正月の手土産にのしは必要?義実家や親戚への表書きや名前の書き方!
毎年、年末年始に帰省されている方は、正月の挨拶の品として渡す「手土産」で悩むことも多いと思います。
特に、実家や義実家などの近親者には「のし(紙)」を掛ける必要があるのか考えてしまいますよね。
正月の1月1日~3日までの三が日には親戚や会社の上司などに挨拶回りをする習慣があるため、手土産を持参することも多いです。
大人のマナーとして、のし紙や水引きの選び方、表書きや名前の書き方などは事前にチェックしておきたいところです。
仕事始めになると取引先の会社に挨拶として持参することもありますので、ビジネス上のマナーも見落とす訳にはいきません。
そこで今回は、正月の手土産にのしは必要?義実家や親戚への表書きや名前の書き方!というテーマで詳しくご紹介します!
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正月の手土産にのしは必要?
まず、正月の挨拶回りに手土産を持って行く際、のしは必要かどうか考えてみましょう!
年末年始に帰省して久しぶりに顔を合わせることも多いため、せっかくなら三が日に挨拶回りをして相手が喜ぶ品を手渡すと良いですね。
現在では、日持ちするお菓子や嫁いだ先の地酒などを用意することも増えています。
ただし、実家や義実家の場合、そのままのしを掛けずに包装したものを手土産として渡すことも珍しくありません。
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉がありますので、家族や親戚に渡す場合は注意しておくこともあります。
では、相手との関係性を踏まえながら、必要か必要ではないかについてご紹介します。
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実家や義実家に渡す時は?
正月に帰省する目的は、やはり実家に帰って両親や家族と一緒に新年を迎えることだと思います。
たとえ、住んでいる所が近くても、手土産を用意して親族が集まる宴に参加される方も多いことでしょう。
また、妻から見て旦那様の家を「義実家」とすると、女性としては手土産にのしを掛けるべきか悩みがちですよね。
正しいマナーとしては、実家や義実家に渡す場合にもしっかりのしを掛ける必要があります。
正月に挨拶回りをする際に持ち寄る品は、正式には「お年賀」と呼ばれ、「御歳魂(おとしだま)」に由来するものです。
日本では古くから歳神様の依り代となる神棚や、仏壇にお供えする「御歳魂」を、互いに持ち寄ってお供えする習慣がありました。
つまり、正月に実家に渡す手土産も「お年賀」であることに変わりはありませんので、おめでたい時に利用されるのしを掛けるのがマナーとされています。
義実家といっても、夫婦二人から渡すものだと考えれば、実家と何ら変わることは無いはずです。
特に妻の立場からすると「気が利かない嫁だと思われそう」と考える人もいますので、昔ながらの贈り物の作法を取り入れる方がオススメです。
実家への手土産にのし紙を掛けたことは一度もないという方も、もう一度お年賀について考えてみてくださいね。
親戚の家に持って行く時は?
1月1日~3日の三が日には、お世話になった親戚の方の家に手土産を持参して挨拶に行くこともありますよね。
この時の考え方ももちろん正月の「お年賀」になりますので、のしを掛けるのがマナーです。
手土産を購入する際、のし紙を掛けてくれるお店も増えていますので、お願いすると包装まで完璧になりますよね。
表書きなどに誤りがあると親戚の方へ失礼になるため、お店やデパートなどで記入してもらう際は確認するようにしてください。
もちろん自分で書くことが一番ですが、「字を書くのが苦手で…」という場合は書いてもらえることも多いですよ!
正月三が日を過ぎてしまっても松の内の期間(関東は7日まで、関西は15日まで)であれば、親戚の家に挨拶回りをしても問題ありません。
会社の上司や取引先に渡す時は?
普段お世話になっている会社の上司のお宅にも、正月三が日に挨拶回りをする人もいますね。
身内ではなく、ビジネスでのお付き合いになりますので、単なる手土産というより正式な「お年賀」という形になります。
当然ながら、のしを掛けるのが一般的ですので、忘れないように注意したいですね。
年賀状を出している場合でも、「また1年間よろしくお願いします」という意味を込めてお渡ししておきましょう。
正月休みが終わると、今度は取引先の会社に新年の挨拶が必要になります。
自社の代表として任された場合も、手土産にはのしを掛けるのがマナーです。
松の内の期間内になりますので、こちらも「お年賀」として渡すことになります。
ビジネス上でお世話になっている上司や会社などの場合、不手際があると困りますので、正式な挨拶をわきまえて振る舞うことが大切です。
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正月の手土産に掛けるのしや水引きの選び方
一般的にギフトなどに掛けるのしは種類も豊富ですし、包装した品を結ぶ紙紐の「水引き」にも込められた意味があります。
特に水引きの形を間違えると失礼に当たるため、正月の手土産についても選び方に注意する必要があります。
「お年賀」として渡す場合、すべてを簡略化した印刷物であるのし紙が使われることが多くなっています。
水引きの本数は5本もしくは7本で、色は「赤と金」「赤と銀」が使われているものを選びます。
本格的で立体的なのし紙であれば「紅白」を使いますが、印刷物だと白が見えづらくなるため、代わりに金色や銀色を使ったものが多く出回っています。
水引きの形は、ほどけても何度も結べるような形をした「蝶結び(花結び)」を選びましょう。
正月は毎年やってくる慶事ですし、何度やっても良い祝い事ですので、手土産には蝶結びを使います。
結婚式などには1回だけで良い祝い事として「結び切り」を使いますので、間違いのないようにしたいですね。
デパートなどのギフトを取り扱っているお店では、「正月の手土産用」と言えば「お年賀」だと理解してもらえるはずです。
慣れた店員さんに任せておけば、手違いもほぼあり得ないと思います。
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正月の手土産に掛けるのしの表書きや名前の書き方!
正月の挨拶回りなどに渡す手土産を用意し、さらに正しいのし紙も選んだら、表書きや名前を書いてきましょう。
といっても、書き方はとてもシンプルです。
お年賀として三が日に渡すことが多いですが、松の内いっぱいまでは持参して手渡しすることが基本ですので、関西の場合でも1月15日までは同じ内容を書けば問題ありません。
ギフトショップなどに任せず、ご自分で記入される場合は参考にしてくださいね!
表書きに何と書く?
実家や義実家、親戚、会社の上司、お世話になった先生などへの正月の手土産は、全て「お年賀」として渡します。
のしには中央に水引きがありますので、その上部に下記の文言のいずれかを記入します。
【表書きの文言】
- 「お年賀」
- 「御年賀」
- 「御年始」
- 「新年御挨拶」
- 「賀正」
「賀正」は年賀状などの賀詞にも使いますよね。
ただし、基本的に二文字の場合、目上の人には使えないというルールがあります。
したがって、無難に漢字で「御年賀」としておくのがオススメです。
筆ペンやマジックで書くのが一般的で、ボールペンなどは文字が細すぎるので使わない方が良いでしょう!
名前の書き方は?
次に、贈り主となるご自分の名前を記入しますが、水引き下の中央部に書きましょう。
のしの表書きの文言より少し小さめに書くのが基本です。
苗字だけでも構いませんし、フルネームで書いてもOKです。
実家や親戚などは同姓でわかりにくいこともあるため、その場合はフルネームで書きましょう。
夫婦として手土産を渡す場合、正月に一緒に帰省したり挨拶回りをすることになりますよね。
わざわざ連名にする必要はなく、夫の名前を書いておけば相手にも当然伝わるはずです。
どうしても連名にしたいという時は、まず水引き下の中央部に夫のフルネームを書きます。
妻の名前は夫の左側に書きますが、苗字は必要なく、名前の位置を夫と同じ高さに揃えるように書きましょう。
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正月の手土産にのしは必要?義実家や親戚への表書きや名前の書き方!のまとめ
1年で最も慌ただしい師走後半は、正月を迎える準備でさらに忙しくなりますね。
実家に帰省される方は手土産の手配もしなければいけませんが、のしも利用してくださいね。
正月に入ってから「お歳暮」として渡すのはマナー的にはNGになりますので、表書きは「御年賀」に変更すると良いですね。
ギフトの選び方としては、日持ちがするもので相手が喜んでくれそうなものを選びたいところです。
お菓子の詰め合わせが定番ですが、お酒なども手土産として人気ですよ。
松の内を過ぎた場合はのしの表書きも「寒中見舞い」になりますので、早めの行動を心がけましょう。
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