ウーロン茶を飲み過ぎると危険な症状が!怖い病気になるリスクも!
爽やかな口当たりながらも、適度な苦味が美味しいウーロン茶。
ステーキや焼き肉、生姜焼きなど肉料理との相性もよく、脂っこい料理にはピッタリのお茶ですね。
ただし、ウーロン茶を飲み過ぎると危険な症状が現れることがあります。
また、怖い病気に罹るといったことも起こり得るようです。
もともと緑茶と同じ茶葉を半発酵させて作られているため、カテキンやカフェインの過剰摂取が問題のようです。
その他、ウーロン茶重合ポリフェノールなども悪影響を及ぼすことがあります。
夏は冷やしてガブ飲みする人も多いですが、通年人気のお茶だけに飲み過ぎには十分注意したいですね。
そこで、今回はウーロン茶を飲み過ぎると現れる症状や、懸念される病気についてご紹介します!
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ウーロン茶を飲み過ぎると現れる症状とは?
ウーロン茶の成分にはカテキンやカフェインの他、特有のウーロン茶重合ポリフェノールやテアニンなども含まれています。
そのため、適量を飲めば健康維持効果も高いのですが、飲み過ぎると様々な症状を訴える人が続出しています。
個人的には冬でも冷やして食事の時にガブ飲みしており、私自身も少々ビビッております。(汗)
報告されている症状を下記にご紹介しますので、心当たりのある方は要チェックです!
頭痛が起こる
ウーロン茶を飲み過ぎると頭痛を訴える人がいます。
ほとんどのお茶にはカフェインが含まれていますが、もちろんウーロン茶にも同様に含まれています。
カフェインには利尿作用がありますが、尿として水分が失われ過ぎると血液がドロドロしてきます。
これによって脳の血流が滞りがちになり、頭痛を引き起こすと考えられています。
もちろん症状の出方には個人差もありますが、あまりにも飲み過ぎると軽い脱水症状を起こすため注意すべきですね。
これはウーロン茶に限らず、他のお茶やコーヒーなどでも起こり得ると考えておきましょう。
胃痛で苦しむ
脂っこい食事には最適といえるウーロン茶。
中華料理を食べた時なども、胃に溜まりがちな油分を早めに流す効果があります。
ただし、空腹時などに飲み過ぎると胃酸を薄め過ぎる現象が起き、胃痛の症状で苦しむ人もかなり多いようです。
また、殺菌作用の強いカテキンやカフェインの刺激も胃粘膜を荒らし、胃壁にダメージを与えることも…。
もちろん適量で起こることはまずありませんし、もともと胃の強い人は飲み過ぎても平気な人もいます。
当然、冷たいウーロン茶を好む人は胃痛の症状が出やすくなりますので、氷をよく使う夏場は要注意ですね。
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腹痛や下痢を起こす
利尿作用によるデトックス効果が期待きるウーロン茶。
さらに、含まれるポリフェノールの働きによって、脂肪の消化吸収を抑えて体外に排出する効果もあります。
ただし、適量を超えて飲み過ぎると、油分を早く体外に排出しようとして腹痛や下痢といった症状を起こす人がいます。
油分を多く含むものが腸内に流れ込むと、水分の吸収も難しくなってお腹がゴロゴロすることもよくあります。
また、過剰摂取により胃粘膜も荒らしやすいため、同時に消化不良も起こしている可能性大!
胃での消化不良も重なると大腸への負担も大きくなり、なおさら下痢などの症状がひどくなることも珍しくありません。
ペットボトル入りのウーロン茶は冷やして飲むことが多いため、もともと飲み過ぎは腹痛のもと。
特に、胃腸が弱いと自覚している人は、ホットで適量飲むよう心掛けましょう!
喉のイガイガや違和感が起こる
ウーロン茶の持つポリフェノールには、口腔内の油分を素早く洗い流す作用もあります。
脂っこい料理を食べた後に飲むとサッパリするのも、その効果によるものです。
しかし、量を飲み過ぎると話は別で、口の中や喉に何らかの症状が現れやすいといわれています。
最も多いのが「喉のイガイガ、違和感」などで、なかには「口の乾き」をしきりに訴える方もいます。
稀にアレルギーを発症している可能性がないとも言い切れません。
ただ、ウーロン茶を飲み過ぎるといつも起こるという場合は、大抵ポリフェノールの作用による症状と考えられます。
お茶の濃度が高く、渋みや苦味が強い商品ほど、喉のイガイガや違和感などの症状が出やすいことも覚えておきたいですね。
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貧血の症状(めまい、ふらつき等)
様々な効能を持つウーロン茶ですが、貧血を起こしやす飲み物の1つです。
ウーロン茶を飲み過ぎると顔面が蒼白になったり、めまいやふらつきなどの症状が現れることも珍しくありません。
なぜ貧血を起こすのかというと、ズバリ「カフェイン」と「タンニン」が含まれているからです。
まずカフェインには利尿作用があるため、ビタミンやミネラルが吸収される前に尿として体外に排出されやすくなっています。
当然ウーロン茶を飲み過ぎてしまえば、本来吸収できるはずだった鉄分が体の外へ流れて行ってしまうのです。
また、カフェインには血管を収縮させる作用もあるため、抹消血管などへ血液を送れなくなることも貧血の原因となります。
めまい、ふらつきなどは軽視しがちですが、転倒などのリスクもあるため注意して下さい。
さらに、タンニンはミネラル全般の吸収を阻害するといわれています。
特に鉄分は体内でタンニンと結合して「タンニン鉄」と呼ばれる化合物に変化します。
タンニン鉄に変化すると体内での吸収も難しくなり、鉄欠乏性貧血の症状が起こりやすくなるのです。
カフェインやタンニンは体に悪い影響だけを与えるものではありません。
しかし、ウーロン茶にも含まれる成分ですので、「過剰摂取は禁物」という認識は必要ですね。
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便秘になる
前述したカフェインやタンニンが悪影響を及ぼす症状として便秘が挙げられます。
ウーロン茶といえば便秘解消のイメージがありますが、飲み過ぎると逆効果になります。
カフェインに関しては利尿作用が強いため、水分だけを尿として排出し便を硬くする作用があります。
コーヒーを飲み過ぎることの多い私自身も、水分を多めに摂っている割にはお通じが悪いと感じています。
また、タンニンには腸の働きを不活発化させる作用があり、蠕動運動を弱めて便が排出されにくい状況を作ります。
タンニンには腸粘膜タンパクと結合して被膜を作り、なるべく腸管内に刺激を与えないようにする効果があるからです。
その証拠に、多くの止瀉薬(下痢止め)や整腸剤などに利用されています。
いずれにしてもウーロン茶を少し飲んだ程度では、便秘になることは考えにくいです。
「毎日飲んでいる」「一度に大量に飲む」という人は、下痢だけでなく便秘の症状が現れることも想定しておいて下さい。
乾燥肌で痒みが出る
喉の症状でも触れましたが、ウーロン茶には油分を早めに体外に流す効果があります。
ダイエット目的であれば嬉しい効果ですが、乾燥肌になって痒みの症状が出る方もいます。
この症状も、脂肪の分解や吸収を阻害するウーロン茶ポリフェノールの作用によるものです。
仕組みは簡単で、脂肪の分解に必要とされるリパーゼという消化酵素の働きを、ポリフェノールが阻害しているのです。
その結果、ウーロン茶を飲み過ぎると体内脂肪酸が不足して、皮脂の分泌が間に合わなくなります。
皮脂の量が不足すると乾燥肌になり、ちょっとした刺激で痒みが出たりするようになります。
細胞間脂質の主成分であるセラミドなどにも影響を与え、肌のバリア機能が低下した状態に陥りますので十分注意したいですね。
ニキビが悪化する
顔などのニキビに効果的と思われているウーロン茶ですが、逆に症状が悪化する人もいます。
ポリフェノールの摂り過ぎが原因で肌が乾燥することもありますが、度を超して飲み過ぎると「皮脂の過剰分泌」を招きかねません。
顔の脂を落としたいという人も多いですが、皮脂を奪い過ぎると逆効果になることもあります。
ニキビの原因となるのは主にアクネ菌が有名ですよね…。
アクネ菌は空気に触れることを嫌うため、毛穴にある皮脂腺に入り込り込んで皮脂を食べ、毒素を吐きながら生きています。
これがニキビを作ったり、悪化させたりする主な原因です。
また、ウーロン茶の飲み過ぎはよくありませんが、1日に何度も洗顔して皮脂を除去し過ぎるのも問題です。
一時的に顔の脂が取れてサッパリしますが、体が反応して皮脂を過剰に分泌してオイリー肌になることもあります。
脂漏性皮膚炎などの症状が現れることもありますので、体にとって必要な皮脂は残しておくべきですね。
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気持ち悪い・吐き気など
ウーロン茶を飲み過ぎると気持ち悪い、吐き気がする、クラクラするなどの症状を訴える人がいます。
これには、様々な原因が考えられます。
鉄分の吸収が上手く行っていないことも考えられますし、胃が荒れて吐き気を催すことなども考えられます。
消化器系すべてにおいて、負担が掛かっていることもあり得ます。
少し飲んだだけでも気持ち悪い、吐き気がするなどの症状がある場合は、飲むのをやめた方がよいでしょう。
特に、黒ウーロン茶などの濃度が高いものになると、適量飲んだだけでも同じような症状が現れる人もいるようです。
緑茶に替えてみるのもよいですが、カフェインが含まれていない麦茶やルイボスティーなどもオススメですよ。
また、何でも過剰摂取していると突然アレルギーを発症することがありますので、適量または控え目にするのがベストです。
眠れない
眠れないという症状は、もちろんウーロン茶に含まれるカフェインによるもの。
過剰摂取は中枢神経を刺激して「不眠」に陥ることも珍しくありません。
「脳が興奮して眠れなくなる」と言った方がわかりやすいですね。
カフェインは何かと悪者扱いされる傾向がありますが、当然よい効果も様々あります。
例えば・・・
- 眠気を抑える覚醒効果
- 脂肪燃焼効果
- 集中力を高める作用
- 気分高揚
- 持久力を持続させる働き
などが挙げられます。
しかし、眠れないという状況が続くと、昼間に眠気が襲ってきたり、全身の倦怠感が抜けなくなったりします。
ウーロン茶のカフェイン量は決して少なくありませんし、ものによってはコーヒーを上回るというデータもあります。
ですので、飲み過ぎるとカフェイン中毒に陥ることも十分考えられます。
一説には、タバコのニコチン中毒よりも抜け出すのが困難という話もあるくらいです。
ウーロン茶もホットで適量を飲めばリラックス効果も期待できますので、質のよい睡眠を得られることも多いです。
逆に質の悪い睡眠だと「やる気が出ない」など、他にも様々な症状が現れることが予想されます。
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ウーロン茶を飲み過ぎると病気になる?
健康維持効果が高いと考えられているウーロン茶ですが、飲み過ぎると病気になるという話もあります。
どんなに体によいものでも、過剰摂取は毒にもなりかねませんね。
糖尿病になるリスク
脂肪の吸収を抑える効果があると認められているウーロン茶。
しかし、適量を超えて飲み過ぎると「糖尿病」のリスクが高まると報告されています。
空腹時の血糖値が、飲まない人に比べて上がりやすいというデータがあるのです。
糖尿病は様々な合併症も現れる怖い病気です。
「もしかしたら…」と心配されている方は、内科や循環器科で検査をしてみるとハッキリします。
血液検査では、空腹時の血糖値や1~2ケ月前の平均血糖を表す「ヘモグロビンA1c(NGSP)」の値が目安となります。
6.2%以上であれば糖尿病ということになりますし、超えていなくても5.6%以上であれば可能性がゼロではありません。
最近では、「サントリーの黒烏龍茶」「伊藤園の黄金烏龍茶」など、トクホ(特定保健用食品)の商品も出ていますね。
ただし、過剰摂取すれば病気に罹るリスクも高まりますので、やはり飲み過ぎはNGと考えて下さい。
ウーロン茶アレルギーの可能性
一般的に、お茶全般に関する病気に「アレルギーはない」と考えられてきました。
しかし、ウーロン茶を飲んで口の中の違和感を感じたり、皮膚に発疹が出ることもあります。
ポリフェノールの影響による一時的なものと思いがちですが、決してそうばかりとも言えません。
赤い発疹がたくさんできたり蕁麻疹が出たりすれば、アレルギーを発症していると疑った方がよいです。
また、今までは問題なかったのに、飲み過ぎが原因となって突然発症することもあります。
最悪、多臓器に症状が出るアナフィラキシーや、血圧の急激な低下や意識障害を起こすアナフィラキシーショックに陥ることもあります。
ウーロン茶を飲んで目や鼻、口などに何らかの症状がある場合、アレルギーを発症している可能性があります。
病気の疑いを感じたら、飲むのをやめるようにして下さい。
食物アレルギーの原因はタンパク質だと限定されています。
ただ、お茶をはじめ、花粉、黄砂、薬物などのように、体内に入るものはすべてアレルゲンになり得ると考えておいた方が無難です。
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水中毒による希釈性ナトリウム血症
ほとんどが水分であるウーロン茶ですが、あまりにも飲み過ぎると「水中毒」という症状に陥りかねません。
すると、「希釈性低ナトリウム血症」を引き起こすリスクが高まります。
人間の腎機能にも限界はありますし、体内の水分量が増え過ぎると電解質のバランスが崩れて発症する病気です。
血液中のナトリウムイオン濃度が低下すると・・・
- 疲労感が抜けない
- 頭痛が起きる
- 吐き気を催す
- 体がむくみ出す
などが起こります。
さらに重症化すると・・・
- 精神異常が起きる
- 脳浮腫による痙攣を頻発する
- 昏睡に陥る
- 肺水腫を起こす
- 呼吸困難を起こす
- 死亡する
などの危険性もあります。
ウーロン茶に関わらず、度を超えて水分を欲する人は水中毒に注意しなければなりません。
特に精神的な疾患を抱えている人に多いため、飲み過ぎていると感じている人は心の病気を患っている可能性もあります。
慢性腎臓病のリスクも高まりますので、ウーロン茶だけでなく水分の過剰摂取も警戒しておきたいですね。
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ウーロン茶の1日の許容摂取量
健康茶として人気のウーロン茶ですが、1日の許容摂取量も知っておきましょう。
体重によっても個人差がありますが、目安としては800ml未満がベストです。
1リットル程度までは問題ない方もいますが、1.5~2.0リットルになると明らかに飲み過ぎです。
食事などからも水分を補給していますし、毎日続けていると様々な症状が出たり、病気に陥ることもあります。
また、妊婦さんも飲んでも構いませんし、授乳中のママさんでもOKです。
ただし、1日の許容摂取量は500~600mlくらいと、少し控え目にして下さい。
カフェインやポリフェノールなどが悪影響する可能性も視野に入れ、適度に飲むよう心掛けたいですね。
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