大豆イソフラボンの男性への効果!過剰摂取の危険性と許容摂取量は?

2018年10月18日栄養学

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豆乳や豆腐を使ったダイエット食の普及により、「大豆イソフラボン」への注目度が一気に高まりましたよね。

 

その正体は、大豆の胚芽に豊富に含まれるフラボノイドの一種とされています。

 

美容や健康面でも効果があるとされ、女性のみならず若い男性の関心事の1つとなっています。

 

ニキビや肌荒れなども気になりますが、特に薄毛の悩みを解消したい人にとって魅力的な成分となっているようです。

 

最近では、DHCなど様々なメーカーから吸収型サプリメントも発売されており、男性の購入者も増えてきています。

 

もちろん食事から摂取することもできますが、安全性に優れたものであればぜひ利用したいですね。

 

そこで、今回は大豆イソフラボンの男性への効果や副作用、過剰摂取の危険性、1日の許容摂取量などをまとめてご紹介します。

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大豆イソフラボンの男性への効果

大豆イソフラボンといえば、女性ホルモンのエステロゲンに似た分子構造や働きがあるといわれてますよね。

 

ただ、この成分を男性が積極的に摂取することで、実際にはどのような効果が得られるのでしょうか…。

薄毛の抑制と育毛の促進

男性ホルモンや遺伝との関係が指摘されている「AGA(男性型脱毛症)」は大きな悩み事の1つですね。

 

洗面台やお風呂場などに、薄毛対策として育毛関連の商品を並べている人も多いのではないでしょうか…。

 

確かに大豆イソフラボンには、薄毛を抑えて育毛を促進する効果が認められています。

 

AGAの原因は、男性ホルモン(テストステロン)が酵素の働きで変異した、DHT(ジヒドロテストステロン)が大きく関与しています。

 

大豆イソフラボン 薄毛 育毛

 

このDHTが、頭皮の最深部にある毛乳頭細胞内の受容体に結び付くと、髪の毛を作り出す毛母細胞の死滅を促すことで発症します。

 

つまり、男性ホルモンの量が多く活発なほど、薄毛の進行が早まります。

 

しかし、大豆イソフラボンの分子構造やその働きは女性ホルモンのエステロゲンに酷似しているため、男性ホルモンの分泌を抑制する効果があるのです。

 

したがって、大豆製品を多く摂取すると、薄毛予防に効果があるといわれています。

 

大豆 タンパク質 ケラチン

 

さらに大豆には、良質な植物性タンパク質も豊富に含まれており、体内でアミノ酸に分解された後、ケラチンという髪の毛を作るタンパク質に再合成されます。

 

大豆イソフラボンの摂取だけで育毛効果を実感できるかは個人差があります。

 

薄毛に悩む男性は、髪の毛を構成するケラチンを増やす意味でも、様々な食品からタンパク質を摂取することも大切なことです。

 

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ニキビの改善に効果あり

ニキビの発生には、体質、食生活、日頃の洗顔、睡眠不足などの他にも様々な原因が考えられます。

 

なかでも、特にホルモンバランスの乱れで発生しているニキビには、大豆イソフラボンが大きな効果を発揮します。

 

男性に多いのは「糖分や脂分の多い食事+アルコールの摂取」といった食生活の乱れですよね。

 

食生活の乱れや睡眠不足が重なると、ホルモンバランスが乱れてニキビが発生しやすくなります。

 

大豆イソフラボン 男性 ニキビ

 

もちろん、この乱れを正すことが大切ですが、男性ホルモンを抑制することも肌の状態を整える上で重要なポイントになります。

 

そこで大豆イソフラボンを積極的に摂取すると、肌荒れなどを含め美容面でも改善効果が期待できます。

 

思春期だけでなく、特に大人ニキビにも有効な成分となるでしょう。

 

前立腺の病気を予防する

男性にとって脅威である前立腺の病気。

 

実は、大豆イソフラボンにはこの発症を予防する効果があります。

 

日系米国人約8000人を対象にして行われた調査では、日本人男性の前立腺ガンの罹患率が一番低いことがわかりました。

 

これは日常的に大豆製品を摂取することで血中の大豆イソフラボン濃度が高くなり、男性ホルモンの抑制に繋がるからだと考えられています。

 

大豆イソフラボン 前立腺 病気

 

もともと男性ホルモンは青年期までの前立腺の成長に役立ち、大人になってからも機能が低下しないよう一定の刺激を与え続ける効果があります。

 

ただし、その分泌量が過剰になると前立腺肥大をはじめとするトラブルの原因となっているようです。

 

大豆イソフラボンの過剰摂取の危険性

男性特有の悩みを解消する働きを持つ大豆イソフラボン。

 

しかし、どんなによいといわれていても、過剰摂取による危険性はないのか気になりますよね…。

男性でも乳がんの可能性が?

もちろん男性の体内にも女性ホルモンは存在しますし、乳腺もありますので乳がんになる危険性もあります。

 

そして、乳がんの発生には女性ホルモンのエストロゲンが密接に関係しています。

 

大豆イソフラボンの効果は魅力的ですが、過剰摂取してしまうと乳がんのリスクが高まることになります。

 

大豆イソフラボン 過剰摂取

 

食事だけで摂取する分には可能性は低いですが、サプリメントなどは摂取量を守った方が賢明ですね。

 

どんなに体によいものでも、過剰摂取はトラブルの元となり得ます。

その他の副作用は?

男性が大豆イソフラボンを過剰摂取した時の副作用として、「乳房が膨らむ」という現象が起こり得ます。

 

これも男性ホルモンが必要以上に抑制された結果で、髭や体毛が薄くなることもあります。

 

さらに精子の数も減少するというデータも報告されています。

 

体が女性化することで、思考にも影響が出るといった副作用が危惧されます。

 

 

成人男性の大豆イソフラボンの1日の許容摂取量は?

それでは、副作用の心配のない成人男性の1日の許容摂取量も把握しておきましょう。

 

内閣府食品委員会が出した報告によると、大豆イソフラボンの1日の上限目安は70~75mgとしています。

 

主な大豆製品の目安としては・・・

  • 納豆2パック(45g):約71mg
  • 豆腐1丁(300g):約80mg
  • 豆乳1本(200g):約82mg
  • きな粉(100g):約64mg

となっています。

 

サプリメント等を併用する際は食事からの許容摂取量も変化しますので、あくまでも目安と考えてください。

 

 

大豆イソフラボンには男性の体にもよい効果があり、過剰摂取してもすぐに健康被害が現れるわけではありません。

 

摂取量が足りない方が問題が大きいとされ、農林水産省は極端な節制に注意喚起しています。

 

毎日の食生活の中で必要な摂取量が取れるように、1日三度の食事を見直してみるのもよいですね。

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