だるまの処分時期と供養方法!神社でのお焚き上げや自宅での方法は?
日本のだるまは、もともとはインドから中国へ渡った達磨大師をモチーフとされています。
無病息災や家内安全の縁起物として、また、願い事がある時などに購入しますよね。
日本では江戸時代から飾られるようになり、新年に神社で売られているのをよく見かけます。
ただ、役目を終えただるまはいつどうやって処分するのかご存知でしょうか…。
神社で供養する方法やかかる費用、自宅ではどうすべきかなど悩むことも多いと思います。
そこで、今回はだるまの処分時期や供養方法をテーマにご紹介します!
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だるまを処分する時期
願掛けに買ったものの、家の片隅にいつまでも飾られているだるまをどう処分すればよいのか悩みますよね。
縁起物ですので粗末にするのも気が引けますし、処分時期も考えてしまいますね。
そもそも風習でいつ処分するか決まっている?
基本的に、だるまは正月に購入することが多いです。
したがって、いつ処分すべきかは「どんど焼き」が行われる翌年の小正月当たりの時期となっています。
北は秋田県から南は鹿児島県の地域で1月14日か15日に行われており、最も一般的な方法といえます。
「どんど焼き」とは五穀豊穣や無病息災を祈りながら、新年の飾りなどを一箇所にまとめて燃やす行事です。
この風習に合わせ、だるまも一緒に入れてお焚き上げするのが最適かと思われます。
購入から1年でお役御免にするべき?
だるまの効果は、お守りなどと一緒で購入から1年とされています。
1年の間に願いが叶っても叶わなかった場合でも、お役御免にしてあげましょう。
願いが叶った時は、一回り大きなだるまに買い換えるという願掛けもあります。
また、訳あってお正月以外に購入することもありますが、購入日から1年経ったら処分や供養を考えてみましょう。
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だるまを処分する際は目を入れてあげるべき?
だるまは片目ずつ目を入れますよね。
最初は願掛けをする時に、だるま自身の左目を入れて半開眼させます。
残りの右目は願いが叶った時か、年末の区切りに入れて満願(両目を入れて開眼させること)にします。
だるまは1年おきに処分するので、その際に右目も入れて満願にしてあげましょう。
たとえ願いが叶わなかったとしても、感謝の気持ちを込めて両目を入れてから処分すべきものです。
だるまを満願にする日は「大安」や「先勝の午前中」「友引の朝」など、縁起のよい日取りや時間帯がオススメです。
ただし、「仏滅」「赤口」などに満願にしても、災いを招くようなことはありませんのでご安心ください。
ちなみに「家内安全」「商売繁盛」「交通安全」「健康祈願」「合格祈願」など様々な願い事がありますが、最初から半開眼ではなく満願にすることもあります。
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だるまを処分・供養する方法
実際にだるまを処分・供養するには、どうすればよいのか悩む方も意外と多いようです。
1年間お世話になったということもあり、具体的な処分方法を知っておきたいですね。
お焚き上げ供養をしている神社に持って行く!
だるまは縁起物ということもあり、お焚き上げしていただける神社に直接持って行って供養してもらうのが理想的です。
日本では「三大だるま市」と呼ばれる下記のお祭りがあります。
- 群馬県高崎市の高崎だるま市
- 東京都調布市にある深大寺だるま市
- 静岡県富士市の毘沙門天大祭だるま市
こちらではだるまの販売だけでなく、供養も受け付けています。
公式HPで、具体的な方法や供養料などの情報をチェックするのもオススメです。
郵送で受け付けている神社も!
購入しただるま市が行われている神社などが遠く、なかなか行きづらいこともありますよね。
そんな時は、近場の神社でも供養を受け付けている所もありますので、調べてみる価値は十分あります。
ただし、出向く時間がなかったり、なかなか受け付けているところが見つからないこともあるでしょう。
その際は、遠くても郵送で受け付けている神社に送る方法があります。
郵送でも宅配業社などにお願いしても送料はかかりますが、きちんと供養してから処分したいという場合はベストの選択となるでしょう。
供養料の相場はいくら?
だるまの供養料はサイズによっても相場が変わってきますし、神社などでも異ってきます。
1体1500円など数量によって料金が変わるところもありますが、多くは大きさによって料金の相場が変動します。
段ボールなどのサイズやだるまの高さを目安とすると、1,000円~3,000円が最も多い価格帯です。
特別に1体のみ供養してくれる特別供養になると、5000円前後で受け付けている神社もあります。
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自宅で処分することもできる?注意事項は?
あまりオススメの方法とはいえませんが、だるまを自宅で処分することも可能です。
かなり大きいサイズのものは自治体で可燃ゴミとして扱えない場合があるため、大きさの確認をしておきましょう。
処分する際には、必ずお清めの塩を撒きますが、白い紙を敷いてから行う方がよいでしょう。
注意事項としては、満願にしてあげた上で全部包んで目を隠すようにして処分します。
「きちんと供養しないと目が潰れる」などの言い伝えがある地域もあります。
縁起物ですので、できれば神社で供養してあげる方がベストです。
何年も同じだるまを飾っているのは、あまり縁起のよいいことではありません。
ずっと放置したまま、ホコリを被っているのも問題です。
だるまを処分・供養する時は、1年間の感謝の気持ちを込めて丁寧に行いたいですね。
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