「寒の入り」と「寒の明け」とは?2022年はいつ?俳句の季語にも!

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寒の入り 寒の明け とは 2022年

「寒の入り(かんのいり)」「寒の明け(かんのあけ)」という言葉をご存じでしょうか?

正月を迎えてしばらくすると、テレビのニュースなどでも耳にする機会も増えますよね。

 

2022年の「寒の入り」と「寒の明け」がいつなのかを確認すると、どちらも覚えやすいですよ。

冬から春に詠まれる俳句の季語などにも使われていますし、寒中見舞いとの関係も確認しておきましょう!

 

そこで今回は、「寒の入り」と「寒の明け」とは?2022年はいつ?俳句の季語にも!というテーマで詳しくご紹介しますね。

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寒の入りと寒の明けとは?

寒の入り 寒の明け とは

では早速、「寒の入り」「寒の明け」とはいつ頃のことを表すのか見て行きましょう!

「寒(かん)」というのは、二十四節気の「小寒」「大寒」の2つの期間を合わせたものです。

 

この2つの節気を合わせた約30日間は、その名の通り1年で最も寒さが厳しいとされる時期に当たります。

そのため「寒」「寒中(かんちゅう)」「寒の内(かんのうち)」などと呼ばれています。

寒の入り 寒の明け とは

例年の「寒の入り」と「寒の明け」の日付は以下の通りとなります。

  二十四節気(初日) 日付の目安  
寒の入り 小寒 1月05日頃 約30日間
大寒 1月20日頃
寒の明け 立春 2月04日頃

※二十四節気の日付は天文学によって変化しますので、毎年同じ日付とは限りません

テレビのニュースなどでは「小寒」「大寒」「立春」は一日限定で呼ばれることもありますよね。

しかし、それぞれ期間としての意味がありますので、節気の初日として重要な役割を持つ日となります。

 

覚えやすくするためには、それぞれの節気を1日限定で捉え・・・

  • 「寒の入り」とは最も寒さの厳しい「寒」の時期に入る「小寒」の日
  • 「寒の明け」とは「寒」の時期が明けて春めいてくる「立春」の日

とした方がしっくりくるかもしれませんね!

 

また、中国で誕生した二十四節気は、旧暦時代に1年間を24等分の季節に分けたもので、1つの節気(または中気)が約15日間になります。

当初は11月、12月、1月を冬としていましたので、「寒」の時期の最終日が「春の節分」となっています。

 

二十四節気の1番目は「立春」で、「八十八夜」や「二百十日」などの起算日(1日目)としても有名ですね。

旧暦を使っていた古い時代では、寒の明けになるとようやく季節が1周して春を迎えると考えられていました。

寒中見舞いとの関係は?

寒の入り 寒の明け 寒中見舞い

「寒中見舞い」とは、1年でもっと寒さが厳しい「寒」の時期に、相手の健康を気遣う意味で送るお見舞い状のことです。

ただし、正月の「松の内」の間は年賀状を送る習慣がありますよね。

 

そのため、寒中見舞いは「寒の入り(小寒)」からではなく、正月の松の内(1月7日)の翌日から相手に届けるように送ります。

【寒中見舞いの時期】

1月8日~2月3日(節分)

 

喪中で年賀状のやり取りができなかった場合も、寒中見舞いで新年のご挨拶をすることも多いですね。

尚、「寒の明け(春分)」以降になると「余寒見舞い」の時期に入りますので、挨拶文の内容も少し変わってきます。

※実際には夏場に送る「暑中見舞い」と「残暑見舞い」と同じ程度の違いです

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2022年の寒の入りと寒の明けはいつ?

2022年 寒の入り 寒の明け いつ

前述した通り、二十四節気のそれぞれの日付は毎年固定ではありません。

2022年の「寒の入り」と「寒の明け」がいつなのか、確認しておきましょう。

2022年 二十四節気(初日) 日付
寒の入り 小寒 1月05日
大寒 1月20日
寒の明け 春分 2月04日

例年のグラフと比べてみても、すべて同じ日付となっていますね。

2021年は節分が124年ぶりに2月2日でしたので、「寒の明け(春分)」も2月3日と稀な年でしたね。

 

いずれにしても「寒」の時期の約30日間は風邪やインフルエンザが流行しやすくなっています。

寒中見舞いを出すことはもちろん、ご自身の体調管理もしっかり行いましょう!

寒の入りと寒の明けは俳句の季語!

寒の入り 寒の明け 俳句 季語

「寒の入り」と「寒の明け」はそれぞれ俳句の季語にも使われています。

それぞれが二十四節気の1つとなりますので、昔から季節を表す言葉として適していたようです。

 

また、立春を境に「いつの季語」なのか、という点も異なってきます。

ここでは「寒の入り」「寒の明け」を季語として使った俳句をご紹介しますね!

「寒の入り」を使った俳句!

早速、「寒の入り」を季語として使った俳句をご紹介します。

【俳句】

  • 月花の愚に針立てん寒の入り/松尾芭蕉
  • 浅草や鳩も雀も寒の入り/窪田桂堂
  • 高々と微塵の鳥や寒の入り/石田波郷
  • 雪山に水ほとばしる寒の入り/飯田蛇笏
  • 調律のひびく音色や寒の入り 井島郷雲
  • よく光る高嶺の星や寒の入り/村上鬼城
  • 深閑と大き山家や寒の入り/田中冬二

 

どの句も、これから寒くなることを表現したものになっています。

「寒の入り」は「寒の内」などを含め「冬(晩冬)の季語」として使われています。

 

俳句では「寒の入り」以外にも、「寒入」「寒入り」「寒に入る」「小寒の入」を使うことも多いです。

興味のある方は風情を感じるような一句を詠んでみてくださいね!

「寒の明け」を使った俳句!

次に「寒の明け」を季語に使った俳句をご紹介します。

【俳句】

  • 浄瑠璃の名の山寺も寒の明け/角川春樹
  • ふるさとの菓子噛み割りし寒の明け/横光利一
  • 船かずを水脈でかぞへて寒の明け 鷹羽狩行
  • 水といふものを身近かに寒の明け/村松ひろし
  • 霜にこげし松の黄ばみや寒の明け/室生犀星
  • 昼酒のから口にして寒の明け 星野麥丘人
  • 霜にこげし松の黄ばみや寒の明け/室生犀星

 

俳句では「寒明」「寒明け」を使うことが多くなっています。

春分を迎えていることもあり、季節は「春(初春)」の季語となります。

 

その他、「寒明ける」「寒明くる」「寒過ぎる」「寒終る」などの表現も使われることが多いです。

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寒の時期には寒稽古や寒中水泳が行われる!

寒の時期 寒稽古 寒中水泳

「寒」の時期の風物詩といえば「寒稽古」「寒中水泳」などが有名ですよね。

テレビのニュースなどでもよく見かけますが、あまりの寒さに「大丈夫なの?」と思ってしまいます。

 

寒稽古といえば、主に武道の修行や鍛錬を目的とした行事で、精神的な我慢強さを養うことが最大の目的のようです。

体力アップを図るともいわれていますが、最も寒い「寒」の時期に行うべきといった科学的根拠はないとされています。

 

また、寒中水泳は寒稽古の一種とされていて、褌(ふんどし)姿の男性や水着姿の女性が海で泳ぐ姿を見かけますね。

日本では関東地方を中心に行われることが多いですが、神事の1つとして日本各地で開催されている所もあります。

 

寒稽古や寒泳は冬の季語とされており、俳句でも詠まれています。

終わった後のぜんざいやお汁粉、豚汁などは体が温まって美味しそうですが、あまり参加したくない行事ですね!

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「寒の入り」と「寒の明け」とは?2022年はいつ?俳句の季語にも!のまとめ

寒の入りとは二十四節気の22番目「小寒」の日で、例年は1月5日頃になります。

寒の明けとは同じく23番目の「大寒」を通り越して、2月4日頃の「立春」の日を表しています。

 

2022年は例年通りの日付となりますので、ぜひこの機会に覚えてしまいましょう!

立春になるとに二十四節気がスタート地点に戻ったことになり、次第に春めいてくる頃でもあります。

 

地域によっては余寒が厳しい所をもありますが、暦の上では春を迎えたことになります。

「寒の入り」「寒の明け」はともに俳句の季語にも使われていますので、風流な一句を作って詠んでみるのもよいでしょう!