冬至2023年の日の出・日の入り時刻と昼と夜の長さ!南中高度は?

2020年9月25日行事・カレンダー

冬至 2023年 日の出 日の入り時刻 昼と夜の長さ 南中高度

二十四節気の1つで、1年のなかで最も昼の時間が短いといわれる冬至

四季の大きな節目「ニ至二分」の1つなので、その定義を確認しておきたいですね。

 

また、2023年の冬至の日の出・日の入り時刻から昼と夜の長さを算出してみました。

太陽の昇る高さを表す南中高度も調べてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

太陽が昼間の空に描く軌跡(アーチ)にも注目して見ていきましょう!

そこで今回は、冬至2023年の日の出・日の入り時刻と昼と夜の長さ!南中高度は?というテーマでご紹介しますね。

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冬至の定義とは?2023年はいつ?

冬至の定義とは?

冬至とは、1年を24等分の季節に分けた二十四節気における22番目の節気(中気)です。(※1番目は立春)

旧暦最後となった天保暦以降、天文学に基づく定気法により「太陽黄経270度」に達する瞬間、またはその瞬間を含む日と定義されてます。

 

季節の大きな節目となる「二至二分(にしにぶん)」の太陽黄経は以下の通りです。

ニ至二分 太陽黄経
春分 0度
夏至 90度
秋分 180度
冬至 270度

1年で地球は太陽の周りを公転していますが…

冬至は夏至と黄経差180度となっており、真逆の位置関係にあることがわかります。

 

また、二十四節気は1年を24等分の季節に分けた暦なので、それぞれ次の節気までの期間を表しています。

冬至の次の節気は1月上旬の「小寒」なので、その前日までの約15日間です。

冬至 2023年 いつ

2023年(令和5年)の冬至は12月22日(金)となっています。

日本の国立天文台(NAOJ)が発表している、太陽黄経270度に達する時刻は12時27分です。

 

また、2024年(令和6年)の「小寒」は1月6日(土)なので…

冬至の期間は12月22日(金)~1月5日(金)の15日間となります。

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冬至の日の出・日の入り時刻は?

冬至 日の出 日の入り 時刻
次に、日本の国立天文台が発表している、2023年の冬至の日の日の出・日の入り時刻を見ていきましょう!

全国各地の詳細は以下にまとめています。

地域 日の出 日の入り
札幌 7:03 16:03
青森 6:58 16:13
仙台 6:50 16:20
新潟 6:56 16:28
東京 6:47 16:32
小笠原 6:16 16:43
名古屋 6:57 16:44
大阪 7:01 16:51
広島  7:13  17:05
高知 7:06 17:02
福岡 7:19 17:14
鹿児島 7:13 17:19
那覇 7:13 17:43

上記グラフを見ると、冬至の日の日の出時刻が最も早いのが小笠原の6:16、最も遅いのが福岡の7:19となっています。

逆に、日の入り時刻が最も早いのが札幌の16:03、最も遅いのが那覇の17:43です。

 

日の出・日の入り時刻は地域の経度や緯度の影響を受けますが…

以下のイラストの通り、地球の公転軸に対して自転軸(地軸)が23.4度傾いていることが大きく関与しています。

冬至 地軸の傾き

また、冬は北半球が太陽と逆の方向へ傾くため…

冬至の日は日の出時刻が遅く、日の入り時刻は早い傾向にあります。

冬至の時の太陽の傾き

東京の場合、日の出が6:47日の入りが16:32となっています。

東日本に位置していますが、全国平均に比べると大きな時差はありません。

 

ひとくちメモ!
日の出が最も遅いのは「冬至から約半月後の1月上旬」、日の入が最も早いのは「冬至より約半月前の12月上旬」です。両者のバランスにより、昼の時間が最も短く、夜の時間が最も長いのが冬至です。

冬至の昼と夜の長さは?

冬至 昼と夜の長さ

上記日の出・日の入りグラフを参考に、冬至の日の昼と夜の長さ(時間)を算出してみました。

それぞれの定義は「昼=太陽が昇っている時間帯」「夜=太陽が沈んでいる時間帯」となります。

 

地域ごとの昼夜の時間差もまとめていますので、各地の詳細を見ていきましょう!

地域 昼の長さ 夜の長さ 昼夜の時間差
(すべて夜が長い)
札幌 9時間00分 15時間00分 6時間00分
青森 9時間15分 14時間45分 5時間30分
仙台 9時間30分 14時間30分 5時間00分
新潟 9時間32分 14時間28分 4時間56分
東京 9時間45分 14時間15分 4時間30分
小笠原 10時間27分 13時間33分 3時間06分
名古屋 9時間47分 14時間13分 4時間26分
大阪 9時間50分 14時間10分 4時間20分
広島 9時間52分 14時間08分 4時間16分
高知 9時間56分 14時間04分 4時間08分
福岡 9時間56分 14時間04分 4時間08分
鹿児島 10時間06分 13時間54分 3時間48分
那覇 10時間30分 13時間30分 3時間00分

冬至の日に昼の長さが最も短く、夜の長さが最も長いのが北海道の札幌です。

昼夜の時間差は夜の方が6時間00分も長くなっています。

 

一方、昼の長さが最も長く、夜の長さが最も短いのが沖縄の那覇です。

昼夜の時間差は夜の方が3時間00分長くなっていますが、ちょうど札幌の半分の時間ですね。

 

冬は高緯度の地域ほど昼の時間が短く、北緯66度33分以北の北極圏では冬至前後に1日中太陽が昇らない「極夜(きょくや)」という現象も起こります。

東京の場合、昼が9時間45分夜が14時間15分で、昼夜の時間差は夜の方が4時間30分長くなっています。

ちょうど札幌(6時間00分)と那覇(3時間00分)の時間差の平均値となっていますね!


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冬至の太陽の南中高度は?

冬至 太陽 南中高度

次に、冬至の日の太陽の高さを表す南中高度もチェックしておきましょう!

全国各地の詳細は以下の通りです。

地域 南中時刻 南中高度
札幌 11:33 23.5度
青森 11:35 25.8度
仙台 11:35 28.3度
新潟 11:42 28.7度
東京  11:39 30.9度
小笠原 11:30 39.5度
名古屋 11:51 31.4度
大阪 11:56 31.9度
広島 12:08 32.2度
高知 12:04 33.0度
福岡 12:17 33.0度
鹿児島  12:16 35.0度
那覇 12:28 40.4度

冬至の日の南中高度が最も高いのは那覇の40.4度、最も低いのは札幌の23.5度です。

南中時刻は地域によっても異なりますが、高緯度になればなるほど太陽が高く昇らない傾向があります。

 

東京の場合、南中時刻が午前11時39分、南中高度が30.9度となっています。

冬至 太陽 南中高度

太陽の南中高度とは?
太陽が真南に来て、最も高く昇った時の地平線との間の角度。仮に0度なら地平線上に太陽があり、90度なら頭上まで太陽が昇ることになる。(※最大値=90度)

 

冬至の日は1年の内で太陽が最も南側から昇り、低いアーチを描いた後、最も南側に沈んで行きます。

東京の南中高度を例に挙げると、夏至の日は77.8度冬至の日は30.9度なので、46.9度も差が生じます。

冬至の日の出・日の入りの方角は?

冬至 日の出 日の入り 方位

国立天文台発表のデータによると…

冬至の日の東京の日の出の方位角は118.6 °なので、「東南東と南東の間」の方角から太陽が昇ります。

日の入りの方位角は241.4°なので、「南西と西南西の間」の方角へ太陽が沈んで行きます。

 

太陽が真東から真西に沈む「春分・秋分」に比べると、太陽が昇っている時間も短いですね。

さらに、夏至は日の出の方位角が60.0°(北東と東北東の間)、日の入りの方位角が300.0°(西北西と北西の間)なので、冬至の太陽が描くアーチも随分小さいことがわかりますね!

 

全国的なデータを見ても方位角は最大6°ほどしか変わりませんので、東京の日の出と日の入りの方角と大差はありません。

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冬至2023年の日の出・日の入り時刻と昼と夜の長さ!南中高度は?のまとめ

2023年の冬至は12月22日(金)で、太陽黄経270度に達する時刻は12時27分です。

春分・夏至・秋分と合わせて「ニ至二分」という季節の大きな節目の日に当たります。

 

全国的に日の出は6時~7時台と遅く、日の入りは16時~17時台と早い傾向があり、札幌では昼より夜の長さが6時間も長くなっています。

また、冬至の太陽の南中高度は最大の那覇で40.4度しかありませんので、太陽が1年で最も低いアーチを描くことがわかります。

 

特に日の出・日の入りの時間帯は写真撮影にも適していますので、SNS映えする写真をアップするのもおすすめですよ!