ストロベリームーンの意味と由来!なぜピンクや赤い色に見える?
あなたはストロベリームーンという満月にまつわる言葉を聞いたことがありますか?
日本語では「苺月」という可愛らしい名前ですが、その意味や由来を知っている方はまだ少ないようです。
満月といえば、夜空に白っぽい光を放っているイメージですよね。
ただ、ストロベリームーンはピンクや赤い色に見えると話題になっており、なぜそのような現象が起こるのか不思議ですね。
また、願い事を叶えてくれる特別な月として注目度も高いため、知っておいて損はありません。
そこで今回は、ストロベリームーンの意味と由来!なぜピンクや赤い色に見える?というテーマで詳しくご紹介します!
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ストロベリームーンの意味
ストロベリームーンとは「6月の満月」を意味する言葉で、主にアメリカを中心とした英語圏で使われています。
といっても正式名称ではなく、英語で6月の満月は・・・
- フルムーン・イン・ジューン(Full Moon in June)
- ジューン・フルムーン(June full moon)
と呼ぶのが正解なので、ストロベリームーンとはあくまでも俗称にすぎません。
数年前に一部のメディアが取り上げたことをきっかけに、日本のSNSでも話題になり広まったという背景があります。
「苺月」の名の通り、通常の満月よりピンクや赤色に見えると騒がれたことも、注目度が高くなった理由の1つです。
最近では・・・
- ストロベリームーンを見ると願い事が叶う
- 恋愛運がアップする
といった俗信のようなモノも広まり、ますます話題性も豊富に…。
1年間にめぐってくる満月のなかでも「中秋の名月(十五夜)」と肩を並べるのも時間の問題のようです。
ストロベリームーンの英語表記は?
ストロベリームーンの英語表記は「Strawberry moon」です。
当然、満月を意味する「フルムーン(Full Moon)」は含まれず、直訳の「苺月」そのまんまという感じですね。
ちなみに英語では・・・
- 新月:ニュー・ムーン(New moon)
- 三日月:クレッセント・ムーン(Crescent Moon)
- 上弦の月:ファースト・クウォーター・ムーン(First quarter moon)
- 下弦の月:ラスト・クウォーター・ムーン(Last quarter moon)
といった月の呼び方があります。
ストロベリームーンの頻度(周期)
ストロベリームーン(6月の満月)がめぐってくる頻度(周期)はほぼ1年に1回のみです。
なぜなら、月の満ち欠け周期は29.5日だからです。
満月スタートで考えても、新月までに約半月、再び満月になるまでに29.5日かかります。
6月は30日までしかありませんので、2度目のストロベリームーンがめぐってくる可能性はかなり低くなります。
ただし、2007年には6月1日と30日が満月だったことがありますので、絶対に無いとは言い切れません。
ちなみに一月に2回満月がめぐってくる現象自体を、俗称で「ブルーム―ン(Blue Moon)」と呼びます。
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ストロベリームーンの由来
6月の満月をストロベリームーンと呼ぶのは・・・
アメリカ北部の先住民族・オジブワ族が「野イチゴが収穫できる頃の満月」という意味で名づけたことに由来します。
オジブワ族とは、カナダ国境に近い五大湖のほとりの森林地帯で生活していた部族です。
野生の木の実や種子などを主な食糧としており、季節の移り変わりを知る手段として「その時々で収穫できるモノ」を満月の呼び名としていました。
ストロベーリームーンもその1つで、6月頃に収穫できる身近な野イチゴに親しみを込め、満月に名づけたといわれています。
野イチゴがたくさん獲れるようになると「そろそろ暑くなる頃だ」と察知していたのでしょう。
まだイギリスから移民する人もいなかった時代、アメリカには数えきれない程の部族が暮らしていました。
ストロベリームーン以外にも、多くの部族が満月に独自の名前をつけていた時代のお話です。
ストロベリームーンの別名と由来
オジブワ族が名づけたストロベリームーンのように、6月の満月には別名があります。
【ストロベリームーンの別名】
- ローズムーン:Rose Moon(薔薇月)
- ホットムーン:Hot moon(暑気月)
- ハニームーン:Honey moon(蜜月)
- ミードムーン:Mead moon(蜂蜜酒月)
特にヨ―ロッパを中心に呼ばれている満月の名称で、ストロベリームーンとはイメージが異なるモノもあります。
まずローズムーンは「薔薇の花が咲く頃の月」に由来し、フルローズムーンと呼ばれることもあります。
ホットムーンは夏至の頃の満月ということもあり、「そろそろ暑くなる頃」という意味ですね。
ハニームーンは「甘い新婚生活」に由来する呼び名で、ジューンブライド(6月の花嫁)が大きく影響しているようです。
ヨーロッパを中心に新婚1ヶ月以内を「蜜月」と呼ぶ風習があることからも納得ですね。
外来語として有名なハネムーン(新婚旅行)も、もともとは「蜜月旅行」から来ている言葉です。
最後のミードムーンは蜜月の間に子作りに励む目的で、蜂蜜酒を飲んで精力をつけていたことに由来するものです。
ストロベリームーンのように季節を感じさせる満月の別名は、ローズムーンとホットムーンですね!
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ストロベリームーンはなぜピンクや赤い色に見える?
同じ満月なのに、ストロベリームーンだけなぜピンクや赤い色に見えるといわれているのでしょうか?
実は、他の満月の色と大差がある訳ではなく、見た目にもほとんど変わりありません。
もともと満月は太陽の七色の光(紫、藍、青、緑、黄、橙、赤)を反射して光っているに過ぎません。
なかでも太陽の赤の波長は最も長く大気に吸収されにくいため、地平線付近に来ると真っ赤な朝焼けや夕焼けを見ることができますよね。
夏至の頃の満月は1年で最も低い軌道を通るため、地平線付近にある時は僅かに時間が長く感じます。
すると、赤い波長を反射して、私たちの目にはピンクや赤い色に見えることもあります。
ただし、ストロベリームーンが特別というわけではなく、もともと地平線付近の満月は赤く染まって見えやすい傾向があります。
太陽の光を反射して赤い波長が見えやすいのは、いつの満月も条件は似通っています。
もしピンクや赤い色に染まったストロベリームーンの写真を撮影したいという場合、地平線付近にある月の出・月の入り時刻のみがチャンスです。
空高く昇ってしまえば普段の白っぽく光る満月と何ら変わりありません。
ストロベリームーンの願い事
2021年6月25日のストロベリームーンは山羊座の満月です。
山羊座に対応する意味や願い事には以下のようなモノが挙げられます
- 仕事
- 社会
- 出世
- 肩書き
- キャリア
- 責任感
- 役割
- 野心
- 父親
会社における自分の立ち位置や、出世、キャリア、肩書きなどを司っていますね。
ビジネス上の人間関係などで悩みを持つ方も、ストロベリームーンを眺めながら願い事を託すのも良いですね。
6月の満月でもありますし、上半期の自分を見つめ直すのにも適しています。
もともと身の回りに変化が起きやすい時期ですが、月のパワーを取り込んで社会生活での運気上昇を願いましょう!
また、ストロベリームーンは恋愛系の願い事を叶えてくれる満月としても有名です。
個人的にはいつも「満月水」を作るようにしており、恋愛以外にも金運や仕事運などにも効果があると感じています。
ペットボトル入りのミネラルウォーターを2~3時間月光に当てておくだけで完成します。
ストロベリームーンウォーターが完成したら、願い事を頭の中に描きながら飲んでみるのもオススメですよ!
満月水はれっきとしたおまじないの1つですし、月光欲と同じくらい月のパワーを体の中に取り込むことができます。
冷蔵庫に入れておけば保存もできますので、ぜひ作ってみてくださいね。
最近では満月の写真を撮影して待ち受けに設定するのも流行っていますので、願い事がある方は試してみる価値はありますね。
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ストロベリームーンの意味と由来!なぜピンクや赤い色に見える?のまとめ
ストロベリームーンの意味と由来を中心にご紹介しました。
ネイティブアメリカンが名付けた満月を眺めながら思いを馳せるのも良い機会ですね。
地域や天候によっては、実際にピンクや赤い色に染まるストロベリームーンが見られるかもしれません。
6月の満月という意味では梅雨時で雨が心配になりますが、当日はぜひ晴れてほしいですね。
恋愛系の願い事が叶うと信じられていますので、おまじないをする人も増えそうです。
夏至を過ぎると本格的な夏へ向かい始める季節の変わり目ですので、健康面での願い事もしておきましょう!
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