お中元ののしの貼り方と位置!短冊のしはどこに貼る?
夏の贈り物であるお中元で悩みがちなのが「のし」ですよね。
「綺麗に書けたのに、貼り方や貼る位置がわからない」ということもあるかと思います。
特に簡易的な「短冊のし」の場合、使い慣れていない人も多いため意外と難しいですね。
また、お中元のギフトといっても四角(直方体)の箱に入っている品ばかりとは限りません。
しわやたるみなどが目立たないよう、なるべく見栄えよく貼るのも重要なポイントです。
そこで今回は、お中元ののしの貼り方と位置!短冊のしはどこに貼る?というテーマで詳しくご紹介しますね!
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お中元ののしの貼り方と位置!
まずはお中元の品が四角(直方体)の箱に入っている場合の、のし(熨斗紙)の貼り方と位置についてご紹介します。
しわやたるみが目立つと見栄えが悪くなり、渡すときも引け目を感じてしまいますよね。
お中元は贈る人の感謝の気持ちを相手に伝えるための贈り物ですので、のしはセロハンテープを使って綺麗に固定しておきましょう。
貼り方の手順を以下にまとめますので、位置に注意しながら貼ってみてくださいね。
- お中元の贈り物が入った箱の上からのしをかける
- 箱の横幅の中央に表書きが来るように調節する
- 箱の縦幅の中央に水引きが来るように調節する
- 位置が決まったら、箱の左右の端で軽めにのしを下に折る
- セロハンテープで片方を貼り、次にのしをピンと張らせた状態でもう片方を貼る
左右両方を綺麗に貼り付ける必要があるため、実際にやってみるとのしの位置がズレたりして難しいと思います。
慣れていないという場合、家族の誰かに手伝ってもらう方が綺麗に貼れますね。
セロハンテープの長さは3~5cm程度で、箱の左右1ヵ所ずつ固定すればOKです。
糊(のり)を使ってもマナー違反ではありませんが、綺麗に剥がしやすいセロハンテープの方がオススメです。
お中元の品にもよりますが、のしを貼る際、箱をひっくり返したりすると中身が偏ったり崩れたりする場合があります。
多少傾けるのは仕方がありませんが、丁寧に扱うようにしてくださいね。
また、のしのサイズを間違えると、相手に対して失礼に当たります。
必ず以下の点にご注意くださいね!
のしのサイズに注意!
のしはお中元の箱の縦幅より短いものを選ぶ必要があるため、サイズ選びも重要なポイントです。
また、のしを固定する位置は箱の側面か裏面ですので、横の長さも一定以上が必要です。
大き過ぎても小さ過ぎても貼り方に問題が生じますので、購入する際はサイズで失敗しないよう気を付けましょう。
のしはスーパーや100円均一ショップなどでも売っていますので、以下を目安にしてください。
【のしの主なサイズ】
- A5判(148×210mm)
- B5判(182×257mm)
- A4判(210×297mm)
- B4判(257×364mm)
- A3判(297×420mm)
『和サイズ』
- 本中判(195×270mm)
- 半紙判(224×340mm)
- みの判(273×390mm)
- 中杉判(314×448mm)
- 大杉判(390×546mm)
のしの横幅が長過ぎる場合、お中元の箱の裏面で重ねるような貼り方にするのが一般的です。
長いからといってハサミなどで切るのはNGになります。
裏面でのしを重ねる場合、下記の「慶事掛け」でOKです。
弔事以外のほとんどの贈り物全般に使われているため、お中元にも利用できる方法です。
【裏面ののし貼り方】
- 慶事掛け:のしの左側を内側に入れ、右側を上から重ねるように貼ります。
- 弔事掛け:逆に、のしの右側を内側に入れ、左側を上から重ねるように貼ります。
裏面で固定する場合、のしの右側端の1ヵ所をセロハンテープで縦に貼ればOKです。
表面の表書きや水引の位置がズレやすいため慎重に貼りましょう!
あらかじめお中元の贈り物やのしのサイズを把握しておくと便利です。
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贈り物が四角(直方体)ではない時は?
お中元の贈り物は四角(直方体)のものばかりとも限りませんよね。
特に一升瓶に入ったお酒などはのしの貼り方や位置で迷いがちです。
なるべく裏面ラベルなどを回避して、表面(正面)の目立つ位置に表書きが来るように貼るのがベストです。
表書きや名前を目立たせるために一定の広さが必要になるため、なるべく贈り物の太い部分にのしを回すようにかけるのがコツです。
また、お中元の品に対してのしのサイズが大き過ぎる場合、最も小さいのしを選ぶ必要もあるでしょう。
しわやたるみに注意!
せっかくあらたまったのしを貼るのですから、しわやたるみが出来ないよう注意しましょう。
お中元をいただく側としても、ピンと張ったのしの方が見栄えがよく、気持ちよく受け取れますよね。
貼る位置が決まったら、少し強めに引っ張りながらセロハンテープで貼るようにすると綺麗に仕上がります。
特に糊で固定すると、乾燥した時にしわやたるみができやすい傾向にあります。
目立ちすぎる場合は貼り替えも検討してくださいね。
接着面の紙(素材)などが剥がれやすくなっていますので、貼り替える時は慎重に行いましょう!
汚れや破れに気づいたら?
誤ってのしに汚れやシミがついてしまうこともありますよね。
また、貼り方に失敗して破れてしまうこともありますが、お中元のマナー上NGとなります。
贈る相手に失礼に当たりますので、汚れや破れに気づいたら貼り替えが必要です。
なるべく手を洗って、何も置いていないテーブルの上などで貼るようにしてくださいね。
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短冊のしの貼り方と位置は?
次に、お中元の贈り物に「短冊のし」を利用する際の貼り方と位置についてご紹介します。
慶事やお中元、お歳暮など一般の贈り物の場合、右上部に貼るのが一般的です。
糊付けの位置は上下2ヶ所で、糊か両面テープを使用するのがベストです。
短冊のしの場合、表面から見えるセロハンテープはあまり使用されていません。
手を汚さないタイプの「テープのり」「スティックのり」を使うのがオススメです。
貼り方の注意点としては、正式なのしと同じく、なるべくピンと張った状態で固定します。
短冊のしはあくまで簡易的なものであるため、これといった決まり事が少ないのも特徴です。
目上の方にお中元を贈る際は、正式なのしを利用した方が無難ですね。
短冊のしが長すぎる時は?
短冊のしに決まり事は少ないとはいえ、贈り物のサイズとのバランスは重視すべきです。
一般的には贈り物の縦幅の2/3ほどの長さがあれば十分です。
長すぎてお中元の箱からはみ出すのはNGですので、不要な下側の部分はハサミでカットしても問題ありません。
ただし、明らかにカットした部分が見えるのも見栄えが悪いです。
そこで、表面から見えないように内側に折ってから、のり付けするようにします。
短冊のしにも種類があり、縦の長さや横幅が異なるものがありますので、お中元の品のサイズに合わせて購入するのがベストです。
短冊のしの位置や使い分けに注意!
短冊のしは包装の都合上、簡略化されたのしです。
そのため、貼る位置や使い分けが地域により異なる場合があります。
たとえば、北海道では短冊のしを贈り物の中央部に貼る風習があります。
また、関東では比較的多く使用されていますが、関西ではあまり使われていないということもあります。
目上の方に贈る場合も失礼に当たらないという地域もありますので、使い分けが難しくなっています。
お中元に利用する際は、貼る位置を周囲に尋ねて確認しておきましょう。
迷ってしまった時は正式なのしを使用すれば、何ら問題はありません。
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お中元ののしの貼り方と位置!短冊のしはどこに貼る?のまとめ
お中元ののしの貼り方と位置を中心にご紹介しました。
贈り物とのしのサイズを合わせるようにすると、比較的貼りやすいと思います。
テンプレートなどを利用してご自分で作るという場合、注意すべきことも増えてきますね。
デパートやネット通販などを利用する際は、お任せしておけばマナー違反になることもありませんね。
短冊のしの使い方は意外と悩みがちですが、お中元やお歳暮などの場合、右上に貼るのが一般的です。
地域差もありますので、その点は注意しておきましょう!
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