立夏とは?2022年はいつ?読み方や意味、期間、旬の食べ物も!

立夏とは、例年5月上旬に巡ってくる二十四節気の1つです。
年ごとに日付が変動するため、2022年はいつなのか気になりますよね。
立夏の読み方や意味をはじめ、天文学的な時間(瞬間)や期間についてもまとめてみました。
旬を迎える美味しい食べ物もご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
そこで今回は、立夏とは?2022年はいつ?読み方や意味、期間、旬の食べ物も!というテーマで詳しくご紹介します。
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立夏とは?
立夏とは旧暦時代に作られた、1年を24等分の季節に分けた二十四節気の1つです。
現在の新暦(太陽暦=グレゴリオ暦)とはどうしても時差が生じるため、いつ頃なのかピンと来ない人も多いと思います。
順を追って説明していますので、早速詳細について見ていきましょう!
立夏の読み方と意味は?
まず立夏の読み方は音読みで「りっか」です。
四季の移り変わりを表す重要な節気とされる、以下の「四立(しりゅう)」の1つに当たります。
- 立春(りっしゅん)
- 立夏(りっか)
- 立秋(りっしゅう)
- 立冬(りっとう)
意味は文字通り「夏が立ち始める頃」とされ、春が終わりを告げ、夏の気配が漂い始める頃を表しています。
二十四節気では、立夏は立春から数えて7番目に巡ってきます。
例年5月5日頃となっており、若葉が眩しい「端午の節句」あたりです。
この日を境に晩春から初夏に移りますが、あまり夏というイメージはありませんよね。
よく「暦の上では」と耳にしますが、「旧暦に基づけば」という言い回しなので、季節感にズレが生じるのも無理はありませんね。
また、天文学的視点では立夏は太陽黄経45℃になる瞬間を意味するため、正確な時間もわかりますよ!
立夏の期間は?


※二十四節気の移り変わり
立夏は二十四節気の1つなので「次の節気の前日まで」という期間としての意味もあります。
立春から数えて8番目の「小満(しょうまん)」は5月21頃です。
つまり、立夏の期間は5月5日頃~5月20日頃の約15日間となります。
太陽黄経が15度移動する度に次の節気に移るため、「24×15度=360度」で地球が太陽の周りを1周することになります。
ちなみに「立夏」と「小満」を合わせた約30日間を、暦の上では「初夏」といいます。
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立夏はいつの季語?
川柳とは異なり、俳句を詠む時には季語を入れる必要がありますよね。
立夏はもちろん夏の季語で、ニュアンス的には「夏の気配を感じる」「夏の兆しが見えてきた」という意味で使われています。
まだ夏のはじめの初夏を表すため「夏真っ盛り」というイメージではありません。
また、立夏の子季語として「夏めく」「夏立つ」「夏に入る」「夏来たる」「夏きざす」「夏は来ぬ」などもよく使用されます。
立夏と同時期に使える他の季語として「緑立つ」「新緑」「新茶」「古茶(去年のお茶に限定)」などがあります。
風薫る5月といえば新緑の季節とも呼ばれていますので、グリーン系の爽やかなイメージですね。
2022年の立夏はいつ?


※2022年5月カレンダー
2022年(令和4年)の立夏は5月5日(木)となっています。
上記カレンダーを見るとわかりますが、ゴールデンウィーク最終日の祝日「こどもの日」と重なります。
また、期間としては5月5日(木)~5月20日(金)ですね!
自然とたわむれるには最高の季節に入っていきますが、紫外線量も増えますので注意が必要です。
農家の吉日・八十八夜(2022年は5月2日)も過ぎていますので、立夏を過ぎると農家にとってはいよいよ忙しくなる時期でもありますね。
立夏の正確な時間は?
前述した通り、天文学的視点では立夏は太陽黄経45度になる瞬間を意味します。
国立天文台(NAOJ)の天文計算により、以下の詳細な時間まで発表されています。
【立夏の正確な時間】
- 5月5日 21時26分
連休最終日の夜9時過ぎとなりますが、これは日本独自の日本標準時や中央標準時によるものです。
世界で統一された地球の自転に関する時系列「世界時(協定世界時)」においては、これより9時間前とされています。
つまり、世界的に見れば2022年の立夏は5月5日午後12時26分になります。
ただし、季節の節目の節気「四立(しりゅう)」を扱う国はほとんどありませんので、あくまで形式状のお話です。
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立夏の頃の旬の食べ物!
最後に、立夏の頃に美味しくなる「旬の食べ物」をご紹介します。
立夏といえば、その前日は1年に4回巡って来る「節分」に当たります。
現在は2月上旬のみを節分と呼ぶようになりましたが、5月も季節の変わり目ということで体調を崩しやすい時期です。
魚介類・野菜・果物など旬の食べ物は栄養も豊富ですし、健康維持効果も高いのでオススメですよ。
特にゴールデンウィーク明けは忙しくなりますので、積極的に食べて元気に過ごしましょう!
旬の魚介類
- 初鰹
- アジ
- サワラ
- ニシン
- メバル
- マイワシ
- キス
- マアナゴ
- アイナメ
- ホッケ
- シタヒラメ
- ハナ鯛
- 紋甲イカ
- アオリイカ
- ホタルイカ
- ヒイカ
- シロ海老
- ウチワ海老
- 花咲ガニ
- 蝦蛄(シャコ)
- サザエ
- ホタテ貝
- ホヤ
- シジミ
- トリ貝
魚介類でオススメしたいのが、赤身がサッパリしていて美味しい初鰹です。
3月頃から黒潮に乗って日本近海を北上し、5月頃まで水揚げされています。
魚以外にもイカ類や貝類も立夏の頃に旬を迎えるものが多く、ビタミン、ミネラルも豊富です。
蝦蛄(シャコ)もグルタミン酸、アスパラギン酸、必須アミノ酸のリジンなど健康維持にも優れていますね。
旬の野菜(山菜を含む)
- 筍(タケノコ)
- ワラビ
- ゼンマイ
- フキ
- タラの芽
- 山ウド
- 行者ニンニク
- 春キャベツ
- 青梗菜(チンゲンサイ)
- 豆苗(トウミョウ)
- 三つ葉
- 韮(ニラ)
- グリーンアスパラ
- 茎ニンニク(国産)
- 新ジャガイモ
- 長芋
- ラッキョウ
- ソラ豆
- エンドウ豆(グリーンピース)
- スナップエンドウ
- サヤエンドウ
- トマト
- 茄子
- ヤングコーン
- 白瓜
- 胡瓜
立夏の頃は山菜のワラビ、ゼンマイ、筍(タケノコ)が美味しい時期です。
灰汁抜きが必要ですが、この季節ならではの食材ですね。
また、ソラ豆、グリーピース、スナップエンドウなどの豆類も旬を迎えます。
良質な植物性タンパク質やビタミン、ミネラルの他、食物繊維が豊富な点もオススメポイントです。
旬の果物
- アンデスメロン
- プリンスメロン
- マスクメロン
- サクランボ
- キウイフルーツ
- 枇杷
- グレープフルーツ
- 甘夏
- マンゴー(国産)
- パイナップル(沖縄産)
- ドリアン
5月といえば、様々な品種のメロンが旬を迎える季節ですね。
「サカタのタネ」が開発したアンデスメロンは我が家でも人気です。
サクランボや国産マンゴーは少々値は張りますが、お取り寄せでも食べられますね。
2022年の立夏は「こどもの日」でもありますので、お子様の好きな果物を家族で食べるのもよいでしょう!
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立夏とは?2022年はいつ?読み方や意味、期間、旬の食べ物も!のまとめ
立夏とは二十四節気の7番目で、期間としては次の節気「小満」の前日まででしたね。
天文学的には太陽黄経45℃になる瞬間で、正確な時間も発表されています。
2022年(令和4年)の場合、5月5日(木)21時26分で、5月20日(木)までとなっています。
ひとまず「こどもの日」と覚えておくとよいでしょう!
二十四節気をすべて覚えるのは大変ですが、立春・立夏・立秋、立冬の「四立」を覚えるのは簡単ですよね。
春分・夏至・秋分・冬至の「二至二分」も同時に覚えると、季節の移り変わりがよくわかります。
また、立夏の頃は魚介類・野菜・果物など、旬の食べ物をいただいて健康維持にも気を配りたいですね。
ゴールデンウィーク最終日になりますので、美味しい物を食べて英気を養っておきましょう!
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