日傘の色と効果!黄色もUV防止に優れる!白は迷惑という声も!
暑い夏場を中心に、日焼け防止や熱中症対策に欠かせないアイテムの1つが日傘ですね。
UV防止の観点から人気の色は白や黒ですが、最近では黄色の効果も注目されています。
日傘のイメージとしては薄い黄色ですが、意外とUV遮蔽率が高いといわれています。
また、白い日傘は他人に迷惑をかけるともいわれており、使い方には注意が必要です。
色や素材によっても効果は変わりますので、特に女性は選ぶポイントを重視したいですね!
そこで今回は、日傘の色と効果!黄色もUV防止に優れる!白は迷惑という声も!というテーマで詳しくご紹介します!
Sponsored Link
日傘の色と効果!黄色もUV防止に優れる!
上記グラフは、2015年に実施された色別・日傘のUV遮蔽率(紫外線カット率)の実験結果を表すものです。
測定したのは日本を代表する洗剤・歯磨など家庭日用品メーカーのLIONで、色は白、ピンク、緑、黄色、黒で比較されています。
基準は白の日傘を100%としており、意外にも黄色は107%とUV防止効果に優れることが判明しています。
ピンクや緑も大健闘していますが、黄色は白と黒の中間ほどのUV遮蔽率があることが確認されているのです。
LIONが測定した時の条件を以下のように発表しています。
「晴れた日に、日傘を地面から約175cmの高さに置き、日傘から30cm下のUV-AとUV-Bのトータル量を測定して、日傘の遮へい率を求めました。つまり、一般的に歩行時などに使っているのとほぼ同じ条件ですね。
地表に降り注ぐ紫外線には「UV-A」と「UV-B」の2種類があります。(※UVについては後述しています)
トータルで見ると黄色の日傘には紫外線を吸収しやすい効果があり、透過しにくいことが理由として挙げられています。
日傘はUV防止の効果を重視するあまり、色が制限されてオシャレを楽しむのが困難でした。
ただ、黄色もUVカットに優れているとなると、柑橘系のビタミンカラーとして利用するのもオススメです。
黄色の日傘でもファッションを楽しめる!
日傘といえば、昔からUV防止効果の高い白と黒の2種類のどちらかというイメージがありましたよね。
白でフリルの付いたものはファッション性も高く、エレガントな女性を演出するアイテムとして今でも人気です。
黄色の日傘の場合、UV防止の効果が高いとわかっていても、正直使いづらいと思う人も多いのではないでしょうか。
ややもすると、少し幼稚に見えてしまうといったことにも成りかねません。
そこで、ファッションに合わせて黄色の日傘を利用するのがオススメです。
これは雨傘にもいえることですが、傘の色を中心に全身のコーディネートを考えるという方法です。
リゾートマキシワンピースや、ダークブラウンやネイビーなどに明るい花柄が付いた服装もマッチしそうです。
黄色の日傘はUV防止にも役立ちますが、上手に利用することでオシャレを楽しむことができそうですよ。
Sponsored Link
白の日傘の効果!迷惑との声も!
白の日傘の効果は、黒や黄色のように紫外線を吸収せず、反射することで日焼け防止などに繋がります。
しかし、反射した光が他人の目に入ることも多く、「迷惑」との声も挙がっています。
車やバイク、自転車を運転中であれば、一瞬の眩しさが大事故にも繋がりかねません。
そもそも眩しい光の出どころが日傘による太陽光の反射だと気づくのにも、多少の時間がかかる場合もありますよね。
昔から、白の日傘のUVカット効果は高いといわれてきましたが、人混みの中で使ってしまうと他人に迷惑がかかることも考慮する必要があります。
遠赤外線なども吸収しないため、熱がこもることもなく本人は涼しいのですが、使う場所には配慮した方が良さそうです。
白の日傘は照り返しで日焼けの原因に!
紫外線は空から降ってくるものばかりとも限りません。
アスファルトなどに覆われた地面からの照り返しもあります。
地面からの照り返しが白の日傘の内側の生地に当たると、再び反射して顔や腕などが日焼けをする原因となります。
反射率はアスファルトで10%程度ですが、「地面」と「日傘の内側の生地」の反射がエンドレスで続くことになりますよね。
スキーなどをすると真っ黒に日焼けをするのは、新雪の紫外線反射率が80%もあるからです。
どうしても白の日傘を使いたいという人は、内側の生地の色が黒っぽい色のものを選ぶと再反射を防ぐことができますよ。
シルバーも白と似た効果や迷惑に繋がる!
外側の色がシルバーの日傘も、基本的に白と同じく紫外線を反射する効果があります。
最近ではオシャレな商品も販売されていますが、無意識に他人に迷惑をかけている可能性も高いです。
日焼け防止に関しては、内側の生地が黒い日傘も多数出回っており、照り返しの再反射を防ぐ工夫が施されています。
10%程度の照り返しであれば熱もこもりにくいですし、使うメリットも大きいと思います。
人混みや車などが通らない公園などで使用する分には、反射光で迷惑になることも少ないですし、機能的にも優れていますよね。
Sponsored Link
黒の日傘の効果!最もUV遮蔽率が高い!
紫外線を含む太陽光を吸収する黒の日傘は、最もUV遮蔽率が高く日焼け防止に優れています。
晴雨兼用の商品も多く、サイズ的にも大きなものまで幅広く販売されています。
LIONの実験データでも白より14%もUV防止効果も高いとされるため、男性も愛用している方も増えていますね。
黄色も似たような効果があることが、少し不思議に思えてきます。
実際には完全に紫外線を透過させないのは黒でも困難なようですが、個人的にもベストだと思われます。
ただし、遠赤外線まで吸収してしまうため、黒の日傘は内部に熱がこもりやすいです。
晴れた日に使うのであれば、時々上下をひっくり返して熱を逃がしてあげると熱中症などの予防にも繋がりますよね。
ネイビーなどの濃い色もオススメ!
ネイビー(濃紺)なども黒い日傘とほぼ同じようなUV遮蔽率が望めます。
基本的に色が濃いものほど紫外線を吸収しやすくなっており、地面からの照り返しも傘の内側で吸収してしまいます。
時々、オシャレやデザイン性を意識して、内側が白っぽい日傘もありますが、日焼け防止の意味であまりオススメはできません。
黒やネイビーなどの濃い色はUV防止には最適ですので、一色のものがベストです。
晴雨兼用のものは雨の日に使った後に、しっかりお手入れをしてUVカット加工が長続きするようにしておきましょう。
尚、UVカット素材が使用されたポリエステルやレーヨンなどの日傘は効果も持続しやすいようにできています。
Sponsored Link
日傘が必要な紫外線量の多い季節!
紫外線とは、太陽光に含まれる電磁波の一種で、可視光線とは異なり目には見えません。
上記グラフでもわかる通り、1~12月まで地上に降り注いでいますが、3月後半~9月は日傘を用いる人も増えています。
日差しが強い夏場だけでなく、春から秋口まではUV-A、UV-Bともに油断できないほどの量となっていますね。
紫外線の90%近くはオゾン層によりカットされていますが、それでも日焼け対策は必要になってきます。
日傘だけでなく日焼け止めクリームやジェル、サングラス、帽子、手袋などを利用すると、肌へのダメージを最小限に抑えることも可能です。
直射光や反射光以外にも大気中の粒子による散乱光もあるため、完全に防ぐことは困難ですが、紫外線量が多い春~秋口は注意しておきたいですね。
また、晴れの日を100%とすると、曇りの日でも約65%、雨の日でも約20%は紫外線が地上まで届いています。
特に曇りの日は予想以上に肌への影響を受けやすいと覚えておくと、必要な対策もできますよね。
UV-AとUV-Bの違いとは?
地上に降り注ぐ紫外線には「UV-A」「UV-B」の2種類があり、波長の長さと肌への影響に違いがあります。
実際には「UV-C」もあるのですが、オゾン層にすべて吸収されています。
紫外線の影響でできるシミ、シワ、たるみは「光老化」と呼ばれ、年齢より老けて見える3つの大きな特徴となります。
では、「UV-A」と「UV-B」の違いを説明しておきますね。
UV-A(紫外線A波)
- 波長が長い
- 地上に届く紫外線の約95%を占める
- 雲や家・車の窓も通ってしまう
- 主に日常生活で浴びることが多い
- 皮膚の奥の真皮層まで届く
- 肌の弾力が奪われ、シワやたるみの原因になりやすい
UV-B(紫外線B波)
- 波長が短い
- 地上に届く紫外線の約5%ほど
- プールや海水浴、アウトドアで浴びやすい
- たくさん浴びると赤い炎症を起こす
- 皮膚の真皮層までは届かず、表皮で留まる
- メラニン色素を作りやすくなる
- 色素沈着やシミの原因になる
特にUV-Aは日常生活で浴びやすくなっていますので、知らない内に肌の弾力が次第に失われる傾向があります。
また、UV-Bはレジャーでの日焼けの原因となるため、日傘だけでなく様々な対策をしてシミが残らないように注意したいですね。
Sponsored Link
日傘の色と効果!黄色もUV防止に優れる!白は迷惑という声も!のまとめ
日傘の色と効果を中心にご紹介しました。
ネット通販のサイトを見ていると、黄色で様々な模様の入ったオシャレな傘も販売されています。
UV防止効果も黒の次に高いため、ファッションアイテムの1つとして利用するのもオススメです。
白の日傘は周囲に迷惑をかける恐れがありますので、なるべく人の少ない所で使用した方がよいでしょう!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません