ベタ基礎の床下浸水を防ぐための対策!必要なアイテムは?
最近の新築住宅は、全面コンクリートのベタ基礎が9割を占めるといわれています。
耐震性などのメリットはありますが、水害が発生すると床下浸水を起こしやすいのも事実です。
ただ、天気予報の技術も発達し、台風の進路や一時的なゲリラ豪雨なども予測可能な時代です。
床下浸水を未然に防ぐような対策を知っていれば、悲しい思いをすることもありません。
ベタ基礎の住宅は水の侵入経路を知ることで、被害を最小限に食い止めることも可能です。
そこで今回は、ベタ基礎の床下浸水を防ぐための対策!必要なアイテムは?というテーマでご紹介します。
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ベタ基礎の床下浸水を防ぐための対策!
ベタ基礎の住宅は基礎の部分が全面コンクリートで覆われているため、床下はまるでプールのように見えます。
一度水が侵入すると逃げ場がありませんので、床下浸水が起こりやすいのは納得ですね。
かといって、どんなに土地が低くて冠水しやすい地域の方でも、床下浸水を防ぐためにできる対策はありますよ!
まずは、ベタ基礎の内側に入る水の侵入経路を突き止めて、そこを塞いでしまいましょう。
水の侵入経路となる基礎パッキンを塞ぐ!
ベタ基礎の住宅には、外壁に昔ながらの長方形(横長)の床下通気口が見当たりませんよね。
その代わりにコンクリート上部と土台の間に「基礎パッキン」という、主に換気目的の緩衝材が使用されています。
無数に穴があって換気にも優れていますが、これが床下浸水の原因となる水の侵入経路となっています。
この基礎パッキンの穴を塞いでしまうことが、床下浸水を未然に防ぐ一番の対策となります。
ただ、以下の画像を見るとわかりますが、家が完成してしまうと金属製の「水切り」に覆われて見えないのです。
しかも、ベタ基礎の住宅であれば、基礎パッキンは家の外周すべてに取り付けられています。
水切りの上から防水テープで塞げば問題ありませんが、家の外周は数十メートルに及びます。
1人で塞いでいくのは重労働なので、なるべく2人以上で作業した方がよいでしょう!
床下浸水を起こすと後々面倒な作業が増えますので、未然に防ぐための行動の方が効率もよいです。
十分備えたのに大した被害もなく、取り越し苦労になる分には一切問題ないと思われます。
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水切りの空間を塞ぐように防水テープを貼る!
基礎パッキンが水切りに覆われていることがわかった所で、防水テープを貼って行きましょう!
水切りには下から指が入るような一般的なタイプと、下も金属で塞がっている防鼠付タイプがあります。
防鼠付水切りは下から指で触ってみると、通気用の小さい穴がたくさん空いていることがわかります。
基礎パッキンは水切りで見えませんので、水切りの空間を塞ぐように貼って行くイメージです。
では、防水テープの貼り方の手順をご紹介します。
- 幅広の防水テープを横に伸ばしながら家の外周全てに貼る
- 防水テープの上のラインは水切りの表面に貼る
- 防水テープの下のラインは水切りより下の外壁に貼る
- 最後に水が侵入するスペースが無いか確認する
特に4は重要なポイントです。
外周を見渡して、下から上がってくる水に対し、入り込むスペースが無いかチェックしてください。
大抵の人は素人ですので、完璧に床下浸水を防げるかは疑問が残りますが…
防ぐための対策を打つか打たないかで、結果も随分変わってきます。
ベタ基礎が主流になっている現在、水害時の床下浸水は大きな問題の1つとなっています。
被害を受けてからだと排水や乾燥、消毒などにも大変な労力と時間が掛かりますので、まずは未然に防ぐような対策を打っておきましょう!
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ベタ基礎の床下浸水を防ぐために必要なアイテム!
では、ベタ基礎の住宅の床下浸水を防ぐために必要なアイテムをご紹介します。
といっても、防水テープがあれば他に必要不可欠なものはありません。
防水テープ
防水テープとは、一般的に「気密・防水テープ」を指します。
防水だけでなく、耐久性・耐水性・気密性に優れ、様々な素材や用途のものがあります。
床下浸水の対策に用いる場合、接着部は両面ではなく片面でOKです。
もともと粘着力が強いため、「綺麗に剥がれる」を謳い文句にした商品を選んでください。
使い終わった後はしっかり剥がさないと換気ができなくなります。
また、幅は最大15cm、長さは20mの商品もありますが、一般住宅の外周となると2~3本は必要かもしれません。
万能ハサミ
万能ハサミの必要性は防水テープの材質にもよります。
手切れできるテープの場合、不要ですね!
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ベタ基礎の床下浸水を防ぐための対策!必要なアイテムは?のまとめ
ベタ基礎はコンクリート全体で家を支えるため、安定性・耐震性などのメリットも多い工法です。
ただ、土の部分が残る布基礎より水はけが悪いため、床下浸水の被害も増えています。
家の基礎部分に汚水が溜まると、排水から消毒までに重労働を要することも珍しくありません。
今は天気予報の技術も進歩していますので、被害に遭う前に対策しておきたいですね。
気象に関する情報さえあれば、床下浸水は未然に防ぐことができますよ!
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