真空パックした肉の賞味期限は?冷凍すると長期保存も!解凍法は?
買ってきたお肉が余ってしまったという場合、家庭で真空パックにする方法がありますよね。
手動で保存容器の空気を抜くポンプ式や、電動で簡単に真空状態にできる商品なども増えていますね。
余ったお肉の保存性を考えると真空パックはオススメですが、賞味期限はどれくらいかご存じでしょうか?
期限切れになって食べられなくなる目安なども知っておいて損はありません。
また、冷凍するとさらに長期保存も可能ですが、解凍法を間違えるとお肉の旨味も台無しになることがあります。
そこで今回は、真空パックした肉の賞味期限は?冷凍すると長期保存も!解凍法は?というテーマで詳しくご紹介しますね!
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真空パックした肉の賞味期限は?
焼肉やバーベキューなどの際、お徳用サイズの肉を購入して余ってしまうことがありますよね。
すぐに真空パックにすると賞味期限は冷蔵で5日ほどとなります。
買ってきたままの状態で冷蔵庫に入れておくと2~3日が限界ですので、約2倍は長持ちしますね。
牛肉、鶏肉、豚肉のいずれも生で味付けされていなければ、ほとんど賞味期限は同じです。
スーパーや精肉店などでは、すでに真空パックして冷凍してあるお肉も売ってありますよね。
たとえば、生で食べられる馬刺しなどが挙げられますが、購入して帰る頃には結構溶けていることも…。
業者さんの場合、特別な方法で滅菌してありますので、開封せずに冷蔵庫か冷凍庫に入れておけばもっと長持ちします。
ただ、家庭で真空パックにするということは、すでに開封している証拠でもありますよね。
ですから、当然空気にも触れていますし、見えなくても細菌が混入しているケースも珍しくありません。
お肉を開封して一度空気に触れると酸化して品質も劣化しますし、真空パック機を使っても完全に真空になる訳でもありません。
そのため、冷蔵保存でも賞味期限は1週間持たないのですが、冷凍するとグンと長持ちしますよ。
- 賞味期限:美味しく食べられる目安の期間で、多少過ぎても食べられます。(最低でも1~2日保存が効くものに表示)
- 消費期限:安全に食べられる目安の期間で、過ぎると食中毒の危険性などが高まります(お弁当など数時間しか持たないものに表示)
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真空パックした肉の賞味期限切れは食べられる?
お肉を真空パックにした時の環境などにもよりますが、賞味期限切れしてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
空気がしっかり抜けていて、冷蔵庫に保存してあれば2~3日延びても大丈夫です。
ただし、もともとお肉は生もので長期保存に向いている食品ではありません。
家庭で細菌が混入している可能性も高いですし、一度空気に触れているため酸化を完全に防げるかというと疑問も残ります。
見た目や臭い、味に変化が出ないうちに早めに食べ切ってしまうのがベストです。
真空パック器のメーカーのHPなどにも肉や魚に関する注意書きがありますので、完璧に劣化を抑制することは難しいでしょう!
真空パックした肉の保存袋が膨らんできたら!
真空パックしたお肉の保存袋が膨らんできたら、細菌が繁殖して腐敗が始まっている証拠です。
腐敗したら食べることはできませんので、すぐに処分してしましましょう!
お肉は冷蔵庫に入れておけば賞味期限は多少延びますが、真空パックの落とし穴として「酸素を好まない細菌」がいます。
特に嫌気性細菌のウエルシュ菌、通性嫌気性桿菌のサルモネラ菌などは、酸素がなくても活動できますので注意が必要です。
偏性嫌気性菌で毒性の非常に強いボツリヌス菌も稀に食中毒を起こしますよね。
細菌による腐敗が始まるとガスが保存袋に充満して膨らむため、もったいないですがお肉は食べないように気をつけてくださいね。
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真空パックした肉の賞味期限!冷凍すると長期保存も!
真空パックしたお肉を冷凍すると、賞味期限がグンと延びて1年ほどになります。
冷蔵ではたったの5日ほどですので、冷凍庫に入れておくだけで長期保存も夢ではありません。
おまけに真空状態になるため、乾燥や酸化による「冷凍焼け」を起こさないのも大きなメリットです。
たとえ真空パックにする際に細菌が混入しても、マイナス18℃ほどの冷凍庫の中では活動できないことがほとんどです。
細菌がお肉をエサにして毒素を吐かない限り、腐敗することもありませんね。
ネットでは「1年半でも大丈夫だった」との声もありますが、真空パック器のメーカーを信じて1年ほどの保存にした方が無難ですね。
海外での研究によるとサルモネラ菌やカンピロバクターは冷凍庫でも生きていられるようです。
ただし、食中毒を起こすまで繁殖できるかといえば、非常に困難といえるでしょう。
真空パックと冷凍のダブルの効果で、美味しいお肉を長期間保存できるのは嬉しいですね!
真空パックした肉を冷凍した時の解凍法は?
冷凍のお肉は真空パックに入れたまま、冷蔵庫で時間をかけて解凍するのがベストです。
最低でも半日はかかりますので、朝冷蔵庫に移しておけば夜は美味しいお肉が食べられると思います。
お肉のボリュームによっては1日かかることもありますので、前日に冷蔵庫に移動させて保存しておきます。
性質上、お肉は急激な温度変化を嫌いますので、電子レンジでの解凍はNGとなります。
最悪、お肉のドリップ(血汁)が溶け出てしまい、一緒にたんぱく質や旨味成分が流れ出てしまいます。
水分も失われてパサパサした食感になることもあるため、冷蔵庫で解凍するようにしてくださいね。
食べようとした時にまだ少し凍っている場合、真空パックにしたまま直接氷水に浸ける「氷水解凍」がオススメです。
急激な温度変化を防げますので、少し急ぎたいという時も有効な方法です。
冷凍した肉の室内解凍はNG!
「自然解凍が一番」という人も多いですが、冷凍したお肉は常温での室内解凍もNGです。
特に暑い夏場だと、冷凍庫と室内の温度差が40~50℃以上に達することもあります。
室内解凍もドリップが溶け出してしまうため、メリットはありません。
冬の場合も暖房をつけている可能性がありますので、基本的には冷蔵庫での解凍を選んでくださいね。
ジューシーで美味しいお肉を食べるためには、時間をかけて解凍するようにしましょう!
幸い、真空パックにかける保存袋は簡単には破れないほどフィルムが厚いため、じっくりお肉の温度を上げることができますよ。
逆に冷凍保存する際は急速冷凍した方がよいため、1つの袋に詰め過ぎないように真空パックしてくださいね。
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真空パックした肉の賞味期限は?冷凍すると長期保存も!解凍法は?のまとめ
真空パックしたお肉の賞味期限を中心に、保存法や解凍法までご紹介しました。
冷蔵より冷凍の方が格段に保存性が上がりますので、賞味期限にもかなりの差が出ますよ。
手動の真空ポンプ付の保存袋であれば比較的安価で購入できますので、真空パックも試してみてくださいね。
すき焼きでもしゃぶしゃぶでもその他の鍋料理でも、余ったお肉は簡単にストックしておけます。
また、解凍せずに凍ったお肉を直接調理するのも避けた方がよいです。
お肉は急激な温度変化を嫌うことも覚えておいてくださいね!
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