ピンクムーン2023年はいつ?名前の由来や時間・方角・高さは?

2021年2月17日宇宙とスピリチュアル

ピンクムーン 2023年 いつ 名前の由来 時間 方角 高さ

ネイティブアメリカンが名付けたといわれる4月の満月・ピンクムーン

恋愛に関する願い事に特化したお月様なので、2023年はいつ見られるか楽しみにしている人も多いですよね。

 

ピンクムーンの名前の由来も気になりますが、ピークの時間や方角、高さなども確認しておきましょう!

満月のエネルギーを体内に充填し、運気アップを図りたいですね。

 

そこで今回は、ピンクムーン2023年はいつ?名前の由来や時間・方角・高さは?というテーマでご紹介します。

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ピンクムーン2023年はいつ?ピークの時間は?

ピンクムーン 2023年 いつ ピークの時間2023年(令和5年)のピンクムーンは4月6日(木)に見られます。

月が満ちて望(満月)を迎えるピークの時間は、13時35分となっています。

 

太陽が昇っている時間帯なので、残念ながら日本から望の瞬間を見ることはできません。

ただし、当日の夕方になれば、地平線上に昇ってくるピンクムーンを楽しめますね!

 

新月からの経過時間(日数)を表す月齢は15.4で、比較的遅いという印象です。

月の満ち欠けの周期は約29.5日とされていますので、満月の月齢の平均はその半分の14.75となります。

 

ピンクムーン完成までの流れは、以下の通りです。

3月22日(新月:朔)⇒ 3月29日(上弦)⇒ 4月6日(満月:望)

ピンクムーンの名前の由来は?

ピンクムーン 名前 由来

ピンクムーンという名前は、春にアメリカ北部で咲き誇る「ハナシノブ科フロックス属」の花々に由来します。

主に「キキョウナデシコ」「シバザクラ」が有名ですが、開花時期が早く鮮やかなピンク色の花を咲かせます。

 

その美しい姿を見ていたアメリカ北部の先住民族「アルゴンキン族」は…

4月の満月の名前としてピンクムーンを採用したといわれています。

 

もともとネイティブアメリカンの間では、4月は季節の変わり目ということもあり、この時期の満月は特に重要視されていたようです。

ピンクムーンから次の新月までは草刈りや草木の剪定、手入れの時期としていたこともあり、開花時期の早いフロックス属の花々は重宝されていたと考えられています。

 

ちなみに、アメリカでは1月~12月のすべての満月に特有の名前が付けられています。

どれをとっても、季節ごとに見られる動植物や自然現象が由来となっています。

月の満ち欠けを頼りにしていた太陰暦の時代だったため、満月は狩猟や農作業、冬ごもりなどの行動の指針とされていました。


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ピンクムーンの別名と由来

ピンクムーン 別名 由来

日本語で「桃色月」を表すピンクムーンですが、4月の満月には以下の別名もあります。

【ピンクムーンの別名】

  1. スプラウティンググラスムーン:Sprouting Grass Moon(萌芽月)
  2. フィッシュムーン:Fish Moon(魚月)
  3. エッグムーン:Egg Moon(卵月)

 

「スプラウティング(Sprouting)」=「萌芽」「芽生え」「発芽」「新芽形成」「もやし」

「Grass」=「草」「牧草」「草地」「草原」「牧草地」「芝生」を意味する言葉です。

 

つまり、Sprouting Grass Moon(萌芽月)とは「草の芽が萌える時期」に由来する満月の別名です。

ピンクムーンは花の色から名付けられていますが、スプラウティンググラスムーンは植物の芽の成長に目を向けた呼び名となっています。

 

フィッシュムーン(Fish Moon)の由来は、「産卵を目的として魚が川を遡る様子」から名付けられたものです。

また、エッグムーン(Egg Moon)は「魚や様々な動物たちの産卵期」に当たることに由来します。

 

ピンクムーンの別名はアメリカの歴史やトレンド、天文データなどをまとめた書物「Old Farmer’s Almanac」や、NASA(アメリカ航空宇宙局)」のHPにも掲載されています。

ピンクムーンを見られる時間の長さは?

ピンクムーン 見られる時間の長さ

ピンクムーンを見られる時間の長さも気になりますよね。

国立天文台(NAOJ)が発表している、4月6日の月の出翌日の月の入り時刻から算出することができます。

地域 月の出 月の入り(18日) 時間(長さ)
札幌 18:12 5:33 11時間21分
仙台 18:10 5:40 11時間30分
新潟 18:18 5:48 11時間30分
東京 18:13 5:47 11時間34分
小笠原 17:58 5:45 11時間47分
名古屋 18:25 5:59 11時間34分
大阪 18:30 6:06 11時間36分
広島 18:43 6:18 11時間35分
高知 18:38 6:15 11時間37分
福岡 18:51 6:27 11時間36分
鹿児島 18:49 6:29 11時間40分
那覇 18:58 6:45 11時間47分

上記グラフのデータによると、ピンクムーンを見られる時間が最も短いのが札幌の11時間21分です。

緯度が最も高いことが影響しています。

 

一方、最も見られる時間が長いのが、緯度が低い小笠原と那覇の11時間47分です。

ただ、緯度が大きく異なる札幌と、小笠原・那覇の差はわずか26分しかありませんよね。

 

これは、ピンクムーンが見られる4月6日が、春分の日(2023年は3月21日)に近いことを意味します。

全国的に昼と夜の長さがあまり変わらないことによる影響です。

 

東京の場合、11時間34分となっていますので、札幌と小笠原・那覇との中間くらいです。

大阪以西になると翌朝の月の入りも6時台となっており、早朝までピンクムーンを見る機会も増えますね。

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ピンクムーンの方角と高さは?

ピンクムーン 見える方角

 

ピンクムーンが夜空に描く軌道は「春分の満月」よりやや低くなっており…

4月6日の日没頃に東南東の方角から昇り、翌7日の日の出頃に西南西の方角に沈んで行きます。

 

満月の日は地球から見て太陽と月の位置が180度異っています。(※黄経差180度)

そのため、太陽が昼間に描くアーチとは季節が逆転し、冬至の満月が最も高く、夏至の満月が最も低いアーチを夜空に描きます。

 

ピンクムーンも「春分の満月」より低い位置を通るため、あまり高さは出ないはずです。

以下に地域ごとの南中高度をまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

地域 南中時刻 南中高度
札幌 23:58 38.8度
仙台 24:00 43.7度
新潟 0:07 44.0度
東京 0:04 46.3度
小笠原 23:54 55.0度
名古屋 0:16 46.7度
大阪 0:22 47.2度
広島 0:34 47.5度
高知 0:30 48.3度
福岡 0:00 54.4度
鹿児島 0:42 50.2度
那覇 0:11 61.8度

※赤文字=当日の南中高度が存在しないため、実際には翌日のデータになります
※青文字=4月6日に入りすぐに南中時刻を迎えるため、その他の地域より約1日ほど早いデータになります

月の南中高度とは?
月が真南に来て、最も高く昇った時の地平線との間の角度。仮に0度なら地平線上にあり、90度ならほぼ頭上まで昇るイメージ。

 

ピンクムーンの高さを見ると、緯度が高い札幌が38.8度で最も低いです。

一方、緯度が低い那覇は61.8度で最も高くなっています。

 

東京の場合は46.3度となっていますので、全国的には平均に近いです。

4月といえば暖かくなる頃ですし、ピンクムーンを見るにはよい季節なので、昇る方角や高さを確認しておくとよいですね!

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ピンクムーン2023年はいつ?名前の由来や時間・方角・高さは?のまとめ

2023年のピンクムーンは4月6日(木)に見られます。

望に達するピークの時間は13時35分で、日本からは見ることができません。

 

ただし、4月6日の夕方頃には東南東の方角から昇り始め、翌日の早朝までは一晩中楽しめます。

もちろん曇りや雨が心配されますので、当日の天気予報などもチェックしておきたいですね。

 

ピンクムーンの名前の由来はアメリカ北部の先住民族「アルゴンキン族」が…

開花時期の早い「ハナシノブ科フロックス属」の花にちなんで名付けたのが始まりでした。

 

恋愛をはじめ、叶えたい願い事がある人は、ピンクムーンのエネルギーに託してみるのもおすすめですよ!