七夕のお菓子!伝統の和菓子と手作りにおすすめのデザート!
江戸時代に定められた五節句の1つで、織姫と彦星の伝説でも有名な7月7日の七夕。
短冊などをあしらった笹飾りを飾ったり、行事食としてそうめんを食べる風習もありますよね。
また、七夕の日にはお菓子を食べる習慣もあり、伝統の和菓子や手作りスイーツを用意するご家庭も多いと思います。
夏にぴったりのゼリーや水ようかんなどが主流ですが、他にもおすすめのデザートがたくさんありますよ!
老舗和菓子店で購入したり、お子様と一緒にオリジナルのお菓子を作るのも楽しいですね。
そこで今回は、七夕のお菓子!伝統の和菓子と手作りにおすすめのデザート!というテーマでご紹介しますね。
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七夕のお菓子で伝統の和菓子とは?
七夕のお菓子には、昔から食べられている伝統の和菓子があります。
天の川や輝く星々を模したスイーツや、笹飾り(七夕飾り)の笹や短冊に由来するものも多いです。
全国の老舗和菓子店やスーパー・コンビニでも購入できますし、お取り寄せするのも良いですね。
もちろん手作り可能な和菓子もありますので、お菓子作りが好きな人は挑戦してみてくださいね!
策餅(さくべい)
索餅(さくべい)とは、奈良時代に唐の国(中国)から伝わった「そうめんの原型」とされる伝統的な食べ物で、その見た目から「麦縄(むぎなわ)」と呼ばれることもあります。
小麦粉と米粉を水で練ったものに塩を加え、縄状に伸ばして乾燥させた加工食品で、元々はお菓子というより保存食として重宝されていました。
中国の逸話によると、7月7日の七夕の日に命を落とした天帝の子が疫病を流行らせたため、好物だった索餅をお供えしたところ、疫病が鎮まったとされる縁起の良い食べ物です。
宮中で無病息災を祈願する七夕の行事食となりましたが、長い年月を経てそうめんへと進化し、江戸時代中期には索餅の伝統は一度消滅しています。
近年、ネットを通じて索餅の存在を知る人が増え、七夕伝統の和菓子して普及していますが、甘味として砂糖やハチミツをかけて食べるのが一般的ですね。
作り方はクッキングサイトでも多数紹介されていますが、ホットケーキミックスを使って作るのもおすすめですよ!
ポットケーキミックス使用の索餅の作り方(YouTube動画)
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天の川(羊羹)
七夕の時期になると、全国の老舗和菓子店などで販売されている伝統の味「天の川」。
羊羹の上部は、青い食紅や金粉、アラザン(銀色の製菓材料・糖衣菓子)などを使って「美しい天の川銀河」が再現されています。
メーカーによって多少作り方は異なりますが、上下二層で下層は小豆餡を使用したものが多いです。
レモン果汁などで風味付けされることもあり、七夕の夜に相応しい見た目のグラデーションと爽やかさを楽しめる夏らしいお菓子ですね。
天の川(練り切り)
羊羹と同名ですが、茶会などでも見かけることの多い上生菓子の練り切り製「天の川」もあります。
主な原料は白インゲン豆、白ササゲ、モチ粉、山芋、砂糖などで、中には小豆を使ったこし餡の他、白餡が入っています。
七夕限定の練り切りは、着色料や食用の金箔・銀箔を使って「天の川と星」をイメージした伝統の和菓子。
手作りの難易度は非常に高いため、お菓子屋さんで購入したり、ネット通販を利用する方がおすすめです。
錦玉羹製「七夕」
砂糖や水飴、寒天を煮溶かし、専用の型に入れて固めた伝統の和菓子・錦玉羹製「七夕」。
中には、笹や短冊などを模した色彩豊かな練り切りが含まれ、笹飾りを表現した透明感のあるお菓子です。
見た目の清涼感と上品な甘味が特徴で、七夕という名称からも人気が高いです。
ちなみに、錦玉羹(きんぎょくかん)とはクチナシの実を利用して琥珀色に着色することもあったため「琥珀羹(こはくかん)」などと呼ばれることもあります。
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笹餅(笹団子)
七夕と笹には深い関係があり、「笹餅」や「笹団子」も伝統的に食べられている和菓子です。
もともと笹は神聖なものとされていて、とくに天に向かって真っすぐ伸びる特徴から、笹飾り(七夕飾り)に願い事を書いた短冊を飾ると神様に通じると考えられています。
また、笹の葉には殺菌効果もありますし、サラサラと揺れる笹の葉の鳴る音には、七夕の節句に現れる邪気を払う力が宿るといわれています。
そのため、七夕に食べる笹餅や笹団子は縁起物としての意味合いも強いお菓子となっています。
笹餅は求肥や大福などに使用するもち粉で生地を作り、餡を包んで蒸しますが、笹の葉の中身(お餅)が見えるように作ります。
一方、笹団子はもち米とうるち米の粉を混ぜて生地を作り、餡を包んで笹の葉で完全に覆ってしまってから蒸し上げる特徴があります。
七夕のお菓子で手作りにおすすめのデザート一覧!
次に、七夕のお菓子の中でも、手作りに向いているおすすめのデザートをご紹介します。
基本的には「天の川、星、短冊」などをイメージさせるスイーツがポピュラーですよね。
夏らしいゼリーなどのアレンジも豊富ですが、クッキーなどの焼き菓子などもお子様に喜ばれると思いますよ。
早速、見ていきましょう!
サイダーやカルピスで作る七夕ゼリー
七夕のお菓子の中でも簡単に手作りできて人気なのが、天の川や星をイメージさせる七夕ゼリーですよね。
とくに二層構造のゼリーは人気で、下は牛乳やヨーグルトの他、カルピスを使用します。
上はサイダーなどの炭酸飲料に、かき氷のブルーハワイのシロップを入れて「淡いブルーのシュワシュワゼリー」に仕上げます。
トッピングにはナタデココを入れたり、缶詰の黄桃を星型にくり抜いて散らせば、七夕の日の食後のデザートになりますね。
ステンドグラスゼリーケーキ
かき氷のシロップを数種類使って作るステンドグラスゼリーケーキも七夕スイーツの定番になりつつあります。
濃・淡ブルーの2種類の他、黄色のシロップがあれば簡単に手作りできますのでおすすめですよ。
星をイメージさせる金箔があれば、なお豪華な印象になりますね。
天の川のようにも、ステンドグラスのようにも見えて、見栄えも綺麗なデザートができます。
七夕ケーキ
七夕ケーキはトッピングさえ七夕らしくすれば、アレンジも無限大です。
レアチーズケーキでも、ロールケーキやホールケーキなどの焼き菓子でもOKですね!
単なるゼラチンやアガーで作るゼリーケーキとはまた一味違って、スポンジ生地でも手作りできます。
金箔やアラザン、黄桃缶があれば、ガトーショコラでも作れますので、食後のデザートにもおすすめですよ。
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星型クッキー(織姫・彦星型も)
七夕用の星型クッキーは専用のクッキー型さえあれば、自宅で簡単に作れますね。
織姫と彦星のスタンプ付きクッキー型も市販されていますので、七夕専用のセットを購入すればお子様と一緒に手作りすることも可能です。
小麦粉、バター、砂糖などで作る一般的なクッキーと大差はありませんので、ぜひ作ってみてくださいね!
スーパーやホームセンターで七夕専用の型が見つからない場合は、ネットで検索するとすぐに出てきますよ。
短冊型クッキー
短冊型クッキーは長方形のみでも作れますので、必要なものは文字を書くためのチョコペンくらいです。
ストローでタコ糸を通す穴を空けてから焼き上げると飾ることもできますよ!
せっかくの七夕なので、お子様と一緒にチョコペンで願い事を書いてみるのもおすすめです。
早めに食べないと湿気を吸収しやすいため、くれぐれもご注意くださいね!
星型チュロス
スペイン・ポルトガルで人気のお菓子・チュロスを作るのもおすすめです。
七夕用の星型の搾り器があれば手軽に作れてしまいますので、揚げたてに砂糖やシナモン、ハチミツなどで甘味を付けます。
スーパーやパン屋さんで購入することが多いかもしれませんが、七夕の日のデザートに作ってみてはいかがでしょうか。
七夕の日にサクサク、フワフワのチュロスを手作りすれば、お子様も大喜びだと思いますよ!
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七夕のお菓子!伝統の和菓子と手作りにおすすめのデザート!のまとめ
七夕のお菓子についてご紹介しました。
行事食となったそうめんの原型とされる索餅をはじめ、天の川や星々を模した伝統的な和菓子がたくさんあります。
ネット通販でも購入可能なので、お取り寄せしてみるのも良いでしょう!
また、自宅で手作り可能なお菓子も、アレンジ次第でオリジナルのデザートが作れておすすめですよ。
七夕の日はお子様と一緒にお菓子作りをすると楽しさも倍増しそうですね。
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