わさびの賞味期限(生・チューブ・小袋・粉)期限切れはいつまで?

賞味期限・保存方法

お刺身やお寿司など、和食では欠かすことのできないわさび。

生・チューブ・小袋・粉の4つの種類がありますが、それぞれの賞味期限をご存知でしょうか?

 

また冷蔵庫に入れたまま、期限切れになってしまうこともよくあるかと思います。

賞味期限が表記されてはいますが、いつまで食べられるのか、傷んだものの見分け方も気になるポイントですよね。

 

生わさびの場合には他の種類と違い、しっかりと保存方法を覚えておくことで期間が長くなります。

そこで今回は、わさびの賞味期限(生・チューブ・小袋・粉)期限切れはいつまで?というテーマで詳しくご紹介します!

 

わさびの賞味期限

一口にわさびと言っても、いろいろな種類があります。

それそれで賞味期限が違いますので、まずは個別に確認しておきましょう。

 

生わさび

生わさびを家庭で使うことはあまりないかもしれませんが、チューブ入りとは違った風味を感じることができます。

普段食べないため、賞味期限を知らない方も多いでしょう。

 

基本的に生わさびは、冷蔵なら1ヶ月は保存できると言われています。

もちろんちゃんとした方法を知っておかなければいけません。

 

また、冷凍での賞味期限は3ヶ月です。

一度にそれほど食べない方や、たくさん生わさびを買ってしまった方は、無駄にならないように上手く保存しておきましょう。

 

チューブ入りの未開封と開封後

次にチューブ入りのわさびの賞味期限を見ていきましょう。

手軽においしく食べられるため家庭で最も多く使われ、、冷蔵庫に1本は入っているのではないでしょうか?

 

チューブ入りのわさびは、未開封と開封後で賞味期限が変わってきます。

悪くなったものを食べないよう、違いを確認しておきましょう。

 

保存状態 賞味期限
未開封 12ヶ月
開封後 3ヶ月

 

未開封のチューブわさびの賞味期限が、12ヶ月後の2021年10月だったとします。

2020年の11月に使い始めたら、開封後の3ヶ月、つまり2021年2月までとなります。

 

表記されているものとは異なりますので、注意が必要です。

開封後のチューブわさびには、使い始めた日付を書いておくとわかりやすくてよいですね。

 

小袋

スーオーのお刺身やお寿司に付いている、小袋に入ったわさびの賞味期限も気になりますね。

家庭でも重宝するため、スシローなどの回転寿司に行くと持ち帰る方も多いでしょう。

 

実はわさびの小袋には、賞味期限の表記がありません。

理由は以下の通りで、ちゃんと法律でも認められています。

 

【わさびの小袋に賞味期限がない理由】

『食品表示法』という法律では、「賞味期限表示をする場所が30平方センチメートル以下の場合は、賞味期限表示を省略してもいい」とされています。

そのため4センチ四方ほどのわさびの小袋はこの法律に該当していて、賞味期限が書かれていません。

 

賞味期限の表記はありませんが、もともとは付属していた食品と一緒に食べることを想定して作られたわさびです。

小袋のものを保存しておいて、いつか使おうと考える方も多いですが、なるべく早めに食べることをおすすめします。

 

 

粉(練り)

粉(練り)わさびは家庭用ではなく業務用というイメージがありますが、賞味期限が長くコスパがよいため、たくさん使いたい方におすすめです。

食べる直前に水と混ぜて作るため、チューブ入りのものよりも香りがよいとされています。

 

袋入りの粉(練り)わさびの賞味期限は18ヶ月、缶入りは24ヶ月となっています。

どちらも水と混ぜる前の、粉末の状態での保存期間です。

 

湿気の多い場所などでは固まってしまう可能性もあります。

長期的に使うためにも、保管場所にも気をつけたいですね。

 

わさびの賞味期限切れはいつまで食べられる?

それぞれのわさびの賞味期限の違いについて、4つに分けてご紹介してきました。

しかし普段からあまり使わない方だと、うっかり賞味期限切れとなってしまうこともありますよね。

 

すぐに食べられなくなるわけではなく、あくまでもおいしく食べられる目安として表記されています。

消費者庁のホームページでは、表記されている日の1.2〜1.5倍は食べられるのことでした。

 

もちろん目安ですので、食べて体調が悪くなってもメーカーに責任を問うことはできません。

賞味期限切れのわさびは、自分の五感で判断して食べるようにしましょう。

 

生わさび

先ほど生わさびの賞味期限を、冷蔵なら1ヶ月、冷凍なら3ヶ月と説明しましたが、実は明確には定められていません。

スーパーで売っている野菜もそうですが、収穫後も成長し続けます。

 

個体によって賞味期限切れから、食べられる期間が違います。

見た目や臭いで生わさびが悪くなっているか判断できますので、傷んだものを見分けられるようにしておくといいですね。

 

冷蔵の場合は、生わさびがおいしく食べられる目安とされている1ヶ月から1週間程度で様子を見ましょう。

冷蔵の場合はそれほど見た目に変化は起きませんので、風味などを確かめるといいですね。

焼肉のたれの賞味期限切れはいつまで食べられる?
 

チューブ入り

チューブ入りのわさびは、賞味期限切れでも1年から2年は食べられると言われています。

中には5年も過ぎたものを食べて、なんともなかったという経験談もあります。

 

チューブ入りの場合、開口部が狭いため空気との接触が少ないです。

そのため最近が入りにくく、劣化するスピードが遅いと言われています。

 

開封後のチューブ入りわさびの賞味期限は、最高でも2年程度がベストでしょう。

食べられるかもしれませんが、味や風味は落ちてしまいます。

 

小袋

小袋のわさびには賞味期限の表記がありませんが、一般的には付いてきたものと一緒に食べるのがよいとされています。

そのためスーパーのお刺身やお寿司などと、買ってきたその日に使うのがベストです。

 

しかし未開封の場合には、賞味期限切れでもある程度は食べることができます。

小袋のわさびは空気に触れることがありませんので、チューブ入りのものと同じく長持ちするでしょう。

 


 

粉(練り)

粉(練り)わさびも、賞味期限切れでも食べることが可能です。

他のタイプとは違い、乾燥しているためより長持ちしますので2年以上と考えてよいでしょう。

 

ただし袋入りでも缶入りでもそうですが、一度開封すると空気に触れてしまいます。

開口部が広いため、賞味期限切れの粉(練り)わさびは風味が飛んでしまいますね。

 

おいしく食べるためには、やはり賞味期限切れになる前に食べきるのがおすすめです。

特に缶入りのものは内容量が多いですので、買う時に家庭にあったサイズを選ぶといいですね。

 

わさびの賞味期限切れで傷んだものの見分け方

ここからはわさびが賞味期限切れで、傷んだものの見分け方をご紹介していきます。

目安としての期間はありますが、最後は自分の目で見て確かめることが大切です。

 

普段あまり気にしていないと、傷んだものの見分け方がわからないと思います。

賞味期限切れのわさびを食べて体調を崩さないよう、参考にしてくださいね。

 

生わさび

生わさびは賞味期限切れで傷んだものだと、まずは色が変化してきます。

新鮮なものは鮮やかな緑色をしていますが、収穫から時間が経つにつれて黒っぽく変色しますので見分け方は簡単です。

 

それだけではなく、カビが生えたりどろどろになることもあります。

臭いや味が酸っぱくなったりするのも、賞味期限切れで傷んだもののサインの1つです。

 

また生わさびは乾燥に弱いため、表面の乾き具合でも見分けることができます。

触ってみて水分が感じられなかったり、パサパサした感じのものは食べるのをやめておきましょう。

 

チューブ入り

チューブ入りのわさびは賞味期限切れで傷んだものは、中身の水分が抜けてしまいます。

パサパサした見た目になりますので、見分け方は簡単です。

 

チューブから出した時にブツブツと切れてしまったり、特有のツンとした香りがしないこともあります。

生わさびと同様に、黒っぽく変色したりカビたりするのも賞味期限切れで傷んだものとなります。

 

出し口に乾燥したものがこびりついているのも、見分け方のポイントの1つです。

チューブ入りのわさびは中身が見えませんので、傷んだものを食べてしまわないように気をつけましょう。

 

小袋

小袋のわさびが賞味期限切れで傷んだものも、パサパサしてきます。

密閉されてはいますが、それでも水分は飛んでしまいますので見分けることができます。

 

小袋の上から触ってみて、中のわさびが固まっていたりポロポロした感じがあったら傷んだものという証拠です。

出してから色や臭いでの見分け方もありますので、心配な方はしっかりと目で見て判断しましょう。

 

粉(練り)

粉(練り)わさびは、賞味期限切れで傷んだものの見分け方は他の種類と少し違います。

もともと乾燥していますので、そこでは判断できませんね。

 

逆に水分を多く含んでしまい、固まってきた粉(練り)わさびは賞味期限切れで傷んだものだと覚えておきましょう。

カビが生えることも考えられますので、表面だけでなく中までしっかりと確認すると安心ですね。

 

その他、やはり臭いで判断することも可能です。

粉(練り)わさび特有のツンとした香りが薄いと感じたら、賞味期限切れで傷んだものだと判断しましょう。

 

生わさびの保存方法と期間!

最後に生わさびの保存方法と期間を確認しておきましょう。

他のものより高級感があり、価格も高いですので無駄にはしたくないですよね。

 

ちゃんとした保存方法を知っておけば、生わさびを長期間おいしく食べることができます。

冷蔵と冷凍の2パターンありますので、ご家庭にあった方法を覚えておいてくださいね。

 

冷蔵では?

生わさびの保存方法で一番重要なのは、育った環境となるべく同じ状況にすることです。

そうすることで長い期間、おいしく食べることができます。

 

まずは生わさびがすっぽり入るくらいの、深めのコップを用意しましょう。

上の部分が少し出るくらいまで水を入れ、冷蔵庫に入れるのが正しい保存方法です。

 

生わさびは綺麗な水の中で育つので、2日おきくらいに交換するのを忘れないようにしましょう。

この方法で食べられる期間はおよそ1ヶ月程度です。

 

ちょうどよいサイズのコップがなければ、深めのお皿を使ってもOKです。

水を張って生わさびを入れ、冷蔵庫に入れておけば期間は同じく1ヶ月程度となります。

 

冷蔵庫にあまりスペースがない場合には、濡らしたキッチンペーパーを利用した保存方法がおすすめです。

乾燥しないように包み、ジップロックなどに入れてしっかりと封をしておきましょう。

 

 

冷凍もできる?

生わさびは冷蔵だけでなく、冷凍での保存方法もあります。

空気が入らないようにしっかりとラップで包み、そのまま冷凍庫に入れるだけでOKです。

 

この保存方法で、期間は3ヶ月程度はおいしく食べることができます。

食べる時には解凍せず、そのまますりおろしてくださいね。

 

また、すりおろした生わさびは冷凍での保存方法には向いていません。

小分けにしてラップで包んでおけば便利に思えますが、風味が飛んでしまいます。

 

生わさび本来のおいしさを味わうことができなくなりますし、期間が長くなると辛味を感じなくなる場合もあります。

毎回すりおろすのはめんどうかもしれませんが、おいしく食べるための大事なポイントです!

 

まとめ

わさびには大きく分けて4種類あり、それぞれで賞味期限が異なることがわかりました。

粉(練り)が一番長く、チューブ、生と短くなっていきます。

 

小袋は表記がありませんが、なるべく早く食べた方がよさそうです。

賞味期限切れでも食べることは可能ですが、体調を崩さないように傷んだものの見分け方も覚えておく必要があります。

 

変色や乾燥具合で判断することができますが、念のため臭いなども確認してくださいね。

また生わさびの場合は、正しい保存方法を覚えておけば食べられる期間も長くなります。

 

おいしく味わうためにはなるべく早く食べるのがおすすめですが、賞味期限は思ったよりも長いです。

あくまでも目安ですので、最後には自分の五感で判断するようにしましょう。