ピンクムーン2025年はいつ?名前の由来や時間・方角・高さは?

2021年2月17日宇宙とスピリチュアル

ピンクムーン 2025年

ネイティブアメリカンが名付けたといわれる4月の満月・ピンクムーン

恋愛に関する願い事に特化した満月なので、2025年はいつ見られるか楽しみにしている人も多いですよね。

 

ピンクムーンの名前の由来も気になりますが、ピークの時間や方角、高さなども確認しておきましょう!

今年は地球から最も離れたマイクロムーン(ミニマムムーン)なので、知っておくと便利ですよ。

 

そこで今回は、ピンクムーン2025年はいつ?名前の由来や時間・方角・高さは?というテーマでご紹介します。

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ピンクムーン2025年はいつ?ピークの時間は?

ピンク色の満月2025年(令和7年)のピンクムーンは4月13日(日)に見られます。

月が満ちて望(満月)を迎えるピークの時間は、午前9時22分となっています。※国立天文台(NAOJ)令和7年・朔望月ページ

 

太陽が昇っている時間帯なので、残念ながら日本から満月完成の瞬間を見ることはできません。

ただし、当日の夕方になれば地平線上にピンクムーンが昇り、翌朝の月の入りまで一晩中楽しめますよ!

 

新月からの経過時間(日数)を表す月齢は14.7で、ほぼ平均的な早さです。

月の満ち欠けの周期は約29.5日とされていますので、満月の月齢の平均はその半分の約14.75となります。

 

ピンクムーン完成前後の月の様相(満ち欠けの流れ)は、以下の通りです。

3月29日(新月:朔)⇒ 4月5日(上弦)⇒ 4月13日(満月:望)⇒ 4月21日(下弦)


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ピンクムーンの名前の由来は?

ハナシノブ科フロックス属の花

ピンクムーン(Pink Moon)という名前は、春にアメリカ北部で咲き誇る「ハナシノブ科フロックス属」の花々に由来します。

主に「キキョウナデシコ」「シバザクラ」が有名ですが、開花時期が早く鮮やかなピンク色の花を咲かせます。

 

その美しい姿を見ていたアメリカ北部の先住民族「アルゴンキン族」は…

4月の満月の名前としてピンクムーンを採用したといわれています。

 

もともとネイティブアメリカンの間では、4月は季節の変わり目ということもあり、この時期の満月は特に重要視されていたようです。

ピンクムーンから次の新月までは草刈りや草木の剪定、手入れの時期としていたこともあり、開花時期の早いフロックス属の花々に目を付け、満月の呼び名として採用しています。

 

ちなみに、アメリカでは1月~12月のすべての満月に特有の名前が付けられています。

どれをとっても、季節ごとに見られる動植物や自然現象が由来となっています。

 

当時は月の満ち欠けを頼りにしていた太陰暦の時代だったため、満月は狩猟や農作業、冬ごもりなどの時期を知らせる1年間の行動の指針となっていたのです。

ピンクムーンの別名と由来

満月の画像

日本語で「桃色月」を表すピンクムーンですが、4月の満月には以下の別名もあります。

【ピンクムーンの別名】

  1. スプラウティンググラスムーン:Sprouting Grass Moon(萌芽月)
  2. フィッシュムーン:Fish Moon(魚月)
  3. エッグムーン:Egg Moon(卵月)

「スプラウティング(Sprouting)」=「萌芽」「芽生え」「発芽」「新芽形成」「もやし」

「Grass」=「草」「牧草」「草地」「草原」「牧草地」「芝生」を意味する言葉です。

 

つまり、Sprouting Grass Moon(萌芽月)とは「草の芽が萌える時期」に由来する満月の別名です。

ピンクムーンは花の色から名付けられていますが、スプラウティンググラスムーンは植物の芽の成長に目を向けた呼び名となっています。

 

フィッシュムーン(Fish Moon)の由来は、「産卵を目的として魚が川を遡る様子」から名付けられたものです。

また、エッグムーン(Egg Moon)は魚や様々な動物たちの産卵期」に当たることから来ている名称ですね。

 

ピンクムーンの別名はアメリカの歴史やトレンド、天文データなどをまとめた書物「Old Farmer’s Almanac」や、NASA(アメリカ航空宇宙局)」のHPにも掲載されています。


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ピンクムーンを見られる時間の長さは?

懐中時計

ピンクムーンを見られる時間の長さも気になりますよね。

日本の国立天文台(NAOJ)が発表している、4月13日の月の出翌14日の月の入り時刻から簡単に算出することができますよ。

地域 月の出 月の入り(25日) 時間(長さ)
札幌 18:40 5:03 10時間23分
仙台 18:33 5:15 10時間42分
新潟 18:40 5:23 10時間43分
東京 18:34 5:24 10時間50分
小笠原 18:12 5:28 11時間16分
名古屋 18:45 5:36 10時間51分
大阪 18:50 5:43 10時間53分
広島 19:02 5:56 10時間54分
高知 18:56 5:53 10時間57分
福岡 19:09 6:06 10時間57分
鹿児島 19:06 6:08 11時間02分
那覇 19:11 6:28 11時間17分

上記グラフのデータによると、ピンクムーンを見られる時間が最も短いのが札幌の9時間56分です。

緯度が最も高いことが大きく影響しています。

 

一方、最も見られる時間が長いのが、緯度の低い那覇の11時間17分、次いで小笠原の11時間16分です。

東京の場合、全国的には平均的な10時間50分となっています。

 

今年のピンクムーンは昼と夜の長さが同じといわれる春分の日(2025年は3月20日)から24日程の時差なので、東京だと夜の長さが12時間より1時間10分程度短くなっていることもわかります。

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ピンクムーンの方角と高さは?

ピンクムーンの軌道と高さ

 

ピンクムーンが夜空に描く軌道は「春分の満月」よりやや低くなっており…

4月13日の日没頃に東南東の方角から昇り、翌14日の日の出頃に西南西の方角に沈んで行きます。

 

満月の日は地球から見て太陽と月の位置が180度異っています。(※黄経差180度)

そのため、太陽が昼間に描くアーチとは季節が逆転し、冬至の満月が最も高く、夏至の満月が最も低いアーチを夜空に描きます。

 

ピンクムーンは春分から夏至の間の満月なので、あまり高さは出ないはずです。

以下に地域ごとの南中高度をまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

地域 南中時刻 南中高度
札幌 23:56 31.9度
仙台 23:58 36.7度
新潟 0:05 37.0度
東京 0:02 39.3度
小笠原 23:52 48.0度
名古屋 0:14 39.8度
大阪 0:20 40.2度
広島 0:32 40.5度
高知 0:28 41.4度
福岡 0:41 41.3度
鹿児島 0:40 43.3度
那覇 0:52 48.7度

※赤文字=経度の関係上、南中時刻が0時を過ぎるため、実際には翌14日のデータになります。

月の南中高度とは?
月が真南に来て、最も高く昇った時の地平線との間の角度。仮に0度なら月が地平線上にあり、90度ならほぼ頭上まで昇るイメージ。(※最大90度)

ピンクムーンの高さを見ると、緯度が高い札幌が31.9度で最も低いです。

一方、緯度が低い那覇は48.7度、次いで小笠原も48.0度で、南中高度は比較的高くなっています。

 

東京の場合は全国平均に近い39.3度ですが、ほとんどの地域で40度前後の高さしか出ないこともわかります。

4月中旬は月見に適した気候なので、ピンクムーンの方角や高さも確認しておきたいですね!

ピンクムーン2025年はいつ?名前の由来や時間・方角・高さは?のまとめ

2025年(令和7年)のピンクムーンは4月13日(日)に見られます。

望に達するピークの時間は午前9時22分で、日本からは見ることができません。

 

ただし、当日の夕方頃には東南東の方角から昇り始め、翌日の早朝まで一晩中楽しめるのが満月の強みです。

もちろん曇りや雨が心配されますので、当日の天気予報などもチェックしておきたいですね。

 

ピンクムーンの名前の由来はアメリカ北部の先住民族「アルゴンキン族」が…

開花時期の早い「ハナシノブ科フロックス属」の花にちなんで名付けたのが始まりでした。

 

恋愛をはじめ、叶えたい願い事がある人は、ピンクムーンのスピリチュアルエネルギーに託してみるのもおすすめですよ!