落花生の名前の由来と花言葉!別名やピーナッツとの違いとは?

2022年3月9日花言葉

落花生 名前 由来 花言葉 別名

千葉県の名産品として有名で、お酒のおつまみや子供のおやつとしても人気の高い「落花生」

殻付きのものは剝きながら食べるのも醍醐味の1つですよね。

 

そんな落花生の名前の由来花言葉をご存じでしょうか?

他のマメ類と比べ、「実のなり方」が特殊なことも大きく関わっているようです。

 

また、別名もたくさんありますし、ピーナッツとの明確な違いも覚えておくと便利ですよ!

そこで今回は、落花生の名前の由来と花言葉!別名やピーナッツとの違いとは?というテーマで詳しくご紹介しますね!

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落花生の名前の由来!

落花生 名前 由来

※地中で実をつける落花生

落花生という名前は「花が枯れ落ちた後に地中で実をつける」という特殊な植物であることに由来します。

黄色くて可愛らしい花は、朝咲いて昼には萎むほど短命です。

 

花が萎む頃には子房の下の部分から針状の「子房柄(しぼうへい)」が現れ、地中に潜るように伸びて行きます。

落花生 子房柄

この子房柄の先端にできるのが落下生の実の部分で、殻や莢(さや)と呼ばれるものに覆われていますよね。

つまり、落花生とは読んで字の如く「花が落ち、実が生まれるまで」の成長過程を名前の由来とする植物です。

落花生が特殊な理由!
エンドウ豆などのマメ科の植物は、開いた花の中央部に子房があり、花の中心から莢が伸びて実をつけます。(※そのまま花は枯れてしまいます)
落花生 名前 由来一方、落花生の子房は花まで10cm程度の距離があります。そのため、パッと見だと花とは無関係の所から子房柄が現れるように見えます。(※実際には1つ1つの花を支える細い茎のようなものの根本から子房柄が現れます)さらに、土の中に潜って実をつけることも特殊な理由の1つで、落花生の語源にも影響しています。

落花生(ラッカショウ)と呼ぶことも!

落花生 ラッカショウ

※落花生の花

一般的には「ラッカセイ」と呼ばれることの多い落花生。

ただ、私の出身地(九州)では「ラッカショウ」と呼んでいる年配の方も多いです。

 

子供の頃から少し違和感を覚えていましたが、どちらでも間違いではないようです。

落花生の漢字は全て音読みになっていますので、古くは「ラッカショウ」と呼ぶことも多かったといわれています。

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落花生の花言葉!

落花生 花言葉

※子房壁の中の落花生の実(種)

落花生の花言葉は「仲良し」です。

これは、殻の中に実が2~3個セットで入っていることに由来します。

 

なんとも可愛らしい花言葉ですが、花ではなく実に注目してつけられたものですね!

ちなみに、落花生の実(可食部)は種子皮に包まれた「種」で、殻や莢と呼ばれる部分を「子房壁」といいます。

 

子房壁の中には空間「子房室」があり、2~3個の種が仲良く入っているイメージですね!

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落花生の別名!

落花生 別名 由来

落花生には様々な別名があり、地域によって呼び名が異なる場合もあります。

あまり聞き慣れないものもありますので、その由来と一緒にご紹介します。

南京豆(ナンキンマメ)

落花生の別名として最も有名なのが、「南京豆(ナンキンマメ)」です

南京といえば、中国の都市を思い浮かべる人も多いかもしれませんね。

 

ただし、昔から「中国から渡来したもの」「中国経由で入ってきたもの」を意味するケースも多いです。

落花生は南米が原産ですが、日本には江戸時代中期頃、東アジア(特に中国)経由で伝わったといわれています。

 

そのため、南京豆という別名で呼ぶこともありますが、正確には日本では栽培されてない品種の1つです。

唐人豆(トウジンマメ)

唐人豆(トウジンマメ)も、落花生や南京豆の別名といわれています。

唐人には「異国人」「外国人」という意味もありますが、かつて「唐の国」と呼ばれた中国を指すのが一般的です。

 

比較的馴染みの薄い名称ですが、高知県の在来種で「幻の大型落花生」などの異名もある大粒の品種です。

現在は明治以降にアメリカから導入されたものを栽培し、南国土佐で受け継がれています。

 

他県では一般的な落花生を指すことも多いですが、異国人を由来とする「異人豆」という別名も存在するようです。

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地豆(ジーマーミ)

落花生 別名 地豆(ジーマーミ)

※ジーマーミ豆腐

落花生の別名には、主に沖縄県で呼ばれる「地豆(ジーマーミ)」もあります。

こちらは日本で広く普及しているものと同じ品種です。

 

沖縄の方言(琉球語)に由来するもので、落花生を使った「ジーマーミ豆腐」は有名になりましたよね。

原料として大豆を使っている訳ではなく、芋くず(乾燥サツマイモデンプン)を使って固めた郷土料理です。

だっきしょ

鹿児島県の一部では、落花生のことを「だっきしょ」と呼びます。

こちらも薩摩大隅の方言に由来する別名で、沖縄と同じように「だっきしょ豆腐」が有名です。

 

鹿児島弁も特殊な印象がありますが、「ラッカショ」と一般的な発音に近い呼び方をする地域もあります。

九州・沖縄は、その他にも狭いエリアごとに様々な別名が存在するようですね。

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落花生とピーナッツの違いとは?

落花生 ピーナッツ 違い

落花生とピーナッツの違いは、「植物」「その種(可食部)」という意味で分けられることがほとんどです。

また、一般的な消費者レベルでいえば、「殻付き」「殻を剥いてあるもの」で区別されていますね。

 

詳細をまとめると以下の通りです。

【落花生】

  • 植物として見る時
  • 殻付きの状態
  • 生産量を表す時など

 

【ピーナッツ】

  • 食品として見る時
  • 殻を剥いた種(可食部)
  • バターやオイルなどの加工食品の原料

より食品に近い存在として見るなら「ピーナッツ」という呼び方になりますよね。

 

節分の豆まきに落花生を使用する地域も多いですが・・・

  • 豆まきをする時:落花生
  • 福豆の代わりに食べる時:ピーナッツ

と分けて呼ぶのが一般的ですね。

 

英語ではどの状態でも「peanut」「peanuts(複数形)」を使いますが、日本では明確な違いがありますね!

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落花生の名前の由来と花言葉!別名やピーナッツとの違いとは?のまとめ

落花生の名前の由来は、他のマメ類とは異なる特殊な実のつけ方から来ています。

花言葉は「仲良し」で、殻の中に実(種)が並ぶことからつけられたようです。

 

別名は他にも様々あることから、代表的なものをご紹介しました。

地域によって変わった呼び方をする所も多いですね。

 

落花生とピーナッツの違いについては、主に植物として見るか、食品として見るかが見極めのポイントとなるでしょう!

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Posted by sonoko0620