高カカオチョコレートの効果!食べ過ぎはNGで食べるタイミングは?
ここ数年、健康維持に繋がるとして注目を浴びている高カカオチョコレート。
ダイエットにも有効なのですが、意外とその効果を知る人は少ないようです。
もちろん高カロリー食材の1つなので、食べ過ぎはNGとされています。
1日の許容摂取量や食べるタイミングなどをマスターして、上手に活用したいですね!
今回は、高カカオチョコレートの効果!食べ過ぎはNGで食べるタイミングは?というテーマでご紹介します。
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高カカオチョコレートの効果!
高カカオチョコレートの定義は曖昧ですが、一般的にカカオ分が70%以上のものを呼んでいます。
カカオ分が増えるため脂質の量も増えますが、糖質やその他の添加物が少ないのも特徴です。
特に健康維持に優れた効果を発揮する、以下の成分が増える点は大きなメリットです。
- カカオポリフェノール(抗酸化物質)
- テオブロミン(チョコレートの苦味成分)
- 食物繊維
高カカオチョコレートの効果は多岐に渡るため、1つずつ詳しく見ていきましょう!
尚、食べ過ぎると逆にデメリットとなることもあるため、後述している許容摂取量を守ることが大切です。
血糖値の上昇を抑制
これは、すい臓に働きかけてインシュリンの分泌量を増やすためだといわれています。
また、一般的なチョコレートより糖質が少なく食物繊維が豊富なので、食事の前に摂取すると糖の吸収を穏やかにすることも可能です。
ただし、インスリンの過剰分泌は体に負担をかけるため、明治「チョコレート効果」のようなGI値の低い商品を選ぶのがオススメです。
血圧の上昇を抑制
もともとポリフェノールには血圧の上昇を抑制する効果があります。
血圧上昇の大きな要因の1つとされる「血管の炎症」を軽減し、血管が狭くなるのを防ぐ働きがあるためです。
高カカオチョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、赤ワインに含まれるポリフェノールの15倍ほどあります。
血管の炎症を軽減する働きも強く、特に高血圧の人には有効とされています。
動脈硬化の予防
カカオポリフェノールには強い抗酸化作用があるため、動脈硬化の予防に繋がります。
抗酸化物質は身体の老化に繋がる活性酸素を除去し、血管をしなやかに保つ力を持っています。
特に高カカオチョコレートは血中の「LDL(悪玉コレステロール)」の酸化を防ぐ効果も強力です。
血管を健やかな状態にキープできれば血液循環もよくなり、心筋梗塞や脳卒中の原因となる動脈硬化を防ぐことができます。
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肌の老化を防止
高カカオポリフェノールは体の内側だけでなく、外側のアンチエイジング効果も期待大です。
加齢による肌の老化を防止し、シワ、シミ、たるみなどの改善にも役立ちます。
特に日常生活でストレスが溜まりやすい人は活性酸素が増えやすく、肌の劣化速度も上がってしまします。
すぐに改善できる訳ではありませんが、小まめに摂取すると美肌を取り戻すこともできそうですね!
肝機能の改善
食物繊維が豊富な高カカオチョコレートは肝機能の改善にも役立ちます。
糖質の吸収を抑える効果があるため、余ったブドウ糖が中性脂肪に変換されて肝臓に蓄積するのを防ぐことができます。
さらにカカオポリフェノールの抗酸化作用は血液を浄化する意味でも、活性酸素から肝臓を守る働きがあります。
脂肪肝が気になるという方は、適量を日課として取り入れるのもオススメです。
便秘の解消
高カカオチョコレートは難消化性のカカオプロテインを豊富に含むため、便秘の解消にも有効です。
その名の通り、消化されにくいタンパク質の一種で、大腸まで消化されずに届くことができます。
このカカオプロテインが″便のかさ増し”にもなりますし、腸内細菌のエサとなって腸内フローラを整える効果があります。
食物繊維が豊富な点も便通に大きく影響しますが、そもそも食べる量が少ない女性は便のかさ増しが必要とされていますね!
ダイエット効果
ダイエット効果を狙って高カカオチョコレートを食べ始める人も増えているようです。
糖質の量が少ないことや食物繊維が豊富な点も魅力的ですが、テオブロミンには脂肪分解作用もあるといわれています。
また、最もダイエットに繋がりやすいのが、カカオポリフェノールが肝臓に働きかけて基礎代謝を上げることです。
適度な有酸素運動を取り入れることで、太りにくい身体を作ることもできますね。
高カカオチョコレートはカカオバターに含まれる脂質の量も多く、一般のチョコレートよりカロリーも高いです。
テレビの企画のように食べるだけで一時的に痩せることはあっても、運動を取り入れない限り長続きすることはありません。
認知症の予防
カカオポリフェノールには、脳にとって重要な栄養分「BDNF(脳由来神経栄養因子)」が含まれています。
このBDNFにより、記憶力や認知機能の低下を阻止する効果が認められています。
カカオ分の多い高カカオチョコレートの方が、加齢によるアルツハイマー型認知症などの予防効果が高いことも報告されています。
身体だけでなく、脳のアンチエイジングにも優れている点は驚きですよね!
抗アレルギー効果
高カカオチョコレートには過剰な免疫反応を抑制する抗アレルギー効果があることも認められています。
活性酸素には細菌やウイルスを攻撃する働きもありますが、過剰に反応して私たちにとって不都合な症状を引き起こすことがあります。
日本ではアレルギー性鼻炎や花粉症を患う人も多いですが、カカオポリフェノールには活性酸素の過剰な働きを抑え込む力があるのです。
春にスギ花粉で悩まされる人は、間食などに取り入れてみるのもオススメですよ!
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高カカオチョコレートの食べ過ぎはNG!
身体によい様々な効果を持つ高カカオチョコレートですが、食べ過ぎはNGです。
カカオ分が多いということは、ココアバター(カカオ豆由来の植物性油脂)も豊富に含まれています。
一般的なチョコレートと比較すると、脂質の量はカカオ分72%の商品で1.2倍、95%の商品なら1.5倍ほどとなっています。
糖質は控えめですが、高カカオチョコレートの方がカロリーも高い傾向にあります。
食べ過ぎるとカロリー過多で太ったり、糖尿病などの悪化などにも繋がります。
また、カカオに含まれるカフェインやテオブロミンの含有量も増えるため、利用作用や興奮作用が強く表れることもあります。
過剰摂取により頭痛を引き起こしたり、気持ち悪くなったりする人もいますので、1日の許容摂取量を守って、生活習慣に取り入れるのがオススメです。
1日の許容摂取量は?
高カカオチョコレートの1日の許容摂取量は25~30gが目安です。
板チョコの商品で1枚50~60gなので、約半分程度の量になります。
農林水産省の「食事バランスガイド」によると、菓子・嗜好飲料は1日200kcal程度を推奨しています。
高カカオチョコレートは商品よってカロリーも異なりますが、大体30g当たりで180kcalほどです。
コーヒーやジュースを飲む人も多いと思いますので、180kcal以内には抑えておきたいですね。
また、アーモンドなどのナッツ類が含まれるものはカロリー自体が変わりますので、1日の許容摂取量も当然変わってきますね!
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高カカオチョコレートを食べるタイミングは?
高カカオチョコレートを食べるタイミングは「食前」もしくは「間食」がよいでしょう!
脂質の量が多いため、食前に摂取すると食事の量自体が減る傾向にあるようです。
カカオポリフェノールや食物繊維が含まれることを考慮すると、食前に食べることで血糖値の急上昇を抑える効果も高まります。
また、高カカオチョコレートはおやつなどの間食にしても問題はありません。
1日2~3回に分けて食事の合間に食べることで、ごはんによる血糖値の乱高下を減らすことができます。
いわゆるドカ食いを避けて、少しずつ小まめに食べることで、血糖値が安定した状態をキープすることも可能ですね!
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高カカオチョコレートの効果!食べ過ぎはNGで食べるタイミングは?のまとめ
近年の健康志向の影響もあり、注目度が高まっている高カカオチョコレート。
脂質の量やカロリーは高めですが、身体によい効果が様々あることがわかりましたね。
カカオポリフェノールは1日程度で体外に排出されるため、毎日の習慣にするのがベストです。
1日の許容摂取量を守って食べ過ぎないことも重要ですね!
まずは食前や間食に少量ずつ取り入れることをオススメします。
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