生チョコ・ガナッシュ・トリュフの違い!作り方や保存法、賞味期限!
バレンタインデーが近付く頃には、様々な種類のチョコレートが販売されていますよね。
ただし、あまり知られていないのが、生チョコ・ガナッシュ・トリュフの違いです。
トリュフチョコレートは見た目でもわかると思いますが、それぞれの作り方や特徴、用途、保存法、賞味期限なども異なってきます。
手作りするには、どれが最も簡単なのでしょうか…。
特に女性はプレゼントする機会も多いため、贈る際の注意事項も知っておきたいですね。
なかでも温度管理はとても重要なポイントです。
そこで、今回は生チョコ・ガナッシュ・トリュフの違いについて、作り方や特徴を交えながらご紹介します!
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生チョコとは?
見た目が石畳のように綺麗な四角形に切り揃えられている生チョコ。
発祥の起源は、1930年のスイス・ジュネーブ。
生クリームや洋酒を練り込みキューブ状に仕上げたチョコで、「パヴェ・ド・ジュネーブ」と名付けられました。
一見硬そうに見えますが、口に入れると溶けるような食感が魅力ですね。
生チョコの作り方
生チョコの基本的なレシピです。
【材料】
- 板チョコ:250g(50g×5枚)
- 生クリーム:100ml
- 洋酒:適宜
- ピュアココア:適宜
【作り方】
- チョコレートを細かく刻んでおく。
- 生クリームを鍋に入れて沸騰直前まで熱する。
- 温まった生クリームの鍋に刻んだチョコレートを入れて溶かす。
- 全て溶けたら洋酒で風味付けをして、クッキングシートを敷いたバットに流して冷蔵庫で冷やす。
- 冷え固まったら取り出して、温めた包丁で切り分ける。
- 手に取って食べやすいように、上からピュアココアを振りかけて完成(茶こし利用が便利)。
家庭で作る際は、香料や砂糖を含まないピュアココアの使用がオススメです。
甘さ控えめにしたい場合は、ビターチョコレートを使用しましょう!
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生チョコの特徴や用途
生チョコの一番の特徴は、水分を多く含んでいることが挙げられます。
スーパーやコンビニなどで売られている板チョコはパリッと割れますよね…。
水分量の違いはチョコレートの硬さに影響し、市販の生チョコは公正取引委員会によりクリーム量や水分量が商品全重量の10%と定められています。
主な用途は、キューブ状のものをそのまま食べたり、一部チョコレート加工品に利用されています。
バレンタインデーの贈り物としても重宝され、ブランデーやリキュール、最近ではシャンパンで風味付けされているものも増えています。
アルコール分が含まれるものが多いので、お酒と一緒にプレゼントするのもよいですね。
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生チョコの保存法や賞味期限
生クリームが入っている生チョコの賞味期限は冷蔵で約4日ほどです。
保存法は冷蔵もしくは冷凍が必須といえます。
冷凍の場合は食べる前日に解凍しておくと、滑らかな口当たりが復活します。
室温が高い部屋で保存していると、表面が白くなる現象「ファットブルーム」が起こるので注意しましょう。
食べても問題はありませんが、見た目や風味に影響を及ぼします。
ガナッシュとは?
ガナッシュはチョコレートに生クリームや牛乳、リキュールなどを溶かしたものです。
生チョコとの違いは、生クリームの量を増減させることで様々なケーキやお菓子に利用できるという点です。
フォンダンショコラやザッハトルテにも使用されています。
もともとガナッシュは、フランス語で「間抜け」を意味します。
誤ってチョコレートに生クリームを加えた料理人を見たシェフが、怒鳴った時に使った言葉がお菓子用語の語源となりました。
ガナッシュの作り方
基本的に、ガナッシュの作り方は生チョコとほぼ同じです。
ただし、バットに入れて包丁で切り分けることはせず、そのままチョコクリームの状態で使用します。
生チョコとの違いとしては、「チョコレート:生クリーム」=「2:1」という割合で作ります。
その他・・・
- ダークチョコレートで作る場合=「3:2」
- ホワイトチョコレートで作る場合=「3:1」
と割合を変化させます。
とろみ加減を調節することでアレンジが可能になり、様々なチョコレート加工品の材料となり得ます。
ガナッシュの特徴や用途
ガナッシュはチョコクリームとして使用することはありますが、そのまま食べることはほとんどありません。
主な用途として、生チョコケーキを覆うアイシング(ペースト状のクリーム)に利用されています。
また、硬さを調節できる特徴があるため、ガトーマジックやフォンダンショコラ、トリュフの中身にも使用されています。
ガナッシュの保存法と賞味期限
常温のままだと緩いクリーム状になってしまうため、冷蔵での保存法が基本となります。
ガナッシュの中には生クリームや牛乳が入るので、こちらも賞味期限は4日ほどです。
手作りした際は、早めに食べるようにしましょう。
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トリュフ(チョコレート)とは?
トリュフチョコレートは、フランスで生まれたお菓子です。
その名称は、セイヨウショウロ科セイヨウショウロ属のきのこで、高級食材のトリュフに形が似ていることに由来します。
最近では、バレンタインプレゼントとしてもメジャーな存在になってきましたね。
ガナッシュは材料というイメージですが、トリュフや生チョコは完成形という違いがあります。
トリュフの作り方
トリュフの作り方は、生チョコレシピの1~4まで同じ工程で作ります。
さらにコーティング用として、別に刻んだ板チョコをボウルに入れて湯煎で溶かしておきます。
バットで冷やしたものは、スプーンで一口サイズに取って形を作ります。
最後に、湯煎で溶かしたチョコレートをコーティングして、冷めたら完成です。
さらに、ブラックチョコレートでガナッシュを作り、中に入れるのもオススメです。
ホワイトチョコで螺旋状に模様を付けたり、粉糖やピュアココアを全体にまぶしたりと様々なバリエーションで作ることができます。
トリュフの特徴と用途
簡単に作れる割には見栄えがよいので、最近は簡単キットなども販売されていますね。
成形が多少歪(いびつ)になっても、もともときのこをモチーフにしている特徴もあり、ある意味トリュフでは正解かもしれません。
主な用途は、やはりバレンタインデーのプレゼントですよね。
本命にも義理にも使えて便利です。
トリュフの保存法と賞味期限
やはり気温が高いと、コーティングチョコレートも溶けてしまいます。
贈り物にする際も、なるべく直前まで冷蔵での保存法が適しています。
ただし、幸いバレンタインが2月ということもあり、温度管理にこだわる必要性は少ないかもしれませんね。
中にガナッシュを使用していることが多いため、賞味期限は同じく4日ほどになるでしょう。
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バレンタインデーに贈る時の注意事項
バレンタインデーに贈る時には、必ず早めに食べてもらえるように伝えておきましょう。
特にトリュフは生チョコやガナッシュとは違い、コーティングチョコレートを使用しているので、室温が高いと溶けてしまう可能性が高まります。
生チョコ、ガナッシュ、トリュフ、全てに生クリームが使用されているので、普通の板チョコと比べると賞味期限は短いです。
手作りする時の注意事項として、渡すまでの日数を逆算してから作るようにしましょう。
生チョコ、ガナッシュ、トリュフはそれぞれ特徴に違いがありますが、意外と簡単なレシピで作ることができます。
今までのバレンタインデーは市販のものだったという人も、ぜひ手作りに挑戦してみて下さいね。
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