秋分の日2025年はいつ?時間や日の出・日の入り時刻と昼夜の長さ!

春分の日同様、太陽が真東から真西に沈むといわれている「秋分の日」。
秋のお彼岸の中日で祝日ということもあり、2025年はいつなのか気になりますよね。
この日は二十四節気の1つ「秋分」にあたる日なので、天文学上の正確な時間も知っておくと便利ですよ。
また、秋分の日は「昼と夜の長さが同じ」といわれていますが、実際には多少のズレがあり、その理由も理解しておきたいですね!
当日の日の出・日の入り時刻を見ると、昼夜の長さを比較することもできますよ。
そこで今回は、秋分の日2025年はいつ?時間や日の出・日の入り時刻と昼夜の長さ!というテーマでご紹介しますね
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秋分の日2025年はいつ?
2025年(令和7年)の秋分の日は9月23日(火)です。
9月20日(土)~26日(金)までの一週間が「秋のお彼岸」で、その中日に当たるのが秋分の日です。
ちなみに、日本の祝日法による趣旨は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」とされています。
この日は太陽が秋分点を通過する日でもあるため、天文学における「秋分」の時間も確認しておきましょう!
秋分の正確な時間は?
秋分の日は、太陽が秋分点(太陽黄経180度)を通過する日のことで…
天文学に基づく二十四節気においては、第16の節気「秋分」を迎える日でもあります。
日本の国立天文台(NAOJ)が発表している、2025年の秋分の時間は9月23日午前3時19分です。
上記画像の通り、天の赤道と黄道がなす黄道傾斜角(約23度26分=23.4度)が春分と同じく0度になる時刻を表しています。
「黄道」は地球から見て「1年間に太陽が通る軌跡」のこと。
「天の赤道」は「地球上の赤道を宇宙まで伸ばした線」と考えるとわかりやすいです。
この両者の間に生まれるのが「黄道傾斜角(約23度26分)」で、地球の公転面に対する垂線より地軸が傾いていることを意味します。
この傾きがあることで春夏秋冬という四季が生まれますが、1年に2回のみ両者が交わるのが春分点と秋分点です。
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秋分の日の日の出・日の入り時刻は?
次に、秋分の日(9月23日)の日の出・日の入り時刻を見ていきましょう!
これだけで太陽が昇っている時間(昼の長さ)がわかりますので、太陽が沈んでいる時間(夜の長さ)と比較することができます。
また、太陽が昇る高さを表す南中高度も併せてご紹介します。
国立天文台(NAOJ)が発表している地域ごとの詳細は以下の通りです。
地域 | 日の出 | 日の入り | 南中高度 |
札幌 | 5:23 | 17:31 | 46.8度 |
仙台 | 5:25 | 17:32 | 51.6度 |
新潟 | 5:32 | 17:40 | 52.0度 |
東京 | 5:29 | 17:37 | 54.2度 |
小笠原 | 5:20 | 17:27 | 62.8度 |
名古屋 | 5:41 | 17:48 | 54.7度 |
大阪 | 5:47 | 17:54 | 55.2度 |
広島 | 5:59 | 18:06 | 55.5度 |
高知 | 5:54 | 18:02 | 56.3度 |
福岡 | 6:07 | 18:14 | 56.2度 |
鹿児島 | 6:06 | 18:14 | 58.3度 |
那覇 | 6:18 | 18:25 | 63.6度 |
秋分の日は、全国的に日の出が5~6時台、日の入りも17~18時台となっています
最も東に位置する小笠原は「5:20~17:27」で、どちらも最も早くなっていますね!
経度が西に1度ズレるごとに、日の出・日の入りは4分遅くなるといわれています。
最も西に位置する那覇は「6:18~18:25」で、小笠原より約1時間遅くなっていることがわかります。
秋分の日は黄道傾斜角が0度になるため、日の出・日の入り共に緯度による時差が小さく、経度による時差のみが目立つ形となっています。
また、南中高度については緯度の低い小笠原の62.8度、那覇の63.6度を除くと60度未満に収まっているため、太陽の昇る高さはちょうど夏至と冬至の中間くらいですね。
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秋分の日の昼夜の長さはどのくらい?
前述した秋分の日の日の出・日の入り時刻のデータを元に、全国各地の昼夜の長さを算出してみました。
こちらは経度や緯度による影響はほとんどなく、全国的に昼の方が夜より14~16分ほど長いことがわかります。
地域 | 昼の長さ | 夜の長さ | 昼夜の時間差 (全て昼が長い) |
札幌 | 12時間08分 | 11時間52分 | 16分 |
仙台 | 12時間07分 | 11時間53分 | 14分 |
新潟 | 12時間08分 | 11時間52分 | 16分 |
東京 | 12時間08分 | 11時間52分 | 16分 |
小笠原 | 12時間07分 | 11時間53分 | 14分 |
名古屋 | 12時間07分 | 11時間53分 | 14分 |
大阪 | 12時間07分 | 11時間53分 | 14分 |
広島 | 12時間07分 | 11時間53分 | 14分 |
高知 | 12時間08分 | 11時間52分 | 16分 |
福岡 | 12時間07分 | 11時間53分 | 14分 |
鹿児島 | 12時間08分 | 11時間52分 | 16分 |
那覇 | 12時間07分 | 11時間53分 | 14分 |
しかし、秋分の日といえば昼と夜と長さが同じといわれていますので、納得が行かない人も多いと思います。
なぜ昼の方が長いかというと、以下のような理由があるのです。
昼が夜より長い理由
秋分の日において昼が夜より長い理由は、主に以下2つの影響によるものです。
- 日の出と日の入り時刻の定義
- 地平線付近の太陽光線の屈折
まず、日の出と日の入りの定義は多くの人が思っているものと異なっているはずです。
以下の図を見ていただくとわかりやすいと思います。
- 日の出:太陽の上辺が地平線に達した瞬間
- 日の入り:太陽の上辺が地平線に隠れた瞬間
この定義は1年365日に当てはまるものですが、どうしても太陽の直径1個分が移動する時間の分、昼の方が長くなります
秋分の日や春分の日は特にわかりやすくなっていますね。
さらに、地平線付近の太陽光線の屈折が関与してきます。
太陽が地平線付近に近づくにつれ、その光は地球上の大気によって屈折して私たちの目に飛び込んできます。
この光の屈折により、日の出や日の入り頃の太陽は1個分浮いたように見えているのです。
まだ地平線付近に達していないのに東の空に太陽が見えたり、西に沈んでいるはずなのに太陽がまだ見えているという現象が起こります。
これだけでも太陽の直径2個分が移動する時間の分、昼の方が長くなってしまいます。
全て合計すると、太陽の直径3個分が移動する時間の分、昼の方が長くなる計算になります。
秋分の日は昼夜の長さが同じといっても、人間が決めた定義や自然現象の影響で昼夜の長さに差が生じていますね。


2026年以降の秋分の日はいつ?
最後に、2026年以降の秋分の日の日付と「秋分」の時間も確認しておきましょう!
2050年までは閏年が9月22日、平年が9月23日になる傾向があります。
詳細は以下の通りとなっています(※ピンク背景=閏年)
西暦 | 秋分の日 | 秋分(時間) |
2026年 | 9月23日(水) | 09:05 |
2027年 | 9月23日(木) | 15:02 |
2028年 | 9月22日(金) | 20:45 |
2029年 | 9月23日(日) | 02:39 |
2030年 | 9月23日(月) | 08:27 |
2031年 | 9月23日(火) | 14:15 |
2032年 | 9月22日(水) | 20:11 |
2033年 | 9月23日(金) | 01:52 |
2034年 | 9月23日(土) | 07:40 |
2035年 | 9月23日(日) | 13:39 |
2036年 | 9月22日(月) | 19:23 |
2037年 | 9月23日(水) | 01:13 |
2038年 | 9月23日(木) | 07:02 |
2039年 | 9月23日(金) | 12:50 |
2040年 | 9月22日(土) | 18:45 |
2041年 | 9月23日(月) | 00:27 |
2042年 | 9月23日(火) | 06:12 |
2043年 | 9月23日(水) | 12:07 |
2044年 | 9月22日(木) | 17:48 |
2045年 | 9月22日(金) | 23:33 |
2046年 | 9月23日(日) | 05:22 |
2047年 | 9月23日(月) | 11:08 |
2048年 | 9月22日(火) | 17:01 |
2049年 | 9月22日(水) | 22:43 |
2050年 | 9月23日(金) | 04:29 |
※天文学上の予測によるもので、上記グラフは確定ではありません
※正式決定はNAOJが2月初日に発表している暦要項に記載された「翌年の日付のみ」です
秋分の日が9月21日になることもありますが、非常に稀なことで西暦2876年になると計算されています。
851年後のことなので、今を生きる私たちとは無縁ですよね。
ちなみに、秋分の日が9月21日で、さらに月曜日であればハッピーマンデーが採用されている「敬老の日」と重なることになります。
今の所、振替休日などは設定されていませんが、未来の祝日法でどのように調整されるかは不明です。
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秋分の日2025年はいつ?時間や日の出・日の入り時刻と昼夜の長さ!のまとめ
2025年の秋分の日は9月23日(火)です。
太陽が秋分点(太陽黄経180度)を通過するのは同日午前3時19分となっています。※二十四節気の秋分の時刻
一般的には「昼夜の長さが同じ」といわれていますが、日の出・日の入りの定義などの影響で、実際には昼の方が14~16分ほど長くなります。
気候的には過ごしやすくなる頃の秋の祝日なので、お彼岸のお墓参りに行くのもよいでしょう!
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