お年玉を郵送する方法!現金書留の利用法と添える手紙の例文!
遠方の親戚のお子様などに、現金でお年玉を送りたいという人も多いと思います。
その場合、郵送する方法がありますが、現金書留の利用法を知っておくと便利です。
ただし、お年玉を郵送する場合、以下の疑問を解消しておきたいですね。
- ポチ袋ごと送れるのか?
- 現金書留の封筒代や送料はいくらか?
- 正月でも届くのか?
- 配達日時指定はできるのか?
- 一緒に手紙も添えられるのか?
- 手紙を添える場合の例文は?
- 送る時期はいつ頃にするべきか?
初めて郵送する方のために、お子様に届けるまでの一通りの流れをまとめてみました。
そこで今回は、お年玉を郵送する方法!現金書留の利用法と添える手紙の例文!というテーマで詳しくご紹介します。
Sponsored Link
お年玉を郵送する方法は現金書留のみ!
まず、お年玉を現金という形で郵送する方法は郵便局の現金書留を利用するしかありません。
普通郵便、レターパック、ゆうパックで意図的に現金を送ると、郵便法第84条第1項により30万円以下の罰金が科せられる可能性もあります。
その他・・・
- 郵便為替(ゆうびんかわせ)に代えて送付する
- 「現金ゆうパック(特例のみ)」で送付する
などの方法もありますが、お年玉を郵送する際は現実的ではありません。
また、日本郵便とは無関係の宅配業者はトラブル回避のため現金の取り扱いを受け付けていません。
現金書留は手続きなども比較的簡単ですし、基本的にお年玉(現金)の郵送については一択だと考えておきましょう!
ポチ袋ごと送れるので便利!
現金書留のメリットとして、お年玉をポチ袋ごと送れるので便利です!
書留専用の封筒が必要ですが、現金しか郵送できないという訳でもありません。
送りたい相手が1世帯に複数人いても、1人分ずつポチ袋に分けて入れ、1つの封筒でまとめて送ることができます。
1万円札、5千円札、千円札などの紙幣や、その他の硬貨をむき出しにして送る必要もありません。
Sponsored Link
お年玉に関する現金書留の利用法!
次に、お年玉を郵送する際の現金書留の利用法についてご紹介します。
封筒代や送料などについては後述していますので、まず送るまでの一通りの流れを把握しておきましょう!
【お年玉を現金書留で送る流れ】
- 郵便局で現金書留封筒を購入する(※最後の送付手続きの時でもOK)
- 宛先および自分の住所・氏名・電話番号などの必要事項を記入する(※お子様が小さいなら親御さん宛がオススメ)
- 金額記入欄に封筒内に入れる総金額を記入する(※万が一の時の補償の対象額になります)
- お年玉をポチ袋に入れる(※2人分なら2つ必要:お子様の名前を入れておくとわかりやすいです)
- 現金書留封筒にポチ袋を全て入れる(※あとで割印をするため入れ忘れに注意)
- 現金書留封筒の裏面に記載された方法に従って封をする
- 割印欄(上下2箇所)に割印をする(※印鑑がなくても苗字だけの署名でOK ※割印をすると相手に届くまで再開封不可)
- 必ず郵便局の専用窓口で送付手続きをする(送料などを支払うためで、ポストからはNG)
時間的余裕がない人は、ポチ袋にお金を入れてから郵便局に行きましょう!
現金書留封筒はすぐに購入できますので、宛先の記入やお年玉の封入が終わったら、そのまま専用窓口で送付手続きを行います。
印鑑は必ずしも必要ありませんが、心配であれば持って行ってもよいでしょう。(※基本的に署名のみで済ませることが可能です)
封筒代と送料が必要ですので、お財布は持って行ってくださいね!
忙しくて昼間に郵便局に行けない人は、夜間や土日・祝日でも営業している「ゆうゆう窓口」のある比較的大きな営業局を利用してください。
お年玉を郵送する流れは以上ですが、郵便局でかかる費用や配達日時指定などの細かい部分も見ていきましょう!
現金書留封筒の料金は?
現金書留封筒は以下2種類あります。
- 普通のサイズ:119mm(ヨコ)×196mm(タテ)※定型
- 大きいサイズ:140mm(ヨコ)×213mm(タテ)※定型外
基本的に郵便局でしか購入できず、料金はどちらのサイズも21円です。(※ネットのフリマなどで売っていることもあります)
お年玉の入った一般的なポチ袋であれば、普通のサイズで十分入ります。
送る相手が大家族で対象のお子様が10人以上などの場合は、郵便局員に相談してみてくださいね。
現金書留の送料はいくら?
普通サイズの現金書留封筒の送料は…
「定型郵便物の送料(切手代)110円+現金書留追加料金480円」(損害要償額1万円まで)となっています。
※2024年10月1日の日本郵便・料金値上げにより、50g以内の定形郵便料金が一律110円になりました。
また、封筒に入れるお年玉の総額が1万円を超えると、5000円ごとに11円追加料金が発生します。
額が増えるごとに追加料金も増えますが、損害補償を付けるメリットだと考えた方が良さそうですね。(※上限50万円)
普通サイズの現金書留封筒を利用する際の送料は以下の通りです。(※封筒代21円も別途必要です)
重さ | 限度額(上限50万円) | 送料 |
50g以内 | 1万円以内 | 110円+480円 |
+5000円ごとに11円追加(α) | 110円+480円+11α円 | |
50g超~100g | 1万円以内 | 140円+480円 |
+5000円ごとに11円追加(α) | 140円+480円+11α円 |
※大きいサイズの現金書留封筒(定形外)は定型郵便物の送料(切手代)50g以内が140円、50g超~100gになると180円かかります。(480円+11α円)の金額は普通サイズと変わりありません。
例えば、お年玉の総額が3万円の場合、現金書留料金総額「21円+110円+480円+11円×4=655円」となります。(※普通サイズ)
お年玉は紙幣だけでなく500円玉や100円玉などの硬貨を送る場合もありますよね。
当然硬貨の方が重くなりますので、郵送する際は料金に関わることを念頭に置いておきましょう!
また、損害賠償については、通常自ら封を閉じて手続きをするため自己申告になります。
郵送する金額が上限の50万円と記入していれば、そのまま50万円が補償の対象になるそうです。(※郵便局に電話して確認しました)
Sponsored Link
お年玉の配達日時指定は可能?
お年玉は正月の三が日や松の内の間には届けたいという人も多いと思います。
現金書留で送る場合も配達日時指定ができますので、オプションで利用するのもよいでしょう!
料金は「時間帯」による変動はありませんが、「日にち指定」で以下の通り異なってきます。
指定曜日など | 料金 |
平日 | 42円 |
土日・祝日 | 270円 |
郵送でお年玉を送る際に、元日(祝日)指定すると270円の追加料金がかかることになります。
また、相手が昼間に不在だった場合については・・・
17時頃までに不在連絡票に記載されている電話番号にかけると、21時頃まで再配達してもらえる場合もあります。
ただ、翌日以降になることもありますし、ご自身で指定郵便局まで取りに行かれる人もいますよね。
お年玉を受け取る側のご家庭も忙しい時期ですので、配送日時指定される際は電話やLINE、メールなどで伝えておく方が親切ですね!
お年玉に添える手紙も入れられる?
お年玉を郵送する際は、一言添える手紙も入れておきたいという方も多いですよね。
そもそも現金書留(定型・定形外)は普通郵便物のオプションに当たるため、その他の書類を入れても問題ありません。
「○○君と○○ちゃん宛にお年玉を同封しました」と一言添えるだけの手紙でもOKです。
「年賀状は別途送る方が丁寧」という声も多いため、メッセージカードを入れておいてもよさそうです。
もちろん、便箋などに年賀状と同様の内容を記入して送っても構いません。
Sponsored Link
お年玉の郵送に添える手紙の例文!
お年玉を郵送で送る際に同梱する手紙は、年賀状としての意味を込めたものと込めないものに分かれます。
どちらにしても、新年に届くようであれば「あけましておめでとうございます」といった軽めの挨拶だけは入れておいた方がよいでしょう!
お子様宛に手紙を添える場合は、ポチ袋の中に入れておくのもオススメです。
では、現金書留封筒に同梱する手紙の例文を、親御さん宛とお子様宛に分けてご紹介します。
親御さん宛の手紙の例文
旧年中は何かとお世話になり、ありがとうございました。今年はこちらの都合上、どうしても帰省することができませんでした。
○○君にも会いたかったのですが、残念に思っています。気持ちばかりですが、○○君へのお年玉を送ります。
三が日には届くと思いますので、渡してあげてください。では、よろしくお願いします。
お子様宛の手紙の例文
お正月、たのしくすごしていますか。今年は会いに行けなくてごめんね。
おばちゃんもとてもざんねんです。すこしだけど、お年玉をおくりました。
また会いに行きますので元気でね!
お年玉を郵送する時期はいつ頃?
お年玉を郵送する時期については、年末の12月27日頃までがよいかと思われます。
基本的に3~5営業日程度で届くことがほとんどです。
現金書留の年末年始の配達状況については土日を含め平常通りですが、郵便局としても最も忙しい時期に入ります。
「1月7日の松の内までならいつでもOK」という場合、年末ギリギリのタイミングでも届きます。
「どうしても元日にお年玉を届けたい」という人は、営業していない土日を考慮し、12月27日までに配達日時指定で送れば間に合いそうです。
もっと余裕を持ってクリスマスの時期に送ると、大晦日までには届くはずです。
それでも親御さん宛で送れば、お子様にお年玉を渡す頃合いを調節してもらえますので、早い分には問題ないでしょう!
三が日の先方の予定などを電話で確認しておくと、指定なし、または平日指定(42円)のみで送ることもできます。
Sponsored Link
お年玉を郵送する方法!現金書留の利用法と添える手紙の例文!のまとめ
お年玉を現金で郵送するには、現金書留を利用する方法しかありません。
封筒代や送料などで別途料金がかかりますが、通常600~700円以内に収まります。
現金書留にかかる料金は、封筒に入れる金額や重さによっても異なりますのでご注意くださいね。
配達日時指定は平日が42円、土日・祝日は270円ですので、指定なしか、平日に届くように指定すれば安く済ませることもできます。
指定なしでも12月27日頃までに送れば、正月三が日の内にはお子様にお年玉を届けることもできるでしょう!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません