「寒の入り」と「寒の明け」とは?2023年はいつ?俳句の季語にも!

2021年10月9日行事・カレンダー

寒の入り 寒の明け とは 2023年 いつ

「寒の入り(かんのいり)」「寒の明け(かんのあけ)」という言葉をご存じでしょうか?

冬場にテレビで耳にする機会も多いですが、はっきりとした意味は意外と知られていないようです。

 

2023年の「寒の入り」と「寒の明け」がいつなのかを確認すると、どちらも覚えやすいですよ。

冬から春に詠まれる俳句の季語などにも使われていますし、寒中見舞いとの関係も確認しておきましょう!

 

そこで今回は、「寒の入り」と「寒の明け」とは?2023年はいつ?俳句の季語にも!というテーマで詳しくご紹介しますね。

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寒の入りと寒の明けとは?

寒の入り 寒の明け とは

早速、「寒の入り」「寒の明け」とは、どんな意味を持つのか見ていきましょう!

そもそも「寒(かん)」というのは、二十四節気の「小寒」「大寒」の2つの期間を合わせたものです。

 

この2つの節気を合わせた約30日間は、その名の通り1年で最も寒さが厳しいとされる時期に当たります。

そのため「寒」「寒中(かんちゅう)」「寒の内(かんのうち)」などと呼ばれています。

寒の入り 寒の明け 意味

つまり・・・

「寒の入り」とは、二十四節気の23番目に当たる「小寒」の初日

「寒の明け」とは、24番目の「大寒」を通り越し、1番目に戻る「立春」の初日を意味します。

 

例年の日付の目安は、以下のグラフにまとめています。

呼び名 二十四節気 日付の目安 期間
寒の入り 小寒(23) 1月05日頃 約30日間
大寒(24) 1月20日頃
寒の明け 立春(01) 2月04日頃

※二十四節気は天体の動きにより変化しますので、毎年同じ日付とは限りません。

テレビのニュースなどでは「小寒」「大寒」「立春」は一日限定で呼ばれることもありますよね。

しかし、中国で誕生した二十四節気は、旧暦時代に1年間を24等分の季節に分けたものです。

 

1つの節気(または中気)は約15日間ですが、メディアなどでは初日のみを取り上げることも多くなっています。

また、寒の入りである小寒は「寒さが本格化する始め頃」、大寒は「1年で究極に寒くなる頃」と微妙にニュアンスも異なります。

 

節分(2月3日頃)の翌日に迎える寒の明け(立春)になると、暦の上では春を迎えたことになります。

寒中見舞いとの関係は?

寒の入り 寒の明け 寒中見舞い

「寒中見舞い」とは、1年でもっと寒さが厳しい「寒」の時期に、相手の健康を気遣う意味で送るお見舞い状のことです。

ただし、正月の「松の内」の間は年賀状を送る習慣がありますよね。

 

そのため、寒中見舞いは「寒の入り(小寒)」からではなく、正月の松の内(1月7日まで)の翌日から相手に届けるように送ります。

【寒中見舞いの時期】

1月8日~2月3日(節分)

喪中で年賀状のやり取りができなかった場合も、寒中見舞いで新年のご挨拶をすることも多いですね。

尚、「寒の明け(立春)」以降になると「余寒見舞い」の時期に入りますので、挨拶文の内容も少し変わってきます。

※実際には夏場に送る「暑中見舞い」と「残暑見舞い」と同じ程度の違いです

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2023年の寒の入りと寒の明けはいつ?

寒の入り 寒の明け 2023年 いつ

前述した通り、二十四節気のそれぞれの日付は毎年固定ではありません。

2023年(令和5年)の「寒の入り」と「寒の明け」はいつなのか、確認しておきましょう。

2023年 二十四節気 日付
寒の入り 小寒 1月06日(金)
大寒 1月20日(金)
寒の明け 立春 2月04日(土)

例年のグラフと比べてみると、寒の入り(小寒)が1日遅く1月06日(金)となっています。

大寒と寒の明け(立春)については、昨年と同じ日付です。

 

特に「寒」の時期の約30日間は風邪やインフルエンザが流行しやすくなっています。

2023年も新型コロナの心配もありますので、ご自身の体調管理もしっかり行いましょう!

寒の入りと寒の明けは俳句の季語!

寒の入り 寒の明け 俳句 季語

「寒の入り」と「寒の明け」はそれぞれ俳句の季語にも使われています。

それぞれが二十四節気の1つなので、昔から季節を表す言葉として適していたようです。

 

また、立春を境に「いつの季語」なのか、という点も異なってきます。

ここでは「寒の入り」「寒の明け」を季語として使った俳句をご紹介しますね!

「寒の入り」を使った俳句!

早速、「寒の入り」を季語として使った俳句をご紹介します。

【俳句】

  • 月花の愚に針立てん寒の入り/松尾芭蕉
  • 浅草や鳩も雀も寒の入り/窪田桂堂
  • 高々と微塵の鳥や寒の入り/石田波郷
  • 雪山に水ほとばしる寒の入り/飯田蛇笏
  • 調律のひびく音色や寒の入り 井島郷雲
  • よく光る高嶺の星や寒の入り/村上鬼城
  • 深閑と大き山家や寒の入り/田中冬二

どの句も、これから寒くなることを表現したものになっています。

「寒の入り」は「寒の内」などを含め「冬(晩冬)の季語」として使われています。

 

俳句では「寒の入り」以外にも、「寒入」「寒入り」「寒に入る」「小寒の入」を使うことも多いです。

興味のある方は風情を感じるような一句を詠んでみてくださいね!

「寒の明け」を使った俳句!

次に「寒の明け」を季語に使った俳句をご紹介します。

【俳句】

  • 浄瑠璃の名の山寺も寒の明け/角川春樹
  • ふるさとの菓子噛み割りし寒の明け/横光利一
  • 船かずを水脈でかぞへて寒の明け 鷹羽狩行
  • 水といふものを身近かに寒の明け/村松ひろし
  • 霜にこげし松の黄ばみや寒の明け/室生犀星
  • 昼酒のから口にして寒の明け 星野麥丘人
  • 霜にこげし松の黄ばみや寒の明け/室生犀星

俳句では「寒明」「寒明け」を使うことが多くなっています。

立春を迎えていることもあり、季節は「春(初春)」の季語となります。

 

その他、「寒明ける」「寒明くる」「寒過ぎる」「寒終る」などの表現も使われることが多いです。

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寒の時期には寒稽古や寒中水泳が行われる!

寒の時期 寒稽古 寒中水泳

「寒」の時期の風物詩といえば「寒稽古」「寒中水泳」などが有名ですよね。

テレビのニュースなどでもよく見かけますが、あまりの寒さに「大丈夫なの?」と思ってしまいます。

 

寒稽古といえば、主に武道の修行や鍛錬を目的とした行事で、精神的な我慢強さを養うことが最大の目的のようです。

体力アップを図るともいわれていますが、最も寒い「寒」の時期に行うべきといった科学的根拠はないといわれています。

 

また、寒中水泳は寒稽古の一種とされていて、褌(ふんどし)姿の男性や水着姿の女性が海で泳ぐ姿を見かけますね。

日本では関東地方を中心に行われることが多いですが、神事の1つとして日本各地で開催されている所もあります。

 

寒稽古や寒泳は冬の季語とされており、俳句でも詠まれています。

終わった後のぜんざいやお汁粉、豚汁などは体が温まって美味しそうですが、あまり参加したくない行事ですね!

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「寒の入り」と「寒の明け」とは?2023年はいつ?俳句の季語にも!のまとめ

寒の入りとは、二十四節気の23番目「小寒」の初日で、1年で最も寒い時期に入る日を意味します。

寒の明けとは、次の「大寒」を通り越して、暦の上では春を迎える「立春」の初日と重なります。

 

2023年は寒の入りが1月6日(金)、寒の明けが2月4日(土)となっています。

立春になるとに二十四節気がスタート地点に戻ったことになり、寒中見舞いの時期も終了ですね!