節分2023年はいつ?意味や由来とは?するべきことや過ごし方も!
季節の節目として豆まきで鬼退治をしたり、恵方巻を食べたりする風習のある「節分」。
毎年日付が変動する日でもあるため、2023年はいつなのか気になる人も多いですよね。
また、節分の意味や由来、するべきことなども知っておきたいですね。
「邪気祓い」「魔除け」「厄除け」などは有名ですが、オススメの過ごし方もまとめています。
翌日の立春とともに運気上昇を狙って、スペシャルな春を迎えましょう!
そこで今回は、節分2023年はいつ?意味や由来とは?するべきことや過ごし方も!というテーマで詳しくご紹介しますね!
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節分2023年はいつ?
2023年(令和5年)の節分は2月3日(金)となっています。
二十四節気における1番目の立春が「太陽黄経315度に達する日」と定義されているため、日本の国立天文台(NAOJ)は逆算でその前日として発表しています。
また、節分の日取り決定には、地球が太陽の周りを1周する「太陽年(およそ365.242189日)」に加え、季節のズレを解消する「閏年」が大きく影響しています。
現在のグレゴリオ暦での法則によると、21世期後半に近づくにつれ「2月2日」が増える傾向にあります。
2022年から3年連続で「2月3日」となりますが、その後しばらくは閏年の翌年に「2月2日」が入ることが続きます。(※2025年の節分は2月2日です)
節分の意味とは?
節分とは、暦上の四季の節目となる「四立(しりゅう)=立春・立夏・立秋・立冬」の前日を意味する雑節のことです。
文字通り「季節を分ける日」を表しています。
江戸時代以降は「立春の前日のみ」を指すことが多くなりましたが、本来は以下の通り1年に4回巡ってきます。
四立 | 四立の太陽黄経 | 節分 |
---|---|---|
立春(2月4日) | 315度 | 2月3日(金) |
立夏(5月6日) | 45度 | 5月5日(土) |
立秋(8月8日) | 135度 | 8月7日(月) |
立冬(11月8日) | 225度 | 11月8日(火) |
※グラフの日付は2023年のものです
元々、季節の節目には邪気(鬼)が出現し、「人々に厄災をもたらす」と考えられてきました。
そのため、春夏秋冬の節分には邪気祓いの行事が行われていましたが、今ではそのほとんどが衰退しています。
ただし、寒い時期は風邪をひきやすいこともあり、「特に邪気が強くなる」と恐れられてきた歴史があります。
現在の節分といえば、まだ厳しい寒さが残る2月上旬に巡ってきますが、日本各地で鬼退治と称して豆まき行事などが行われていますね。
1年の厄災には、風邪以外にも「疫病」「豪雨」「干ばつ」「台風」など様々なものが挙げられます。
特に昔の一般庶民や農家の間では「農作物の被害」は大きな痛手だったため、節分は邪気祓いの意味を持つ大切な1日とされていたようです。
節分は1年最後の日だった!
1年を24等分の季節に分けた「二十四節気」でも最終日となり、翌日には1番目の立春に戻ります。
といっても、旧暦の大晦日は陰暦12月末日とされていましたので、また別物になります。
立春を含め、わかりやすく噛み砕いて表現すると・・・
- 節分=1年の暮らしの終わり(旧暦の大晦日ではない)
- 立春=1年の暮らしの始まり(旧暦の元日ではない)
といった考え方です。
これは「月の満ち欠けを基準にした暦上の元日(1月1日)」と「太陽の動きを基準にした二十四節気の立春」が、ともに「1年の始まり」とされていたことに由来しています。
つまり、節分にも旧暦の大晦日と同じように「1年最後の日」という意味があったのです。
新暦(太陽暦=グレゴリオ暦)を頼りに生きている私たちには、少し紛らわしく感じますよね。
昔の人は1年に2度も「年越し」を迎えていて、その1つである節分に邪気を祓い、気持ちよく1年のスタートである立春を迎えていたことになります。
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節分の由来とは?
節分は、もともと中国の宮中行事であった「大難(だいな)」と呼ばれる「鬼払いの儀式」に由来するもので、日本に伝わったのは飛鳥時代以前といわれています。
中国では、旧暦の大晦日に「方相氏(ほうそうし)」と呼ばれる神様に扮する人物と、それに従う「侲子(しんし)」に扮する多くの子供たちが皇帝の前で舞を披露していました。
舞の内容は、伝説上の異形の鬼神とされる方相氏が鬼を恐れさせるというものでした。
鬼=「疫鬼・魔物・魑魅魍魎の類」を表していますが、皇帝の住む宮中の魔除けや厄払いという意味が込められていたようです。
私たちの知っている節分も豆まきなどで鬼(厄災)を払うのが目的なので、中国由来の「大難」との意味合いはほぼ同じといえます。
ただし、日本に伝わって以降、独自の変化を遂げている点もあります。
日本では、飛鳥時代に主に「追儺(ついな)」と呼ばれる宮中行事の1つとなりましたが、方相氏は天皇や親王をはじめ高貴な役人の葬儀に関わる者でもありました。
平安時代になると「死を穢れとする思想」が広まり、なんと方相氏は鬼を払う神から「鬼そのもの」へと没落していったのです。
触穢信仰とは恐ろしいもので、今まで崇めていた神さえ悪や穢れとして追い払うべき対象にしてしまいました。
ちなみに日本の追儺では豆まきなどは行われておらず、後に異なる文化が流入して今の節分のスタイルが形成されたようです。
鎌倉時代になると宮中行事として追儺は衰退していくことになりますが、江戸時代には節分(豆まき)が普及し、発祥の由来となった中国では20世紀中頃には行事なども消滅しています。
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節分にするべきことは?
旧暦から新暦に移っても節分は季節の大きな節目であり、邪気を祓う意味でも欠かせない1日です。
それゆえに「するべきこと」が決まっており、家族全員の年中行事に加えておきたいことがあります。
有名なものだと以下3つが挙げられます。
【節分にするべきこと】
- 豆まき(数え年の数だけ煎り豆を食べる)
- 柊鰯を飾る(鬼を寄せ付けない伝統的な飾り)
- 恵方巻を食べる(大阪発祥の太巻き寿司を食べる文化)
豆まきについては鬼役は必ずしも必要ではありませんので、お父さんが豆まきをしてもOKですよ!
柊鰯は節分に用意する伝統的な鬼除けの飾りですが、呼び名などにも地域差があるようです。
また、恵方巻はその年の恵方(歳徳神のいる方角)を向いて、太巻き寿司を食べるという風習です。
もともとは大阪の一部地域で行われていた「丸かぶり」に由来しますが、ネーミングは全国的に大型ショッピングセンターなどを展開しているイオンが1998年に売り出した際のものです。
節分にオススメの過ごし方!
最後に、節分にオススメの過ごし方もご紹介しておきますね。
翌日の立春に向けた準備をしておくことで、「開運招福のご利益」を受けやすくなりますよ!
ぜひ実践してみてくださいね。
【節分にオススメの過ごし方】
- 家の掃除を行う(特に鬼門方向の部屋)
- 神社参拝で運気を上げる
- 立春大吉の札を用意する
- 春財布(張る財布)の準備
まず旧暦で1年の最終日にあたる節分に家の掃除をすると、運気上昇が期待できます。
家の中を綺麗にすると金運アップが見込めますが、特に縁起が悪いイメージを持つ鬼門方向にある部屋を丁寧に掃除すると良いです!
神社では「節分会(せちぶんえ)」「節分祭(せつぶんさい)」などの行事が開催されており、2月3日に参拝すると運気アップが見込めます。
「立春大吉の札」は翌日使用するために用意しておきますが、立春に財布を使い始めると「春財布(張る財布)」の効果も高いです。
旧暦時代、立春は1年の始まりという「ハレの日」でもありましたので、前日の節分の日に「開運招福」の準備を粛々と進めておくのもオススメの過ごし方です。
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節分2023年はいつ?意味や由来とは?するべきことや過ごし方も!のまとめ
2023年の節分は2月3日(金)で、例年通りといった印象ですね!
もともとは春夏秋冬にそれぞれありましたが、現在は立春の前日のみを表す傾向が強いです。
とくに寒い時期になると鬼や魔物が出現しやすく、風邪などの病気をしやすいともいわれています。
厄年の人であれば尚更のこと、節分の日の魔除け・厄除けの行事に参加しておきたいですね。
由来となった中国では衰退していますが、これからは日本独自の文化として後世に伝えていくことも大切ですね!
現在多くの国で採用されている「グレゴリオ暦」の法則なども、豆知識として覚えておくと便利ですよ。
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