大晦日の意味と由来!旧暦の三十日や晦日との関係!別名や英語名は?
お正月のおせち料理の準備や、楽しいイベントごとで何かと大忙しの大晦日。
もちろん「1年最後の日」という意味ですが、なぜ″おおみそか″と呼ぶのかご存じですか?
実は、大晦日とは旧暦時代の三十日(みそか)や晦日(つごもり)という言葉と関係が深く…
もともとは暦の頼り(参考)となっていた月の満ち欠けに由来する言葉です。
別名もいくつかありますし、英語名も知っておくと便利ですよ!
そこで今回は、大晦日の意味と由来!旧暦の三十日や晦との関係!別名や英語名は?というテーマでご紹介しますね。
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大晦日の意味!
大晦日とは、新暦(太陽暦=グレゴリオ暦の一種)における12月31日のことを意味します。
1年最後の日となるため、翌元日に向けて年越しイベントなども行われていますよね!
また、月の満ち欠けを主軸とし、太陽の動きも取り入れた旧暦(太陰太陽暦)においては…
12月30日(小の月は12月29日)のことを大晦日と呼んでいました。
1年の幸福を司る年神様が降臨される日でもあり、新年を迎えると同時に各家庭に入られるといわれています。
大晦日の由来!
大晦日という言葉は、旧暦時代に毎月の「末日」を指していた「晦日(みそか)」に由来します。
1年最後の月の末日という意味で「大」の字を加え、大晦日と呼ぶようになりました。
晦日の出どころは「三十日(みそか)」から来ていますが、事の経緯を以下にご紹介しますね!
旧暦の月末は三十日だった!
もともと旧暦(太陰太陽暦)では月ごとの末日のことを「三十日(みそか)」と呼んでいました。
主に月の満ち欠けを参考にした暦なので、以下の通り、日付と月の見え方が固定されていたのです。
旧暦の日付 | 月の見え方 |
---|---|
1日(ついたち) | 新月(朔:サク) |
3日(みっか) | 三日月 |
15日(じゅうごにち) | 満月(望:ボウ) |
30日(みそか) | 月が見えない |
その後、30日は「月が出ない」「暗い」を意味する「晦(カイ)」という字が当てられ…
晦日(みそか)と表記するようになり、1年最後の月の末日である大晦日の由来となっています。
「みそか」という呼び方自体に違和感を感じる人も多いと思いますが…
「そ=10を表す単位」として、人の年齢と呼び方に当てはめると理解しやすいです。
年齢 | 呼び方 |
---|---|
20歳 | 二十路(ふたそじ) |
30歳 | 三十路(みそじ) |
40歳 | 四十路(よそじ) |
50歳 | 五十路(いそじ) |
※十路(そじ)は当て字といわれています。
大晦日という言葉の成り立ちは理解できたと思いますが、この日に行う家などのお清め行事を「晦日祓い(みそかばらい)」と呼びます。
「大晦日祓い」と呼ばないところに日本語の難しさを感じますね!
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大晦日の別名は?
大晦日には以下のような別名もあります。
- 大晦日(おおつごもり)
- 年越し(としこし)
- 除日(じょじつ)
- 大節気(おおせっき・おおぜっき)
- 大暮れ(おおぐれ)
- 大年・大歳(おおとし・おおどし)
同じ漢字を使う大晦日(おおつごもり)は、月の末日を表す「月籠り(つきごもり)」に由来します。
「月が隠れて見えない」という意味で、晦日(つごもり)へと転訛したのち、1年最後の意味で「大」を付け加えたものです。
除日(じょじつ)とは、清々しい気持ちで新年を迎えるため、古い年(の出来事)を取り除くという意味です。
ちなみに、1年間の煩悩を打ち消すという「除夜の鐘」の「除夜」は大晦日の夜を表しています。
大年は「1年の最後の日」、大歳は「数え年の最後の日」を表す言葉です。
数え年とは、生まれた時が1歳で、1月1日に誰もが1つ歳を重ねるという昔ながらの年齢の数え方ですね!
大晦日の英語名は?
現在、12月31日から1月1日に年越しを迎えるのは万国共通ですよね。
大晦日の英語名も気になりますが、主に以下2種類のフレーズがあります。
- New year’s Eve(ニューイヤーズ・イブ)
- The last day of the year(ザ・ラストデイ・オブ・ザ・イヤー)
「New year’s Eve」の「Eve(イブ)」はイエス・キリストの降誕祭を表すクリスマスにも使われていますよね。
「祝祭日の前日(前夜)」を表す言葉で、大晦日を「新年を迎える特別な日の前日」として捉えた表現です。
「The last day of the year」は、英語名というより「その年の最終日」をそのまま訳した印象ですね。
実際にどちらも使われていますが、「New year’s Eve」の方がお祭りムードが強い気がします。
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大晦日の意味と由来!旧暦の三十日や晦日との関係!別名や英語名は?のまとめ
大晦日の意味と由来を中心にご紹介しました。
もともとは旧暦時代の毎月の末日を表す「三十日」「晦日」に、年内最後の意味を込めて「大」を加えた言葉となっています。
月の満ち欠けと日付の呼び名が関与していることもあまり知られていないようです。
「大晦日(おおつごもり)」という別名も有名で、比較的よく耳にしますよね。
英語名には「New year’s Eve」というフレーズもありますので、お子様に教えてあげるのもよいでしょう!
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