初秋の候の読み方と意味!時期はいつ?季節の挨拶状やビジネス例文も!

2022年1月23日はがき・手紙のマナー

初秋の候 読み方 意味 時期 使い方 例文

初秋の候とは、手紙に季節感を出すために用いられる時候の挨拶の1つです。

ただ、使い方として「時期はいつからいつまでなのか?」が曖昧で、難しいという人も多いですね。

 

読み方や意味などもしっかり理解しておけば、相手に不快感を与えるような失敗もないでしょう!

季節の挨拶状やビジネスレターなどに使える例文や結びの文章もまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

そこで今回は、初秋の候の読み方と意味!時期はいつ?季節の挨拶状やビジネス例文も!というテーマで詳しくご紹介しますね。

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初秋の候とは?読み方や意味は?

初秋の候とは 読み方 意味

初秋の候とは、主に改まった相手への手紙などに使用される漢語調の時候の挨拶の1つです。

「○○の候」「○○の折(おり)」「○○の砌(みぎり)」の3種類のどれを使っても問題ありません。

 

「○○の季節になりましたが…」といった口語調(和文調)の時候の挨拶もよく使われています。

相手によってハッキリ区別して使い分ける必要はありませんが、漢語調の方がより丁寧な言い回しといえます。

 

では早速、初夏の候の読み方や意味について見ていきましょう!

読み方は?

まず初秋の候の読み方は「しょしゅうのこう」です。

漢語調の時候の挨拶は、例外を除いて音読みにします。

 

「はつあきのこう」「しょあきのこう」「はつしゅうのこう」はNGとなります。

候は「有る」「居る」の丁寧語で「そうろう」とも読みますが、「~です」「~ます」という別の意味で使われる言葉です。

 

また、初秋単体であれば「はつあき」とも読み、詩歌や俳句の世界では秋の季語として使われています。

「初秋」「候」のいずれも用途や意味で読み方も異なってきますので、その点はご注意くださいね!

意味は?

次に、初秋の候は「暦の上では秋を迎えました」という意味です。

初秋とは「秋のはじめ」を表す言葉の1つですが、同時に夏の終わりを印象付ける言葉ですね!

 

類義語として「孟秋(もうしゅう)」「早秋(そうしゅう)」「新秋(しんしゅう)」などがあります。

また、候は天候や気候などの状態が続いている「時季」「時節」「頃」という意味です。

 

初秋の候は、猛暑が続いた夏が終わり、秋の爽やかな空気に包まれる頃を表す時候の挨拶ですね。

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初秋の候を使う時期はいつ?

初秋の候 時期

初秋の候を使う時期は、8月7日頃~9月7日頃の約1ヶ月間です。

これは、旧暦時代に作られた二十四節気の立秋」「処暑」を合わせた期間になります。

 

二十四節気は1年を24等分の季節に分けていますので、春夏秋冬の中でに属するのは「24÷4=6つの節気」です。

そして、6つの節気を2つずつ合わせて「初秋」「仲秋」「晩秋」の3つに分けて考えられていました。

二十四節気 初日
初秋 立秋 8月7日頃
処暑 8月23日頃
仲秋 白露 9月8日頃
秋分 9月23日頃
晩秋 寒露 10月8日頃
霜降 10月23日頃

初秋に当るのが立秋と処暑の期間になるため、上記グラフを見れば初秋の候を使う時期は一目瞭然ですね。

8月6日頃までは「晩夏」に当りますし、9月8日頃から仲秋の「白露」に入るため、使用を控えましょう!

 

8月といえば新暦では暑い夏の盛りですが、暦の上(旧暦)では秋に移り変わっています。

あまりに暑くて使いづらいという時は「残暑の候」「立秋の候」などを使い、お盆過ぎや処暑を迎えてから初秋の候を使うのもオススメです。

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初秋の候の使い方!季節の挨拶状やビジネス例文も!

初秋の候 使い方 例文

では最後に、初秋の候の使い方をご紹介します。

お世話になっている方へ送る季節の挨拶状や、ビジネスレターに活用してみてくださいね。

 

手紙の最後を締めくくる結びの文章も併せてまとめています。

季節の挨拶状を送る時の例文

  • 拝啓 初秋の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
  • 拝啓 初秋の候、皆様にはご清祥のこととお喜び申し上げます。
  • 拝啓 初秋の候、皆様におかれましてはますますご清栄のことと拝察いたします。
  • 謹啓 初秋の候、ご家族様には益々ご健勝のことと拝察し、お慶び申し上げます。
  • 謹呈 初秋の候、ご一同様には益々ご壮健にてご活躍のこととお慶び申し上げます。

 

冒頭部の頭語と手紙を締めくくる結語の組み合わせは以下の通りです。

頭語 結語
一般的な例 拝啓・拝呈・拝白・啓上 敬具・拝具・敬白・かしこ(女性のみ)
改まった例 謹啓・謹呈・恭敬・粛啓 謹言・謹白・敬具・敬白・頓首

(※同じ行であればどの組み合わせでもOKです)

頭語は拝啓よりも「謹啓」や「謹呈」などを使った方が、より改まった印象になります。

ひとくちメモ!
書き出しの相手(家族を含む)の健康を喜ぶ文章では「ご清祥」「ご健勝」「ご壮健」「ご盛栄」「ご勇健」などが使われています。それぞれ多少意味は異なりますが、どれを使っても大差はありません。

ビジネスレターの例文

  • 拝啓 初秋の候、貴社ますますご隆昌のこととお喜び申し上げます。
  • 拝啓 初秋の候、貴社いよいよご清栄のことと拝察し、お喜び申し上げます。
  • 拝啓 初秋の候、貴社ますますご隆盛の段大慶に存じます。
  • 謹啓 初秋の候、貴社におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
  • 謹呈 初秋の候、貴社におかれましては益々ご盛栄のことと拝察し、お慶び申し上げます。

 

ビジネスレターではより改まった印象の頭語「謹啓」「謹呈」などを使用するのもオススメです。

ひとくちメモ!
相手の会社の繁栄を喜ぶ文章では「ご隆昌」「ご清栄」「ご隆盛」「ご盛栄」「大慶」などが使われています。「ご清栄」は個人宛の手紙でも利用できて便利ですね!

結びの文章の例文

【季節の挨拶状などの結び】

  • ご家族の皆様、夏風邪、夏バテに十分ご留意ください。敬具
  • そろそろ夏のお疲れが出る時期かと存じます。御身体大事にお過ごしくださいませ。敬白
  • 朝夕はしのぎやすくなりましたが、何卒ご自愛専一にてご精励ください。かしこ
  • 残暑の折、くれぐれも無理をなさらず、本格的な秋をお迎えください。謹言
  • 新涼のみぎり、より一層のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。謹白

 

季節の挨拶状などの場合、結びの文章にも相手の健康を気遣う言葉を含めるのがマナーです。

最後に結語の記入を忘れないようご注意くださいね!

 

【ビジネスレターの結び】

  • 略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます。敬具
  • まずは略儀ながら書中をもちまして厚く御礼申し上げます。敬白
  • まずは略儀ながら書中をもちまして、お礼かたがたご挨拶申し上げます。拝具
  • 末筆ながら、貴社一層のご隆盛をお祈り致します。謹白
  • 末筆ながら、貴社のますますのご隆昌を心よりお祈り申し上げます。謹言

 

ビジネス文書でよく見かける「略儀ながら」は、「本来はお伺いしてお伝えするべきですが」というニュアンスが含まれた表現です。

また、「末筆ながら」はそのまま「最後になりましたが」という意味で、取引先の個人宛によく使われています。

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まとめ

  • 初秋の候とは改まった相手に手紙を出す時に使われる漢語調の時候の挨拶
  • 読み方は「はつしゅうのこう」
  • 意味は「暦の上では秋を迎えました」
  • 使う時期は二十四節気の「立秋」~「白露」の前日
  • 8月7日頃~9月7日頃の1ヶ月間が目安
  • 「残暑の候」「立秋の候」「処暑の候」などで代用してもOK
  • 二十四節気を含む時候の挨拶は、節気の期間のみ使用可能

 

初秋の候の読み方や意味は比較的簡単ですよね。

使う時期も明確ですが、残暑が厳しくて使いづらい場合は他の時候の挨拶に切り替えるのもオススメです。
季節の挨拶状やビジネスレターのみならず、お礼状やお詫び状などにも利用できますね!