チーズケーキの日の由来!コージーコーナー・seed・たこまんは?

2021年3月19日スイーツ・お菓子

チーズケーキの日 由来 コージーコーナー seed たこまん

毎月5日といえば、チーズケーキの日という記念日ですね!

ただ、「いつ誰がどのようにして決めたのか?」という由来をご存じの方は少ないと思います。

 

また、「銀座コージーコーナー」「seed」「たこまん」などのスイーツ有名ブランドのチーズケーキの日はいつなのか調べてみました。

チーズケーキに関するおもしろ豆知識もまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね!

Sponsored Link

 

チーズケーキの日の由来とは?

チーズケーキの日 由来

チーズケーキの日が制定されたのは2011年4月のこと。

「株式会社マルキタ星野笑店」さんが毎月5日をチーズケーキの日と定め、日本記念日協会が公認したことに由来しています。

 

マルキタ星野笑店さんといえば、北海道札幌市に本拠地を置くスイーツ専門店の運営会社。

「侍のプリン」で有名なプリン本舗も運営し、「笑店」に相応しいユニークな発想も魅力です。

 

2011年6月25日にはチーズケーキ専門店「どるちぇ ど さんちょ」の2号店(札幌市中央区)をオープンしています。

それに先駆ける形でチーズケーキの日を制定し、新しいお店をPRする狙いがあったようです

 

「どるちぇ ど さんちょ1号店」では、2011年5月から毎月「チーズケーキ半額祭」を実施。

毎月5日のイベント開催により2号店のアピールにも成功し、同時に札幌の新しいスイーツブランドを確立しています。

 

「チーズケーキの日」誕生の由来はわかりましたが、なぜ毎月5日なのでしょう?

なぜ毎月5日?

チーズケーキの日 なぜ5日

チーズケーキの日が毎月5日なのは、主原料となるチーズの昔の呼び名「醍醐」に由来しています。

正確には「チーズのような乳加工品」ですが、「醍醐味」という言葉でもお馴染みの「醍醐(だいご)」です。

 

「だいご」という響きから「第五」を取り、語呂合わせで毎月5日となりました。

チーズケーキの日に限らず、記念日の多くは語呂合わせから来ていますよね…。

 

ちなみに、チーズが日本で初めて製造されたのは、北海道開拓期の明治8年(1875年)のことです。

それまでは日本人の口には合わないとして、敬遠されていた食品でした。

 

確かに今でも「腐ってる」「絶対無理」「石鹸を食べているよう」というチーズ嫌いの人も多いですよね。

したがって、欧米諸国に比べるとチーズケーキの歴史自体もかなり浅いですね。

トゥンカロンとマカロンの違い!発祥・ボリューム・形・味・値段を比較!

Sponsored Link

醍醐とはどんなもの?

醍醐とは?

チーズケーキの日の由来となった醍醐とは、飛鳥時代に初めて作られた乳加工品の1つです。

仏教においては「五味」の最高峰とされ、「牛や羊の乳から精製した濃厚で美味しい甘い液汁」を指しています。

 

つまり、醍醐とは「これ以上はない最高の味」とされていました。

もともと仏教では、「甘さ」「酸っぱさ」「辛さ」「苦さ」「鹹(しおから)さ」を五味と呼んでいます。

 

ただし、その中の「涅槃経」では、牛や羊の乳から精製される五段階の製品(味)を「五味」と呼び、その最高を「醍醐」としています。

【涅槃経における五味】(※赤文字:現代風の例え)

  1. 乳(にゅう):牛乳そのもの
  2. 酪(らく):発酵乳(ヨーグルト)
  3. 生酥(しょうそ):サワークリーム
  4. 熟酥(じゅくそ):バター
  5. 醍醐(だいご):バターオイル

フロマージュとチーズケーキの違い!フランス語での呼び名は?

この涅槃経の醍醐は「御釈迦様の涅槃(ねはん)」「仏教における最高の教え」の譬(たと)えにされています。

乳が醍醐に熟成していく様に、仏教でも相手の器や性質を知り、1つずつ段階を経て説いていくことが大切だというお話ですね。

 

チーズケーキの日の由来を辿っていくと、仏教の有難い教えに触れることができましたね。

書いている本人が一番ビックリしています。(笑)

Sponsored Link

スイーツ有名ブランドのチーズケーキの日はいつ?

スイーツ 有名ブランド チーズケーキの日

では、スイーツの有名ブランドのチーズケーキの日はいつかなのか、チェックしてみましょう!

イベントなどの開催日は毎月5日ではなく、それぞれのお店で異なっています。

 

今回は人気の高い「銀座コージーコーナー」「seed」「たこまん(たこ満)」を調査してみました。

お得情報も記載していますので、チーズケーキファンの方は見逃さないようご注意くださいね!

銀座コージーコーナーのチーズケーキの日は?

銀座コージーコーナー チーズケーキの日

東京都中央区銀座に本店を構える洋菓子メーカー「銀座コージーコーナー」

首都圏を中心として全国に約400店を展開している人気ブランドですね。

 

以下の通り、毎月「チーズスフレの日」を実施しています。

【毎月1・2・3日】

  • 全国各店舗

【お得情報】

  • チーズスフレ:通常価格(税込)572円→500円

とろけるチーズの賞味期限!期限切れでも食べられる?

「seed」のチーズケーキの日は?

seed チーズケーキの日

大阪府泉南郡を所在地とするチーズケーキ専門店「seed」

チーズケーキの日は以下の通り、店舗ごとに異なります。

【毎月12日】

  • 貝塚駅店
  • 日根野駅店
  • 東岸和田駅店

【毎月15日】

  • 吉見店

【お得情報】

  • ふわもちスフレチーズケーキ(プレーン):通常価格150円→100円
  • とろけるベイクドチーズケーキ:通常価格150円→130円

たこまんのチーズケーキの日は?

たこまん チーズケーキの日

静岡県掛川市に本店を置くお菓子メーカー「たこまん(たこ満)」

こちらは全店共通のチーズケーキの日はありませんが、店舗ごとに実施されているケースがあります。

【毎月第3・第4水曜日】(※12月のみ第2第・3水曜日)

  • 浅羽店

【お得情報】

  • ふわふわチーズケーキ:通常価格(税込)800円→600円(浅羽店限定商品)

※直営店16店舗、フランチャイズ店1店舗ごとに取り扱っている商品やイベントなどが異なります。
※クラウンメロンの日などもありますので、お近くの店舗に電話して聞いてみるのも良いでしょう。

チーズケーキのおもしろ豆知識!

チーズケーキ 豆知識

チーズケーキは発祥からの歴史がとても長いため、おもしろい豆知識も豊富です。

現在では、原材料や製法の違いから「ベイクド」「スフレ」「レア」の3種類に大別されていますよね。

 

最近では、ニューヨークに移住したユダヤ人が広めたといわれている「ニューヨークチーズケーキ」

スペインのバスク地方発祥の「バスクチーズケーキ」なども人気で、ベイクド1つとっても国や地域ごとに様々な種類のケーキが誕生してることがわかります。

 

また、生地にメレンゲを使用するスフレチーズケーキは日本発祥で世界に広まり、海外では「ジャパニーズ・チーズケーキ」などと呼ばれています。

「チーズスフレ」と呼ぶこともありますが、チーズ王国フランスでは野菜やお肉を使った料理名にも使われており、日本人の私たちが区別するのも難しいという一面もあります。

 

もっともおもしろいのがチーズケーキの起源ですが、ぜひ知っておきたい雑学の1つです。

クリスマスケーキの定番・ブッシュドノエルの意味と由来!

チーズケーキの起源は?

チーズケーキ 起源

「世界最古の加工食品」ともいわれるチーズを主原料とするチーズケーキ。

その起源は、古代ギリシャのオリュンピアで4年に1度開催された「古代オリンピック(オリュンピア大祭)」までさかのぼります。

 

その第一回大会(紀元前776年)の出場選手に特別に振舞われたのが、チーズケーキだったといわれています。

紀元前ということはまだキリストも誕生していない時代で、21世紀初頭の現在から見ると約2800年前ということになります。

 

第1回大会の期間中に選手を労う意味で振舞われていたようで、チーズケーキに関する最古の記録として残っています。

当時にはすでに存在していた食品であったことから、起源はもっと古いという考え方もできますね。

Sponsored Link

当時のチーズケーキはプリンのような食品だった?

チーズケーキ 起源 プリン

古代オリンピックで振舞われた昔のチーズケーキは、現在のものとは全く異なる食品だったといわれています。

チーズを使っていることは間違いないはずですが、味や形は当時存在していた「トリヨン」というプリンのような食品だったといわれています。

 

選手たちの疲労回復を促す目的があったのか、糖分を含むスイーツだった可能性が高いようです。

当時のチーズケーキに関する正確な記録は残っていないため、今となっては謎多き食品ですね。

ベイクドチーズケーキの起源は?

ベイクドチーズケーキ 起源

その後、ローマ人によりヨーロッパ中に広まったチーズケーキは、欧州各地で独自の進化を遂げています。

特に、中世前期(5~10世紀頃)にポーランドのポドハレ地方で誕生した郷土料理「セルニック」は、現在のベイクドチーズケーキの起源といわれています。

 

セルニックとは、そもそもポーランド語で「チーズケーキ」を意味する言葉です。

当時のポーランドは赤牛の飼育が盛んで、「トゥファルク」と呼ばれる白くて酸味の強いナチュラルチーズを使っていました。

 

現在ではオランダ産のカッテージチーズなど優れた材料を元に作られ、今も尚、ポーランド人に愛されている食品です。

ニューヨークへ伝わり世界中へ広まった!

チーズケーキ ニューヨーク

その数百年後、ポーランドに住んでいたユダヤ人たちはアメリカに移住し、チーズケーキのレシピも伝来します。

それを元にアメリカ流に開発されたのが、ニューヨークチーズケーキの起源といわれています。

 

1872年、ニューヨークの乳製品加工業者ウィリアム・ローレンスが、クリームチーズの開発に成功したのも大きな出来事でした。

まったりとして滑らかな舌触りのチーズケーキが誕生し、ニューヨークから世界中に広まったのです。

Sponsored Link

チーズケーキの日の由来!コージーコーナー・seed・たこまんは?のまとめ

チーズケーキの日の由来を中心にご紹介しました。

毎月5日ということですが、日本のスイーツブランドでは独自に記念日を設け、お店のPR活動を行っているようです。

 

普段よりも価格も下がりますし、そのお店ならではのチーズケーキを味わってみるのも良いでしょう!

銀座コージーコーナー、大阪のseed、静岡のたこまんは特にオススメですよ。

 

また、チーズケーキの起源などを詳しく調べると、おもしろい豆知識も豊富に出てきます。

紀元前までさかのぼるとは思っていませんでしたが、現在のチーズケーキの起源は中世のポーランドといえそうです。