お中元ののしの書き方!表書き・名前・苗字のみ・連名・会社名は?
お中元を贈る際に、のしの書き方で悩んだ経験はありませんか?
表書きやご自身の名前、苗字のみを書くだけなら比較的簡単ですよね。
ただし・・・
- 夫婦や同僚で連名にして贈りたい
- 連名は何人までOK
- 会社名はどこに書けばいい
- どんなペンで書くべき
といった点は意外と迷いがちなポイントです。
お中元は日頃からお世話になっている方への贈り物ですので、マナー違反には注意したいですね。
そこで今回は、お中元ののしの書き方!表書き・名前・苗字のみ・連名・会社名は?というテーマで詳しくご紹介します!
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お中元ののしの書き方!
お中元の贈り物にかけるのしは正式には「熨斗紙(のしがみ)」といいます。
表書きや名前、会社名、連名する時の書き方は、一度経験すれば覚えてしまいます。
イラストを使いながら順を追ってご説明しますので、その通りに書いていくだけで完成しますよ。
尚、どんなのしを選ぶべきかで迷っている方は以下のページを参考にしてくださいね。
では早速、のしの表書きの書き方からご紹介します!
表書きの書き方
お中元に使用できる表書きの文言は以下の2通りです。
- お中元
- 御中元
のしの表書きは贈答品や進物の名目(目的)を記す重要な部分です。
水引きの中央上部に少し大きめの文字で書きます。
草書体だと見づらいこともあるため、なるべく楷書体で文字を崩さずに書く方がオススメです。
水引きや熨斗(のしアワビ)とのバランスを見ながら書きましょう!
名前の書き方(名入れ)
名入れとはお中元の贈り主であるご自身の名前を書くことです。
水引き中央部の下に、表書きよりやや小さい文字で書きます。
目上の方に贈る場合、失礼の無いよう必ずフルネームで書くのが基本です。
個人で贈る際は、ここまででのしは完成ですね。
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名前(苗字のみ)の書き方
お中元を目下の人に贈る場合、苗字のみでもOKとされています。
親戚間では同じ苗字のことが多いため、フルネームの方がわかりやすいと思います。
名前を苗字のみにする際は、バランスを考えて文字間を空けるなどの工夫も必要です。
また、1文字であれば、やや下げた位置に書くのもオススメです。
連名(夫婦)の書き方
お中元ののしの名入れは世帯主のみで十分ですが、夫婦で連名にしたいという場合もありますよね。
連名にする際は、一般的には夫の名前を水引き下の中央部に書き、その左に妻の名前を書きます。
妻の苗字は必要ありませんので、夫の名前(氏名の名)と高さを合わせるとよいです。
夫婦別姓の場合、夫のフルネームを水引き下の中央部、その左に妻のフルネームを記入します。
連名(2人)の書き方
会社の先輩・後輩や同僚2人で連名にするケースもありますよね。
贈り主が2人いる場合、水引き下中央部に代表者の名前を、その左にもう1人の名前を書きます。
注意したいのは以下のケースです。
- 先輩・後輩などで贈る場合=地位の高い先輩の名前を中央に、その左に後輩の名前を書きます。
- 同僚など地位が同じ場合=五十音順に中央から左に向けて名前を書いていきます。
2人の連名で贈る際は、目上の人を代表者として中心に書くと覚えておきましょう!
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連名(3人以内)の書き方
お中元ののしには3人以内なら連名が可能です。
基本的には最も目上の人を中心に書き、他2人も同様に社会的地位などを目安に順番に書いていきます。
3人とも地位が同じなら、五十音順でOKです。
ただし、複数の名前が並ぶと、のしの水引きが邪魔になって書きづらいということもありますよね。
水引きの長さにもよりますが、名前が上手く書けない場合は、目上の人から順に右から書いても問題ありません。
地位に差がある場合、右側が贈り主3人の中でも代表者になります。
連名(4人以上)の書き方
お中元ののしは、連名が4人以上になると流石に書くスペースがありませんよね。
4人以上の場合は代表者1人の名前を書き、その右に「補足の文言」を付け足します。
主な文言は以下のようなモノがありますが、ケースにより異なると思われます。
- 他一同
- 他有志一同
- 他営業部一同
- 他販売促進部一同
注意事項としては、お中元を受け取る側に贈り主全員の名前を知らせる必要があります。
中包みに書いてもいいですが、一言ご挨拶(メッセージカードなど)に書いてギフトに添えておけば十分ですね。
ネット通販でもメッセージカードを添えてもらえる場合が多いので、上手に活用しましょう!
会社名の書き方
ビジネス用のお中元では、のしに会社名を書いておく必要もありますね。
一般的には自分の名前の右側に、少し高い所から小さい文字で記入するのがマナーです。
会社名にアルファベットが使われている場合、縦書きだと書きづらく見栄えも悪いです。
カタカナに変換して書いておくと収まりもよいですね。
長すぎて収まりが悪い時は、自分の名前が多少左にズレても問題はありません。
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お中元ののしはどんなペンで書く?
お中元ののしは、基本的に毛筆で書くのがベストです。
習字や書道が得意な人であれば、尚更ですよね。
一度のしが乾くと文字もにじみにくくなりますし、力強さの中にも清涼感を感じることができます。
一般的には・・・
- 慶次(お祝い事):濃墨(こずみ)で書く=墨をしっかりすったり、墨汁を使う
- 仏事(葬儀・法要):薄墨(うすずみ)で書く=水分を多めにした薄い墨を使う
といったマナーもあります。
お中元は慶事ではありませんが、日ごろの感謝を届ける贈り物ですので、のしを書く際は毛筆をオススメします。
ただし、普段から使い慣れていないと難しいため、次にご紹介する筆ペンでもよいでしょう!
筆ペンで書いても立派に見える!
実際に、お中元やお歳暮ののしは筆ペンで書いている方が多いと思います。
毛筆と変わらないくらい立派に見えますので便利ですよね。
なかには、ペン先が柔らかくて書きづらいという人も…。
ただ、筆ペンにも以下の種類がありますので、ご自身が使いやすいものを選んでみてくださいね。
- 毛筆タイプ
- フェルトタイプ
- 硬筆タイプ
筆ペンを使いこなせるようになると、お中元・お歳暮ののしの他にも冠婚葬祭のシーンでとても役立ちます。
しかも達筆に見せることもできますので、慣れない方は硬質タイプでもよいと思われます。
ボールペン、サインペン、万年筆などは線が細くてにじみやすい傾向にあります。
お中元ののしを書く際には不向きですので、使用しない方がよいでしょう!
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お中元ののしの書き方!表書き・名前・苗字のみ・連名・会社名は?のまとめ
お中元のギフトにかけるのしの書き方についてご紹介しました。
イラストの通りに書いていくことで、表書き、名前、苗字、連名、会社名などもすべて記入できますよね。
連名にする際は少し複雑ですが、3名以内と4名以上で区別するとよいでしょう!
名前を並べて記入する時も、右から目上の人を書いて行けばOKです。
筆記具としては毛筆がベストですが、使い勝手のよい筆ペンもオススメです。
人によって書きやすい固さ・柔らかさがありますので、しっくりくるものを文房具店などで探してみてくださいね。
最近ではデパートやネット通販でものしをかけてくれるサービスも増えているため、お任せするのもよいですね。
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