鏡開きの日とは?2021年はいつ?やり方や餅の食べ方はぜんざい?

年末年始

鏡開きの日とは 2021年 いつ やり方

正月の松の内の期間が終わる頃、毎年行われている行事の1つ「鏡開き」。

ただ、床の間や神棚などに飾っておいた鏡餅を切ってぜんざいなどの料理を作り、皆で食べる昔からの風習と漠然と考えていませんか?

 

しかし、そもそも鏡餅は「年神様(歳神様)」への神聖な供物です。

したがって、鏡開きの日とは新しい1年の門出として重要な意味を持つ1日となります。

 

2021年は正しいやり方や餅の食べ方などもマスターして、年神様に授かった恩恵に感謝し、最高の1年にしたいですね!

そこで今回は、鏡開きの日とは?2021年はいつ?やり方や餅の食べ方はぜんざい?というテーマで詳しくご紹介します。

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鏡開きの日とは?

鏡開きの日とは

鏡開きの日とは、年神様の「御魂(みたま)」が宿る鏡餅を家族皆でいただき、1年の健康や五穀豊穣、厄除けなどのご利益を得る日と考えられています。

これは、毎年正月に各家庭を訪れる年神様の「依り代」が、鏡餅だとされているからです。

 

依り代とは「神霊が憑依する物」を意味し、憑依された物を「ご神体」や「神の聖域」とする神道の自然崇拝に基づく考え方です。

つまり、鏡餅は松の内の期間中に年神様の居場所となりますので、鏡開きの日にぜんざいやお汁粉、お雑煮にして御魂をいただくことで、1年を生き抜くパワーを授かることになります。

 

この時いただく年神様の御魂こそが「お年玉」の本来の形であり、ポチ袋に金銭を入れてお小遣いをあげる風習が広まったのは昭和30年代からのお話です。

昨今では地域の子ども会などで鏡餅を食べる行事も普及していますが、本来鏡開きの日とは1年の内で最も神聖な日の1つとして考えられていたのです。

 

現代に入ると神聖な意味はやや薄れつつある行事となりましたが、鏡餅を残さず綺麗に食べ切ってしまうと素晴らしい1年を過ごすことが出来そうですね!

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鏡開きと呼ぶ理由は?

鏡開きと呼ぶ理由

鏡餅を食べる行事のことをなぜ鏡開きと呼ぶのか、その理由が気になる方も多いと思います。

昔から「切る」「割る」という呼び方は縁起が悪いとして忌み嫌われ、末広がりを意味する「開く」という言葉が使われるようになったのです。

 

鏡餅の発祥は平安時代以前ですが、現在のように正月に綺麗に飾るようになったのは、室町時代の武家で男児のために甲冑などとともに飾られた「具足餅」が起源です。

江戸時代になると鏡開きの風習が普及しましたが、武家では「切る」という言葉が「切腹」を連想させるため、お餅を木槌や手で割って食べ、「開く」という言葉を使うようになりました。

 

また、鏡餅は日本神話に登場する三種の神器の1つ「八咫鏡(やたのかがみ)」に由来するものです。

昔は青銅製の丸い形の鏡が主流でしたが、「この世とあの世の境界」を表す神聖なものと考えられていました。

 

そのため、「割る」という表現も避けられるようになり、「鏡開き」と呼ぶようになりました。

もともと室町時代の女性は鏡台にお餅をお供えする習慣がありましたが、江戸時代になると正月に初めて鏡台を開くことを「初顔」として祝ったとも言われています。

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鏡開き2021年はいつ?

鏡開き 2021年 いつ

では、2021年の鏡開きはいつなのか、見ていきましょう!

といっても、毎年松の内(元日~1月7日)が終わった後の1月11日と決まっており、土日祝日などの影響により行事などは日程を調整する場合もあります。

 

江戸時代前期までは、旧暦1月15日の小正月が終わった後の1月20日とされていました。

しかし、江戸幕府三代将軍・徳川家光の命日が旧暦4月20日であったことから、月命日である毎月20日を避けるため、1月11日に変更されています。

 

もともとすべて旧暦でのお話ですが、新暦(グレゴリオ暦)が採用された現在も日程は全て同じとなっています。

2021年の鏡開き(月曜日)は成人の日で祝日ということもあり、地域でのイベントも多いかもしれませんね。

 

また、鏡開きの日は関東と関西で異なる場合もありますので、詳しくご説明しますね!

 

関東は?

鏡開き 2021年 いつ 関東

「将軍様のお膝元」といわれた江戸の街(東京)を中心に、関東では鏡開きを1月11日に行っています。

もちろん、2021年も日程は変わりません。

 

江戸幕府や三代将軍・徳川家光の影響が大きかったのか、関東では松の内が終わり一段落すると鏡開きを行います。

栃木県日光市山内にある日光山・輪王寺には、徳川家光の廟所(びょうしょ=墓所)である「大猷院(たいゆういん)」があることからも、関東では特に絶大な権力があったと想想できます。

 

関西を除くと、松の内を元日~7日としている所がほとんどですので、全国的にも関東を基準とする地域がほとんどです。

 

 

関西は?

鏡開き 2021年 いつ 関西

「天下の台所」といわれた大阪の街を中心に、関西では1月20日に鏡開きを行う地域があります。

もちろん全ての地域ではありませんが、松の内を1月15日までとしている所はほぼ同じ日程となっています。

 

もともと全国的に松の内は元日~15日までとされており、約2週間は年神様が鏡餅を依り代にしていました。

しかし、徳川家光の一件で鏡開きの日を1月11日にするため、幕府は1662年、松の内を7日までとする旨の通達を全国に向けて出しています。

 

関西までこの通達が届いていなかったのかは謎ですが、その後も幕府の支配下で松の内が変更されなかった理由は不明です。

京の都が関与していた可能性もありますが、結局、関西では松の内を15日までとし、20日に鏡開きをする所もあります。

 

この日は現在でも「二十日正月」と呼ばれ、正月の最後を締めくくる1日とされています。

一方、京都やその近隣では1月4日に鏡開きをする地域がありますが、その理由は不明で、これも京の都の天皇家が関与しているのではないかと推察されます。

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鏡開きのやり方や餅の食べ方!

鏡開き やり方 食べ方

次に、鏡開きのやり方やお餅の食べ方についてですが、硬くなったお餅はハンマー状の木槌で叩いて割るというのが一般的な考え方です。

割れたお餅は欠片を残すことなく、全てお汁粉やお雑煮、かき餅にして食べるという風習があります。

 

ただし、ガチガチに固まったお餅は、木槌で叩いてもなかなか割れません。

そこで利用したいのが電子レンジですが、軽く水に浸してから熱を加えると上手にふやかすことができますね。

 

鏡開きでは切ると縁起が悪いという風習も薄れていますので、実際には包丁で切って調理しているというご家庭も多いと思います。

しばらく水に浸けておくと、カビなどもこそぎ落しやすくなりますし、多少お餅を柔らかくすることもできますよ。

 

個人的には薄く切ったお餅を油で揚げるかき餅がオススメですが、薄くしたお餅を紙袋に入れて電子レンジで加熱するとパリパリとしてお煎餅のような食感になります。

塩を振って食べるとかき餅とほとんど変わりませんが、油で揚げない分ヘルシーな食べ方です。

 

また、今ではサトウ食品や越後製菓などからプラスチック容器に包まれた鏡餅なども販売されていますので、小さな切り餅や丸餅が詰まったタイプだと扱いやすいです。

あくまでも正しいやり方で鏡開きをしたいという方は禁止事項を下記にまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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鏡開きの禁止事項は?

鏡開き やり方 禁止事項

昔の人は今以上に縁起を担ぐ習慣がありましたので、鏡開きにおいても禁止事項がありました。

正しいやり方をマスターしたいという方は下記の点に注意してください。

 

【鏡開きのNG】

  • 鏡餅を包丁で切る
  • 細かい欠片を食べずに捨てる
  • 全くお餅を食べない

 

最も重要なのは年神様のありがたい御魂をいただき、これからの1年間を生き抜くパワーを得ることです。

全くお餅を食べないというのは論外ですが、わずかな欠片も捨てずに汁物などに入れて美味しくいただきましょう!

 

 

餅の食べ方はぜんざい?

鏡開き 食べ方 ぜんざい

鏡開きの日に主流とされるお餅の食べ方には、お汁粉、お雑煮、かき餅などが挙げられます。

「ぜんざいじゃないの?」という声が聴こえて来そうですが、関東と関西ではその概念が異なるため、一般的にはお汁粉という表現を使っています。

 

まず、ぜんざいは小豆を砂糖と一緒に煮込んだもので、関東では加熱しながら練り上げて作った汁気の無い餡自体を呼んでいます。

粒餡でも漉し餡でも汁気のあるものはお汁粉として、鏡開きの日にいただくことも多いと思います。

 

一方、関西では粒餡の汁物をぜんざい、漉し餡の汁物をお汁粉と呼んでおり、どちらも温かい汁物を指しています。

小豆の赤い色には魔除けの効果があるといわれていますので、いずれにしても年神様の御魂が宿るお餅を入れていただくことは理想的な食べ方といえます。

 

お雑煮は室町時代の武家社会で食べられていた「烹雑(ほうぞう)」を起源とする説が有力で、お餅の他に野菜を雑多に煮込むという意味で「雑煮」と呼ばれるようになりました。

かき餅も有名な食べ方の1つですが、鏡開きの日にはお餅を使ったアレンジレシピなどを参考にしていただくのもオススメです。

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結婚式の鏡開きの意味は?

結婚式 鏡開き 意味

和装の結婚式などで、清酒の入った樽の蓋を大きな木槌で割ることを鏡開きといいます。

この場合も樽の蓋を鏡に見立てていますが、丸い蓋には「円満」、叩いて開くことには「末広がり」という意味があります。

 

つまり、新郎新婦が酒樽の丸い蓋を開くことで、「二人の幸福や運を切り開く」という願いが込められている儀式です。

結婚式では人気の余興の1つとなっていますが、縁起を担ぐという意味では正月の鏡開きの場合と同じです。

 

もともと酒屋の業界用語の1つとして酒樽の蓋を鏡と呼ぶ風習がありますが、その起源は昔の青銅製の丸い鏡だといわれています。

そのため、「割る」という言葉は忌み嫌われ、末広がりの意味を持つ「開く」という呼び方になっています。

 

また、「鏡抜き」が正式名称とする説もありますが、いずれにしても「割る」という表現を避けた形になりますね。

結婚式以外でも、祝賀会、祝勝会などで見かける風景ですが、昔からおめでたい席で行われている儀式として有名です。

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まとめ

鏡開きと一口にいっても、日本ではかなり古い歴史のあるお正月の行事だということがわかりましたね。

また、「鏡」に注目すると日本神話に登場する三種の神器までさかのぼることになります。

 

毎年、テレビのニュースでは、空手や柔道の道場で寒稽古とともに鏡開きを行っている子どもたちの様子を見ることも多いですね。

鏡餅をお汁粉などにして食べることで、ありがたい年神様の御魂を体の中に取り入れる重要な行事の1つです。

 

1年を健康で生き抜くことは意外と難しい世の中ですし、ぜひご家庭の行事としても取り入れてみてくださいね。

健康や幸福、厄除けなどのご利益を授かる意味でも、これからも残して行きたい正月の伝統行事ですね!

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