浄土真宗における喪中の正月の過ごし方!やってはいけないことは?

2018年9月16日年末年始

浄土真宗 喪中 正月 過ごし方

この1年のうちに身内が他界したことで「喪中」となり、普段とは異なるお正月を迎えるご家庭もあるでしょう。

お正月は新年を迎えるというお祝い事であるため、おせち料理や年賀状のやり取り、初詣までも制限されてしまうのです。

 

しかし、浄土真宗にはそもそも「忌中」や「喪中」という概念が存在しません。

そのため、あまり行動が制限されることがないのです。

 

ただし、周囲の人のことを考慮することも必要ですので、もちろんやってはいけないことも存在します。

他人を思いやる心遣いは何より大切ですね。

 

そこで、今回は浄土真宗における喪中の正月の過ごし方についてご紹介します!

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浄土真宗における喪中の正月の過ごし方

他の宗派での喪中とは異なり、浄土真宗には特に喪に服すという概念がありません。

これは、新年を迎える祝い事の正月にも当てはまることです。

 

もちろん他の宗派の方への配慮は必要ですが、派手過ぎない過ごし方が許されているのです。

 

そもそも忌中や喪中の概念がない?

浄土真宗では「死する方はすぐさま極楽浄土へ旅立たれ、仏様となる」という考え方があります。

つまり、亡くなった方はあの世で何不自由なく暮らしておられるため、遺族は故人の死を悼まなくてもよいといわれています。

 

そのため、身内が亡くなったとしても、今までと変わりのない生活を送ってもよいとされているのです。

浄土真宗 正月 過ごし方

仏教の中でも「忌中」や「喪中」という概念がない宗派であるといえます。

もちろん、親族がなくなっても年賀状欠礼を意味する喪中はがきを出すこともありません。

 

忌中や喪中がない理由とは?

他の宗教であれば、人の死を「穢(けが)れ」と考え、忌むべきものと捉えられます。

そして、忌中や喪中の期間は特に、身内が亡くなったことに対して悲しみの感情が自然に湧いてきますよね…。

 

浄土真宗においても家族との別れは淋しいものと考えられていますが、亡くなった方は阿弥陀様がおられる浄土に生まれ、真の安らぎを得られると考えられています。

蓮の花

ですので、決して「可哀そう」「気の毒だ」という考え方は相応しくないとされており、それが忌中や喪中がない理由となっています。

「真の仏様となって、浄土で生きておられる」と捉えると分かりやすいかと思います。

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浄土真宗における喪中の正月の過ごし方でやってはいけないことは?

「忌中」や「喪中」の概念が存在しないことから、正月の過ごし方は通常通りかつ自由であるといわれています。

ただし、周囲の人がすべて同じ宗派とは限りませんので、やってはいけないことも存在すると考えておくべきです。

 

年賀状のやり取りはOK?

喪に服す生活を行わなくてもよいことから、年賀状をやり取りしてもよいということになります。

ただし、相手の身内が亡くなって喪中の場合などは、控える必要も出てくるでしょう。

 

年賀状のやり取りをしている仲の場合、やってはいけないことに含まれると考えておきましょう。

 

鏡餅やしめ縄などの正月飾りは?

しめ縄や門松、鏡餅などの正月飾りも当然OKとなります。

基本的に、家族内では同じ宗派であることがほとんどですので、普段通りの過ごし方が可能となっています。

 

ただし、近所では「喪中じゃないの?」と不思議に思われることもあるかもしれませんので、話す機会があれば説明しておくとよいですね。

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おせち料理や豪華な食事は?

おせち料理や正月ならではの豪華な食事も、浄土真宗では自由とされています。

家族内で食べる分には非常識と思われることもありませんので、故人へのはなむけと考えて1人分多く用意するのもオススメです。

 

初詣や新年の挨拶回りは?

「亡くなられた方は迷うことなく極楽浄土へ旅立たれる」という考えがあるため、遺族は通常の正月の過ごし方で問題ありません。

そのため、初詣へ出掛けたり、新年の挨拶回りを行ったりすることも、特に制限はありません。

 

しかし、大切な身内を亡くしたことで悲しみは残りますので、なかなか新年の挨拶などを行う気にはなれないのが現実ではないでしょうか。

浄土真宗を信仰していても、人はそれほど強くありませんので、できる範囲のことを行えばよいですね。

浄土真宗 喪中 初詣

 

お年玉もあげていい?

そもそもお年玉は「歳神様」に供えた鏡餅を配ったことが始まりで、現在も続くお正月行事のひとつとなっています。

 

お年玉は神事となるため、浄土真宗であるからといってやってはいけないことと制限される質のものではありません。

親戚の子ども達も楽しみにしているでしょうから、あげても問題ありません。

 

他の宗派の人のことを考えて過ごすべき!

「忌中」や「喪中」という概念が存在しない浄土真宗を信仰される方は、通常のお正月を過ごすことになります。

しかし、初詣へ出掛ける際にやってはいけないこともあります。

 

それは、受け入れ神道側が「喪中期間の参拝はご遠慮願います」とされている場合、神社へ行くことは避けなければなりません。

もし初詣へ出掛けるのであれば、お寺には「死は穢れである」という考えがないため、受け入れてもらえます。

 

その他、お正月休みにゴルフや食事会、同窓会など、派手な行事に参加されることもあるでしょう。

その際も、浄土真宗ではない他の宗派の方々のことを考慮した過ごし方をするようにしてくださいね。

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