カメムシを寄せ付けないハーブの種類と利用法!ミントが最も効果的?
北は北海道から南は九州まで大量発生することのあるカメムシ。
農作物への被害も報告されている害虫ですが、やはりあの強烈な臭いは困ったものですよね。
しかし、カメムシを寄せ付けない方法としてハーブが有効とされています。
庭などで育てている人も多いため、どんな種類が最も効果的なのかをぜひ知っておきたいですね。
ハーブにも色々ありますが、一説にはミントが一番効くという話があります。
ベランダなどで育てておけば、忌避剤として使えそうですね。
そこで、今回はカメムシを寄せ付けないハーブの種類や利用法などについて詳しくご紹介します!
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カメムシを寄せ付けないハーブ!
実は、カメムシが発する嫌な臭いの主成分「トランス-2-ヘキセナール(青葉アルデヒド)」には毒性があります。
いわゆる草葉の青臭さやキュウリ、キャベツなどの臭いの元ですが、カメムシ自身も苦手としています。
ですので、この臭いと似た香りを放つハーブには、カメムシを寄せ付けない効果があります。
斑点米などを作ってしまう害虫なので、バーブを利用して被害を防ぐ試みが農家でも行われているほどです。
お米などの商品価値を下げないよう、畑の畦畔にハーブを植える対策などもとられています。
それをご家庭でも利用できれば、カメムシを寄せ付けないことも可能になります。
カメムシを寄せ付けないハーブの種類は?
ハーブの中でもカメムシを寄せ付けない効果が見込めるものは、下記のような種類です。
【ペニーロイヤルミント】
シソ科ハッカ属のハーブです。
独特な香りが特徴であり、私たち人間にも好き嫌いがあります。
もともとヨーロッパ方面で害虫やネズミ対策に植えられていました。
カメムシの忌避効果も高く、ペニーロイヤルミントを害虫対策のため植えている農家もあります。
ただし、繁殖能力が強いので庭先に植えるのは注意が必要です。
また、毒性があるため食べることはできませんし、もちろん虫除けスプレーのように肌に付けることもできません。
【ペパーミント】
こちらもシソ科ハッカ属の種類の1つで、有名なハーブです。
スペアミントとウォーターミントの交雑種に当たります。
こちらはハーブティなど食用にも使用されており、ペットなどを飼育している場合はこちらのほうが好ましいです。
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【ニホンハッカ】
こちらもシソ科ハッカ属のハーブで、主に北半球に分布しています。
食用ですのでペニーロイヤルミントに比べ安全です。
また、ハッカ油の原料とされており、害虫などの忌避剤にも使用されています。
カメムシに効くという口コミも多いですね。
【唐辛子】
ナス科トウガラシ属に当たり、カメムシを寄せ付けないハーブの種類としても有名です。
海外では主に「チリ」「レッドペッパー」と呼ばれています。
唐辛子に含まれるカプサイシンには、害虫に対する忌避効果が期待できます。
ただし、唐辛子の茎などには害虫としてカメムシが付きやすいです。
そのため、アルコールを使ってカプサイシンを抽出した「唐辛子スプレー」を作ると効果的です。
カメムシに効くハーブは数種類ありますので、状況に応じて使い分けるのがオススメです。
小さいお子様が口にすると危険なものもありますので、注意して下さいね!
ミントが最も効果があるって本当?
カメムシ対策に有効なハーブを数種類ご紹介しました。
なかでもミントには「メントール」と呼ばれる成分が豊富に含まれています。
このメントールの香りがカメムシを寄せ付けない成分となっています。
したがって、最も効果が高いのがミントと呼ばれるハーブです。
その他、ダニやゴキブリなどの不快害虫に対する忌避作用が確認されています。
市販の防虫剤にも使用されおり、その効果も折り紙付きなのです。
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カメムシを寄せ付けないハーブの利用法
では、実際にカメムシを寄せ付けないハーブの利用法について、より具体的にご紹介します。
まず室内に侵入するようなら、ハーブを鉢植えなどでポイントごとに配置するのがオススメです。
敷地内のカメムシが侵入してきそうなベランダや窓際などに配置しておきます。
観葉植物として見栄えもよいですし、カメムシを寄せ付けない有効な利用法ですね。
また、食用のハーブならば、収穫して料理にも使用できますので一石二鳥でもあります。
洗濯物に飛来するという場合、干したハーブや唐辛子を近くに配置しておきましょう!
物干し竿に吊るしておくことによって、ドライミントなどにすればミントティーにしても楽しめます。
唐辛子も乾燥させれば香辛料として使用できます。
これまた一石二鳥の利用法です。
ミント水を作ってスプレーする!
カメムシは約2mmの隙間さえあれば室内に侵入することができます。
そこで、カメムシを寄せ付けないためにハッカ油で「ミント水」を作ってスプレーするという利用法もあります。
ハッカ油とはミントより精油したメントールを含む植物油になります。
ハーブを上手に使用することで、臨機応変に対応できますよ!
用意するものは、下記の通りです。
- ハッカ油
- 無水エタノール
- 水
- スプレー容器
注意事項として、ハッカ油はポリスチレン(PS)を溶かしてしまいます。
ですので、耐アルコール性、耐油性等のスプレー容器を用意して下さいね!
また、ハッカ油を購入する際は、飲めるものと飲めないものがあるのを覚えておくとよいです。
特にお子様やペットを飼育しているお宅の場合、飲むことのできるハッカ油にしておくとよいでしょう。
作り方は下記の通りです。
- 水90㎖に対し無水アルコールを約10㎖ほどをスプレー容器に入れ、先に混ぜ合わせる。
- その容器にハッカ油を20滴~60滴ほど垂らして混ぜ合わせれば完成です。
※ハッカ油の量は必要に応じて増減しましょう。
カメムシがいつ現れてもハーブの力を最大限に発揮できる利用法です。
ミント水スプレーの効果は天候にもよりますが、約1週間程度になります。
ベランダ対策にミントを栽培する手も!
ベランダでの対策として、カメムシを寄せ付けないハーブを栽培するのも上手な利用法の1つです。
特にミントは繁殖力が強くて丈夫なハーブとして知られていますので、初心者向きです。
ただし、その繁殖力の強さから、ベランダや庭、畑で育てる際は注意が必要になります。
基本的にプランターで育てる場合には1鉢につき1品種が好ましいです。
また、そんなミントにも別の害虫はやってきます。
青虫、ナメクジ、ハッカハムシ、オンブバッタ、オンシツコナジラミ、ワタアブラムシ、アザミウマ類、ハダニ類などには効きません。
特に室内で育てる場合は気を付けるべきですね。
ハーブのおかげでカメムシを寄せ付けなくなっても、別の虫が発生してしまったら目も当てられないですからね。
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カメムシの寄せ付けないハーブ以外の対策は?
ハーブ以外での対策なら、市販のカメムシ対策商品を使用するのもよいですね。
楽天などでは「カメムシブロック」というハーブ油を使用したシートタイプの忌避剤が販売されています。
窓、玄関、換気扇、天井、床下、エアコンなどのわずかな隙間から入って来るのをブロックすることができます。
置いておくだけでカメムシを寄せ付けない効果があるため、人気商品となっています。
また、即効性の面では「フマキラー殺虫スプレー凍殺ジェット」がおススメです。
マイナス85度の超低温スプレーで瞬間的に凍らせ、カメムシに臭いを出させることなく対策できます。
殺虫成分は一切使用されていませんので、洗濯物についてしまった場合などにも使用できます。
もし屋内に入ってしまったカメムシを捕獲するならば、ペットボトルを利用する対策もあります。
ペットボトルを中間あたりで切り、注ぎ口を下にして洗剤を溶かした水を入れておきます。
溺れさせて退治すれば、部屋に臭いを充満させることなく排除することができます。
ハーブ以外にも優れた商品が多数販売されていますので、カメムシを寄せ付けないために利用するのもよいですね。
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カメムシを寄せ付けないハーブ・まとめ
- カメムシを寄せ付けないハーブにはミントや唐辛子がある
- ペ二ーロイヤルミントが最も効果的
- ハーブの利用法は鉢植えやミントスプレーがオススメ
- ベランダの対策としてミントを栽培する方法もある
- 市販の商品でカメムシを寄せ付けない対策もできる
秋頃、越冬するために安全な場所を求めて移動するカメムシたち。
そのため、毎年のように大量発生のニュースを耳にします。
森林伐採などで困り果てて家に紛れ込むことも多いため、なるべく寄せ付けない対策が必要ですね。
ハーブを上手に利用すると、忌避剤としての効果を発揮しますよ!
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