カリフラワーの名前の由来と花言葉!和名や歴史と主な品種について!

2022年7月26日花言葉

カリフラワー 名前 由来 花言葉 和名 歴史 品種

マヨネーズとの相性もよく、サラダの具材としても人気の高い野菜・カリフラワー

食材としてのイメージが強いですが、名前の由来花言葉をご存じでしょうか…。

 

カリフラワーには和名もいくつかありますが、特に歴史を見ると実におもしろい植物です。

また、主な品種を知っておくと、楽しみ方の選択肢も増えますね。

 

そこで今回は、カリフラワーの名前の由来と花言葉!和名や歴史と主な品種について!というテーマでご紹介します。

Sponsored Link


 

カリフラワーの名前の由来

カリフラワー 名前 由来

カリフラワーという名前は、英名(Cauliflower)からの外来語で…

「Cauli(キャベツ)」と「花(flower)」を組み合わせた「花キャベツ」に由来します。

 

「Cauli(カリ)」とは、もともとラテン語で「茎」という意味で、特に「キャベツの茎」を表しています。

また、キャベツそのものを表す言葉として…

  • フランス語の「chou(シュー)」 
  • イタリア語の「cavolo(カーヴォロ)」

などの語源となっています。

 

カリフラワーという名前は、以下2か国のどちらかを経由して英語に転訛したものです。

  • フランス:「chou」+「fleur(花)」=「chou-fleur (シュウフルォー)」
  • イタリア:「cavolo」+「fiore(花)」=「cavolfiore (カヴォルフィオーレ)」

もともと「花が咲くキャベツ」「キャベツ状の花を咲かせる植物」が由来となっています。

最終的に英語圏ではラテン語の「Cauli(キャベツ)」と英語の「花(flower)」の組み合わせとなり、日本でもカリフラワーとして浸透しています。

カリフラワーの和名

カリフラワー 和名

カリフラワーの和名は、主に以下3種類があります。

  • 花椰菜(ハナヤサイ)
  • 花甘藍(ハナカンラン)
  • 花キャベツ

 

「椰菜」「甘藍」はキャベツの漢名に由来し、とくに「甘藍」は日本でキャベツの別名となっています。

いずれも「花」と組み合わせて「花キャベツ」という意味になります。

 

また、「甘藍」は「葉牡丹(はぼたん)」の古名や別名となっており…

カリフラワーのことを「木立花葉牡丹(キダチハナハボタン)」と呼ぶこともあります。


Sponsored Link

カリフラワーの花言葉

カリフラワー 花言葉

カリフラワーの花言葉は「お祭り騒ぎ」です。

葉っぱに包まれて花蕾(からい=可食部)が白く育つ様子を見ると、相応しくないようにも思えますよね!

 

お祭り騒ぎの由来はハッキリしていませんが・・・

カリフラワーの花蕾を収穫せずに放っておくと、茎のような「花柄(かへい)」がどんどん成長して放射状に黄色い花をたくさん咲かせます。(※ピンクや紫の花もあります)

 

無数の花が賑やかに花を咲かせる様子から、花言葉が付けられたのかもしれませんね。

カリフラワーの歴史

カリフラワー 歴史

カリフラワーの歴史は約2000年ほどで、古代ローマ時代に誕生した植物といわれています。

元を辿れば、キャベツの原種となる野生甘藍(ヤセイカンラン)から派生して生まれたものです。

 

野生甘藍の派生種にはケール、キャベツ、メキャベツ、コールラビ、ブロッコリーなどもあります。

その中で、カリフラワーはブロッコリーの突然変異により白化した植物といわれています。

 

ローマ帝国衰退後は、15世紀頃にフランスやイタリアで本格的に栽培されるようになり、17世紀頃からヨーロッパ全土に普及しています。

カリフラワーの品種改良が進み、現在の姿で日本に伝わったのは19世紀初頭ですが、ほとんど普及しなかったそうです。

 

その後、第二次世界大戦後の1955年頃から進駐軍向けに栽培が始まっており…

食の欧米化と相まって日本でも人気が出た野菜といわれています。

 

現在では、日本の種苗メーカーでも様々なカリフラワーの品種が開発され、サラダなどに欠かせない食材となっていますね!

Sponsored Link

カリフラワーの主な品種

カリフラワーといえば白いイメージが強いですが、品種によって色も異なってきます。

ここでは、白系、オレンジ、紫、ロマネスコ、カリフローレの順にご紹介しますね!

白系カリフラワー

白系カリフラワー

一般的によく食べられている白系のカリフラワーは、花蕾が白くなるように育てられています。

冬が近くなる頃に花球(花蕾)を外側の葉で覆い、太陽光を遮断して黄色くなるのを防いでいます。

 

そのため、真っ白やクリーム色の鮮やかなカリフラワーに育ちます。

あまり品種名は知られていませんが、以下のようなものがあります。

【代表的な品種】

  • スノークラウン
  • スノーニューダイヤ
  • ホワイトパラソル
  • 寒月
  • オーナメントホワイト

オレンジカリフラワー

オレンジカリフラワー

カリフラワーの中でも、花蕾の色が黄色や淡いオレンジ色をしているタイプ。

ニンジンなどと同じく、橙色光合成色素の1つとされるカロテンを含み、茹でると一層色鮮やかに染まります。

 

風味や食感は白系カリフラワーと大差はなく、初めての人も違和感なく食べられますね!

【代表的な品種】

  • オレンジドーム(オレンジブーケ)
  • スーパームーン
  • オレンジ美星(みせい)

紫カリフラワー

紫カリフラワー

花蕾の色が主に濃淡の紫色をしているカリフラワー。

一般的に、「淡い紫(パープル)」「濃い紫(バイオレット)」などに区別されています。

 

ブルーベリーで有名な紫系色素のアントシアンに含み、茹でると緑色に変色するものもあります。

パープルフラワーという品種に限っては白系とほぼ同じ風味や食感ですが、茹でても紫色のままですね!

【代表的な品種】

  • パープルフラワー
  • バイオレットクイン
  • 紫雲(しうん)

ロマネスコ

ロマネスコ

イタリア原産といわれるロマネスコは、カリフラワーとブロッコリーの交配により誕生しました。

花蕾の形状がフラクタル形態(幾何学の概念の1つ)と呼ばれ、異様な印象を受ける人も多いですね。

 

食感はカリフラワーに近く、味はブロッコリーに近いといわれています。

ロマネスコ自体の品種名が「カリブロ」といいますので、ここでは国内で流通している主な商品名をご紹介します。

【代表的な商品】

  • スパイラル
  • ネオ・スパイラル
  • ドラゴンスパイラル
  • ベロニカ
  • ダ・ヴィンチ
  • ミケランジェロ
  • ラファエロ
  • サンゴ礁
  • 黄緑珊瑚
  • やりがい君

カリフローレ

カリフローレ

カリフローレは、日本のトキタ種苗が開発した品種で、登録商標の1つとなっています。

一般的なカリフラワーと比較すると、花蕾の部分を支える花梗がばらけているのが特徴です。

 

小ぶりな上にスティック状で包装しやすく、調理しやすいというメリットもあります。

生でも食べられると謳われていますが、一般的には茹でてサラダなどに利用されています。

カリフラワーの基本データ

カリフラワー 基本データ

カリフラワー
学名 Brassica oleracea var. botrytis
英名 Cauliflower
仏名 chou-fleur
和名 ハナヤサイ/ハナカンランほか
分類 アブラナ科アブラナ属の変種
原産 地中海東沿岸地方
開花時期 全品種を含めると通年
旬の時期 11月~3月
株の高さ 50~60cm
株の直径 50~60cm
花の色 主に黄色、ピンク、紫など
可食部 花蕾(からい=花のつぼみ)
花蕾の大きさ 直径15cmほど(収穫の目安)
花蕾の色 白・黄・オレンジ・紫・緑など
その他 早生種、中生種、晩生種あり


Sponsored Link

カリフラワーの名前の由来と花言葉!和名や歴史と主な品種について!のまとめ

カリフラワーの名前の由来や花言葉を中心にご紹介しました。

ラテン語の「Cauli(キャベツ)」と英語の「花(flower)」を組み合わせた「花キャベツ」が語源ですね!

 

花言葉は「お祭り騒ぎ」ですが、花が育った所を見る機会が少ないため、少しわかりにくいです。

誕生から2000年ほど経過しており、品種改良により現在の美味しいカリフラワーとなっています。

 

品種も白・オレンジ・紫ごとにいくつかありますし、ロマネスコやカリフローレも人気です。

白しか食べたことがないという方は、ぜひお試しくださいね!

花言葉

Posted by sonoko0620