秋分の日2023年はいつ?時間や日の出・日の入り時刻と昼夜の長さ!

2021年6月27日行事・カレンダー

秋分の日 2023年 いつ 時間 日の出 日の入り 昼夜の長さ

春分の日同様、太陽が真東から真西に沈むといわれている「秋分の日」

秋のお彼岸の中日で祝日ということもあり、2023年はいつなのか気になりますよね。

 

この日は二十四節気の1つ「秋分」にあたる日なので、天文学上の正確な時間も知っておくと便利ですよ。

また、秋分の日は「昼と夜の長さが同じ」といわれていますが、実際には多少のズレがあり、その理由も理解しておきたいですね!

 

 

当日の日の出・日の入り時刻を見ると、昼夜の長さを比較することもできますよ。

そこで今回は、秋分の日2023年はいつ?時間や日の出・日の入り時刻と昼夜の長さ!というテーマで詳しくご紹介しますね

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秋分の日2023年はいつ?

秋分の日 2023年 いつ

2023年(令和5年)の秋分の日は9月23日(土)です。

敬老の日(ハッピーマンデー)から5日後の祝日で、普段日曜日のみ休日という方は2連休になりますね。

 

また、9月20日~26日までの一週間が「秋のお彼岸」で、その中日に当たるのが秋分の日です。

特に、この日は「昼夜の長さが同じになる」といわれていますので、天文学的に見ていくとおもしろいですよ!

秋分の正確な時間は?

2023年 秋分 時間

秋分の日は、太陽が秋分点太陽黄経180度)を通過する日です。

上記画像の通り、起点となるのが「春分点(太陽黄経0度)」で、1年に2度のみ黄道傾斜角が0度になる瞬間があります。

 

日本の国立天文台(NAOJ)が発表している、2023年の秋分の時間は9月23日15時50分です。

ただし、これは日本独自の中央標準時による時間です。

 

世界で統一された地球の自転に関する時系列「世界時(協定世界時)」より9時間遅くなっています。

つまり、世界基準になると秋分は9月23日午前6時50分になります。

黄道傾斜角とは?

「黄道」は地球から見て1年間に太陽が通る軌跡のこと。

「天の赤道」は地球上の赤道を宇宙まで伸ばした線と考えるとわかりやすいです。

 

この両者の間に生まれるのが「黄道傾斜角(約23度26分)」で、地球の公転面に対する垂線より地軸が傾いていることを意味します。

この傾きがあることで春夏秋冬という四季が生まれますが、1年に2回のみ両者が交わるのが春分点と秋分点です。


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秋分の日の日の出・日の入り時刻は?

秋分の日 2023年 日の出 日の入り
秋分の日は太陽が真東から昇り真西に沈むため、昼と夜の長さが同じだといわれています。

夏至の太陽ほど高いアーチを描くことはなく、冬至のように低いということもありません。

 

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉が表す通り、気候的にもちょうど過ごしやすい時期といえます。

では実際に、2023年の秋分の日の全国各地における日の出・日の入り時刻を見てみましょう!(※南中高度も参考にしてくださいね)

地域 日の出 日の入り 南中高度
札幌 5:22 17:32 47.0度
仙台 5:24 17:33 51.8度
新潟 5:32 17:41 52.2度
東京 5:29 17:38 54.4度
小笠原 5:20 17:28 63.0度
名古屋 5:40 17:49 54.9度
大阪 5:46 17:55 55.4度
広島 5:58 18:07 55.7度
高知 5:54 18:02 56.5度
福岡 6:07 18:15 56.5度
鹿児島 6:06 18:14 58.5度
那覇 6:18 18:26 63.8度

日の出時刻に関しては、真夏のように早くはありませんが、経度が東に位置する札幌や仙台、小笠原は比較的早い印象です。

日の入り時刻に関しては、大阪までは17時台となっていますね。

 

秋分の日の東京は、5:29に東から太陽が昇り、17:38には西へと沈みます。

南中高度も緯度の低い那覇でも63.8度ですので、それほど高くない太陽だということがわかります。

南中高度とは?
太陽が真南に来て、最も高く上がった時の地平線との間の角度。仮に0度なら地平線上に太陽があり、90度なら頭上まで昇ることになる。(※最大90度)


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秋分の日の昼夜の長さはどのくらい?

秋分の日 2022年 昼夜の長さ次に、秋分の日の日の出・日の入り時刻のデータを元に、全国各地の昼夜の長さを算出してみました。

こちらは経度や緯度による影響はほとんどなく、全国的に昼の方が夜より16~20分ほど長いことがわかります。

地域 昼の長さ 夜の長さ
札幌 12時間10分 11時間50分
仙台 12時間9分 11時間51分
新潟 12時間9分 11時間51分
東京 12時間9分 11時間51分
小笠原 12時間8分 11時間52分
名古屋 12時間9分 11時間51分
大阪 12時間9分 11時間51分
広島 12時間9分 11時間51分
高知 12時間8分 11時間52分
福岡 12時間8分 11時間52分
鹿児島 12時間8分 11時間52分
那覇 12時間8分 11時間52分

しかし、秋分の日といえば昼夜の長さに差が生じるはずはありませんよね。

なぜ昼の方が長いかというと、以下のような理由があるのです。

昼が夜より長い理由

秋分の日において昼が夜より長い理由は、主に以下2つの影響によるものです。

  • 日の出と日の入り時刻の定義
  • 地平線付近の太陽光線の屈折

まず、日の出と日の入りの定義は多くの人が思っているものと異なっているはずです。

以下の図を見ていただくとわかりやすいと思います。

日の出 日の入り 定義

  • 日の出:太陽の上辺が地平線に達した瞬間
  • 日の入り:太陽の上辺が地平線に隠れた瞬間

この定義は1年365日に当てはまるものですが、どうしても太陽の直径1個分が移動する時間の分、昼の方が長くなります

秋分の日や春分の日は特にわかりやすくなっていますね。

 

さらに、地平線付近の太陽光線の屈折が関与してきます。

太陽が地平線付近に近づくにつれ、その光は地球上の大気によって屈折して私たちの目に飛び込んできます。

秋分の日 昼が夜より長い理由

この光の屈折により、日の出や日の入り頃の太陽は1個分浮いたように見えているのです。

まだ地平線付近に達していないのに東の空に太陽が見えたり、西に沈んでいるはずなのに太陽がまだ見えているという現象が起こります。

 

これだけでも太陽の直径2個分が移動する時間の分、昼の方が長くなってしまいます。

全て合計すると、太陽の直径3個分が移動する時間の分、昼の方が長くなる計算になります。

 

秋分の日は昼夜の長さが同じといっても、人間が決めた定義や自然現象の影響で昼夜の長さに差が生じていますね。

2024年以降の秋分の日はいつ?

秋分の日 2024年以降 日程

最後に、2024年以降の秋分の日の日付も確認しておきましょう!

2050年までは閏年が9月22日、平年が9月23日になることが多くなっています。

西暦(★=閏年 9月22日 9月23日
2024★
2025
2026
2027
2028★
2029
2030
2031
2032★
2033
2034
2035
2036★
2037
2038
2039
2040★
2041
2042
2043
2044★
2045
2046
2047
2048★
2049
2050

※天文学上の予測によるもので、上記グラフは確定ではありません
※正式決定はNAOJが2月1日に発表する暦要項に記載される「翌年の日付のみ」です

秋分の日が9月21日になることもありますが、非常に稀なことで西暦2876年になると計算されています。

853年後のことなので、今を生きる私たちとは無縁ですよね。

 

ちなみに、秋分の日が9月21日で、さらに月曜日であれば、ハッピーマンデーが採用されている「敬老の日」と重なることになります。

今の所、振替休日などは設定されていませんが、未来の祝日法でどのように調整されるかは不明です。

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秋分の日2023年はいつ?時間や日の出・日の入り時刻と昼夜の長さ!のまとめ

2023年の秋分の日は9月23日(土)です。

太陽が秋分点を通過するのは同日15時50分で、世界時(協定世界時)では午前6時50分と計算されています。

 

一般的には「昼夜の長さが同じ」といわれていますが、日の出・日の入りの定義などの影響で、実際には昼の方が16~20分ほど長くなります。

気候的には過ごしやすくなる頃の秋の祝日なので、お彼岸のお墓参りに行くのもよいでしょう!