黄砂による洗濯物への影響と対策!部屋干しや便利グッズの利用も!
悪い意味での春の風物詩となっている黄砂。
朝起きて外を眺めたら、黄色く霞んで遠くの景色が見づらくなっていることも多いですね。
買ったばかりの愛車が傷付くのも困りますが、主婦が心配なのはやはり「洗濯物への影響」ですよね。
黄砂アレルギーなどの健康被害もあるため、洗い直したり部屋干ししたりなどの対策も必要になってきます。
「お昼から黄砂が降るらしい」なんて聞いた日には、外干ししておいた洗濯物が気になって気になって…。
はたいただけで完全に落とすことができれば楽なのですが、そう簡単にはいかないようです。
花粉やPM2.5も気になる時期ではありますが、意外と目からウロコの対策もありますよ!
そこで、今回は黄砂による洗濯物への影響と対策についてまとめてご紹介します。
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黄砂による洗濯物への影響は?
「黄砂って中国から飛んでくるもの」というイメージが強いですよね。
ただ、洗濯物への影響を考えると、もう少し詳しく知っておいた方がよさそうです。
そもそも黄砂とはどんな物質?
実は、黄砂は一年を通して日本に飛来しています。
ただし、暖かくなる春頃は中国の砂漠地帯の土壌の乾き具合や、偏西風の強さなどの条件が整いやすいのです。
そのため、3~5月は極端に飛散する量が増え、私たちの悩みの種になるピークは4月となっています。
黄砂の主な発生地は、タクラマカン砂漠、黄土砂漠、ゴビ砂漠が有名ですね。
また、その粒子は花粉などと比べるとはるかに小さく、洗濯物などの繊維に入り込むと完全に除去するのは難しいです。
なかには大気汚染が問題となっている中国の工業地帯を通って日本に飛来することもあるため、有害物質を多く含んだ危険な砂となって飛んできます。
PM2.5の濃度が高まるのもほぼ同時期ですし、そもそも2.5μm(ミクロン)以下の黄砂の粒子はPM2.5の一種と定義されています。
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黄砂の付着した洗濯物を着ると?
外干しして黄砂が付着してしまった洗濯物は、繊維の奥にまで微粒子が入り込んでいる可能性大!
よほどツルツルした素材でなければ、完全に弾くことはできないでしょう。
そして、もしそのまま着てしまうと、黄砂が洗濯物を介して人間の呼吸器に入り込むリスクも高くなります。
喉の痛みなどで済めばいい方ですが、気管支や肺に入ることがあるため注意しなければなりません。
また、花粉症と同じようなアレルギー症状に苦しむこともあります。
例えば・・・
- 目が充血して痒くなる
- 咳やくしゃみが止まらない
- 鼻水や鼻詰まりがひどくなる
- 皮膚にも湿疹ができる
などが目立ちます。
子どもは特に喘息の心配などもありますし、すでに罹ってしまっているのであれば悪化させないよう警戒すべきです。
黄砂の付着した洗濯物を着るのは、それだけのリスクがあるということを再認識する必要があります。
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黄砂の時期の洗濯物の対策は?
では、黄砂の量が極端に増える時期、洗濯物の対策としてできることをご紹介します。
便利グッズなどもありますので、使ってみるのもオススメですよ!
天気予報や気象庁の情報をチェック!
まず3月頃からは、日頃の天気予報をチェックすることが重要です。
5月頃までは黄砂や花粉、PM2.5などの情報なども、テレビや新聞、スマホなどから把握することができますよね。
基本的に晴れた日は洗濯物を外干しする人が多いため、一番の対策といっても過言ではありません。
ただ、早朝の暗い内に仕事に出掛ける人は、情報を得ることが難しいこともありますね。
テレビを見ている時間もないという人は、空いた時間に週間予報なども見ておきましょう。
気象庁のHPでは、黄砂濃度などの予測も4日前から詳しく知ることが可能です。
洗濯物が汚れてしまわないよう、情報をキャッチするアンテナだけは張っておきたいですね。
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洗濯物は部屋干しが基本!
朝カーテンを開けてみれば、黄砂が降っていることを目視で確認することができますよね。
また、前日の夜や早朝の暗いうちに洗濯する方も、予報を見ておけば洗濯物を部屋干しに切り替えることができます。
黄砂の濃度が高まると景色も見づらくなりますので、被害を受けたくない方は部屋干しにすることが基本!
自宅に衣類乾燥機がなければ、必要な対策となるでしょう。
ただ、洗濯物の生乾きの臭いや、その他の異臭が気になることも珍しくありませんよね…。
そこで、生乾きの臭いには除湿機やエアコンのドライ機能を使うと効果的!
また、部屋の嫌な臭いが気になる場合は、洗濯時に柔軟剤を使用したり、衣類用のリセッシュやファブリーズなどを利用するなどして対策しましょう。
外干ししたら洗い直しも考慮!
天気予報の黄砂情報を見逃して、外干ししてしまうこともあるかと思います。
そんな時は職場にいても、洗濯物のことが気掛かりで仕方ないですよね。
ただ、どんなに衣類をはたいてみても、繊維の奥に入り込んだ黄砂を完全に除去するのは困難です。
特に、小さいお子様がいる家庭では、アレルギー対策としても洗い直した方がベスト!
主婦としては二度手間になるため、黄砂の有害性を無視して畳んで収納してしまう人もいるかもしれませんね。
まずは情報収集に努めて外干ししないことが大切ですが、健康被害の心配もあるため洗い直しも検討して下さいね。
また、外干しした洗濯物をはたく時は、必ず室外で行うことも重要!
室内に微粒子をまき散らすことも考えられるため、再び洗濯機に入れるまでは細心の注意を払う必要がありますよ。
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洗濯物カバーなどのグッズで対策!
最近では、黄砂対策として洗濯物カバーなどのグッズを利用するママさんも増えているとか…。
風通しはよくても、撥水加工で雨には濡れないタイプが主流です。
花粉、PM2.5、ホコリ、紫外線からも守ってくれるため、安心して使える優れもの。
また、隣の家庭などから洗濯物を見られることもないため、目隠しとしてベランダ用なども人気となっています。
サイズや素材が異なるものも多く販売されていますので、ご家庭に合うグッズが見つかるはずです。
楽天やAmazonなどで検索してみると、いろんな商品がありますよ!
コインランドリーが最も安心!
少し費用が掛かりますが、お近くのコインランドリーを使うのが最も安心かもしれませんね。
4~5人家族の洗濯物であれば、完全に乾燥まで行っても1000円未満で収まることも…。
すぐ近くにあるという場合、家で洗濯したものをコインランドリーで乾燥させるだけで金額も半分以下に抑えられます。
黄砂の時期といっても毎日外干しできないわけではありませんので、対策の1つに入れておくとよいですね。
春が終わる頃には梅雨もやってきますので、衣類乾燥機がないご家庭は利用することも多くなってきます。
少額といっても勿体ないという場合は別ですが、検討の余地はあるかと思います。
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赤ちゃんの洗濯物は特に注意!
黄砂が降る時期で一番心配されるのが、赤ちゃんがいるご家庭ではないでしょうか…。
洗濯物に付着した微粒子が体内に取り込まれると、将来的に喘息を患う危険性もあります。
そもそも呼吸器が未発達の状態ですから、パパが帰って来る際の服装の汚れ、ホコリ、花粉などにも気を遣いますよね。
赤ちゃん用の短肌着、ロンパース、カバーオールなどの衣類なども、なるべく外干しは避けた方がよさそうです。
ただし、部屋干しをすると変な臭いも付きやすくなります。
洗濯物をより清潔に保つ対策として、なるべく高性能の空気清浄機などを利用しましょう。
黄砂が終わる頃には梅雨がやってきますし、細菌も増殖しやすくなります。
洗剤に気を配ったりコインランドリーを利用したりと、ママにとっては少し忙しくなりそうです。
便利グッズなども上手に活用しながら、赤ちゃんの健康を守りましょう!
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