節分の豆まきの由来と意味!正しいやり方や時間、食べる豆の数は?
節分といえば「豆まき」をするというイメージが強いですが、その由来や意味をご存じでしょうか?
子どもの頃から保育園や幼稚園などの行事として経験しているはずですが、あまり考えたことがないという方も多いようです。
実は節分の豆まきにも正しいやり方や時間などがあり、食べる豆の数なども勘違いしやすい一面があります。
また、大豆を使う地域もあれば落花生を使う地域もあり、それぞれに守るべきルールもあるようです。
そこで今回は、節分の豆まきの由来と意味!正しいやり方や時間、食べる豆の数は?というテーマで詳しくご紹介しますね!
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節分の豆まきの由来は?
節分といえば、「鬼は外、福は内」という掛け声とともに、炒った大豆を撒く「豆まき」の風習が根強く残っていますね。
しかし、なぜこの日に豆まきをするようになったのか、その由来については曖昧な点も多いようです。
もともと節分は、中国の宮中の年越し行事「大難(だいな)」「追儺(ついな)」が日本に伝わり、平安時代(794年~1185年)頃に日本の宮中行事に加えられたものです。
季節の変わり目には様々な邪気が発すると信じられていたため、日中両国ではこれを鬼に見立て「鬼払いの儀式」として行われていました。
ただし、豆まき発祥の由来をさかのぼると、日本に伝わってからのお話になります。
平安の女流作家・藤原道綱母の著「蜻蛉日記(かげろうにっき)」には、鬼(邪気)を払う行事の様子が記載されていますが、炒った豆を撒くような記述は一切残っていません。
一方で、宇多天皇の御世(887年~897年)、偉い僧侶が毘沙門天のお告げを受けたことを天皇に報告し、大勢で鞍馬山の奥深くに住む二頭の鬼神を炒り大豆で退治したという逸話もあります。
この伝説的な逸話が豆まきの由来として有力視されており、その後の室町時代(1336年~1573年)、鬼を払うことを目的として豆まきが行われ、広く普及することとなりました。
ちなみに、節分は春夏秋冬の移り変わりに計4回巡ってきますが、現在では立春の前日のみを意味することがほとんどです。
これは、立春を旧暦(太陰太陽暦)の正月とした場合、その前日は大晦日に当たるため、新年を迎えるための行事として最重視されるようになったためです。
また、特に寒い時期には風邪を引くなどの病気になりやすいこともあり、鬼や魔物の仕業として強く意識するようになったことが影響しているものと考えられます。
現在では、節分に豆まきをするのは年中行事の1つとして当たり前になっていますが、その由来については曖昧さが残ることは否めません。
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節分の豆まきの意味は?
節分に豆まきをする意味については、日本人が古くから農耕民族であったことや、言霊を信仰する文化が根付いていたことが影響しています。
鬼の目を表す「魔目(まめ)」を滅ぼす力を持つものとして、白羽の矢が立ったのが「豆」でした。
「豆=魔滅」という意味を持たせ、鬼の目を潰して退散させるには最適と考えられたようです。
単なる語呂合わせのようにも思えますが、日本では今でも言霊を信仰し重んじる文化がありますので、鬼を滅ぼす最高のアイテムとして豆まきでは重宝されていますよね。
節分は旧暦の大晦日に当たる日でもあります。
この日に豆まきを行うことで、私たちが恐れる邪気や魔物、厄などを一掃して、「新年がよりよい1年になるように」「無病息災で過ごせるように」という意味が込めらています。
なぜ大豆なの?
昔から節分の豆まきでは「大豆」が使用されてきましたが、その意味も気になりますよね。
これは、日本人が農耕民族であり、特に「米・麦・粟・稗・豆」の五穀を大切にしてきた歴史と深い関係があります。
様々な行事で「五穀豊穣」を祈る儀式が行われてきましたが、単に生きるために食べるという目的以外に、特別な力が宿るという「穀霊信仰(こくれいしんこう)」に則る意味を持っています。
古くから、穀物には生命力をアップさせたり、魔物を寄せ付けない呪術的なパワーがあると考えられて来たのです。
節分の豆まきに使用される大豆も神聖なパワーが宿るものとされ、五穀の中で最も大粒であるため鬼を払う力も強力です。
米をはじめ五穀は「神事」にも利用されてきましたが、旧暦の大晦日である節分に邪気退散を願うのであれば、大豆の力は大きな意味を持つことになります。
他の穀物に比べると「魔目」を潰す破壊力にも優れていますよね…。
なぜ炒り豆を使うの?
節分の豆まきには炒った大豆(炒り豆・煎り豆)を使いますが、主に下記の3つの意味が込められています。
1.魔目を射るという意味の語呂合わせで縁起を担いでいる
弓矢などを使用する際に「射る」という漢字を使いますよね。
これを大豆を「炒る」と掛けて、的確に魔目(鬼の目)にヒットさせるという意味が込められています。
単なる語呂合わせのようにも思えますが、言霊を信仰する日本では縁起を担ぐことを重視し、節分の豆まきには炒り豆を使うのが一般的となっています。
中国から伝わった「追儺」の儀式においても、桃の弓に葦の矢を番(つが)えて「鬼を射ること」を目的としていました。
2.鬼を祓う際に穢れを負うため、芽が出ないように炒る
鬼を退散させるために投げた豆は、私たち人間が忌み嫌う「穢れ」を負うものとされています。
節分に用いる大豆は、いわゆる邪気による「不浄」「厄災」「疫病」などを封印して、この穢れを祓い捨てるための道具といえます。
しかし、炒り豆にすることで植物として豆から芽が出ることがなくなるため、同時に「鬼の復活を阻止する」という意味が込められています。
今では豆まきの後に食べる習慣がありますが、元々は穢れを負ったものとして処分すべきものとされていました。
3.炒り豆は皮が剥けるため、新年を迎える象徴としている
ご存じの通り、炒った豆は皮が乾燥して硬くなり、割れて剥けやすくなりますよね。
皮の剥けた豆は「新年を迎える象徴」としての意味があり、旧暦の大晦日であった節分の豆まきに相応しいと考えられていました。
蟹や海老などが脱皮して成長するように、炒り豆の皮が剥けることは「新生」することと見なし、とても縁起の良いことだったのです。
今まで生の大豆を使用していた方は、豆まきの際に炒るようにすると良い1年になるかもしれませんね。
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節分の豆まきの正しいやり方は?
節分の日には家族揃って豆まきを行うご家庭も多いと思いますが、正しいやり方をマスターしておくと邪気退散に効果てき面ですね!
鬼の役を演じるのは父親の務めという風潮もありますが、実際には豆をまくのが「家長の仕事」という声も耳にしますよね…。
その他、鬼の衣装や大豆といった用意すべきものや、豆まきの手順、掛け声などについてもまとめて整理しておきましょう!
意外と知らない新事実の発見があったりしますが、地域によっても正しいやり方は異なってきます。
ここでは一般的に節分で行われている豆まきの方法をご紹介していきますね。
もちろん堅苦しく考えず家族で賑やかに行うだけでもよいのですが、正規とされる手順を踏んでおけば無病息災などの効果も高いかもしれませんね。
豆まきは誰が行うべき?
鬼を退散させるのが目的ですので、基本的に誰が豆をまいても構いません。
お子様、父親、母親、祖父母など、家族全員で行うのもよいでしょう。
ただし、昔から節分の豆まきは「家長が行うべきもの」とされてきた歴史があります。
厳密にいえば正しいのでしょうが、他にも適任者がいますので下記にまとめますね!
【豆まきに最適な人】
- 家長(父親・世帯主など。母親の場合も。)
- 年男・年女
- 厄年の男性・女性
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年男・年女の方は、干支(十二十干支)の中の十二支との繋がりにより縁起がよいとされています。
当然12年に一度巡ってきますが、その年は例年より「歳神様」のご加護を手厚く受けられるとあり、節分の豆まきによる邪気払いのパワーもアップしています。
また、厄年は男性と女性で年齢が異なりますが、こちらはご自身の厄を祓うという意味で相応しいのです。
周囲の環境や体調などにも変化が起こりやすく、病気や事故などの凶事(災難)に遭遇しやすい年齢ですので、節分の日には豆まき担当を自ら買って出ましょう!
福豆の用意の仕方!
節分の豆まきに使用する炒った大豆を「福豆」と呼びますが、用意の仕方にも一工夫が必要です。
炒った後は1日程度神棚にお供えしておくことで、「魔滅」の効果もグンとアップしますよ。
今まで「あまり考えず生の大豆を使っていた」という方は、正しい福豆を用意して実践してみてはいかがでしょうか。
手順の詳細を下記にまとめますね!
【福豆の用意の仕方】
- フライパンで大豆に軽く焦げ目が付くまでから炒りする(※地域によっては真っ黒になるまで炒る所も)
- 粗熱が取れたら桝に移し、神棚の空いたスペースに一晩お供えしておく
- 神棚が大きい場合、三方に敷き紙(半紙など)を敷き福豆を直接のせたものをお供えする
基本的に、節分の前日にお供えしておいて、翌日の豆まきに使用するという流れになります。
通常、三方に敷く「敷き紙」には折り方の作法がありますが、大豆はこぼれやすいため、広く使えるように折らずに使用しても問題ありません。
節分の日には福豆を食べる習慣もありますが、普段の神饌(お供え)と同様、神棚に祀ってある神様のお下がりを食べることになります。
個人的には福豆がこぼれにくく、さらに翌日の豆まきにそのまま使える桝を利用する方がオススメです。
部屋の奥から玄関に向かって!
どうしても知っておきたい知識として、節分の豆まきは「鬼を玄関から追い出すように行う」ということが挙げられます。
つまり、家の中でも部屋の奥の方から豆をまいていき、玄関に向かって進めて行くのが正しいやり方とされています。
家では鬼が入って来る丑寅(うしとら)の方角(東北)を「鬼門」と呼んでいますよね。
正確には鬼門に当たる部屋から行うのがベストですが、これは家の間取りが関与しますので「なるべく」という考え方でよいです。
豆まきを行う際は、あらかじめ玄関や家の窓を全て開けておいて、一部屋終わるごとに窓を閉めて行く必要もあります。
窓を閉めるのは鬼が再び入って来るのを防ぐ意味があり、最後に玄関から鬼を追い出してしまえば「再び戻って来ることもない」といわれています。
では、節分当日に行う豆まき実践の手順を整理します。
【節分に豆まきを行う際の手順】
- 家の中の全ての部屋の窓、並びに玄関のドアを開けておきます
- 部屋の奥から家長などが「鬼は外!」という掛け声とともに豆まきを行います
- すぐに窓を閉めてから、次は「福は内!」の掛け声とともにもう1度豆をまきます
- 家の全ての部屋で同じことを行います
- 最後に玄関に豆をまき、家から鬼を追い出したと想定したらすぐに玄関のドアも閉めて完了です
ご家庭では、家族全員が豆まき担当になることもありますので、「窓閉め係」はお母さんやお兄さん・お姉さんが担当すると良さそうですね。
小さいお子様は豆をまくことに夢中になりますので、なるべく年齢の高い人が行うのがベストです。
本来は玄関の外に向かって豆をまく習慣がありますが、マンションなどの住宅事情を考慮するとあまりオススメできません。
当日は鬼の嫌いな柊鰯(ひいらぎいわし)を作って玄関に飾る風習もありますし、外は掃除も大変ですので家の中だけ豆まきをすれば十分でしょう。
鬼役は必ずしも必要ない!
本来、鬼とは人間に厄災をもたらす「得体の知れない邪気」などを意味し、魔物同様実体の無いものです。
したがって、節分の日に行う豆まきに鬼役は必ずしも必要ありません。
昔の人が「季節の節目には邪気が発生しやすい」と考えていたのも、体調に変化が起こりやすく病気をしやすい時期であったためと考えられています。
疫病などを鬼や魔物などの仕業として恐れ、これを退散させて「なんとか福を呼び込みたい」と願う気持ちの表れが節分の行事として今も残った形です。
鬼役は一家の中でも体が大きい父親がお面を付けて担当することも多いですが、鬼のいない豆まきでも全く問題ありません。
もちろん家族で賑やかに楽しむのであれば、「鬼のお面」「赤や青の衣装」「虎柄のパンツ」「金棒(新聞紙などで作る)」などを用意して、誰かが鬼役を演じるのもOKです。
節分の豆まきに関する正しいやり方をご説明しましたが、次の注意事項を守って行いましょう!
節分の豆まきではお互い豆をぶつけ合うことなどもよくありますが、大豆が目に当たると大変危険です。
必要以上に力を込めて豆を投げるのはやめましょう。
特に小さいお子様の顔などに投げるのは避け、身体にそっと当てるくらいのつもりで行うことが大切です。
せっかくの楽しい行事が大惨事に繋がらないよう配慮が必要ですね。
節分の豆まきの時間は?
節分の日が土日などの休日に重なることは少ないため、必然的に豆まきを行う時間は夜になることがほとんどです。
お子様は保育園・幼稚園・小学校などに通う必要もありますし、両親は夕方まではお仕事ということも多いですよね。
実際に鬼が出る時間は「丑寅」の時刻とされ、午前2時~4時が該当します。
ただし、家族揃って豆まきを行うことは非常に難しいため、午後8時~10時が最適だといわれています。
いつもより少し早めに夕食を済ませ、夜の豆まきに備えておくとよいですね。
また、節分の日は豆まき後に歳の数だけ豆を食べる習慣もありますので、夕食はいつもより控えめにしておきたいですね。
いずれにしても鬼が白昼堂々と家の中に入って来ることはありません。
節分が休日と重なったとしても、豆まきを行う時間は夜にするべきです。
節分に食べる豆の数は?
ご存じの通り、節分の日には豆まきをした後、年齢の数だけ豆を食べる「年取り豆」という習慣がありますよね。
ただし、「食べる豆の数」については曖昧な部分が多いため、「いくつ食べるのが正解なのか」を確認しておきましょう。
年取り豆として福豆を食べる数は「年齢+1個」といわれています。
この年齢というのは、「満年齢」でも「数え年」でもどちらでもOKで、地域によっても異なるようです。
1個多く食べるというのは、新しい1年を見据えて「健康で幸せに暮らせますように」という願いが込められているのです。
もともと節分は、旧暦の大晦日に当たる日に行われていた行事ですので、福豆を食べて「福を取り込み邪気(鬼)を払う」という意味があります。
豆まきの後に拾って食べる?
節分に食べる豆の数はわかりましたが、もう1つ悩むポイントが残っていますよね。
それは、年取り豆は「豆まきの後に拾って食べるのか?」、それとも「桝に残しておいた豆を食べるのか?」という問題です。
答えは前者の方で、基本的にまいた福豆を拾って食べるのが正解です。
昔は鬼にぶつけた豆は穢れを負うものとして処分していましたが、現在では「鬼を退散させた福を呼ぶ豆」という位置付けに変化しています。
したがって、節分の日に豆まきを行った後は、家族全員で綺麗に掃除をしてから福豆を食べるのがよいでしょう。
「拾った豆は不衛生で食べたくない」という方は、スーパーなどで市販されているお面付の福豆セットなどを別途購入しておいて、そちらを食べても問題ありません。
市販されている福豆もしっかり炒ってありますし、前日の夜から神棚に飾っておくと神聖なものとなりますね。
1粒ずつ甘いお菓子のようにコーティングされたものもありますが、お子様はそちらの方が食べやすいかもしれません。
年取り豆の習わしによると正式には豆まきに使用した福豆を食べますが、各家庭で柔軟に対応してくださいね。
食べ切れない場合はどうする?
「年齢+1個」といわれても、歳を重ねると豆の量が多過ぎて食べ切れないこともありますよね…。
年取り豆は50歳の人であれば51個食べる必要がありますので、節分の日の夜に腹痛を起こしてしまっては本末転倒です。
そこでオススメなのが、豆まき後に「福茶」を作って飲むという方法です。
作り方も非常に簡単で、湯飲みに福豆を3つ入れ、そこにお茶を注ぐだけで出来てしまいます。
福茶には新しい1年の邪気を払う効果があり、全ての厄災を回避する力があるといわれていますので、「年齢+1個」の福豆を食べ切れないという方はぜひ飲んでみてくださいね。
炒った大豆を使用していますので、多少香ばしく玄米茶のような味や香りが楽しめますよ。
大変縁起のよい福茶ですが、もっと美味しく飲める方法もあります。
材料や作り方の詳細を下記にまとめますね!
【美味しい福茶の作り方】
★材料
- 熱湯、またはお茶:湯呑1杯分
- 福豆(豆まきに使用したもの):3個
- 梅干し:1個
- 塩昆布:適量
★作り方
福豆、梅干し、塩昆布を入れた湯呑に、熱湯またはお茶を注ぐだけです。
福茶は美味しいだけでなく、材料にもそれぞれ意味があります。
福豆は「マメに働けるように」、梅干しは「松竹梅」の1つ、昆布は「養老昆布(よろこぶ)=長寿」「子生(こぶ)=子孫繁栄」を表しています。
節分の日に豆まきをする時間帯も夜で、夕食も終えているのが一般的ですよね。
子どもは福豆を喜んで食べると思いますが、大人の場合は福茶を飲んで「新しい1年を無病息災で過ごせますように」と願う方が現実的かもしれませんね。
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節分の豆まきは落花生を使う地域も多い!
節分の豆まきといえば「大豆」が当たり前と思っている人も多いですよね…。
しかし、落花生を使う地域も非常に多く、日本列島を完全に二分するほどといわれています。
地域ごとの詳細を下記にまとめました。
【節分の豆まきに落花生を使う地域】
- 北海道
- 青森県
- 岩手県
- 秋田県
- 宮城県
- 山形県
- 福島県
- 新潟県
- 長野県
- 宮崎県
- 鹿児島県
※もちろん全てというわけではなく、一部では大豆を使う地域もあります。
始まりは昭和30年代、北海道から広まったようですが、東北・北陸・南九州の一部では落花生を使用しています。
明らかに節分の頃に雪深い地域が多いことがわかりますよね。
例外的に南九州でも使われていますが、落花生の産地があることから始まったといわれています。
ただし、千葉県は生産量日本一ですが、大豆を使用しています。
節分の豆まきに大豆を使っている地域から見ると不思議な印象を受けそうですが、「それはお互い様」といわれてしまいそうですね。
では、どうしてこのような事態になったのか、ご紹介していきますね。
落花生を使い始めた理由とは?
節分の豆まきに落花生を使用している地域は、主に冬の間寒い地域だとわかりますよね。
全国落花生協会によると、北海道を中心に使い始めた理由は以下の通りといわれています。
【節分に落花生を使い始めた理由】
- 殻を剥かないと発芽しないため、鬼の復活を連想させない
- 地面や雪の中に落ちても見つけやすい
- 見つけやすいので簡単に拾うこともできる
- 殻が付いているため、拾って食べても不衛生ではない
- 大豆よりカロリーが高く、寒い地域でのエネルギー補給に適している
確かに大豆派から見ると、理に適っているようにも思えますね。
福豆を拾っても不衛生だとして処分するご家庭も多いですが、落花生なら殻を剥いて食べられますしね。
落花生を使い始めた理由は納得できますが、大豆派からするとピンと来ないという方も多いことでしょう。
現在ではほぼ五分五分で使用されていますので、決して少数派というわけでもないようです。
落花生は何個食べる?
年取り豆の話を落花生に置き換えると、節分の日に何個食べるのか気になりますよね。
大豆の場合、1個と数えるのは簡単ですが、落花生は殻ごとのものを1個と数えるそうです。
つまり、節分の豆まきが終わると、中の豆自体は年齢の2倍以上食べることになりますね。
ピーナッツという呼び方でおつまみやおやつに食べることも多いですし、大豆より遥かに食べやすいかもしれませんね。
パクパク食べている内に止まらなくなることもありそうですね。
ただし、落花生のカロリーは高めですので、食べ過ぎると太る原因に繋がりそうです。
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節分の豆まきの由来と意味!正しいやり方や時間、食べる豆の数は?のまとめ
節分の豆まきの由来や意味を中心にご紹介しました。
日本では古くから言霊信仰により縁起のよい語呂合わせが使われてきましたが、豆まきには「魔目」「魔滅」などが使用されていましたね。
旧暦(太陰太陽暦)の時代、節分は大晦日に当たる日でもありましたので、新しい1年の幸福や無病息災などを願って行われていました。
正しいやり方もご紹介しましたが、あまり堅苦しく考えず家族で賑やかに行う方が福を呼び込める気もしますね。
21世紀に入ると節分の日に豆まきを行うご家庭も減ってきていますので、お子様がいる家庭ではぜひ家族揃って行ってみてくださいね。
翌日には「立春」と同時に「寒の明け」も控えていますので、春を迎える節目の行事として楽しみましょう!
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