土用の丑の日とは?2023年はいつ?うなぎを食べる由来も!

2023年1月12日行事・カレンダー

土用の丑の日とは 2023年 いつ うなぎ 由来

昔から夏バテ防止にうなぎを食べる習慣のある土用の丑の日

特にうなぎが好きな方は、2023年はいつなのか気になる方も多いですよね。

 

ただ、土用は春夏秋冬それぞれにありますし、干支の「丑の日」は5種類もありますよ!

正確に土用の丑の日の意味を理解されている人は意外と少ないかもしれません。

 

また、うなぎを食べる由来も知っておいて損はありませんし、ぜひお子様に教えてあげてくださいね。

そこで今回は、土用の丑の日とは?2023年はいつ?うなぎを食べる由来も!というテーマでご紹介します。

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土用の丑の日とは?

土用 丑の日とは

土用の丑の日とは、日本の雑節の1つとされる土用の期間に巡ってくる丑の日のことです。

本来、土用とは「四立(しりゅう)=立春・立夏・立秋・立冬」の直前の約18日間を表しています。

 

四季それぞれにあるため、1年トータルでは「約18日×4=約72日間」という計算になります。

また、1年365日にはすべて「子・丑・寅・卯…」といった十二支が割り振られていますので、この約72日間のうちの丑に当たる日が「土用の丑の日」と呼ばれています。

 

ただし、四立はすべて二十四節気に含まれますので、現在では太陽と地球の位置関係で日付も決まります。

そのため、土用の初日も以下の通り「四立の太陽黄経ー18度=?」という計算式で決定されています。

四立
(太陽黄経)
土用の初日
(太陽黄経)
土用の初日
(日付の目安)
立春(315度) 冬(297度) 1月17日頃
立夏(45度) 春(27度) 4月17日頃
立秋(135度) 夏(117度) 7月20日頃
立冬(225度) 秋(207度) 10月21日頃

※うなぎで有名な「夏の土用」は水色の部分です

現在は「夏の土用の丑の日」のみが注目されていますが、目安として7月20日以降に巡ってきます。

統計上、夏の土用は19日間あることも多いですが、1回目の丑の日(一の丑)が早ければ、十二支が1周して2回目(二の丑)が巡ってくることもありますね!

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土用の由来

土用 由来

そもそも土用とは、古代中国で誕生した陰陽思想と五行思想が結合して生まれた「陰陽五行思想」に由来します。

  • 陰陽思想=すべてのものは「陰と陽」に分けられるという思想
  • 五行思想=すべてのものは「火・水・木・金・土」の5種類の元素から成り、互いに影響し合い循環するという思想

 

特に土用は五行思想の影響を強く受け、日本独自に設けられた雑節の1つです。

五行思想の5種類の元素は、それぞれ季節を象徴する存在として以下のように割り当てられています。

「木(もく)=」「火(か)=」「金(きん)=」「水(すい)=

ただ、土(ど)の元素は余ってしまうことから、季節の節目の約18日間を表す土用が設けられた起源となっています。

 

もともとこの期間は「土の気が最も盛んになること」を意味する「土旺(王)用事(どおうようじ)」と呼ばれていましたが、現在の「土用」に転化したといわれています。

土用入りと土用明けとは?

土用入りとは、1年に4回(春夏秋冬)巡ってくる「土用の期間の初日」のことです。

それぞれの太陽黄経も前述していますよね!

 

また、土用明けとは、同じく4回巡ってくる「土用の期間の最終日」のことです。

それぞれ四立の前日になりますが、冬の土用明けは2月上旬の節分なのでわかりやすいと思います。

土用の丑の日でも干支は異なることも!

ひとくちに土用の丑の日といっても丑の日は5種類あるため、干支は異なっていることも多いです。

干支(えと)は「十干十二支(じっかんじゅうにし)」の略称なので、その仕組みを覚えておくと便利ですよ!

【干支(十干十二支)の仕組み】

  • 十干=甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(10種類)
  • 十二支=子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥(12種類)

十干と十二支の組み合わせの数は、10と12の最小公倍数に当たる60種類です。

60年で1周して元に還ることを還暦といいますよね。

実際に、十二支の丑と結びつく十干は「乙・丁・己・辛・癸」の5種類となっています。

組み合わせたものを以下に並べてみますね!

  • 乙丑(きのとうし)
  • 丁丑(ひのとうし)
  • 己丑(つちのとうし)
  • 辛丑(かのとうし)
  • 癸丑(みずのとうし)

このすべてが土用の「丑の日」になり得る干支なので、セットとなる十干にも注目してみてくださいね!

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土用の丑の日2023年はいつ?

土用 丑の日 2023年 いつ

2023年(令和5年)の土用の丑の日は7月30日(日)です。(※もちろんうなぎで有名な夏の場合です)

干支は「己丑(つちのとうし)の日」となっています。

 

日本の国立天文台(NAOJ)の公式発表によると、土用入り(太陽黄経117度)が7月20日(木)7時26分です。

一の丑まで10日も経過しますので、2023年は二の丑はありません。

 

また、季節ごとの土用の丑の日もまとめておきますね!

季節 土用の期間 丑の日 干支
1月17日(火)
~2月3日(金) 
1月19日(木) 丁丑
1月31日(火) 己丑
4月17日(水)
~5月5日(金)
4月25日(火) 癸丑
7月20日(木)
~8月7日(月)
7月30日(日) 己丑
10月21日(木)
~11月8日日(月
10月22日(日) 癸丑
11月3日(金) 癸丑

1年トータルで見てみると、土用の丑の日は冬と秋が2回ずつ、春と夏が1回ずつとなっています。


土用の丑の日にうなぎを食べる由来!

土用 丑の日 うなぎ 由来

夏の土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は、江戸時代中期にエレキテルの復元に成功した有名人・平賀源内(1728年~1780年)の発案に由来するといわれています。

当時は、うどんや梅、瓜など「う」の付くものを食べる習慣がありましたが、秋から冬に旬を迎えるうなぎは蚊帳の外だったようです。

 

特に蒲焼きにすると醤油ベースのタレで味が濃くなるため、暑い夏に食べるには抵抗もあったみたいですね。

ただ、うなぎ屋も閑古鳥の状況が続けばジリ貧になりますので、博学な平賀源内に相談してみたところ、「本日、土用の丑の日」という貼り紙を出すようアドバイスを受けることに…。

 

言われた通りに実践した結果、うなぎ屋には多くの客が押し寄せることとなり、同業者も次々に真似をする事態になりました。

それ以降、土用の丑の日といえば、夏バテ防止の意味でうなぎを食べる習慣が根付いたといわれています。

 

おそらく当時の人々にとってうなぎは眼中に無かったと思われますが…

貼り紙1つでそれを知らしめた平賀源内の鬼才ぶり広告の絶大な効果には驚かされるばかりですね!

ひとくちメモ
土用の丑の日のうなぎの由来となった平賀源内には、医者、蘭学者、本草学者、発明家、浄瑠璃作家、俳人、地質学者など様々な肩書きがありますが、鉱物を扱うブローカー(仲介人)の仕事まで行っていたといわれています。

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土用の丑の日とは?2023年はいつ?うなぎを食べる由来も!のまとめ

土用の丑の日とは、中国の陰陽五行思想に由来する雑節「土用」の期間に巡ってくる丑の日のことでしたね。

干支を見ると丑の日にも5種類ありますので、十干(じっかん)に注目するのもおもしろいですよ!

 

2023年の夏の土用の丑の日は、一の丑が7月30日(日)で、二の丑はありません。

うなぎを食べる機会が減ってしまいそうですが、普段の方がお値段的にも食べやすいかもしれませんね。

 

平賀源内の提案が由来となり、今では暑い夏には欠かせないスタミナ増強食となっていますので、夏バテ防止にうな重と肝吸いも付けていただきたいですね!