冬至の食べ物で「ん」が付く物を食べる意味!かぼちゃなどの定番も!

2020年9月30日行事・カレンダー

冬至 食べ物 「ん」が付く 意味 かぼちゃ

12月に入りすっかり冬らしさを感じるようになると、1年の中で日の出から日没までの時間が最も短くなる冬至を迎えます。

食べ物では「ん」が付く物を食べるとよいとされていますが、その意味をご存知ですか?

 

また、冬至といえばかぼちゃが定番ですが、他にも寒い冬を乗り切るための食材はたくさんあります。

風邪や体調不良になりやすい時期ですので、いつも以上に食べ物に気を使う必要がありますね。

 

そこで今回は、冬至の食べ物で「ん」が付く物を食べる意味!かぼちゃなどの定番も!というテーマで詳しくご紹介します!

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冬至の食べ物で「ん」が付く物を食べる意味!

冬至 食べ物 「ん」が付く 意味

冬至の食べ物では「ん」が付く物を食べるとよいとされています。

その意味は、昔から伝わる「一陽来復(いちようらいふく)」からきています。

 

冬至は1年でもっとも日が短いとされているため、それ以降はだんだんと日が長くなり始める日でもありますね。

そのため昔は1年の基準の日となっていて、旧暦では12月が年始の月でした。

 

冬至は太陽の力が一番弱い「陰が極まる日」で、この日から再び力が強くなりはじめ「陽にかえる日」ともされていました。

「一陽来復」の日とされ、この日を境に運が上昇し始めると考えられていたようです。

 

このことから、運が上がり始める日に運を付けるために「ん」のつく食べ物を食べる習慣ができました。

これを「運盛り(うんもり)」といい、縁起かつぎの意味で広まりました。

 

また「ん」は「いろはにほへと」の最後の文字です。

終わったら「い」に戻りますので、冬至と同じように再スタートするという意味になります。

 

そのため「ん」の付く食べ物を食べると、「一陽来復」に通じるとも言われています。

運気を上げるためにも、積極的に取り入れたい食材ですね。

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冬至の食べ物なら「ん」が付く七種を!

冬至 食べ物 「ん」が付く 七種

「ん」が付く食べ物を冬至に食べる意味は、一陽来復や運盛りからきていることがわかりました。

運気を上げるための食材ですが、2つ入るものは「冬至の七種」と呼ばれ、さらに効果の期待できるものとされています。

 

縁起かつぎではありますが、7つの食べ物は栄養価が高いため体によいと言われています。

ここからは寒い冬を乗り切るために食べておきたい、冬至の七種を見ていきましょう。

 

南京(かぼちゃ)

冬至の七種の1つ目は、かぼちゃです。

「ん」が入っていないように思われますが、別名が「南京(なんきん)」ですので、しっかりと2つ入っています。

 

かぼちゃ類は英語ではsquash(スクウォッシュ)と総称されますが、オレンジ色の皮のものはpumpkin(パンプキン)です。

日本ではパンプキンが一般的で、「ん」が2回使われていますね。

 

冬至の七種であるかぼちゃは代表的な緑黄色野菜で、ビタミンやカリウムを多く含んでいます。

ほうれん草にも匹敵するほどのβカロテンがあり、抗発ガン作用や視力維持、呼吸器官を守る働きもあると言われています。

 

抗酸化ビタミンと呼ばれるビタミンCやEも豊富で、アンチエイジングにも期待できます。

カリウムには塩分を排出する働きがあるため、高血圧に効果があり、筋肉痛を防ぐ役割もあります。

 

またかぼちゃには食物繊維も豊富で、便秘の予防や改善に役立ちます。

冬至だけでなく、普段から積極的に取り入れたい食材ですね。
 

 

人参(にんじん)

人参(にんじん)は「ん」が付く冬至の七種の2つ目となります。

こちらもかぼちゃと同じく、代表的な緑黄色野菜ですね。

 

皮膚や粘膜を保護する働きのあるβカロテンを多く含んでおり、名前の由来になったとも言われています。

風邪の予防に役立ちますので、寒さの厳しくなる冬至にはぴったりの食べ物です。

 

また金時人参には、赤い色の元になるリコピンが多く含まれています。

βカロテンのようにビタミンAに変化はしませんが、同じように活性酸素を減らすことができます。

 

しかもその効果は何倍にもなりますので、ぜひ食べていただきたい七種です。

今年の冬至には、金時人参にもトライしてみてくださいね。

 

普段通り食べるのもよいですが、皮をむかずに丸ごと食べることでより効果が期待できます。

ステーキやきんぴらに調理すると、栄養を無駄なく摂取できますのでおすすめです。

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蓮根(れんこん)

冬至の食べ物で「ん」が2つつく七種の3つ目は、蓮根(れんこん)となります。

見通しがいい縁起物とされ、おせち料理にも欠かすことのできない食材ですね。

 

蓮根にはレモンの1.5倍ものビタミンCが含まれています。

風邪予防や疲労回復、さらにはガン予防の効果も期待できます。

 

さらにタンニンと呼ばれるポリフェノールも多く、シミや老化を防ぐ抗酸化作用があります。

そのため蓮根を切ると、切り口が茶色に変化してしまいますね。

 

酢水に浸しておくと変色を防ぐことができますが、長時間つけると流失してしまうので注意しましょう。

冬至には七種である人参と合わせて調理し、きんぴらとして食べるのがおすすめです。

 

銀杏(ぎんなん)

茶碗蒸しなどに入っていて、脇役のイメージが強い銀杏(ぎんなん)も「ん」が付く冬至の七種の1つです。

皮はかなりくさいので家庭で食べることは少ないかもしれませんが、栄養価が高いですのでぜひ食べていただきたい食材です。

 

糖質が豊富なことから、スタミナ食や薬として中国では昔からよく食べられていました。

銀杏には咳止めや夜尿症にも効果があるとされ、現在は日本でも民間療法で活躍しています。

 

またビタミンB1も多く含まれ、脳の中枢神経や手足の末梢神経の機能を正常に保つ働きがあります。

そのため、疲労回復や肩こり解消、食欲不振への効果が期待できますので、症状がある方にはおすすめです。

 

ただし銀杏には「メチルビリドキシン」という物質が含まれており、中毒症状が出て、最悪の場合は死に至る可能性があります。

大人は肝臓で解毒する酵素がありますが、子供は5,6粒でも危険ですので冬至の時にも食べ過ぎには注意しましょう。

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寒天(かんてん)

冬至の食べ物で「ん」が付く七種の5つ目は、寒天(かんてん)となります。

100gあたり3kcalとローカロリーなのに栄養価が高く、ヘルシーな食材です。

 

乾燥状態では成分の8割が食物繊維で、残りのほとんどは水分ですがミネラルやカルシウム、カリウムも含まれています。

食物繊維には以下の2種類のがありますが、寒天はどちらも併せ持っています。

 

【水溶性食物繊維】

  • 水に溶けてゲル状になり、便をやわらかくする
  • 腸内で糖や脂肪の吸収を遅らせる
  • 善玉菌の餌になりやすい

 

【不溶性食物繊維】

  • 水に溶けず便のかさを増す
  • 腸を刺激して運動を活発にし、便通を促す

 

寒天は保水力が強く、食べると胃の中で膨らみ、満腹感を味わうことができます。

それによって食べ過ぎを防ぎ、結果的にダイエット効果を得られるというわけです。

 

また血糖値の上昇を抑え、コレステロール値を下げる働きもあります。

血圧を下げることにつながり、冬至のように寒い時期に多い脳卒中予防に効果的です。

 

 

金柑(きんかん)

のど飴の原料としてもおなじみの金柑(きんかん)も、「ん」が2回つく冬至の七種となります。

古くから咳や喉の痛みを抑えるために使われており、風邪をひきやすい冬至にオススメです。

 

それだけではなくビタミンCが豊富ですので、肌や粘膜の荒れが気になる方にはぜひ食べていただきたい食べ物です。

コラーゲンをつくるために必要な成分で、定期的に食べることで効果が得られます。

 

また金柑の皮にはヘスペリジンを多く含むため、毛細血管の強化やコレステロール値の改善、抗アレルギー作用などが期待できます。

少し苦味はありますが、ジャムやシロップ漬けなどで甘くし、丸ごと食べるのがよいでしょう。

 

饂飩(うんどん/うどん)

冬至の七種、最後の1つは饂飩(うどん)です。

「ん」が1つしかないように思いますが、昔は「うんどん」と呼ばれていたこともあり、ちゃんと2回ついています。

 

胃腸にやさしく、食べることで体温が上がりますので免疫力を高める効果が期待できます。

風邪を引いてしまった際にも、オススメの食べ物です。

 

冬至には鍋焼きうどんなど、具材をたくさん入れて食べたいですね。

他の七種である人参や蓮根などと煮込み、香りづけで金柑の皮を乗せたりすれば完璧です。

 

カップ麺ではありますが、日清どん兵衛なら「ん」が2つつきますね!

他にも探せば、「冬至の七種」となる食べ物はたくさん見つかりそうです。

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冬至の食べ物の定番は?

ここからは冬至の食べ物の定番についてご紹介していきます。

「ん」が2つつく七種はもちろん、他にも食べておきたいものがたくさんあります。

 

4つの食べ物を厳選したので、ぜひ参考にしてくださいね!

 

かぼちゃの煮物やいとこ煮

まずは冬至の七種でもご紹介した、かぼちゃを使った料理です。

定番の煮物でもよいですが、甘くておいしいいとこ煮もオススメです。

 

いとこ煮とは地域によって差がありますが、一般的にはかぼちゃと小豆を一緒に炊いた奈良県のスタイルになります。

他の県では、小豆と大根のみそ汁を指すこともあるそうです。

 

冬至におすすめのかぼちゃを使った「いとこ煮」という名前の由来ですが、以下の3つの説があります。

  • 煮えにくい食材から順番にお鍋に入れて煮込んでいくことから、「おいおい煮る」を「甥甥」にかけた
  • 食材をそれぞれ煮ていくことを意味する「銘々に煮る」を、「姪姪」とした
  • いくつもの野菜を煮ていくので、種類は違うけれど近親関係であることから「いとこ」とした

それぞれの地域で食べ方や由来は違いますが、その土地に根付いた食べ物と言えますね。

かぼちゃの煮物で食べるのもおいしいですが、今年の冬至はぜひ「いとこ煮」に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

小豆粥

 

小豆の赤い色は昔から邪気払いとして、冬至などの伝統行事には欠かせない食べ物となっています。

いとこ煮でも使われる食材ですので、「小豆粥」として食べるのも縁起がよいのはわかりますね。

 

本来は何度も水を取り替えて煮付け、米も一緒に炊くのですが、手間が掛かりますので大変です。

スーパーやコンビニで売られているゆで小豆缶を使えば、簡単に作ることができます。

 

冬至だけではなく、小正月にも食べる習慣があります。

旧暦では望月(満月)だったため、小豆粥にお餅を入れることもあるそうです。

 

食べやすく一口サイズに切ったものを、一緒に炊くだけでOKです。

ぜんざいと似た食べ物ですので、おやつ感覚としていただくのもよいですね。

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こんにゃく

日本には昔から、冬至までの1年間に溜まった砂を体の外に出す「砂払い」という風習がありました。

こんにゃくを食べて、体に害のあるものを排出するというものです。

 

最近ではこの風習はあまり聞かれなくなってしまいましたが、現在でも食物繊維の多い食材として知られていますね。

整腸作用で便通をよくするほか、糖質やコレステロールの吸収を抑えたり、消化管の動きを活発にしたりする働きが期待できます。

 

こんにゃくには色々な種類があり、それぞれにあった食べ方があります。

その中でも、冬至には体の温まるけんちん汁がオススメです。

 

人参や蓮根などの根菜類やきのこなどのたっぷりの野菜と、豆腐やこんにゃくと一緒に煮た食べ物です。

けんちんうどんとして食べると「ん」が3回付きますので、運気アップにも3倍の効果があるかもしれませんね!

 

 

ゆず湯

冬至と言えばゆず湯ですが、お風呂をイメージする方も多いのではないでしょうか。

もちろんゆず風呂もいいのですが、飲んで体内から効果を得るのもオススメです。

 

元々中国では薬用として栽培されており、かなり貴重なものでした。

ビタミンCが多いことで知られていますが、レモンの3倍も含まれているそうです。

 

特に皮は保湿性を高め、乾燥肌を保護することができますので、老化防止に効果が高いとされています。

薄く切り、砂糖やはちみつに漬けてジャムのようにして保管しておくのがよいでしょう。

冬至のゆず湯の作り方!効果・効能は?
 

一度作っておけば、あとはお湯で割るだけで簡単にゆず湯ができあがります。

体も温まりますし、疲労回復や消化の促進などの効果もありますので、冬至だけでなく普段から飲んでおきたいですね。

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冬至の食べ物で「ん」が付く物を食べる意味!かぼちゃなどの定番も!のまとめ

1年のうちで最も昼が短くなる冬至は寒さが厳しくなりますので、食べ物に気をつけたい時期ですね。

縁起かつぎの意味で「ん」が付く七種を食べることで、運気を上げることができます。

 

もちろん昔からの言い伝えだけでなく、栄養価も高いため風邪を引きにくくなるなどの効果を期待してもよいでしょう。

冬至には定番のかぼちゃや小豆粥、こんにゃくなどの食べ物と併せて食べることで、体調を整えやすくなること間違いなしです。

 

ゆず湯もお風呂に入るだけではなく、ドリンクを作って保存しておきましょう。

体の中からいいものを取り入れ、新年を元気よく迎えられるとよいですね。