レタスの変色防止に有効な7つの方法!洗い方や保存のコツも!
カットしたものや丸ごと1個を冷蔵に保存することの多い葉物野菜・レタス。
短時間でも芯や切り口が赤やピンク色に変化しやすいですが、変色防止の方法を知っておくと便利ですよ。
鮮やかな緑色や白い部分で構成されるレタスですが、見た目の変化は″劣化”を想像させますよね。
赤やピンク以外にも茶色や黒っぽい色なって食べられなくなることもあるため、腐敗との違いを見分ける必要も出てきます。
実は洗い方や保存法などでも随分異なってきますし、変色を防ぐ方法は様々ありますよ!
そこで今回は、レタスの変色防止に有効な7つの方法!洗い方や保存のコツも!というテーマで詳しくご紹介します。
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レタスが変色する原因は?
まずはレタスが変色する原因について知っておきたいですね。
特に冷蔵庫などに保存しておくと、芯の底の部分やカットしたところが赤やピンクに染まることがあります。
葉物野菜には特に多い現象ですが、生でも食べられて使用頻度の高いレタスの場合は見かけることも多いですね。
色や臭いなどによっては食べられないこともありますので、予備知識として学んでおきましょう。
赤やピンクに変色するのはなぜ?
特にレタスのカットした部分に多いのが、赤やピンク色に変色する「褐変反応」です。
これは、切った断面のポリフェノールオキシダーゼ(PPO)という酸化酵素が空気に触れ、酸化することが原因で起こる現象です。
褐変反応は空気に触れる部分に起こるため、レタスのカットした断面や葉の外側から変色することになります。
もちろん、ポリフェノールオキシダーゼが酸化しても人体に害はありませんので、赤やピンク色になっても捨てる必要はありません。
しかし、見た目的に良くないと思った場合は、部分的にカットして利用すると良いですね。
また、昔から「レタスは金気(かなけ)を嫌う」といわれ、金属性の包丁を使うことでも変色します。
これを防止する方法は後述していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
茶色や黒っぽくなることも!
赤やピンクに変色したレタスをさらに放置すると、茶色や黒っぽく変色することがあります。
これは劣化が進み腐敗が原因となっていることもあるため、ぬめりや臭いがあれば捨てた方が得策です。
少し食べたらからといって腹痛を起こすことは少ないですが、人体に害があるものを食べるのはやめて捨ててしまいましょう!
切り口だけであれば削ぎ落して食べられますが、黒っぽい場合はかなり鮮度が落ちている証拠です。
腐敗が原因の場合は、丸ごと捨ててしまった方がよいこともあります。
レタスは新鮮なうちに食べ切ってしまうのが一番ですね!
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レタスの変色防止に有効な7つの方法!
では、レタスの変色防止に有効な7つの方法をご紹介していきます。
どれも簡単な一工夫でできるものばかりです。
本来、カットしたものはその日のうちに食べ切ってしまうのが基本です。
ただし、家族構成によっては残ってしまう場合もありますので、ご自分にとってお手軽な方法から試してみてくださいね。
手でちぎって利用する
前述した通り、レタスを金属製の包丁で切ると、変色や傷みが早くなることがあります。
したがって、手でちぎって利用している人も多いですね。
包丁でカットすると断面からポリフェノールオキシダーゼが酸化し始めますので、変色防止には切らずに手でちぎる方法がオススメです。
レタスを丸ごと1個購入した際は、なるべく芯に近い部分から葉を1枚ずつ優しく剥ぎ取るように切り離します。
食べやすい大きさにする時も、優しく手でちぎりながら水を張ったボウルに入れて行くとパリッとしてきます。
すぐに食べる時は変色防止にもなりますし、水に浸けると食感も良くなりますよ!
あまり長時間水に浸けると却ってしんなりしてしまいますので、3分ほどしたらザルで水を切って料理に使いましょう。
包丁なら繊維に沿って切る
レタスを包丁で切る時は、繊維に沿って切るようにすると変色防止に繋がります。
線維に逆らって切ると細胞が壊れてしまい、ポリフェノールオキシダーゼが流出しやすくなります。
切り方によっても赤みの出方が随分異なってきますよ。
もちろん、包丁の切れ味の問題もありますので、細胞をなるべく破壊しないためには「切れる包丁」を使うことが大切です。
切れ味が悪い包丁を使うと、切ったレタスの断面が広くなりますし、細胞を押し潰してしまうためポリフェノールオキシダーゼの酸化を促してしまいます。
もし包丁を使う場合は、繊維に沿って切るようにすると変色を防ぐ効果があります。
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レタスナイフを利用する
レタスを千切りにして利用する場合は、どうしても包丁が必要になりますね。
そういう時はアクリルやゴムでできている「レタスナイフ」という専用の包丁を使うと、酸化や変色防止に繋がります。
現在の包丁は鉄を主材とした合金製がほとんどで、ステンレス製のものが主流となっています。
つまり、切り方云々の前に鉄などの金属に触れることでレタスが傷んだり、酸化・変色しやすいのです。
一般に、レタスナイフといっても金属を使用したものも多いため、アクリルやゴムなど一切金属を使用していないものを選ぶ方がオススメです。
また、材質そのものが酸化しにくいチタンやセラミックを使った包丁も効果的です。
塩水に浸ける
もしカットしたレタスが残ってしまった場合、塩水に浸けてからラップにくるんでおく方法があります。
リンゴの変色防止などにもよく使われる方法ですが、ナトリウムイオンが壁を作り、ポリフェノールオキシダーゼの流出を抑えてくれます。
ポリフェノールオキシダーゼが空気に触れなければ酸化や変色を防ぐことができますので、理に適った方法です。
まずボウルに水を張り、小さじ一杯弱の塩を入れて混ぜてからレタスを浸します。
2分ほど経ったら、よく水気を切ってから空気に触れないようにラップにくるんで冷蔵庫の野菜室に入れておきます。
冷蔵室の場合、温度が低過ぎて僅かに凍ってしまうことがあるため、やや温度が高い野菜室に入れる方がオススメです。
この方法は長期保存用ではなく、翌日中に食べてしまうという時などにご利用ください。
お酢やレモン水を利用する
スーパーやレストランなどでは、お酢やレモン水などもレタスの変色防止に利用されています。
どちらも酸の力によってポリフェノールオキシダーゼの働き自体を抑制することができます。
まず水を張ったボウルにお酢やレモン水を小さじ1杯程度入れ、少しかき混ぜておきます。
あとは切ったレタスを入れて2分程度浸けておくだけで効果が期待できます。
こちらも、あとは水気を切ってラップや濡れたキッチンペーパーなどに包んで冷蔵庫の野菜室に入れておくだけです。
中期的な保存にも向いており、1週間程度は赤やピンクに変色することはありません。
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50℃洗いをする
まだ変色は見られなくても、レタスがしんなりしていたら「50℃洗い」がオススメです。
50℃のお湯に浸すことでシャキシャキ感が蘇りますし、変色防止にも最適な方法ですね。
ボウルに50℃のお湯を張り、その上からザルに入れたカットレタスを浸けて2分間放置します。
仕上げにボウルのお湯を捨て、今度は冷水を注いでレタスを2分間浸けておきます。
50℃洗いをする理由としては、熱によって細胞を殺すことなく適度な刺激を与えることができる点にあります。
熱湯ではNGですし、変色防止やシャキッとした食感を取り戻すのに向いています。
50℃洗いをしたレタスをラップなどに巻いておくと、繊維が折れたような姿で赤やピンクに変色することがあります。
タッパーなどにキッチンペーパーを敷いて、少し余裕ある量のレタスを入れて蓋をし、野菜室などに入れておきましょう。
しんなりしていたレタスがシャキッと復活していることをお忘れなく…。
早めに食べ切る
他の葉物野菜と同じように、レタスは生鮮食品です。
家族構成などを考慮して早めに食べ切る分だけ購入すれば、変色した姿を見ることもありません。
レタス丸ごと1個であれば、野菜室に入れておけば1~2週間は持たせることができます。
2~3人で食べる際は、カットしてあるものでまだ変色が見られないものを買うようにしましょう。
おすそ分けなどで多めに頂いた時だけ、保存方法を考えるようにすれば良いですね。
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レタスの変色防止には洗い方も重要!
丸ごと1個やカットしてあるレタスを水道水に当てながらゴシゴシ洗っていませんか?
キャベツなどに比べると柔らかくて葉1枚1枚が繊細にできていますので、必要以上に力を加えると傷みやすくなって変色しやすくなります。
変色防止には洗い方も重要になりますが、水道水を使う場合は水の量もセーブし、手で剥がしたレタスの葉を2~3枚ずつ軽く洗うようにします。
また、あらかじめボウルに水を張っておいて、ちぎったレタスを入れて最後に優しく揉み洗いすると良いです。
包丁で切るより断面も小さく、軽めに水に晒すだけでも葉自体を傷めることなく、汚れなどを落とすことができますよ。
レタスの葉は薄くて繊細ですので、変色を防ぐためには洗い方も重要になってきますね。
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レタスの変色防止になる保存のコツ!
最後に、レタスの保存のコツをご紹介します。
丸ごと1個保存する場合、芯の部分が傷んで茶色に染まりがちですが、ひと工夫すると変色防止しながら長持ちさせることができます。
まず芯を包丁で切り落とす方法がありますが、金属による酸化に繋がりますのでやめておきましょう。
丸ごと1個の場合、2分ほど50℃のお湯に浸し、その後冷水に浸してから水を切っておきます。
その後、濡らしたキッチンペーパーや新聞紙などでくるんでビニール袋などに入れて野菜室に入れておけばよいのですが・・・
保存のコツとして知っておきたいのが、レタスの芯の底の部分に爪楊枝を3本ほど奥まで刺しておくことです。
すると、爪楊枝を伝って水分が入りやすくなるため、鮮度が保たれて長持ちしやすくなります。
乾燥すればするほど味も落ちてしまいますし、水分を一定に保つことで変色防止にも繋がります。
手でちぎったレタスの場合は、50℃洗いの所に記載していますので、ぜひ試してみてくださいね!
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レタスの変色防止に有効な7つの方法!のまとめ
サラダとして生食できるレタスは使い勝手もよく、食べる機会も多いですよね。
ただ、赤やピンクに染まってしまうと見た目的にも食欲減退の原因になりますので、変色防止をマスターすることは必須です。
どうしても食べたくない場合は包丁で変色した部分をカットしても良いですが、もともと害がある訳ではありません。
茶色になってぬめりや臭いが出てくると腐敗が進んでいる可能性もありますので、色の変化に注意しておきましょう。
今回は7つの方法をご紹介しましたので、ご自分に合った方法から試してみてくださいね!
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