お守りの処分方法!寺社に返納したり自宅で供養してゴミに出すには?
正月の初詣を中心に、神社やお寺で購入することの多い「お守り」。
ご自身の願い事を成就させたり、身を守ってくれるありがたい縁起物でもあるため、処分方法で悩みがちですよね。
神仏のパワーが秘められていると考えると、ゴミとして出すには気が引けますよね。
お守りを処分するには、大きく分けて「寺社に返納する」「自宅で供養する」の2つのケースがあります。
といっても、実際には7パターン程ありますので、自分にとって都合のよい方法を選ぶとよいですね。
また、お守りには手放すタイミングもありますので、併せてチェックしておきましょう!
そこで今回は、お守りの処分方法!寺社に返納したり自宅で供養してゴミに出すには?というテーマで詳しくご紹介します!
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お守りの処分方法!寺社に返納するケース!
お守りの処分方法でまず思い浮かぶのが、授かった寺社に返納することです。
神社で購入したものは神様(祭神)のパワーが宿っていますし、お寺(寺院)で購入したものは読経や祈祷などの儀式が施されています。
厄除け、健康祈願、家内安全、交通安全、商売繁盛、合格祈願、縁結び、安産祈願とご利益も様々です。
神社で授かったお守りは「神様の分身」でもあるため、返納して処分するのがベストです。
また、お寺のお守りは「祈りの賜物」と聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
住職による読経には宗教的に「呪術」「魔術」などの不思議なパワーが秘められていますが、効力が失われたものは返納するのが一般的です。
ただし、旅行先で購入したり、引っ越して遠方になってしまった際は、授かった寺社に返納して処分してもらうのも困難です。
人それぞれ状況も異なりますし、下記に選択肢をまとめていますので参考にしてみてくださいね!
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授かった神社に返納する!
お守りを授かった神社が近いのであれば、持参して返納することができますね。
「古御札納所」「古神札納め所」が用意されていたり、「古札入れ」という箱が置いてあることも多いです。
正月のしめ飾りやお札なども入れておけば、お焚き上げを行ってもらえます。
神様の分身でもあり個人の思いのこもったお守りも、火で燃やすことにより供養してもらえますので、気持ちよく処分することができます。
お焚き上げの頻度は、月に1回定期的に行っていたり、溜まってきたら行ったりと神社によって様々です。
神主(神職)に電話連絡してみると「いつでも置いておいてください」といわれることも多いですよ!
ご自身にご利益をもたらしてくれたお守りを返納するわけですし、帰りにお参りをしてお賽銭をいつもより多めに入れておけばよいでしょう!
授かったお寺に返納する!
神社と同様、授かったお寺が近いのであれば、お守りを持参して返納しましょう!
同じく「古御札納所」「古札入れ」なども設置されていますので、置いておけばお焚き上げ供養してもらえます。
神社で購入したお守りは裏側に「○○神宮」「○○大社」などと記載されていますが、お寺で購入したものは「○○寺」「○○寺院」と記載されていますので、判別もしやすくなっています。
注意事項として、「宗派」が違う場合は処分してもらうのは困難ですので、授かったお寺に持って行きましょう!
もちろん別のお寺でも、宗派が同じであればお守りの供養も受け付けてもらえるはずです。
あらかじめ住職に連絡を入れておけば、不安要素を払拭することができますよね。
郵送で神社やお寺に返納する!
本来、お守りは授かった神社やお寺に持参して返納するものとされています。
しかし、旅行先で購入したり購入後に遠方に引っ越ししたりすると、遠くて持参するのも困難ですよね。
神社やお寺のHPなどを見ると「郵送での返納」を受け付けているところもあります。
また、記載がなかったりHP自体が存在しないところもありますが、電話で確認すると受け付けていることも多いです。
郵送でお守りを返納する場合も、あからじめ神主や住職に相談しておけば、お焚き上げをして供養してもらえますよ。
「本来返すべき寺社に返納する」という意味でも気持ちよく処分することができますね。
電話で確認する際は郵送の方法なども教えてもらえますし、費用も数百円程度と安価で収まるはずです。
もちろん受け付けていない寺社もありますので、事前確認を怠らず、いきなり送り付けるようなことはやめておきましょう!
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違う神社やお寺で受け付けていることも!
購入したところとは違う神社やお寺でも、お守りの供養を受け付けている場合もあります。
とくに神社の場合は祀られている神様が違っても、寛容な神道の思想の下、丁寧にお焚き上げを行ってもらえるところもあります。
お寺の場合は仏教の宗派が関与しますので難しい場合もありますが、一度電話で相談してみるのもオススメです。
宗派云々もありますが、もともとはお釈迦様が開いた仏教を信仰するのがお寺ですので、あっさり受け付けてもらえるケースもありそうですね。
「ゴミに出すのは気が引ける」という方であれば、お守りを授かったところとは違う寺社で処分してもらう方が気分的にも落ち着きますよね!
年始のどんど焼きでお焚き上げをする!
多少、処分が遅れても構わないという方は、年始のどんど焼きにお守りを持って行けばお焚き上げを行うことができますね!
小正月にあたる1月15日頃に地域ごとに行われる行事で、他にも「左義長」をはじめ地域ごとに様々な呼び方があります。
※地域により時期にも差があります
「年神様を天に帰す」という意味で、正月飾りのしめ縄や門松、書き初めなどを燃やす神聖な行事の1つです。
神主が儀式を行ってから火をつけてお焚き上げをしますので、お守りを神社に返納するのとほぼ同じ考え方となります。
注意事項として新・旧の2つのお守りを同時に持つことはよくないとされています。
正月の初詣で毎年購入している方は、どんど焼きの時期での処分は遅くなってしまいますので、年末までに神社やお寺にお願いするのがベストです。
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お守りの処分方法!自宅で供養して手放すケース!
お守りは寺社に返納するだけでなく、自宅(家)で供養して処分することもできます。
もちろん肌身離さず大切にしていたご利益のあるアイテムですので、そのままゴミ箱に捨てる訳には行きません。
お守りは神様の分身や祈りの賜物でもありますし、何よりご自身の思いのこもった縁起物です。
どんな形で手放すにしても作法を守って供養を行い、手放すことが大切になります。
ここでは、自宅でお守りを供養して処分する方法を2つご紹介します。
ただし、必要なものが揃っていない場合や、環境的に相応しくない場合は寺社に返納する方がよいでしょう!
塩で供養してから可燃ゴミに!
古くなったお守りは自宅で塩を使って供養し、可燃ゴミとして処分することができます。
必要なものは、以下の2点のみです。
- お清めの塩
- 書道などで使う半紙
比較的簡単に用意できると思いますが、次に供養の手順をご紹介します。
【お守りの供養の手順】
- 半紙を広げた上にお守りをのせる
- 感謝の意を言葉にしながら、お清めの塩を左・右・左の順に1回ずつふる
- 広げた半紙でお守りを包む
- 他のゴミとは別になるよう、ビニールなどに包んでおく
- 可燃ゴミの日になったらビニールから取り出してゴミに出す
※塩の量は各ひとつまみずつです
大事なポイントは…「○○○してくださって、ありがとうございました」と感謝の意を声に出して伝えることです。
合格祈願などで授かったお守りはとくにお礼や感謝の述べて、供養することが大切とされています。
また、可燃ゴミの日まではビニールやその他の紙袋などに入れ、半紙で包んだお守りが他のゴミと一緒にならないようにしておきましょう。
最終的には同じゴミ袋に入れて処分することになりますが、直前までは分けておくことも重要です。
条件が揃えば自宅でお焚き上げも!
お守りほどのサイズであれば、自宅の庭で燃やしてお焚き上げすることも可能です。
ただし、火を使いますので、以下の条件が揃っていればのお話になります。
- 落ち葉などの焚き火をする十分なスペースの庭がある
- 近くに煙などで迷惑をかけるような民家がない
- お盆の迎え火や送り火を焚いても問題にならない
- 万一に備えてホースやバケツで水が用意できる
特に注意したいのが「火事」と「近所迷惑」です。
住宅街などの場合は一定の庭のスペースがあっても、お守りを燃やすのは避けた方が無難です。
バーベキューが行える程の庭があっても煙による近隣トラブルもありますので、その点も注意しておきましょう。
最近、人気が高まっている家庭用焼却器があれば、お焚き上げも比較的簡単にできますね。
尚、マンションのベランダ等は火事の原因になりやすいため、絶対に避けるようにしてくださいね!
お守りを直接ゴミ箱に入れて処分するのはNG!
なかにはお守りを直接ゴミ箱に入れて処分される方もいらっしゃると思います。
個人的にはNGだと思いますが、こればかりは個人の気持ちの問題ですよね。
お守りには神聖なパワーが宿っているとはいえ、持っていても祈願したことがすべて叶う訳でもありません。
ただ、神社やお寺で授かるものすべてが縁起物と捉えると、供養してから処分した方が気持ちも楽になりますよね。
「ぞんざいに扱うと罰が当たる」と考える人も多いと思いますので、直接ゴミ箱にポイっと捨てるのは気が引けますよね。
NGになるかは人それぞれの考え方に委ねられますが、なるべくお焚き上げなどで供養してから処分したいですね!
お守りを処分するタイミングは?
お守りを処分するタイミングも気になりますよね。
縁起が良いので何年も大切に保管したり、身に着けて持ち歩いている人も多いかもしれません。
実際には、お守りの有効期限は1年間とされており、長く持っているのはよくないといわれています。
効力を失ったり、個人を守ったりして厄を受け続けたお守りは、神仏のパワーが失われて「穢れ」が溜まりやすくなっているのです。
穢れが溜まることで持っている人に不幸が訪れることもあるため、基本的に1年に1回は交換すべきです。
また、1年未満でも祈願したことが叶ったら、処分すべきタイミングともいわれています。
願い事が叶った時点でお守りとしての役割を終えていますので、持っていても意味がありません。
とくに「合格祈願」「安産祈願」「(選挙などの)当選祈願」「縁結び」などの目的で授かったものは、処分するタイミングが早まる可能性もあるでしょう!
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お守りの処分方法!寺社に返納したり自宅で供養してゴミに出すには?のまとめ
寺社で授かったお守りには神聖なパワーが宿り、私たちの身を守り、願い事を叶えくれる効力があります。
処分の方法も様々ありますが、丁重に供養できるよう寺社に返納するのがベストでしょう!
現在では郵送で受け付けているところもありますし、違う神社やお寺でもお焚き上げなどをしてもらえるところもあります。
あらかじめ電話で神主や住職に相談しておくと、手違いもなくスムーズに事が運びそうですね。
また、自宅(家)でも供養する方法もありますので、たとえゴミに出しても気持ちも楽に処分できますよね。
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