黒日2023カレンダー!入籍や結婚式はNG?天赦日や大安と重なると?
黒日(くろび)という言葉をご存じでしょうか?
暦注の中でも「最悪の大凶日」とされており、日本で最も恐れられている凶日にあたります。
別名「受死日(じゅしび、じゅしにち)」とも呼ばれていますので、下手なことをすると「死を受ける日」と捉えることもできそうですね。
2023年の黒日に関するカレンダーをまとめましたので、ぜひ過ごし方の参考にしてみてくださいね。
特に、入籍や結婚式の日取りを決める際は注意が必要です。
また、天赦日や大安といった吉日と、黒日が重なると吉凶はどうなるのか?考え方を整理してみましょう!
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黒日2023カレンダー!
まずは2023年の黒日をまとめたカレンダーをご紹介します!
もともと黒日の歴史は古く、1542年(戦国時代)の「石山本願寺日記‐証如上人日記」にもその記載が残されています。
葬式以外は万事において凶であり、陰陽家が注意を促すために暦に「•」の印を記載したことに由来するといわれています。
カレンダーには、大安などの「六曜」の他、吉日として「七箇の善日(ななこのぜんにち)」「一粒万倍日」、凶日として「三箇の悪日(さんがのあくにち)」「不成就日」「三隣亡」なども掲載しています。
【黒日カレンダー・吉凶の見方】
- 吉日:七箇の善日(7種類) 一粒万倍日 寅の日 巳の日 己巳の日
- 凶日:三箇の悪日(3種類) 黒日(受死日) 不成就日 三隣亡
2023年の黒日 | 六曜 | 吉日・凶日 |
---|---|---|
1月15日(日) | 大安 | 黒日|大明日|神吉日|狼藉日 |
1月27日(金) | 赤口 | 黒日|神吉日|狼藉日 |
2月9日(木) | 先勝 | 黒日|不成就日 |
2月21日(火) | 先負 | 黒日|大明日|天恩日|不成就日 |
3月5日(日) | 先負 | 黒日|天恩日 |
3月11日(土) | 先負 | 黒日|天恩日 |
3月23日(木) | 先負 | 黒日|天恩日|不成就日 |
4月4日(火) | 先負 | 黒日|大明日 |
4月11日(火) | 仏滅 | 黒日|神吉日 |
4月23日(日) | 赤口 | 黒日|大明日|天恩日|神吉日 |
5月5日(金) | 赤口 | 黒日|神吉日 |
5月11日(木) | 赤口 | 黒日|大明日|神吉日|己巳の日 |
5月23日(火) | 先勝 | 黒日|天恩日|巳の日|不成就日 |
6月4日(日) | 先勝 | 黒日|神吉日|巳の日|狼藉日 |
6月11日(日) | 友引 | 黒日|神吉日 |
6月23日(金) | 仏滅 | 黒日|鬼宿日|天恩日|神吉日|狼藉日 |
7月5日(水) | 仏滅 | 黒日|天恩日|狼藉日 |
7月11日(火) | 仏滅 | 黒日|大明日|神吉日|母倉日|一粒万倍日|三隣亡 |
7月23日(日) | 大安 | 黒日|大明日|天恩日|神吉日|母倉日|一粒万倍日|不成就日|三隣亡 |
8月4日(金) | 大安 | 黒日|天赦日|神吉日|母倉日|月徳日|一粒万倍日|三隣亡 |
8月11日(金) | 赤口 | 黒日|神吉日|母倉日 |
8月23日(水) | 友引 | 黒日|天恩日|母倉日 |
9月4日(月) | 友引 | 黒日|天恩日|神吉日|母倉日 |
9月10日(日) | 友引 | 黒日|大明日|母倉日 |
9月22日(金) | 先負 | 黒日|天恩日|母倉日 |
10月4日(水) | 先負 | 黒日|大明日|母倉日 |
10月11日(水) | 仏滅 | 黒日|大明日 |
10月23日(月) | 大安 | 黒日|寅の日|不成就日 |
11月4日(土) | 大安 | 黒日|天恩日|月徳日|寅の日 |
11月10日(金) | 大安 | 黒日|鬼宿日|大明日|神吉日|母倉日|滅門日 |
11月22日(水) | 先勝 | 黒日|大明日|神吉日|母倉日|月徳日|滅門日 |
12月4日(月) | 先勝 | 黒日|神吉日|母倉日|滅門日 |
12月11日(月) | 友引 | 黒日|神吉日|滅門日 |
12月23日(土) | 先負 | 黒日|神吉日|母倉日|滅門日 |
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黒日2023は34日もある!
上記カレンダーを見るとわかりますが、2023年の黒日はトータル34日もあります。
昨年は26日でしたので、最悪の大凶日が増えてしまった印象は拭えませんね!
黒日の日取りは、撰日法(選日法)の「節切り」にのっとり十二支が配置されています。
そのため、年ごとの巡り合わせにより日数も変化します。
詳細は以下の通りですが、旧暦(太陰太陽暦)時代のものとは異なっています。
黒日の十二支 | |
---|---|
1月 | 戌(いぬ)の日 |
2月 | 辰(たつ)の日 |
3月 | 亥(い)の日 |
4月 | 巳(み)の日 |
5月 | 子(ね)の日 |
6月 | 午(うま)の日 |
7月 | 丑(うし)の日 |
8月 | 未(ひつじ)の日 |
9月 | 寅(とら)の日 |
10月 | 申(さる)の日 |
11月 | 卯(う)の日 |
12月 | 酉(とり)の日 |
「黒日に病気に罹ると必ず死に至る」といわれていたり、旅行、服薬、鍼灸、病気見舞いは特にNGとされています。
日数は増えてしまいましたので、2023年はより注意しながら過ごしたいですね。
もちろん、暦注に入る撰日や六曜などを「ただの迷信」と思っている人には関係のないお話になります。
黒日に入籍や結婚式はNG?
人生において最も大きな節目となる入籍や結婚式の日取りを決める際は、なるべく黒日などの縁起の悪い日は避けたいですよね。
六曜の大安の他、カレンダーなどに記載されている暦注下段を見て、あれこれ悩むカップルも多いと思います。
世間の考え方としては「気にする」「気にしない」と二分されるようです。
黒日、不成就日、仏滅などの凶日、そして天赦日、天恩日、大明日、母倉日などの吉日を意識する人であれば、縁起の悪い日は入籍や結婚式などは控えるという選択肢もあります。
ただし、今では単なる迷信と思って全く気にしない人も増えていますので、それぞれの考え方次第といったところです。
大安に結婚しても離婚する夫婦は多いですし、できれば黒日は避けるようにするという程度でもよいかと思われます。
そもそも六曜、撰日、暦注などを全く意識せずに生きてきた人にとっては、「今さら」と思う方も多いことでしょう。
あとで後悔したくない人だけは、入籍や結婚式の日取りを慎重に選び、黒日という大凶日は避けるようにするとよいですね。
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黒日と天赦日や大安が重なると?
最悪の大凶日である黒日と「天赦日」や「大安」などの吉日がそれぞれ重なると、縁起の良し悪しはどうなるのか気になりますよね。
ちなみに、それぞれの吉日の定義は以下の通りです。
日本の暦の中では「最上の大吉日」とされ、「万(よろづ)よし」とされる日。
百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日という意味を持つ。
日本では影響力の高い「六曜(六輝)」の中の1つで、万事進んで行うのに良いとされる日。
現在も結婚式などの日取りに選ぶ人が多く、新しい事業などを始めるのにも相応しいといわれる最も有名な吉日。
天赦日はいわば日本最強の大吉日ですので、「黒日と重なっても影響を受けない」とする説と、「縁起のよさを打ち消してしまう」という説の2通りの考え方があります。
いずれにしてもイベントなどの日取りを決める際は、黒日との重複を避けるようにすると安心して事を運ぶことができますよね。
ちなみに、2023年に両者が重なる日は8月4日(金)の1回のみです。
特に挙式などの大事な日取りは、なるべく縁起のよい吉日だけで構成される日を選びたいですが、凶日が含まれるとしても「黒日だけは避けるようにする」のがオススメです。
また、大安を含む六曜(六輝)については、中国三国志時代の諸葛亮孔明が発案したなどの説がありますが、その起源は曖昧な部分も多いとされています。
科学的根拠の無い迷信といわれることも多く、大安は天赦日ほどの大吉日では無いと考えられています。
最もポピュラーな吉日ですが、黒日と重なるとやはり縁起が悪い日とされるのが一般的です。
大安はカレンダーで見る機会も多く、年配者になればなるほど重視される傾向にありますが、天赦日や天恩日、母倉日などに比べると縁起のよさでは劣ると考えておきましょう。
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黒日2023カレンダー!入籍や結婚式はNG?天赦日や大安と重なると?のまとめ
2023年の黒日に関するカレンダーを中心にご紹介しました。
吉日・凶日といっても詳しい起源を調べると、科学的根拠に乏しい占いや迷信のようなものと言わざるを得ません。
1年間に30回程度巡ってくる黒日についても「この日に病気に罹ったから亡くなった」と思うケースはほとんどないと思います。
人の心は弱いものですから、「なるべく縁起の良い日を選びたい」という拠り所になっているのでしょう。
黒日と知っていても「全く気にしない」という方も多いですし、吉凶の考え方は人それぞれです。
入籍や結婚式などの人生の節目で失敗し、あとで後悔したくない人は、なるべく天赦日や大安などの吉日が重なる日を選択するのもよいでしょう!
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