お盆のお供えのお金の入れ方!新札でもよい?表書きや金額の相場は?

2022年7月9日行事・カレンダー

お盆 お供え お金 入れ方 表書き 金額の相場

お盆に仏壇参りに行かれる際は、お供えは品に限らず現金を包んでも問題ありません。

一般的には香典袋に入れて持って行きますが、お金の入れ方がわからないことも多いですね。

 

お札の向きもありますが、新札でもよいのか、表書きは何と書くべきかなども迷いがちです。

また、お盆のお供えにお金を用意する際は、金額の相場も知っておく必要があります。

 

その他、香典袋の選び方や水引きなど、注意したいことも意外と多いですね!

そこで今回は、お盆のお供えのお金の入れ方!新札でもよい?表書きや金額相場は?というテーマでご紹介します。

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お盆のお供えのお金の入れ方!

お盆 お供え お金 入れ方

※肖像画のある面が表面、肖像画のある左側が上

まず、お盆のお供えとしてお金を包む場合の入れ方をご紹介しますね!

上記画像の通り、お札は肖像画のある面が表面肖像画のある右側が上とされています。

 

そのままひっくり返すと裏面の右上と左下に「5000円」などと金額が記載されています。

お盆 お供え お金 入れ方 向き

あとは、香典袋の表面お札の裏面が合わさるように入れます。

お金の上下については「裏面の下」の方から入れると、肖像画の位置は下にくるはずです。

 

中袋のある香典袋も、中袋の表面とお札の裏面を合わせるように入れましょう!

千円札などを複数枚入れる時は、すべてお金を向きを揃えてくださいね!

ひとくちメモ!
お盆のお供えとは異なり、慶事(お祝い事)用の場合は祝儀袋(のし袋)とお金の面はどちらも表向きに合わせます。

お盆のお供えのお金は新札でもよい?

お盆 お供え お金 新札

慶事用にお金を包む際は、なるべく未使用の新札がベストだといわれていますよね。

新しい門出を祝うという意味で、ピン札などを用意するのも一般的な考え方です。

 

お盆のお供えにお金を包む際も、決して新札はNGという訳ではありません。

通夜や葬儀だと「あらかじめ死を予想して用意しておいた」と捉えられ、あまり歓迎はされません。

 

ただ、お盆の場合だと、毎年7月15日か、8月15日あたりと決まっていますので…

新札を用意していたとしても失礼にはあたりません。

 

少し気が引けるという場合は、一度半分に折ってから入れておくとよいですね!

ボロボロ過ぎるお札はNG!

弔事用は使用済みのお札を包むのが一般的ですが、シワだらけのお札は避けましょう。

お盆のお供えにしても、ボロボロ過ぎるお金だと気持ちのいいものではありません。

 

使用済みでもOKとされていても、あまりにもクシャクシャだと印象もよくありませんね。

ご先祖様への礼儀も踏まえた上で、軽めに使用されているお札を包むのがベストです!

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お盆のお供えのお金を包む袋は?

お盆 お供え お金 袋

※一般的な仏式の不祝儀袋(香典袋)

お盆のお供えにお金を包む際は、弔事用の香典袋を使用します。

一般的には不祝儀袋とも呼ばれることもありますが、全く同じものです。

 

慶事用との一番の見分け方は、おめでたい意味をもつ「熨斗(のし鮑)」が無い点です。

水引きもシックな色合いで、「紅白」「赤金」「赤銀」などはありません。

 

包む金額によりグレードがあり、中袋と外袋に別れるタイプや、水引きのみが印刷された印刷金封もあります。

お盆のお供えにお金を包む際は、仏式専用の蓮の花の絵柄入りなども使用できます。

水引きの形や色、本数は?

不祝儀袋(香典袋)を選ぶ際は、主に水引きの形と色に注意します。

水引きの形は「結び切り」を使用しますが、固く結ばれてほどけない形になっています。

 

また、「あわじ結び(あわび結び)」という結び切りの一種も使えます。

こちらも結び目が複雑な形をしており、固く結ぶとほどけにくい形になっているのも特徴です。

 

どちらも一度切りにしたい弔事用に使われています。(※あわじ結びは結婚祝いにも使用される)

水引の色は、黒白、青白、銀白などの他、関西他一部の地域では黄白も使われています。

 

弔事用の水引きの本数は本来は偶数ですが、最近では奇数も増えてきています。

お盆のお供えとしてお金を包む際は5本か7本でよいでしょう!

お盆のお供えにお金を包む際の表書きは?

お盆 お供え お金 表書き

不祝儀袋(香典袋)の準備ができたら、表書きを書いて行きましょう!

仏式の場合、お盆のお供えにお金を包む際は「御仏前」「御佛前」が一般的的です。

 

また、お供えの品の代金として「御供物料」でも問題ありません。(こちらは宗派を問いません)

御供物料にすると、他に品を用意する必要はありません。

 

お盆のお供えの表書きと名前などは薄墨(うすずみ)ではなく、濃墨(こずみ)で書いてOKです。

尚、神道(神式)の場合の表書きは、「御玉串料」「御神前」「御榊料」などがあります。

ひとくちメモ!
仏式では宗派にもよりますが、四十九日法要が明けるまでは「御霊前」を使用します。ただし、基本的に初盆(新盆)は四十九日が明けてから行われるため、お盆のお供えとしてお金を包む際は表書きに使われることはありません。


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お盆のお供えにお金を包む際の金額の相場は?

お盆 お供え お金 金額の相場

お盆のお供えにお金を包む際の金額の相場は、3000円~5000円とされています。

仏壇参りに行かれる人すべてが対象ですが、1世帯当たりと考えてよいです。

 

5000円以内であれば、不祝儀袋(香典袋)は印刷金封で問題ありません。

ただし、故人が亡くなって初めての初盆(新盆)の場合は、1万円を超えることも珍しくありません。

 

大抵は初盆法要が行われ、その後にお斎(おとき)という食事会が開かれます。

香典(御仏前)などに加え、参加者分の食事費用を上乗せしますので、3万円ほどになることもあります。

【例】

  • 御仏前:夫婦合わせて1万円(1世帯分)
  • お斎代:夫婦合わせて2万円(2人分)
  • 合計:3万円  

 

その他、初盆を迎えると、親戚などの身内や友人・知人などで「提灯代」を出すことも多いです。

金額の相場や香典袋に関しては以下の記事に詳しくまとめていますので、参考にしてくださいね!

お盆のお供えはお金と品のどちらがベスト?

お盆 お供え お金 品 どっちがベスト

初盆(新盆)を除く一般的なお盆のお供えは、主に以下の3パターンに分けられます。

  1. お供え物のみ
  2. 香典(お金)のみ
  3. お供え物+香典(お金)

お金に加え、お供え物をする際は、比較的安価な菓子類やお線香などがメインとなります。

総合的な金額は変わりませんので、どれがベストということもありません。

 

ご先祖様の供養は大切なことですが、毎年お盆は巡ってきますし、1年2回はお彼岸もあります。

過度な出費はかえって本家の方に気を遣わせてしまうため、相場と同等程度のお供えでよいと思われます。

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お盆のお供えのお金の入れ方!新札でもよい?表書きや金額の相場は?のまとめ

  • お盆のお供えにお金を包む際は入れ方(向き)に注意
  • 新札でも問題はない(ボロボロのお金はNG)
  • お金を包む袋は香典袋(不祝儀袋)
  • 水引きは結び切りやあわじ結びを選ぶ
  • 水引きの色は黒白、青白、銀白の他、黄白などもある
  • 表書きは「御仏前」「御佛前」「御供物料」
  • 一般的なお盆のお供えの金額の相場は3000円~5000円
  • 初盆(新盆)は出費が増える傾向がある
  • お盆のお供えは相場の範囲内ならお金でも品でもよい

 

お盆は1年に1回、ご先祖様が家に帰られる貴重な期間です。

お供えに気持ちがこもっていれば、お金でも品でもよいでしょう!