落花生の名前の由来と花言葉!別名やピーナッツとの違いとは?
千葉県の名産品として有名で、お酒のおつまみや子供のおやつとしても人気の高い「落花生」。
殻付きのものは剝きながら食べるのも醍醐味の1つですよね。
そんな落花生の名前の由来や花言葉をご存じでしょうか?
他のマメ類と比べ、「実のなり方」が特殊なことも大きく関わっているようです。
また、別名もたくさんありますし、ピーナッツとの明確な違いも覚えておくと便利ですよ!
そこで今回は、落花生の名前の由来と花言葉!別名やピーナッツとの違いとは?というテーマで詳しくご紹介しますね!
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落花生の名前の由来!
落花生という名前は「花が枯れ落ちた後に地中で実をつける」という特殊な植物であることに由来します。
黄色くて可愛らしい花は、朝咲いて昼には萎むほど短命です。
花が萎む頃には子房の下の部分から針状の「子房柄(しぼうへい)」が現れ、地中に潜るように伸びて行きます。
この子房柄の先端にできるのが落下生の実の部分で、殻や莢(さや)と呼ばれるものに覆われていますよね。
つまり、落花生とは読んで字の如く「花が落ち、実が生まれるまで」の成長過程を名前の由来とする植物です。
落花生(ラッカショウ)と呼ぶことも!
一般的には「ラッカセイ」と呼ばれることの多い落花生。
ただ、私の出身地(九州)では「ラッカショウ」と呼んでいる年配の方も多いです。
子供の頃から少し違和感を覚えていましたが、どちらでも間違いではないようです。
落花生の漢字は全て音読みになっていますので、古くは「ラッカショウ」と呼ぶことも多かったといわれています。
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落花生の花言葉!
落花生の花言葉は「仲良し」です。
これは、殻の中に実が2~3個セットで入っていることに由来します。
なんとも可愛らしい花言葉ですが、花ではなく実に注目してつけられたものですね!
ちなみに、落花生の実(可食部)は種子皮に包まれた「種」で、殻や莢と呼ばれる部分を「子房壁」といいます。
子房壁の中には空間「子房室」があり、2~3個の種が仲良く入っているイメージですね!
落花生の別名!
落花生には様々な別名があり、地域によって呼び名が異なる場合もあります。
あまり聞き慣れないものもありますので、その由来と一緒にご紹介します。
南京豆(ナンキンマメ)
落花生の別名として最も有名なのが、「南京豆(ナンキンマメ)」です
南京といえば、中国の都市を思い浮かべる人も多いかもしれませんね。
ただし、昔から「中国から渡来したもの」「中国経由で入ってきたもの」を意味するケースも多いです。
落花生は南米が原産ですが、日本には江戸時代中期頃、東アジア(特に中国)経由で伝わったといわれています。
そのため、南京豆という別名で呼ぶこともありますが、正確には日本では栽培されてない品種の1つです。
唐人豆(トウジンマメ)
唐人豆(トウジンマメ)も、落花生や南京豆の別名といわれています。
唐人には「異国人」「外国人」という意味もありますが、かつて「唐の国」と呼ばれた中国を指すのが一般的です。
比較的馴染みの薄い名称ですが、高知県の在来種で「幻の大型落花生」などの異名もある大粒の品種です。
現在は明治以降にアメリカから導入されたものを栽培し、南国土佐で受け継がれています。
他県では一般的な落花生を指すことも多いですが、異国人を由来とする「異人豆」という別名も存在するようです。
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地豆(ジーマーミ)
落花生の別名には、主に沖縄県で呼ばれる「地豆(ジーマーミ)」もあります。
こちらは日本で広く普及しているものと同じ品種です。
沖縄の方言(琉球語)に由来するもので、落花生を使った「ジーマーミ豆腐」は有名になりましたよね。
原料として大豆を使っている訳ではなく、芋くず(乾燥サツマイモデンプン)を使って固めた郷土料理です。
だっきしょ
鹿児島県の一部では、落花生のことを「だっきしょ」と呼びます。
こちらも薩摩大隅の方言に由来する別名で、沖縄と同じように「だっきしょ豆腐」が有名です。
鹿児島弁も特殊な印象がありますが、「ラッカショ」と一般的な発音に近い呼び方をする地域もあります。
九州・沖縄は、その他にも狭いエリアごとに様々な別名が存在するようですね。
落花生とピーナッツの違いとは?
落花生とピーナッツの違いは、「植物」と「その種(可食部)」という意味で分けられることがほとんどです。
また、一般的な消費者レベルでいえば、「殻付き」か「殻を剥いてあるもの」で区別されていますね。
詳細をまとめると以下の通りです。
【落花生】
- 植物として見る時
- 殻付きの状態
- 生産量を表す時など
【ピーナッツ】
- 食品として見る時
- 殻を剥いた種(可食部)
- バターやオイルなどの加工食品の原料
より食品に近い存在として見るなら「ピーナッツ」という呼び方になりますよね。
節分の豆まきに落花生を使用する地域も多いですが・・・
- 豆まきをする時:落花生
- 福豆の代わりに食べる時:ピーナッツ
と分けて呼ぶのが一般的ですね。
英語ではどの状態でも「peanut」「peanuts(複数形)」を使いますが、日本では明確な違いがありますね!
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落花生の名前の由来と花言葉!別名やピーナッツとの違いとは?のまとめ
落花生の名前の由来は、他のマメ類とは異なる特殊な実のつけ方から来ています。
花言葉は「仲良し」で、殻の中に実(種)が並ぶことからつけられたようです。
別名は他にも様々あることから、代表的なものをご紹介しました。
地域によって変わった呼び方をする所も多いですね。
落花生とピーナッツの違いについては、主に植物として見るか、食品として見るかが見極めのポイントとなるでしょう!
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