【お歳暮】のしの会社名の書き方とマナー!社名や肩書きと名前は?
ビジネス上の取引先の会社(営利法人)宛に、日頃の感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮。
のし(熨斗紙)をかけて贈るのがマナーですが、名入れの部分の「会社名の書き方」で迷うこともありますよね。
お歳暮の贈り主の肩書きが「代表取締役や社長」なのか、「支店や部署の長」なのかでも異なってきます。
すべて送り状や添え状に書いてあるとはいえ、のしにも会社名や代表者の肩書き、名前は入れておくべきです。
内のしや外のしの使い分けなども含め、基本的なマナーについても確認しておきましょう。
そこで今回は、【お歳暮】のしの会社名の書き方とマナー!社名や肩書きと名前は?というテーマで詳しくご紹介しますね。
Sponsored Link
【お歳暮】のしの会社名の書き方(会社宛)
お歳暮を贈る際は、水引きが紅白5本か7本の蝶結びで、右上に「のし飾り」が付いたのし紙を利用します。
もちろん、お世話になっている会社宛でも、形式は一般的な贈答用と変わりありません。
のしの表書きは「お歳暮」「御歳暮」の2通り、もしくは「御礼」とする場合もあります。
あとは贈り主の「会社名+代表者の肩書き+代表者の名前」を書いておけば、丁寧で好印象だと思います。
肩書きの部分で少し書き方が変わってきますので、以下に見本を示しておきますね!
会社代表として贈るケース
お歳暮の贈り主が会社代表の場合、以下のような肩書きが考えられます。
- 代表取締役
- 社長
- 代表取締役社長
のしの水引き中央下に、表書きよりやや小さい文字で「代表者の名前(社長などの名)」を書くようにします。
会社名と肩書きは名前の右側にさらに小さい文字で書きますが、なるべく水引きに掛からない方がよいです。
また、会社名が長い場合は、中央の代表者の名前の上に肩書きを持ってきても問題ありません。
水引きが邪魔になって書きにくい場合は、代表者の名前を含めすべて左側に少しずらしてもOKです。
その他、会社名が英語などの横文字の場合は、カタカナに変換して書くのが一般的ですね!
Sponsored Link
支店や部署の長として贈るケース
お歳暮の贈り主が支店長や部長などの肩書きの場合もありますよね。
のしの名入れの部分は、基本的に「会社名+会社代表者名」を書く時と同じで問題ありません。
ただ、中央の名前の上に「支店長」や「部長」などの役職を入れた方が収まりがよいかと思われます。
肩書きが長い場合は、右から3行使って「会社名(部署)+役職名+名前」という形でもよいですね!
普段から支店同士、部署同士などで複数の社員のやり取りがあっても、のしには代表者(長)1人の名前を書いておけばOKです。
会社名や支店名・部署名のみはマナー違反?
お歳暮のギフトに掛けるのしには「会社名のみ」や「支店・部署名のみ」を記入するケースもありますよね。
もちろん、会社名のみなどでもマナー違反ということはありません。
送り状や添え状にしっかり記入していれば、贈り主(代表者)の名前や肩書きなどもわかるはずです。
ただし、のしに贈り主のフルネームを記入しておくとより丁寧で、相手にとっても好印象になります。
逆に贈り主の名前のみを記入しても、相手の会社の人に伝わることがほとんどです。
しかし、お歳暮の品を新入社員の方などが受け取るケースもありますので、誰が見てもわかるようにのしには「会社名」や「役職名」は書いておいた方がオススメです。
Sponsored Link
【お歳暮】のしの会社名の書き方(取引先の個人宛)
日頃からお世話になっている「取引先の会社の個人宛」にお歳暮を贈りたいという方も多いと思います。
最近ではあくまで会社間同士の贈り物のやり取りで、個人宛には不要といわれています。
とはいえ、担当者様にぜひお歳暮を贈っておきたいのであれば、のしには「会社名+部署名+ご自身の名前」を書いておけばよいですね。
個人的なお付き合いという意味で、ご自身の名前だけでも問題ありません。
【お歳暮】会社宛は内のし?外のし?
取引先の会社宛にお歳暮を贈る際は「内のし」にするか、「外のし」にするか悩みがちですよね。
のしを掛けた後に包装するのが内のしで、主に関東に多いといわれています。
また、包装後にのしを掛けるのが「外のし」で、主に関西に多いといわれています。
実際には、地域差はそれほど関係なく、状況によって使い分けるのがベストです。
会社間のお歳暮の場合は配送を使うことが多いですが、社員が挨拶を兼ねて持参するケースもありますよね。
それぞれメリット・デメリットがありますので、以下を参考に選んでみてください。
配送なら内のしで!
お歳暮を取引先の会社宛に贈る際、配送を利用するのであれば「内のし」が一般的です。
配送中にのしにシミが付いたり、破れが生じる可能性がありますので、包装紙で保護するのがベストでしょう!
配送時のシミや破れは不可抗力とはいえ、お世話になっている会社に対して失礼に当たります。
ネット通販などを利用する際も、のしに名入れをして内のしで配送してもらえますね。
しっかりした添え状を同梱してもらえない場合は、お歳暮が届く前に送り状が届くように手配しておきましょう。
社員が持参するなら外のしで!
お付き合いが頻繁な中小企業の間では、社員が1年間の挨拶を兼ねてお歳暮を持参することもありますよね。
社員が持参する場合は、「贈り物の名目」である表書きが見える「外のし」の方がベストです。
袱紗や上品な風呂敷などに包む必要はありませんが、購入したデパートなどの紙袋に入れて持って行きましょう!
紙袋から出して、相手に表書きの文字が読める向きにしてお渡しするのがマナーです。
受け取る側の社員が誰であっても、外のしにしておけば「どこの誰からお歳暮をいただいたか」がわかりますので、上司などに報告しやすくなります。
名入れの部分は「会社名+代表者の肩書き+代表者の名前」を入れておけば安心ですね。
なるべく相手の会社のお偉いさんがいる時間に持参する方がよいので、事前にアポイントメントを取っておきましょう。
Sponsored Link
お歳暮を受け取れない会社もある!
公務員はもちろん、民間でもお歳暮などの贈答品を受け取れない会社もありますよね。
せっかくギフトを選んでのしまで貼って用意したのに、無駄になってしまう場合もあります。
最近では、「社内規定」で贈答品のやり取りを禁止している企業も増えてきています。
会社間の個人宛でも「お歳暮は受け取れない」という立場にある人も多いと思われます。
年末の忙しい時期に相手に「断り状」を用意させたり、「品の返却」などで手間を取らせることにもなり兼ねません。
とくに初めてお歳暮を贈る会社の場合は、事前確認が必要になるでしょう。
コンプライアンスの観点からも、厳しい「社内規定」が設けられている企業があることも念頭に置いておきましょう!
Sponsored Link
【お歳暮】のしの会社名の書き方とマナー!社名や肩書きと名前は?のまとめ
お歳暮を会社宛に贈る際は、のしには会社名や代表者の肩書き(役職)、代表者名を入れるのが一般的です。
送り状や添え状を用意した場合でも、しっかり記入しておく方が好印象で、翌年以降も仕事がしやすくなります。
「内のし」「外のし」で迷うこともあるかと思われますが、まずは企業が贈答品のやり取りを禁止していないか確認しておく方が先ですね。
大企業の場合は特に、厳しい「社内規定」が設けられていることが多いです。
せっかくの厚意が思わぬ徒(あだ)となる場合もありますので、事前確認を怠ることの無いようにしたいですね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません