サザエさんの視聴率に異変!現在再び謎の上昇中!2019の推移は?
長谷川町子さん原作の国民的アニメ『サザエさん』。
2019年に入り再び視聴率に異変が起こり、現在謎の上昇中というデータが報告されています。
『サザエさん』がフジテレビでアニメ化されたのが1969年10月5日から…。
今年で50周年を迎える長寿番組で、もちろん世界のアニメ史で最も長く放送されているギネス記録を保持しています。
確かに過去からの視聴率の推移を見ると、そろそろ潮時かと囁かれたこともありました。
しかし、現在は回復傾向にあるということで、まだまだ放送も継続されることでしょう。
そこで、今回は『サザエさん』の視聴率に異変が起きている真相に迫ります!
『サザエさん』の視聴率はそもそもどのくらい?
アニメ『サザエさん』の放送時間は、毎週日曜午後6:30~7:00までの30分間。
日曜日のゴールデンタイム直前になりますが、これは放送開始時より一切変わっていません。
過去の視聴率のデータを見ると、下記の通り、凄みを感じるレベルです。
1989年(平成元年)1月15日から2008年(平成20年)11月時点で22.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。以下略)、平均最高視聴率は1979年(昭和54年)9月16日放送の39.4%、1977年9月26日以降のアニメ全体歴代高視聴率2位
引用:Wikipedia
最近では、平均視聴率10~13%程とやや低下しているものの、アニメ全体では2位の『ちびまる子ちゃん』、3位の『名探偵コナン』より3~5%程上回っています。
2016年以降になると視聴率に異変が起こり、10%を切ることも増え始めました。
特に「笑点」の「歌丸ラスト大喜利スペシャル」が放送された2016年7月3日は7.7%と過去最低を記録。
これは「笑点」の影響をモロに食らった感がありますが、やはりサザエさんの世界との「時代錯誤」が視聴率低下の理由と囁かれるようになりました。
現在、三世帯が同居する家庭は減り、核家族化がどんどん進んでいる状況です。
波平さんの「バカもん」という怒鳴り声や、カツオに対してげんこつが飛んでくるシーンも「時代に合わない」と視聴者が離れてしまったようです。
『サザエさん』の視聴率に異変!現在再び謎の上昇中!
視聴率低迷が続けば番組打ち切りもある今の時代ですが、『サザエさん』はやはり強かったです。
2019年に入ると、現在は謎の視聴率上昇中という状況になっています。
画像引用:サザエさん公式HP
1月~3月現在までの推移を見ると、下記のようなデータがあります。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
13.6、12.3%、13.9%、14.6%、15.4%、13.1%、15.2%、13.6%、14.5%、15.0%、12.9%、13.0%(平均視聴率は13.92%)
引用:まいじつ
平均視聴率は2018年同時期で11.98%ですから、1.9%も上昇していることになります。
さらに注目したいのが、3月までに15%超を3回記録している点で、これには番組関係者も驚きを隠せない様子です。
この背景に隠されている真相が実に面白いです。
視聴者があえてサザエさんの世界の「時代錯誤を楽しんでいる」というのです。
買い物のシーンなどは顕著に表れており、魚は魚屋さんで、野菜は八百屋さんで買っています。
当然、コンビニが出てくることも、大型のショッピングモールに出掛けることもありません。
カツオやワカメがテレビゲームをしているシーンもなければ、サザエさんが家計のためにパートに出掛けることもありません。
スマホも出てきませんし、公衆電話の時代ですよね。
長谷川町子さん(享年72)もご存命であれば99歳ですから、時代背景が全く違うのです。
いつしか視聴者はそれを楽しむようになり、現在の視聴率上昇に繋がっていると分析されています。
『サザエさん』の視聴率上昇はいつまで続く?
ネットが普及した昨今、テレビを見ないという人も増え続けていますね。
核家族化は進み、夕食でさえ家族揃って一緒に食べるという時代ではないのかもしれません。
『サザエさん』の視聴率上昇がいつまで続くかは予測不能といった感もあります。
ただし、恵まれている点を挙げるとすれば、日曜日の夕方という放送枠です。
一週間で最も家族が揃いやすい時間帯であり、テレビをつけると嫌でも目に触れる機会も増えます。
なんとなく眺めている内に見入ってしまうのが『サザエさん』の魅力の1つでもあります。
「ザ・昭和」という世界観ではありますが、今の視聴者が完全に離れてしまうことはないかもしれませんね。
現在の視聴率上昇は一時的なものという見方もありますが、放送を打ち切る程に至るまでにはまだ時間があるようです。
まとめ
- 『サザエさん』の視聴率に異変が起こっている
- 現在、謎の視聴率上昇中という状況にある。
- 時代錯誤を楽しむ視聴者が増えているという分析もある
- 『サザエさん』の強みは日曜日夕方という時間帯
- 今後の展開は予測不能
- 番組打ち切りにはまだまだ時間がある
『サザエさん』は国民的アニメというイメージが強く、まだまだ楽しめそうですね。
すでに国民栄誉賞を受賞した長谷川町子先生生誕100周年も近付いていますし、日曜日には家族全員で視聴するのもよいでしょう!
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