おからと卯の花の違い!名前の由来や別名も!賞味期限・保存方法は?
お豆腐屋さんやスーパーのお惣菜コーナーでも見かけることの多い「おから」。
「卯の花」と似ているような気がしますが、その違いをご存じでしょうか?
その正体は豆腐を作る際の副産物ですが、真っ白なものや調理してあるものなどがあって間違えやすいですよね。
全くイメージが異なる呼び名だけに、名前の由来や他の別名があるかも気になりますね。
また、日持ちしない食材と思われていますが、賞味期限や保存方法なども知っておくと便利ですよ!
そこで今回は、おからと卯の花の違い!名前の由来や別名も!賞味期限・保存方法は?というテーマで詳しくご紹介します。
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おからと卯の花の違い!
基本的に「おから」と「卯の花」に違いはなく、全く同じものです。
スーパーや豆腐屋さんなどでは両方の名前が混在したり、地域によっても異なる場合も多いです。
原料となるは「畑のお肉」とも言われ、良質な植物性タンパク質を豊富に含む大豆。
豆腐の製造過程で豆乳を搾る際に出る「残りかす」を「おから」または「卯の花」などと呼んでいます。
つまり、大豆に含まれる繊維質や皮などを表しており、もともとは廃棄物として捨てられていたものです。
今では家庭でもよく見かける食材として定着しましたが、『豆腐の副産物』として毎日大量に産生されるため、産業廃棄物としての側面も持っています。
ただ、「おから」と「卯の花」は同じものといわれても、少し違和感を感じる主婦の方なども多いと思います。
両者の違いを語る上で誤解しやすいポイントがありますので、下記にご紹介します!
調理したものが卯の花?
「おから」は他の具材や出し汁などともにフライパンで炒って、その後甘く煮付ける調理法が主流となっています。
この調理したものの呼び名を「卯の花」と思っている人も多いですね。
したがって、両者には違いはないといわれてもしっくり来ない人も少なくありません。
この場合、「炒り卯の花(調理名)」を単に「卯の花」と省略して呼び、「おから」と区別していることが考えられます。
確かに調理前と調理後で呼び名に違いがあると思いがちです。
しかし、もともとは両者とも豆乳を搾ったかすですから、全く同一のものになります。
小料理屋などで調理したのもを「卯の花」として提供されている場合もありますが、商品名と考えておくとよいですね!
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おからと卯の花の名前の由来は?
スーパーの総菜コーナーでも、名前が混在していることが多い「おから」と「卯の花」。
同じものとわかっていても、2つの言葉を並べると随分違うイメージがありますよね?
それぞれの名前の由来を知っておくと、全て合点が行くようになります。
なんとなく印象が悪い「おから」というネーミングを、綺麗な印象の「卯の花」に変えたかったようですね。
では、両者の名前の由来について見ていきましょう!
おからは搾りかすという意味
まず「おから」の「から(殻)」という名前には「搾りかす」という意味があります。
茶殻と同じように大豆の殻を指し、「からっぽ」であることに由来する言葉です。
いわゆる「出し尽くして何も残っていない」「使い物にならない」ことを意味する言葉といえます。
そこに、女郎言葉(女房言葉)で、丁寧語ともなっている「御(お)」を付けたのが「おから」という名前の由来となっています。
おかず(御菜)、おじや(雑炊)、おかか(鰹の削り節)などにも使われ、女中詞(じょちゅうことば)とも書く。
今でこそ、「おから」には良質な植物性タンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれていることが分かっています。
ただし、江戸時代頃には豆腐屋が捨てたり、無料で与えていたというくらい需要が無かったようですね!
卯の花はウツギの花から
「おから」は「から(空)」を連想させることから、昔の人は縁起を担いで実体のある花の名前を付けようしたようです。
そこで、白羽の矢が立ったのが「ウツギの花」ですが、これが「卯の花」という名前の由来になっています。
ウツギはアジサイ科ウツギ属の落葉低木で、その花は旧暦4月の「卯月(うづき)」に咲くことから「卯(う)の花」と呼ばれていました。
真っ白で小さな花をたくさん付ける様子が「おから」に似ていることから、主に関東での呼び名となっています。
また、「卯(う)」は「有(う)」に通じることから、「空」というイメージを払拭する狙いもありました。
清少納言の「枕草子」にも登場し、当時は「初夏の季語」として有名な花だったことも、「おから」を「卯の花」という名前で呼ぶようになった由来の1つとされています。
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おからと卯の花の別名は?
もともとは「豆腐製造の副産物」「豆乳の搾りかす」として名付けられた「おから」。
日本各地では、関東を中心とした「卯の花」以外にもいくつかの別名で呼ばれています。
「きらず(雪花菜」」や「おおいり(大入り)」という名も有名ですが、こちらも「空」という悪い印象を払拭するために付けられた呼び名です。
「おから」の別名にもそれぞれ由来がありますので、併せてご紹介しますね!
雪花菜(きらず、せっかさい)
主に関西や東北地方では「雪花菜(きらず)」と呼ばれている「おから」。
「包丁で切らずに料理に使える」という意味の別名ですが、「商売上の相手と縁が切れないように」という縁起を担いだ表現でもあります。
そもそも豆腐発祥の地・中国では「おから」を「雪花(シュエホワ)」と呼んでいます。
「雪花」とはウツギの花を意味する言葉で、日本では「おから」の別名としてそのまま「雪花菜(せっかさい)」と呼ぶ地域もあります。
雪のように白い花に例えており、「卯の花」と同じく綺麗なイメージの言葉ですよね。
そして、「雪花菜」は当て字として利用されているため、「きらず」「せっかさい」「おから」という3通りの呼び方があります。
大入り(おおいり)
「大入り(おおいり)」という別名は馴染みの薄い方も多いようですが、寄席芸人などの間で縁起の良い言葉として使われてきました。
「おから」の「空」は空席を連想させるため、昔から忌み嫌われたようです。
調理する際に炒(い)ることが多いため、せっかくなら「大入り」という呼び名に言い換えたといわれています。
いわゆる業界用語のようなもので、「卯の花」とは異なり、一般家庭で使われることはほとんどないと思われます。
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おからと卯の花の賞味期限は?
「おから(卯の花)」の賞味期限は生のものだと約2~3日です。
スーパーでは発泡スチロール製のトレーに詰めて、ラップをした状態で売られていることも多いですね。
あまり日持ちするとは言いづらい食品ですので、開封前も開封後も調理に使わないで冷蔵庫に入れていても劣化するのは早いです。
購入した「おから」は、その日のうちに炒り煮などに調理すると若干長持ちさせることができます。
「卯の花」という名前で売られていることの多い「調理後のおから」も、火を通してあるものの、あまり日持ちは変わりません。
賞味期限は冷蔵保存で3日程度が限界ですので、早めに食べ切りましょう!
また、ご家庭で炒り煮などにした「卯の花」は味が染みて熟成されるため「3日目が美味しい」などといわれます。
確かに味が馴染んで美味しいのですが、劣化に近付いている証拠ですので、3日程度で食べ切るようにして下さい。
賞味期限切れの「おから」や「卯の花(調理後)」は残念ですが、食べられませんので捨ててください。
水分が出ていますので、見たり臭いを嗅いでみれば劣化しているのはわかるはずです。
乾燥させたものの賞味期限は?
最近では「おから(卯の花)」を乾燥させた「おからパウダー」と呼ばれるものが市販されています。
この場合、水分がほぼ抜けてしまっていますので、賞味期限は最大1ケ月程度が目安です。
ただし、市販されている袋に表示されている内容に従うことが大切です。
「卯の花粉」も同じものですが、生と同様の調理法が楽しめますので、賞味期限が気になる方はこちらを選んでくださいね。
•「おからハンバーグ」
•「コロッケ」
•「クッキー」
•「スポンジケーキ」
•「ホットケーキ」
•「ドーナツ」
•「ヨーグルトに混ぜて甘みを付けて食べる」
乾燥させた「おからパウダー」や「卯の花粉」は、賞味期限切れでも1週間程度なら食べられる場合もあります。
生より随分長持ちしますし便利ですが、それでも期限切れする前に使い切った方が安心ですね!
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おからと卯の花の保存方法は?
生の「おから(卯の花)」はあまり日持ちしないため、余った場合は冷凍での保存方法がオススメです!
1回で使い切る分を小分けにしてラップで包み、ジップロックなどのフリーザーバッグに入れて冷凍庫に入れておきます。
この時、なるべく1cmくらいの厚みになるよう平らにし、空気を抜くようにしておくと劣化を防ぐことに繋がります。
「冷凍おから」の保存期間は最大10日が目安で、小分けにしたものは全て使い切るようにしましょう。
「卯の花(炒り煮)」にする際は解凍せずに使えますが、ハンバーグなどに利用する際は冷蔵庫で一晩かけて解凍します。
また、「おから」は冷凍前に水分を飛ばしておくと、1ケ月間保存が利くようになりますよ。
フライパンで乾炒りしたり、レンジで5~6分チンすると水分を飛ばすと、おからパウダーと同じ状態になります。
生の「おから(卯の花)」が大量に残ってしまったら、水分を抜いてから冷凍保存するのがオススメです。
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おからパウダーや卯の花粉も冷凍保存で!
「おからパウダー」や「卯の花粉」は乾燥して傷みにくいため、常温でも長持ちしやすいです。
ただし、開封したものは虫が付いたり、湿気が入りやすくなったりしますので、こちらも冷凍保存がオススメです。
生の「おから」と同じく、1回で使い切る分だけ小分けにしてラップに包み、フリーザーバッグに入れてから冷凍庫に入れておきます。
もともとジッパー付きの厚めのビニール袋に入っているものであれば、なるべく空気を抜いてからそのまま保存してもOKです。
開封した「おからパウダー」や「卯の花粉」は冷蔵庫に入れていても、忘れて長期間放置してしまうことも珍しくありません。
冷凍保存を上手く活用して、食べられなくなる前に早めに使い切るようにしたいですね。
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おからと卯の花の違い!名前の由来や別名も!賞味期限・保存方法は?のまとめ
今回は、「おから」と「卯の花」の違いを中心に、名前の由来や別名などの情報もまとめてみました。
主菜になりにくい食材ですが、おかずにもう一品欲しい時に重宝しますよね。
今では炒り煮などの調理後のものを「卯の花」と呼ぶことも増えてきましたので、今後は別物として表記される可能性もありますね。
言葉の意味は使う人々や時代とともに変化しますので、辞書などでも線引きされても不思議ではありません。
また、「おから(卯の花)」は賞味期限は短い食材ですが、冷凍保存することで長持ちします。
利用方法もドンドン広がっていますので、上手に活用して美味しくいただきたいですね!
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