生姜(ショウガ)の名前の由来と花言葉!別名や世界での呼び名は?

2022年3月19日花言葉

生姜 名前 由来 花言葉 別名

根茎をスライスして調理したり、すりおろして薬味などにも重宝する生姜(ショウガ)

食材のイメージが強いこともあり、名前の由来花言葉をご存じの方は少ないと思います。

 

また、「生姜の別名」「世界での呼び名」も気になりますよね。

ジンジャーは有名ですが、英語圏以外では何と呼ばれているかも調べてみましたよ!

 

そこで今回は、生姜(ショウガ)の名前の由来と花言葉!別名や世界での呼び名は?というテーマで詳しくご紹介しますね。

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生姜の名前の由来!

生姜 名前 由来

生姜という名前は、中国名の「生薑(ショウキョウ)」が日本で転訛したことに由来しています。

もともと中国では生の状態を「生薑」、乾燥したものを「乾薑(カンキョウ)」と呼んでいました。

 

弥生時代(3世紀頃まで)に中国から生姜が伝わった頃、日本では生のものを指していましたが・・・

時を経るにつれ、乾燥したものも同名で呼ぶようになったといわれています。

乾姜

※乾姜(乾薑)

では、なぜ「姜」という字が使われるようになったかというと、以下の中国の故事が有力視されています。

  1. 毒キノコを食べて死にかけた中国の「姜(キョウ)」という姓を持つ人物が、生姜を食べて一命をとりとめた。
  2. その後、「薑(キョウ)」と同じ発音であることから「姜」の字にあやかって取り入れた。

中国の苗字(漢姓)でも「姜」は君主や将軍などに多い姓ですが、韓姓にも多く「カン」と発音します。

「姜なる人物が生を拾った」という意味で、生姜の名前の由来とする説もあります。

 

また、日本には「茗荷(ミョウガ)」と同時に中国から伝わったため・・・

「キョウ」→「ガ」に転訛したとする説もありますが、真相は定かではありません。


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生姜の花言葉!

生姜 花言葉

生姜の花言葉は「信頼しています」とされています。

これは可食部にあたる根茎の部分に様々な効能があり、昔から香辛料や生薬に利用されてきたことに由来します。

 

特に有名な辛味成分「ジンゲロール」は血行促進に優れた効果を発揮します。

また、乾燥や加熱によってジンゲロールが変化した「ショーガオール」は体を温める効果が高いことも知られていますね。

 

まさに「信頼しています」に相応しい生姜ですが、花言葉は花ではなく根茎の効能に注目されて付けられています。

生姜の花

※生姜の花(赤やピンク)
チェック!

日本で生姜の花を見ることはほとんどありません。

花軸となる薹(トウ)の部分が立つ前に収穫期を迎えることも理由の1つです。

 

熱帯・亜熱帯の国の方が花を見る機会は断然多いですが、それでも貴重なこととされています。

和名「花縮砂(ハナシュクシャ)」のジンジャーリリィとは異なりますので、ご注意くださいね!

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生姜の別名!

生姜 別名

生姜には品種や部位、出荷状態、調理法などにより、数えきれないほどの呼び名があります。

同一個体として見る時の別名には以下のようなものがあります。

薑(ハジカミ)

薑(ハジカミ)は中国から渡来する以前の古い呼び名で、今でも生姜の別名とされています。

もともと薑(ハジカミ)とは「辛いモノ」を指す言葉で、日本に自生していた「山椒(サンショ)」も同じ名前で呼ばれていました。

 

どちらも同じ名称では紛らわしいこともあり・・・

  • 生姜=「呉の薑(クレノハジカミ)」
  • 山椒=「川薑(カワハジカミ)」

と区別するようになったようです。

「呉(クレ)」とは、中国の三国志にも登場する「呉(ゴ)」から採用したものです。

 

一方、山椒は他にも「蜀椒(フサハジカミ)」「蜀椒(ナルハジカミ)」と呼ばれていましたが・・・

現在では、実が大粒で香りが強い「朝倉山椒(アサクラザンショ)」という品種を呼んでいます。

 

葉生姜を酢漬けにしたものを「はじかみ生姜」と呼び、焼き魚などに添えられることも多いですよね。

これも江戸時代頃までによく使われた生姜の別名「薑(ハジカミ)」の名残だといわれています。

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生姜(ショウキョウ)

生姜 別名 ショウキョウ

※薬用の生姜(ショウキョウ)

生姜(ショウキョウ)という別名は、薬用として用いられる際に使用されています。

漢方薬でも有名な桂枝湯(ケイシトウ)、葛根湯(カッコントウ)、六君子湯(ロックンシトウ)などにも配合されています。

 

生姜の根茎を生のまま乾燥させることで、体を温める効果の高い生薬となります。

特に健胃作用に優れ、食欲不振なども解消する効能が期待できます。

 

他の生薬との相性もよいことで、使い勝手にも優れた生薬の1つとなっています。

乾姜(カンキョウ)

乾姜(カンキョウ)という別名も、薬用として使用される際に使われています。

生姜を蒸すなどして加熱してから乾燥させることで、ジンゲロールから変性するショーガオールの力を引き出すことができます。

 

漢方薬では「大建中湯(ダイケンチュウトウ)」に配合され、体力不足でお腹が冷えやすい人に有効なお薬となっています。

身体の内側(内臓)から温める効果が期待できるため、特に腸の調子を整える働きに優れています。

 

生姜は健康維持に繋がる食材というだけでなく、生薬としての利用価値も高いですね!

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生姜の世界での呼び名は?

生姜 世界での呼び名

世界には7000近くの言語があるといわれていますが、海外での生姜の呼び名も気になりますよね。

主に有名な国の母国語や、使用人口が多い言語についてまとめてみました。

生姜の世界での呼び名
英語 Ginger(ジンジャー)
中国語 姜(シァン、ジァン)
韓国語 생강(センガン)
ドイツ語 Ingwer(イングヴェア)
オランダ語 Gember(ヒェンブル)
ポーランド語 Imbir(インビル)
フランス語 Gingember(ジャンジャンブル)
イタリア語 Zenzero(ゼンゼロ)
スペイン語 Jengibre(ヘンヒーブレ)
ポルトガル語 Ruivo(ホイヴォ)
Gengibre(ジェインジーブレ)
ロシア語 Имбирь(イムビーリ)
トルコ語 Zencefil(ゼンジフィル)
ヒンディー語 अदरक(アデラク)
ベンガル語 আদা(アダ)
ペルシャ語 زنجبیل(ザンジェビイッラ)
アラビア語 جنزبيل(ジャンジャビーロ)
スワヒリ語 Tangawizi(タンガウィーズィ)
ベトナム語 Gừng(グン)
タイ語 ขิง(キン)
インドネシア語 Jahe(ジャヘー)

一口に生姜といっても、世界での呼び名は様々ですね。

英語のジンジャー以外、初めて知るものばかりでした。

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まとめ

生姜の名前の由来は中国名の「生薑(ショウキョウ)」が日本で転訛したものでしたね!

花言葉は「信頼しています」で、自然の万能薬に相応しいものでした。

 

主な別名は「薑(ハジカミ)」「生姜(ショウキョウ)」「乾姜(カンキョウ)」ですが、あまり聞き慣れないと思います。

世界での呼び名はすべて覚える必要はありませんが、英語・中国語・韓国語くらいはマスターしたいですね!

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Posted by sonoko0620