鯉のぼりを飾る時期はいつからいつまで?雨の日や夜も飾っておく?

2022年1月27日行事・カレンダー

鯉のぼり 飾る時期 いつから いつまで

端午の節句の風物詩の1つとして、爽やかな風に吹かれて泳ぐ「鯉のぼり」がありますよね。

5月5日より随分早くから見かける印象もありますが、飾る時期はいつからいつまでなのかご存じですか。

 

私が住んでいる田舎だと、3月中からちらほら上り始めていますよ。

特に男の子の初節句に鯉のぼりを検討されている方は、目安の時期をチェックしておきましょう。

 

また、雨の日や夜に飾っておいてもよいのか?という疑問も解消しておきたいですね。

そこで今回は、鯉のぼりを飾る時期はいつからいつまで?雨の日や夜も飾っておく?というテーマで詳しくご紹介しますね!

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鯉のぼりを飾る時期はいつからいつまで?

鯉のぼり 飾る時期 いつから いつまで

実は、全国的に見ても鯉のぼりを飾る時期に「明確な決まり事」というものは存在しないようですね。

常識の範囲として3月3日のひな祭り(上巳の節句)が終わってから、というのが一般的です。

 

ですので、いつからいつまで飾ってもご家庭ごとの自由ということになります。

その中でも鯉のぼりの飾り始めの日で多いのは・・・

  • 3月20日~21日頃の春分の日
  • 4月1日
  • 4月に入って初めての大安の日
  • 二十四節気の清明(4月5日頃)

などが挙げられます。

 

どんなに遅くとも、ゴールデンウィークが始まる4月29日(昭和の日)の前には飾っておきたいですね!

連休が始まると、家族でお出掛けしたりと慌ただしくなりますからね。

 

逆に、鯉のぼりをしまう日として多いのは・・・

  • 端午の節句の翌日
  • 節句後の最初の土曜日や日曜日
  • 節句後の最初の大安の日

などが挙げられます。

 

あまり長く飾っておくと劣化する原因にもなりますので、節句が終わったら早めにしまうケースが多いです。

鯉のぼりを飾る時期は偶然にも黄砂のピークとなる3月~5月に重なりますし、紫外線でも生地を傷めますので心配ですよね!

 

また、ひな祭りの雛人形は約1ヶ月間飾るのが目安ですが、鯉のぼりは1ヶ月半以上の間飾ることも多いようです。

昔の武家社会では男児は家督を継ぐ立場にありましたので、健やかな成長と立身出世を祈願して盛大にお祝いされていた名残なのでしょう。

 

あまり早過ぎるのもどうかという場合、周辺地域で見かけるようになってから飾り始めるのもオススメですよ!

しまう時期はご都合にもよりますが、5中旬までの晴れた日であればお手入れも楽になりそうですね。

関西は遅くなる傾向も!

関西の一部地域では、旧暦に基づいて上巳の節句や端午の節句を行う所もあります。

ひな祭りが4月3日になりますので、4月5日頃~6月5日頃を目途に鯉のぼりを飾る風習もあるようです。

 

飾り終わりの時期が梅雨入りしているケースもあるため、なるべく五月晴れ(旧暦で梅雨の合間の晴れ間)にしまってお手入れした方が良さそうですね。

大安の日を選ぶのがベスト?

鯉のぼりは男児やその家族にとっては縁起物の1つです。

昔から大安に飾る風習もありますが、今では六曜を気にする人も少なくなっています。

 

飾り始めと飾り終わりも大安の日を選ぶのがベストかもしれませんが、あまり固執する必要もないでしょう。

同様に仏滅でも問題ありませんが、気が進まないのであれば他の六曜の日を選ぶのもよいですね!

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鯉のぼりは雨の日も飾っておく?

鯉のぼり 雨の日 飾る

雨の日に鯉のぼりを飾っておくのは控えた方がよいですね!

素材によっても異なりますが、濡れるだけでも劣化に繋がる可能性は否定できません。

 

そもそも雨に打たれて水分を含んでしまうとクタクタになって、気持ちよく泳いでいるようにも見えませんしね。

最近の鯉のぼりは主にポリエステル製やナイロン製で濡れても乾きやすいのですが、水分で滲みや色移りすることもあります。

 

特に酸性雨黄砂を含んだ雨は生地を傷める原因になるため、雨の日は取り込むようにしたいですね。

一般的で手頃な価格帯のナイロン製の場合、やや酸に弱い特徴があり、酸性雨に打たれると色移りしやすいといわれています。

 

さらに、シワにもなりやすいため、雨ざらしはデメリットしかありません。

また、独特の風合いで高級なポリエステル製の場合、アルカリ性の黄砂を含んだ雨に弱く、折角の風合いが損なわれることもあります。

 

撥水加工を施された鯉のぼりだとしても、雨の日に飾り続けるといずれは劣化するものです。

最悪のケースでは鯉のぼりの生地が変色したり破れたりして、寿命を大きく縮めてしまします。

 

一軒家などの庭に固定されたポールの場合、そのてっぺん付近にある回転球や車輪は多少錆びても仕方がありません。

しかし、鯉のぼりの幟や吹き流しの部分は雨の日には飾らないようにして、しっかり保護してあげましょう。

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鯉のぼりは夜も飾っておく?

鯉のぼり 夜 飾る

夜に鯉のぼりを飾っておくのは、以下の2つの視点からNGになります。

  • 騒音による近所迷惑
  • 夜露に打たれて濡れてしまう

 

昼間に鯉のぼりがはためく音や車輪の部分がカラカラ音を立てても、あまりうるさいと感じることは少ないです。

一般的な家庭の場合、専業主婦以外は会社や学校に出かけており、そもそも気にする人が家に居ませんよね。

 

しかし、夜になると家に帰ってきますし、睡眠時間にパタパタ、カラカラと音が鳴ると気になって眠れない人もいますよね。

騒音による近所迷惑でトラブルに発展することもあるため、夜に鯉のぼりを飾ったままにするのはオススメできません。

 

「朝から飾って夕方には取り込む」というルーティーンにしておけば、隣人さんなどと揉めることもないと思います。

自分では騒音だと気が付きにくいですが、相手から非常識な人と思われないようにしましょうね!

 

また、もう1つの視点には春先の寒暖差による夜露が絡んできます。

雨のようにずぶ濡れになることはありませんが、水分による劣化は起こり得るものです。

 

少しでも鯉のぼりを長持ちさせるためにも、なるべく乾燥させた状態のまま使用するのがベストになります。

仕事で遅くなったという時も素早く取り込んで、室内で乾かすようにケアしておきましょう!

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鯉のぼりを飾る時期はいつからいつまで?雨の日や夜も飾っておく?のまとめ

  • 鯉のぼりを飾る時期に決まり事はない
  • 飾り始めは春分の日(3月20日頃)~ゴールデンウィークに入る前
  • しまうのは端午の節句を過ぎて5月中旬頃までにする
  • 関西は1ヶ月程度遅くなる傾向がある
  • 大安の日に飾るのがベスト、しかし固執する必要はない
  • 雨の日は鯉のぼりが濡れて劣化するため飾らないようにする
  • 夜は騒音での近所迷惑や寒暖差による夜露に注意

 

鯉のぼりを飾る時期はお住まいの地域でも様々だと思われます。

ひな祭り後であれば問題ありませんので、早めに飾ってもよいですね。

 

雨の日や夜はトラブルも発生しやすいため、取り込んでおいた方が無難です。