大寒に食べると縁起の良い食べ物!旬を迎える魚介・野菜・果物も!
二十四節気における最後の中気で、例年1月20日頃に迎える大寒。
最も寒い時期に入り風邪なども増えるため、縁起の良い食べ物を食べて立春を迎えたいですね。
ただ、大寒の行事食と聞かれても、あまりピンと来ない人も多いと思います。
実は知る人ぞ知る縁起物の食材もありますので、ぜひ体の温まる料理などに活かしてくださいね。
また、大寒の時期に旬を迎える魚介、野菜、果物もまとめていますので、しっかり栄養補給して厳しい寒さを乗り切りましょう!
そこで今回は、大寒に食べると縁起の良い食べ物!旬を迎える魚介・野菜・果物も!というテーマでご紹介しますね。
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大寒に食べると縁起の良い食べ物!
基本的に大寒に食べると縁起の良い食べ物は、単に語呂合わせから来る縁起物は少ないです。
極寒の時期を乗り切るために必要な栄養素を豊富に含むという特徴を持ち、無病息災を願う意味でも理に適った食材がほとんどです。
その点では正月のおせちとは対照的で、風邪やインフルエンザの予防効果も高いです。
寒さが厳しい大寒の頃は免疫力も低下しがちなので、体を温めやすい汁物や鍋料理に利用できるものは特に重宝しますよ!
では早速、大寒に食べておきたい縁起の良い食べ物を一挙にご紹介します。
大寒たまご
大寒たまごとは、文字通り「大寒の日に鶏が産んだ卵」のことです。
もともと鶏は最も寒い時期になると、あまり卵を産まなくなります。
さらに餌を多めに食べる割には水分を欲しなくなるため、大寒たまごは黄身の色が濃厚で栄養が凝縮された貴重な卵です。
そのため、健康運だけでなく金運アップにも繋がる縁起の良い食べ物とされています。
二十四節気のそれぞれの節気(中気)をさらに3つの期間に分けた七十二候においても…
1年最後(72番目)を飾る大寒の末候は「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」とされています。
「鶏が卵を産み始める頃」という意味で、時期は1月30日~2月3日頃のことです。
今では鶏小屋の空調設備も整っており、大寒たまごも手に入りやすくなりましたが、昔から大寒を代表する縁起物食材となっています。
寒餅
寒餅とは、大寒の朝に汲んできた「寒の水」でもち米を炊いて搗いたお餅のことです。
寒の水は触ると痛いほど冷え切ったお水で、昔から神聖で特別な霊力を持つと考えられてきました。
また、大寒の頃は気温も最も低くなるため、新暦の年末に搗く正月用のお餅よりカビが生えにくい特徴もあります。
そのため、寒餅は健康運上昇の縁起物とされ、乾燥餅やかき餅などに加工して商品化されています。
今では家庭用の餅つき機もある時代なので、大寒の日でも寒の水さえ手に入れば自宅でお餅を搗くこともできますね。
魔除けの意味を持つ赤い小豆を使った「ぜんざい」「おしるこ」などにして食べると、さらに無病息災の効果も高まりますよ!
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寒蜆
寒蜆とは、主に1月~2月の寒の時期に旬を迎える蜆(シジミ)のことです。
越冬のために栄養を十分に蓄えており、大寒の日に食べる縁起の良い食材の1つとなっています。
蜆といえば、産卵期を控えた立秋前の「土用しじみ」が有名ですが…
栄養価や美味しさの面では寒蜆の方が勝っているといわれています。
蜆には夏と冬の2回の旬がありますが、どちらも無病息災の意味を持ち、肝機能の改善や貧血予防など様々な効能があります。
土用しじみは夏バテ防止、寒蜆は免疫力アップにも繋がる優良食材の1つですね!
そもそも立春前の18日間も冬の土用に当たりますので、大寒に獲れる寒蜆も厳密に言えば土用しじみに入ります。(※一般的には使われない表現です)
寒ブリ
寒ブリとは、冬の日本海で獲れる丸々と太った脂ののった天然ブリのことです。
ブリは出生魚としても有名で「ワカシ、イナダ、ワラサ、メジロ、ハマチ」など、地域によって様々な呼び名があります。
「寒ブリはお正月に食べるもの」と思われがちですが、大寒に食べると仕事運もアップする縁起の良い食材の1つです。
春に南下して産卵するブリは、秋頃から越冬するためにエサを食べ続け、北海道沖まで北上します。
そして、南下する頃になると丸太のような姿に変貌を遂げ、はじめて寒ブリと呼ばれるようになります。
2月上旬頃までは旬とする地域も多いため、栄養が豊富で出世の象徴とされる寒ブリは大寒の縁起物の1つです。
お刺身で食べるのもよいですが、大寒には寒ブリのしゃぶしゃぶも体が温まって美味しいですよ!
甘酒
甘酒は「飲む点滴」と称されるほど栄養価が高く、大寒とは切っても切れない縁があります。
とくにブドウ糖の含有量が目立ちますが、ビタミンB群、アミノ酸、食物繊維、オリゴ糖なども豊富に含まれています。
夏はアイスでも美味しいですが、冬は体を芯から温めることができ、風邪予防などの効果も非常に高いです。
実は、大寒の日は「甘酒の日」として記念日に制定されており、健康維持に役立つ縁起の良い飲み物とされています。
生姜を入れて飲むとさらに保温効果も持続できるため、寒い時期には特におすすめですよ!
市販されている甘酒はアルコール1%未満のソフトドリンクに入りますので、お子様と一緒に飲めるのも嬉しいですね。
大寒の時期に旬を迎える魚介
大寒の時期には旬を迎える魚介が多く、脂がのって栄養価も高い特徴があります。
不漁ではない限りお値段も安くなりますので、お刺身や汁物、煮物、鍋料理などでいただくのもおすすめです。
主な魚介は以下の通りです。
【魚類】
寒ビラメ、寒サバ、寒ボラ、ワカサギ、タラ、クエ(アラ)、アンコウ、フグ、カレイ、カサゴ、ハタハタ、イシダイ、イシガキダイ、アカムツ(ノドグロ)、スズキ、イワシ、ニシン、白魚
【甲殻類】
ズワイガニ、クルマエビ、アマエビ、ボタンエビ、伊勢海老
【貝類・その他】
牡蠣、赤貝、ミル貝、ホタテ、コウイカ、ヤリイカ、イイダコ、ナマコ
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大寒の時期に旬を迎える野菜
1月後半の大寒の頃は、特に葉物野菜が旬を迎えます。
ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、鍋料理などでいただくと美味しいですね!
主な野菜は以下の通りです。
【葉物野菜】
白菜、春菊、水菜、小松菜、ほうれん草、寒玉キャベツ、野沢菜、黄ニラ
【根菜類】
大根、人参、カブ、自然薯、八頭(里芋の一種)、サツマイモ(貯蔵物)
【その他】
ブロッコリー、カリフラワー、アボカド、エノキ
大寒の時期に旬を迎える果物
大寒の時期に旬を迎える果物は、ビタミン類を豊富に含むため風邪予防に最適です。
特に柑橘類が最も美味しくなる頃です。
主な果物は以下の通りです。
【柑橘類】
温州ミカン、ポンカン、伊予柑、不知火(デコポン)、清美オレンジ、金柑、ネーブル、晩白柚、文旦、スイートスプリング
【その他】
リンゴ、イチゴ
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大寒に食べると縁起の良い食べ物!旬を迎える魚介・野菜・果物も!のまとめ
大寒に食べると縁起の良い食べ物をご紹介しました。
無病息災や金運アップに繋がる食材もあり、寒さが厳しくても体を温める効果に優れたものも多いです。
また、旬の魚介、野菜、果物を食べることで免疫力も強化され、風邪予防にも繋がります。
大寒を過ぎても春めく頃はまだ先なので、しっかり栄養補給して健康維持に努めましょう!
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