スタージェンムーンとは?2023年はいつ?時間・方角・高さも!

2021年5月24日宇宙とスピリチュアル

スタージェンムーンとは 2023年 いつ 時間 方角 高さ

スタージェンムーンとは、ネイティブアメリカンが名付けたといわれる満月の呼び名の1つです。

あまり馴染みのある言葉ではありませんが、最近ではSNSを中心に話題になることも増えています。

 

満月にはスピリチュアル的エネルギーがあるといわれるため、2023年は夜空を眺めて願い事をしてみるのもよいでしょう!

この記事では・・・

  • スタージェンムーンの意味や名前の由来
  • どんな別名があるのか?
  • 見られる周期(頻度)
  • 2023年はいつ見られるのか?
  • ピークの時間・方角・高さ
  • スタージェンムーンで叶う願い事やおまじない

などについてまとめています。

天体観測ファンが増えたり、SNS映えする写真撮影のお手伝いになれば幸いです。

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スタージェンムーンとは?

スタージェンムーンとは スタージェンムーンとは、8月の満月を意味する言葉です。

英語表記では「Sturgeon Moon」とされ、日本語では直訳で「チョウザメ月」と呼ばれています。

 

チョウザメ(蝶鮫)とは古代魚の一種で、主に北アメリカやロシア、ヨーロッパなどの川や湖に生息する淡水魚です。

海のサメとは全く異なる魚類で、その卵は世界三大珍味の1つ「キャビア」として有名ですよね。

 

でも、なぜ8月の満月のことをスタージェンムーンと呼ぶのでしょうか?

スタージェンムーンの名前の由来

スタージェンムーン 名前 由来

スタージェンムーンという名前は、北米五大湖(スペリオル湖、ミシガン湖、ヒューロン湖、エリー湖、オンタリオ湖)に生息するチョウザメの漁猟期に由来するものです。

北米の先住民たちはチョウザメを「魚の王様」と捉え、最も成熟する8月は「漁猟の最盛期」を迎えていました。

 

当時は月の満ち欠けを頼りに暮らしていた「太陰暦」の時代…。

ネイティブアメリカンたちは満月に季節特有の生物や植物、自然現象などの名前を付け、生きていくための指針としていたのです。

 

そして、満月がめぐってくるたびに農作業の準備をしたり、狩猟を開始する時期を決めていました。

毎年8月にめぐってくるスタージェンムーンを見る頃には、貴重なタンパク源となるチョウザメの肉を食べ、自然の恵みに感謝していたものと思われます。

 

ちなみに、チョウザメの産卵期は春といわれていますので、キャビアを食料としていたのかは謎です。

また、スタージェンムーンを見る頃になると、1年で最も暑い時期であることを肌で感じ取っていたのかもしれませんね。

スタージェンムーンの別名

8月の満月には、スタージェンムーン以外にも様々な別名があります。

ネイティブアメリカンやヨーロッパを由来とするものがほとんどです。

  • フルーツムーン:Fruit Moon(果物月)
  • グレインムーン:Grain Moon(穀物月)
  • グリーンコーンムーン:Green Corn Moon(青トウモロコシ月)
  • ライトニングムーン:Lightning Moon(稲妻月)
  • ドッグデイズムーン:Dog Day’s Moon (盛夏月)
  • ウーマンズムーン: Women’s Moon (女性月)
  • ディスピュートムーン:Dispute Moon(論争月)
  • レッドムーン:Red moon(赤月)

暑い夏場に適した呼び名もあれば、ディスピュートムーン(論争月)など変わったものもありますね。

レッドムーン(赤月)は、8月頃のアメリカの荒野で満月が赤みがかって見えることに由来しています。

スタージェンムーンの周期(頻度)

スタージェンムーン 周期 頻度

月の満ち欠けの周期は約29.5日とされています。(※新月→満月→新月に戻るまでの期間)

8月は31日まである「大の月」なので、スタージェンムーンの周期(頻度)は基本的に1年に1度となります。

 

ただし、31日まであるということは、めぐり合わせによっては月初めと月末に2度見られる年もあります。

ちなみに、ひと月に2度満月がめぐってくることをブルーム―ンと呼びます。

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2023年のスタージェンムーンはいつ?ピークの時間は?

2023年 スタージェンムーン いつ2023年(令和5年)のスタージェンムーンは、月初めと月末に2度巡ってきます。

日付、時間、月齢などの詳細は以下の通りです。

 

1度目:8月2日(水)

月が満ちて望(満月)となるピークの時間は午前3時32分です。

太陽が昇る前の夜の時間帯なので、日本からもスタージェンムーン完成の瞬間を見ることができます。

 

新月からの経過時間(日数)を表す月齢は15.4で、かなり遅いという印象です。

前述した通り、月の満ち欠けの周期は約29.5日なので、満月の月齢の平均はその半分の約14.75となります。

 

2度目:8月31日(木)

月が満ちて望(満月)となるピークの時間は午前10時36分です。

太陽が昇っている時間帯なので、日本からスタージェンムーン完成の瞬間は見ることができません。

 

月齢は14.7なので、平均に近い早さです。

この日の満月は今年最も地球に近づくスーパームーンなので、明るさや時間、方角、高さなどは以下の記事にまとめています。

スタージェンムーンを見られる時間の長さは?

次に、全国各地でスタージェンムーンを見られる時間の長さも確認しておきましょう!

日本の国立天文台(NAOJ)が公式発表している、月の出月の入り時刻をチェックすると簡単に算出することができます。

 

8月2日の満月についてまとめていますので、31日の満月については前述のスーパームーンの記事をご覧下さいね!

地域 月の出 月の入り(翌3日) 時間の長さ
札幌 19:45 5:40 9時間55分
仙台 19:34 5:53 10時間19分
新潟 19:41 6:02 10時間21分
東京 19:33 6:03 10時間30分
小笠原 19:05 6:09 11時間04分
名古屋 19:43 6:16 10時間33分
大阪 19:48 6:23 10時間35分
広島 20:00 6:37 10時間37分
高知 19:54 6:34 10時間40分
福岡 20:06 6:47 10時間41分
鹿児島 20:02 6:50 10時間48分
那覇 20:03 7:11 11時間08分

スタージェンムーンを見られる時間の長さは、地域ごとの緯度に影響を受けます。

最も長く見られるのは那覇の11時間08分、次いで、小笠原の11時間04分です。

 

逆に最も短いのが緯度の高い札幌の9時間55分で、那覇との時間差は1時間13分もあります。

東京の場合、全国平均に近い10時間30分となっています。

 

スタージェンムーンは日の長い8月の満月ですが、月の入り時刻は翌3日の早朝6時台の地域が多いですね。

当日見逃したという方でも、朝の空を眺めてみると見える可能性は高いと思われます。

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スタージェンムーンの方角や高さは?

スタージェンムーン 方角 高さ8月2日の満月は、真東から昇り真西に沈む「秋分の満月(9月)」と50日程度しか時差がありません。

そのため、スタージェンムーンは日没の頃に東南東の方角から昇り、翌3日の日の出の頃に西南西の方角へと沈んで行きます。

 

満月の日は、地球から見て太陽と月の位置が真逆の方向にあります。(※黄経差180度)

これにより、「太陽が昼空に描くアーチ」「月が夜空に描くアーチ」が季節で逆転する形となっています。

 

スタージェンムーンは最も低い軌道を通る「夏至の満月(6月)」とも40日程度しか時差がないため、比較的低い所を通る満月です。

8月2日の夕方、地平線上に昇ってくる様子を見たい方は東南東の方角を見ておくと良いでしょう!

 

また、満月の高さを表す南中高度は地域ごとに以下にまとめています。

地域 南中時刻 南中高度
札幌 0:37 27.8度
仙台 0:39 32.7度
新潟 0:47 33.0度
東京 0:44 35.3度
小笠原 0:34 43.9度
名古屋 0:56 35.8度
大阪 1:02 36.4度
広島 1:14 36.7度
高知 1:10 37.5度
福岡 1:23 37.6度
鹿児島 1:22 39.6度
那覇 1:34 45.0度

※赤文字=当日には南中しないため、正確には翌3日の南中高度になります
※青文字=当日に南中しますが、他の地域と約1日の時差が生じるため、あえて3日の南中高度を記載しています

スタージェンムーンが昇る高さも、緯度の影響を受けています。

札幌は27.8度と最も低く、那覇は45.0度で最も高くまで昇るため、その差は22.2度ほどあります。

 

東京は全国平均に近い35.3度ですが、ビル群に邪魔されて見えないケースもあるかと思われます。

綺麗なスタージェンムーンの写真を撮影したい方は、建物の屋上などに昇るのもおすすめですよ!

月の南中高度とは?
月が真南に来て、最も高く昇った時の地平線との間の角度。仮に0度なら月が地平線上にあり、90度なら頭上の高さまで月が昇ることになる。※最大90度

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スタージェンムーンの願い事は?

スタージェンムーン 願い事

スタージェンムーンは以下のキーワードに関する願い事が叶うといわれています。

「自由」「個性」「自立」「独創性」「友情」「信頼関係」「平和」「ネットワーク」

 

要約すると「個人としての能力を高めながら、周囲からの信頼を勝ち得ていく」というイメージです。

ただし、8月2日のスタージェンムーンは水瓶座の満月なので、自由や個性を勘違いして「独りよがりの自分」になりがちです。

 

前提として強い友情や信頼関係を築くために、自身の能力を最大限まで引き出すような願い事をするのがよいでしょう!

個性と孤立は意味が異なりますので、履き違えないようにすることが大切です。

 

特にIT系の最新テクノロジーを学び、身に付けたいといった希望があれば、スタージェンムーンを眺めながら願い事を唱えてみましょう。

また、学校やビジネスの場において孤立しているという方は、悩みを解消するきっかけになるかもしれませんね。

 

その他、金運や恋愛運はすべての満月の願い事として有効なので、流行りのおまじないなどを試してみるのも良いですね!

スタージェンムーンのおまじない

悩み事や願い事がある方はスタージェンムーンの日におまじないを試してみましょう!

人気の高い満月水はペットボトルに水を入れて、月明かりの当たる場所(室内でも可)に置いておけば2~3時間で完成します。

 

飲むだけで月のエネルギーを全身に充填できるため、最も効果的なおまじないの1つです。

余った分は寝る前に枕元に置いておくと、自身の身体や部屋の浄化にも繋がります。

 

また、スタージェンムーンの写真を撮ってスマホの待ち受けにするのもオススメです。

恋愛運上昇はもちろん、金運などにも効果を発揮するといわれています。

 

自分にとって悪い出来事や悩みから解放されたい方は・・・

白い紙に「なりたい自分の姿」を書いてスータ―ジェンムーンに向かって読み上げ、その後、書いた紙を破り捨てるというおまじないもあります。

 

重要なポイントとして、願い事が達成された前提で「○○になった」「○○になっている」と過去形や現在進行形で書いてくださいね。


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スタージェンムーンとは?2023年はいつ?時間・方角・高さも!のまとめ

スタージェンムーンとは、ネイティブアメリカンが名付けた8月の満月のことでしたね。

名前の由来は五大湖に生息するチョウザメの漁猟期から来ています。

 

2023年8月は満月が2度巡ってきますが・・・

  • 8月2日(水):望となるのは午前3時32分で、日本から見ることができる
  • 8月31日(木):望となるのは午前10時36分で、日本から見ることができない

という違いもあります。

 

特に31日のスタージェンムーンは今年最も注目されるスーパームーンです。

願い事や悩み事があれば、ぜひおまじないを実践してみてくださいね!