々と誤りが記載されています。

 

日照時間とは、直射日光が地面を照射した時間のことですが、気象庁では「直達日射量が0.12kW/㎡以上」に限ると定義しています。

この単位がわかりにくいですが、日光により人や物の影が見られる程度であれば「日照」に含まれます。

 

ただ、夏至の頃は日本は梅雨時ですし、梅雨前線の分厚い雲に覆われたり、大雨などで薄暗い昼の時間を過ごすことも多いですよね。

つまり、一定の明るさが無ければ日照と認められないため、夏至の日の日照時間が最も長いとは限りません。

 

わかりやすい例を挙げると…2020年7月は梅雨前線の停滞が著しく、「令和2年7月豪雨」と名付けられています。

東京都も例外ではなく、観測以来月間ワーストの日照時間(47.7時間)を記録しています。

 

夏至に限ったことではありませんが、「昼の長さ=日照時間」ではありませんので、ご注意くださいね!


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夏至2025年はいつ?日の出・日の入り時刻と南中高度、昼夜の長さ!のまとめ

2025年の夏至は6月21日(土)で、太陽黄経90度に達する時刻は午前11時42分です。

日の出・日の入り時刻をもとに昼夜の長さ(時間差)を調べてみると興味深い結果となりました。

 

緯度による影響により、北極圏では白夜、南極圏では極夜という現象も起こります。

日本では南中高度も1年で最も高くなるため、お昼くらいに太陽の高さもチェックしてみるとよいでしょう!

 

また、日照時間については天候にもよりますが、夏至より冬至の方が長くなることもありますので勘違いの無いようご注意くださいね。