スポーツの日に名前が変わったのはいつ?前身の体育の日の由来とは?

2021年8月12日行事・カレンダー

スポーツの日 名前が変わった いつ

1年間に全16日ある日本の祝日の中で、14番目に巡ってくる「スポーツの日」。

「体育の日」から名前が変わったのは有名ですが、いつ変更されたのかご存じでしょうか?

 

スポーツの日とは、日本で初めて「英語(カタカナ)」を取り入れた祝日です。

単に名前だけではなく、祝日としての意味も変わっていることを知っている人は少ないようですね。

 

また、前身の体育の日が制定された由来についても知っておいて損はありません。

そこで今回は、スポーツの日に名前が変わったのはいつ?前身の体育の日の由来とは?というテーマで詳しくご紹介しますね。

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スポーツの日に名前が変わったのはいつ?

スポーツの日 名前が変わった いつ

もともとは10月の第2月曜日だった祝日「体育の日」。

「スポーツの日」に名前が変わったのは2020年(令和二年)の元日(1月1日)からです。

 

もちろん正式決定はもっと前の2018年(平成30年)6月20日のこと。

「天皇誕生日」や「スポーツの日」といった祝日の日付や名前を変えるには、「国民の祝日に関する法律(祝日法)」の改正が必要になります。

 

改正まで流れは、以下の通りです。

  1. 2016年(平成28年):国会のスポーツ議員連盟で名称の変更が検討される
  2. 2017年(平成29年):改正法案の国会提出
  3. 2018年(平成30年):正式決定

2019年にはラグビーワードカップ日本大会、2020年には東京オリンピック・パラリンピックの開催も決定していました。

これを機にワールドワイドな「スポーツ」という言葉を使い、その価値を世界で共有することを発信する狙いから「スポーツの日」という名前も誕生しています。

 

五輪開催に関しては、日本全国民で盛り上げる名目で連休を作るための「特措法」が設けられることになりました。

特措法の内容は、2020年に限り10月のスポーツの日を東京五輪開会式当日の7月24日(金)に変更するというものでした。

 

結局、新型コロナウイルスの影響もあり2021年に延期になりましたが、この年の祝日はそのまま7月に据え置きに…。

2021年になると2年連続で特措法が適用され、五輪開会式当日の7月23日(金)にスポーツの日が当てられています。

 

つまり、体育の日は新しい祝日の名前に変わりましたが、正式に10月の第2月曜日に巡ってくるのは2022年(令和4年)10月10日(月)が初めてになります。

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祝日の意味も変わったの?

スポーツの日 祝日の意味

体育の日の名前がスポーツの日に変わったことで、祝日の意味(趣旨)も少し変わっています。

内閣府の公式HPの記載を見ると、以下の変更点があります。

  • 体育の日:スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう
  • スポーツの日:スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う

もともと体育の日というと、お住まいの地域で体育大会などが行われることが多かったですよね。

いつも同じ人が参加するイメージで、敬遠しがちな人は単なる休日に過ぎませんでした。

 

現在では、サッカーやテニス、バスケットボール、ゲートボール、グラウンドゴルフなど、個人のお好みのスポーツを楽しむ催しなども増えています。

祝日の意味が大きく変わった点は、誰もが自由に楽しめるスポーツの幅が広がったことにあります。

 

スポーツの日に変わったことで運動する機会が増えたことや、普段から一緒に練習をしている人との絆が深まることなども挙げられますよね。

身体を動かす人が増えたことでストレス発散にもなり、生きることや仕事をする上での活力に繋がると考えられています。

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スポーツの日の前身・体育の日の由来とは?

体育の日 由来

スポーツの日の前身である「体育の日」は当初、毎年10月10日と定められていました。

10月10日となったのは、1964年(昭和39年)に開催された東京オリンピックの開会式が行われた日に由来しています。

 

前回の東京オリンピックの日本のメダル獲得数は以下の通りです。

  • 金メダル:16個
  • 銀メダル:5個
  • 銅メダル:8個

とくに男子体操が非常に強かった時代ですが、世界中で話題になったのが金メダルを獲得した全日本女子バレーボール代表チームです。

大会前から「東洋の魔女」と世界から恐れられていた最強チームでした。

 

アジア初となった東京オリンピックの熱狂ぶりにより、2年後の1966年(昭和41年)に「体育の日」が制定されています。

現在は祝日の名前もスポーツの日になりましたが、前回の東京五輪開会式の日が由来となっているのは有名な話ですよね。

 

ただし、ミレニアムと騒がれた2000年(平成12年)には、連休を増やす目的で「ハーピーマンデー制度」が導入されています。

体育の日も適用対象になりましたので、10月の第2月曜日に移動することとなりました。

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2020年~2050年までのスポーツの日はいつ?

スポーツの日 2020年~2050年

最後に、西暦2020年~2050年までのスポーツの日の日付をまとめておきますね。

2022年以降はハッピーマンデー制度により、すべて月曜日になります。

西暦 日付
2020年 7月24日(金)
2021年 7月23日(金)
2022年 10月10日
2023年 10月09日
2024年 10月14日
2025年 10月13日
2026年 10月12日
2027年 10月11日
2028年 10月09日
2029年 10月08日
2030年 10月14日
2031年 10月13日
2032年 10月11日
2033年 10月10日
2034年 10月09日
2035年 10月08日
2036年 10月13日
2037年 10月12日
2038年 10月11日
2039年 10月10日
2040年 10月08日
2041年 10月14日
2042年 10月13日
2043年 10月12日
2044年 10月10日
2045年 10月09日
2046年 10月08日
2047年 10月14日
2048年 10月12日
2049年 10月11日
2050年 10月10日

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スポーツの日に名前が変わったのはいつ?前身の体育の日の由来とは?のまとめ

体育の日という祝日の名前がスポーツの日に変わったのは、2020年(令和2年)1月1日付けで施行されています。

東京五輪やコロナウイルスの影響で、2年連続で特措法により日付が7月中となりました。

 

2022年以降は、よほどのことがない限り10月第2月曜日となります。

スポーツの日に変わる前から体育大会を廃止して、スポーツフェアなども行われていますね。

 

また、ご自分の好みのスポーツでイベントや大会が行われていれば、ぜひ参加して見てくださいね。