新元号候補は令和・英弘・広至・万和・万保・久化!漢字の出典は?
日本中が注目した2019年4月1日の新元号発表。
菅 義偉(よしひで)官房長官が力強く「令和」と発表した際、まさに歴史的瞬間を目の当たりにしたという実感が湧きました。
賛否両論あるかと思いますが、4月2日には政府関係者により新元号候補が6つに絞られていたことが明らかになりました。
他の5案としては「英弘」「広至」「万和」「万保」「久化」だったようで、漢字の出典が気になりますね。
【6案全て判明】新元号案、残るひとつは「久化(きゅうか)」(NHKニュース)
新元号に決まった「令和」以外の案は、「英弘(えいこう)」「久化(きゅうか)」「広至(こうし)」「万和(ばんな)」「万保(ばんぽう)」の5つだった。
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年4月2日
日本政府が「元号に関する懇談会」などに提示した原案には、新元号候補が6案あったことになります。
ただ、どれに決まっていても、あまりピンと来なかった人も多いのではないでしょうか…。
「令和」に関しても出典は国書とされていますが、予想できなかったという意見が目立ちます。
そこで、今回は新元号候補とされていた6案の漢字の出典などをご紹介しますね!
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新元号候補6案の漢字の出典は?
では、最終的に新元号候補の6案に絞られた漢字の出典について見ていきましょう。
あらかじめ説明しておくと・・・
- 「国書」=日本独自の書物、日本で著述された書物で、和書とも呼ぶ。
- 「漢籍」=中国の書物で、漢書とも呼ぶ。
ということになります。
元号の話になりますので、今回決まった「令和」にしても熟語と捉えることはできません。
あくまでも「令」と「和」という漢字に分けて、出典を知る必要があります。
菅官房長官は、新元号は「令和(れいわ)」と発表しました。https://t.co/c5PMCPPtKo pic.twitter.com/aJqbFzNk4R
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年4月1日
- 「令和(れいわ)」:万葉集が出典です。
- 「英弘(えいこう)」:出典は国書とされており、日本書紀と報じられています。
- 「広至(こうし)」:中国最古の詩集「詩経」からの引用で、さらに国書の古事記にも典拠があります。
- 「万和(ばんな)」:中国の詩文集「文選(もんぜん)」と、もう1つの漢籍にも典拠があります。
- 「万保(ばんぽう)」:ハッキリと名が挙がっていませんが、漢籍が出典と言われています。
- 「久化(きゅうか)」:こちらは最後まで公表されていませんでしたが、出典は国書と言われています。
最終的に新元号候補の6案に残った漢字について、3案は国書を出典とし、3案は漢籍を出典としています。
万葉集や古事記、日本書紀などの有名なものは国書とわかりますね!
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新元号候補からなぜ「令和」に決まった?
645年の「大化」から数えて248番目の元号となった「令和」。
日本政府としては、3月14日付で正式に新元号の考案を学識者に委嘱していたようです。
最終的には、安倍晋三首相が全閣僚会議で一任を受け、新元号候補の中でも学識者に最も賛同が多かった「令和」を選定。
さらに、続く臨時閣議で新元号を定める政令を閣議決定したという流れでした。
「令和」の考案者に関しては、政府からは公表されていません。
テレビのワイドショーなどでは、万葉集研究で知られる大阪女子大学名許教授・中西進氏(89)が考案者ではないかと報じています。
「令和」の典拠 万葉集 梅花の歌 中西進さんはこう訳した #nhk_news https://t.co/oXYrTJ8IfX
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年4月2日
安倍首相の会見によると、懇談会の全員からは「国書を選ぶべきだ」と意見があったと説明されていました。
「令和」の出典となった「万葉集」は有名ですし、その点は理解しやすかったですね!
つまり、中国最古の詩集「詩経」などの漢籍を除いた中から「令和」に決定されたことになります。
万葉集といえば日本最古の和歌集で、誰もが名前だけは聞いたことがありますよね?
ただ、中国メディアによると、中国の古い書物に「令」「和」の文字があると伝えています。
漢字の起源は中国ですから、確かにあるかもしれませんが、他国の元号まで首を突っ込むこともないかと思いますよね!
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まとめ
- 最終的な新元号候補は6案だったことが判明
- 新元号候補は国書と漢籍が主典とされた
- 令和は万葉集の歌を出典とする
- 令和の考案者は大阪女子大学名許教授・中西進氏の可能性も
- 中国メディアは漢籍にもあると指摘している
新元号候補は100種類以上あったようですが、最終的には6種類に絞られていました。
結局、「令和」に決定しましたが、あなたの感想はいかがでしょうか…。
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画像引用:産経新聞
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