お中元の時期！東北はいつからいつまで？他地域へ送る時の注意事項！

2021年5月2日お祝い・贈り物のマナー

お中元の準備を始める頃になると様々な悩み事も増えますが、その1つに贈る時期がありますよね。

特に全国的にも早いといわれる東北地方の場合、いつからいつまでが目安となるのか気になる方も多いと思います。

 

早い分にはあまり問題視する必要はありませんが、遅すぎると「常識のない人」と思われがちです。

お中元は遅れても暑中見舞いに切り替えて贈ることはできますが、東北ならではの時期に合わせるのがベストとなります。

 

また、関東や関西をはじめ地域ごとに期間に差がありますので、他地域へ郵送や宅配便でギフトを送る際は注意が必要ですね。

そこで今回は、お中元の時期！東北はいつからいつまで？他地域へ送る時の注意事項！というテーマで詳しくご紹介しますね！

 

お中元の時期！東北はいつからいつまで？

東北地方のお中元の時期は7月1日～7月15日となっています。

全国的に見ても最も早いという特徴があるため、なるべく遅れないよう注意が必要です。

 

また、期間も2週間ほどしかありませんので、あまり時間的余裕もありません。

6月中旬にはネット通販や配送も受け付けていますので、東北の場合は早めにお中元のギフトを手配しておきましょう。

 

あまり早過ぎても受け取る側としては違和感を感じることもありますので、7月1日を目途に相手に届くようにするのがオススメです。

もし時期を過ぎてしまっても「暑中見舞い」「暑中お伺い」に切り替えて贈ることは可能です。

 

ただし、なるべく期間内に贈る方がベストですし、相手にも好印象を与えることもできますよね。

特にビジネス上の取引先の相手や会社の上司などの場合、お中元として相応しい時期に贈るのがマナーです。

 

東北では6月の梅雨時にデパートの特設売り場なども設置されていますので、早めの準備を心掛けておきたいですね。

ギフトが決まったらのし（熨斗紙）をかける必要がありますので、ぜひ下記の記事も参考にしてくださいね。

 

東北は東京盆の時期が目安

東日本のお中元は、いわゆる「東京盆」と呼ばれる新暦7月15日までの時期に贈るのが目安となっています。

つまり東北地方はこの東京盆を採用しているため、7月初旬には贈り物の準備をする必要があるのです。

 

もともとお中元とは、中国の三元（上元・中元・下元）という道教の行事に由来しています。

中元とは旧暦7月15日のことで、日本に伝わって以降、ちょうどお盆に当たるこの時期に贈り物をする習慣が広まったといわれています。

 

現在ではお中元とお盆は切り離して考えられていますが、もともとは融合したイベントとされていたのです。

東北や関東の一部では明治改暦後もそのまま新暦7月15日をお盆（東京盆）とし、贈答品を贈り合う目安となりました。

 

ただし、全国的には農作業が忙しい頃を避け、月遅れ盆（新暦8月15日）を採用した地域が多いため、東北は関東とともにお中元の時期が7月1日からと最も早くなっています。

 

お中元の時期！東北から他地域へ送る時の注意事項！

日本全体で見ると、お中元の時期は地域ごとに異なっています。

そのため、東北から他地域へギフトを送る際は、注意しておきたいポイントがあります。

 

特に遠方の親戚などに送る場合、受け手となる相手のお中元の時期に合わせるのがマナーです。

もともと東北は全国的に最も早くなっていますので、「早すぎて失敗した」とならないように気を付けましょう！

 

もちろん、遅すぎても失礼になる場合がありますので、特に目上の方に送る際は早めに準備を進めておくべきです。

以下に全国のお中元の時期をまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

地域	時期
北海道	7月1日～8月15日
関東	7月1日～7月15日
北陸	※地域により異なる
※新潟	7月1日～7月15日
※富山	7月15日～8月15日
※石川（金沢）	7月1日～7月15日
※石川（能登）	7月15日〜8月15日
東海	7月15日～8月15日
関西	7月15日～8月15日
中国	7月15日～8月15日
四国	7月15日～8月15日
九州	8月1日～8月15日
沖縄	旧暦7月15日

最も注意すべきは北陸地方で、県によってもお中元の時期が異なるケースもあります。

特に石川県の場合、県内でも2通りに分かれているため、受け手がどこにお住まいなのか確認しておきたいですね。

 

また、九州になると東北とは1ヶ月程度の差が生じるため、併せて注意しておきましょう。

さらに、沖縄のお中元は旧暦7月15日と決まっていますので、毎年日取りが異なってきます。

 

東北からネット通販などを利用してお中元を送る際は、相手のお住まいの地域に合わせて発送してもらうといった工夫も必要ですね。

 

お中元の時期！東北へ送る時の注意事項！

一方、他地域から東北へお中元を送る際も、時期には注意が必要です。

関東と同じく、日本では最も早いという特徴があるため、「間に合わずに失敗した」ということが起こりやすくなっています。

 

しかも、7月1日～15日までと約2週間しか時間的余裕もありません。

月遅れ盆に合わせて8月15日を目安にしていると、東北とはかなりの時間差が生じますので気を付けておきましょう！

 

最近はデパートやネット通販でも、送り先の時期に合わせてお中元を発送してくれるサービスもあります。

青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島のいずれか伝えておけば、上手く調整してもらえるはずです。

 

ただし、発注自体が遅くなると間に合わない可能性が高くなりますので、東北へお中元を送りたいのであれば早めに行動することが重要ですね。

まとめ

東北のお中元の時期についてご紹介しました。

関東と同じく東京盆に合わせて贈る地域が多いため、ギフトの手配などは6月中に進めておきましょう！

 

また、東北から他地域へ配送してもらう時は、相手のお中元の時期より早過ぎてしまう傾向もあります。

遅すぎなければ大きな問題ではありませんが、目上の方に送りたいのであれば相手のお住まいの地域に合わせた方がよいですね。

 

せっかく日頃の感謝の気持ちを込めて贈るのですから、マナー違反にならないよう注意しておきましょう。

「常識のない人」と思われるのも困りますしね…。